昨日、司会を担当させていただいた
全10回に及ぶイベントが終了しました。
映画館で映像を観て、専門家の先生の話を聞くイベント
「学べるシネマ」
今回のテーマは今話題の「腸内フローラ」
こんにちは!
フリーアナウンサー
話し方講師・コミュニケーションコンサルタント
三島 澄恵です😊
ブログをご覧くださりありがとうございます❣️
腸内フローラのフローラとはお花畑を意味しますが、
腸内の棲む細菌を総称し、
様々な細菌がたくさんいることをイメージしています。
さてその細菌ですが、
重さにするとなんと1キロにも及ぶそうです。
腸の中に、1キロもの細菌を飼っているとも言えます。
そしてそれらの細菌が、
私たちの健康に深く深く関わっていることが
最近の研究で分かってきました
イベントで講演された
専門家の先生のお一人の伊藤裕(いとう ひろし)先生。
慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科の教授で
様々なメディアにもご出演になっているので、
ご存知の方も多いかもしれません。
伊藤先生のお話の中で興味深かったのは
抗生物質と花粉症のお話。
抗生物質は感染症を抑えるなど治療には欠かせないお薬ですが、
必要以上に飲むことで、体に必要な細菌(善玉菌)にも影響があり、
結果、腸内細菌に乱れが生じるんだそうです。
小さい頃から抗生物質を必要以上に飲んだことにより
腸内細菌が乱れ、
花粉症を引き起こしているのではという見解も述べられました。
とはいえ、治療に欠かせない抗生物質。
お医者さんに出されたら、
当然飲まないといけないと思いますよね?
伊藤先生曰く
「抗生剤が処方されたら、
主治医に一度、この抗生剤は本当に必要かと尋ねるといいですよ。」とのこと。
その時に主治医の先生が
「これは必要です。」と言われれば飲む必要があり、
もし「では、やめておきましょうか」と言われれば
飲まなくても大丈夫である可能性が高いということでした。
抗生物質といえば、私の甥っ子で苦い経験があります。
風邪で病院にかかり出された抗生剤。
弟のお嫁さんも、
抗生剤が子供にはあまり良くないということを聞いていたこともあり、
自分の判断で抗生剤を飲ませるのを控えた結果、
その後、甥っ子は肺炎に近い症状になったことがあります。
今はインターネットで様々な情報が得られれますが、
見ていると「抗生剤は悪」のような極端な風潮も見受けられます。
けれど、そうではないんです。
必要な時は、やっぱり必要。
伊藤先生のお話では、
抗生剤を飲む必要があるときは、
腸内環境を整える手助けをするような
ヨーグルトや発酵食品などを食べることも効果があるようです。
さて、その腸内フローラ。
ここ数年の研究で、肥満・糖尿病、ガンなどの病気のほか、
パーキンソン病や自閉症、うつ病などにも関わっている
という研究結果が続々と出てきています。
そして、健康な人の便を患者さんの腸に入れる治療なども
特定の疾患によっては行われています。
まだまだ未知なる私たちの腸内。
様々な病の解明に、
そして治療に広がっていくことを願わずにはいられません
想いが繋がる世の中に。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
UNITED WAVES 合同会社
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