こう話すと力強く聞こえます

数日前にも、菅首相の話し方について書きましたが・・・
昨日、新型コロナウイルスの急速な感染拡大によって緊急事態宣言の対象地域が広がりました。その発表を行なった菅首相ですが、緊急性や重大性が伝わりにくいと、改めて感じた会見でした。

どうすれば、緊急性や重大性が伝わる力強い話し方になるのか?
今日は、昨日の会見の冒頭の文章を使ってちょっとしたコツをお伝えします。

まずは、そのコツですが、それは、「言葉の始まりをはっきりと言う」ということです。この「はっきり」というのは、主に、声の大きさや張り、強さ、音の高さ、発音の明瞭さがあります。


それでは、実際に「言葉の始まりをはっきりと言う」点を意識して言ってみます。
あえて少し大袈裟な表現をします。
*音声はRadiotalkでお聞きください
Radiotalk→ https://radiotalk.jp/talk/457583


「先の1都3県に続き、他の地域においても厳しい状況が続いています。みなさんも不安に感じておられることと思います。
しかし、この厳しい状況を好転させるためには欠かせない措置であることを、ご理解賜りたいと思います。
必要なことは、あらゆる手段を尽くして取り組んでまいります。制約の多い生活で、ご苦労をおかけいたしますが、何としても、乗り越えていかなければなりません。国民の皆さんのご協力をお願い申し上げます。」



いかがでしょうか?
力強く聞こえましたか?
「言葉の始まりをはっきりと言う」に加えて、声のトーンや間の取り方、抑揚なども関係しています。

例えば、優しい感じで言うと「国民の皆さんのご協力をお願い申し上げます。」となり、先ほどの力強い感じとは、全く印象が変わります。
話す内容や伝えたい気持ちに合わせた表現ができると、さらに思いが伝わるようになります。


しかし、今回の会見のように原稿を読むというのは、トレーニングをしていなければ不自然な話し方になり、どうしても気持ちが伝わりづらくなります。そのため、菅首相も、不自然な話し方になっています。
例えば、助詞(てにをは)や文末の音伸ばしや音の高さです。菅首相はこのようになっています。
「制約の多い生活で⤵️ ご苦労をおかけいたしますが⤴️ 何としても、乗り越えていかなければなりませ⤵️ん。国民の皆さんの⤴️ご協力を⤴️お願い申し上げます。」という具合です。


他にも菅首相は、「サ行」「タ行」「ラ行」など、舌を使って出す音が不明瞭です。先の文章の中でも「なんとしても」というところを「なんとちても」と言っています。
発音不明瞭というのは、単に聞こえづらさだけでなく、印象にも直結します。サ行が不明瞭だと、どうしても幼い印象を与えがちになります。
幼いことどもが、「おかあさん」というのを「おかあたん」と言うような感じです。


ここでは、菅首相を例に上げましたが、リーダーの方がスピーチや挨拶される時に、このような話し方は多々見受けられます。
原稿を読むことが悪いわけではありません。原稿を読むときも話し手の想いや考えが、聞いている人に伝わるように、ぜひ、トレーニングをなさってみてください。



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大嫌いだった剣道


こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

唐突ですが、あなたは、嫌だなと思って続けていたことが、
今役に立っていると思うことってありますか?

えっ?急に何の話?と思いましたよね。



昨日は節分の話をしましたが、節分と言えば豆まき。
豆まきといえば鬼。

鬼といえば・・・今は、鬼滅の刃を思い浮かべる人多いんじゃないですか?
そうその鬼滅の刃ブームで、剣道を始める人が増えているとかいないとか、そんな記事をみて、大嫌いだった剣道のことを思い出したんです。


実は私、小学2年生から中学三年生まで剣道を習っていました。
ただ、いつのころからか、剣道が大嫌いになり、高校の推薦入学の話も断ったくらいです。
当時、「絶対に、高校では剣道をしたくない!」泣きながらそう両親に訴えました。両親は剣道で行って欲しいと思っていたようですが。
 

私が剣道を嫌いになった理由はいくつかありますが、
中でも、学校から帰っての自宅での稽古(練習)だったように思います。

 私には弟がいます。 
この弟の稽古に、私は小中学生の頃つき合わされていました。
「付き合わされていた」と言っているところから、やりたくなかった感が伝わるでしょう(笑)

稽古で教えていたのは私の父です。剣道未経験者にもかかわらず、的確なアドバイスと稽古で弟はメキメキと才能を伸ばして行きました。
 
怖い父の前に「稽古はイヤだ」と言えずに、中学三年生の頃には、道場の稽古もさぼることも増えました。
あるとき、稽古に遅れて行った時、もたもたしている私に父が近づいてきて竹刀で私の胸部を突き、そのまま後ろに飛ばされたなんてこともありました(^^;)
 
「剣道なんて、絶対にイヤだ!!!!!」
 
そんな心の叫びと共にすっかり離れてしまった剣道ですが、
なぜか、今になってその良さや有り難さを感じてるんです。

それは、話すことにもつながることが多いからです。
剣道のおかげで、体全体を使っての声の出し方が自然に身についていました。
声がいいねとよく褒められますが、剣道のおかげかもしれません。


ちなみに、剣道は、打突。いわゆる、面やコテ、胴などを打った瞬間に声を出します。声を出して打つと、その瞬間に、しっかりと力が入るんです。しかも、腹筋を使ったいい声が出ます。

例えばあなたも、重たいものを持ち上げる時に、
「よいしょっ!」と言ったりしませんか?
声を出すと言うことと、力が出るって、実はつながっているんですよ。


他にも、間の取り方や目線の送り方など、
話すことにも繋がることが、本当にたくさんあります。
 
さらには、剣道の精神性です。
剣道は「剣の理法の修練による人間形成の道である。」と言われます。
黙想をして心を落着かせたり、稽古前後や試合前後もそうですが礼に始まり礼に終わります。
 今思い返せば、当時は分からなかった(イヤで気づけなかった)多くの学びをもらっていたんですよね。


あなたは、いやでも続けてよかったことってありますか?



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節分は2月3日じゃないの⁉️

今年の節分の日は2月2日なんですね。
みなさん、ご存知でした?

スーパーに買い物に行ったら、恵方巻の案内とともに、
「今年の節分の日は2月2日です。お間違い無いように。」というアナウンスが流れていました。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

節分は二十四節気の一つ「立春」の前の日で、
立春は、春分や秋分とともに太陽と地球との位置関係で決まります。

地球が太陽を1周する時間は365日より6時間弱長いそうで、
4年で約24時間のずれが生じます。
そのため、うるう年として2月29日を入れて解消しているものの、
これだと45分ほど増やし過ぎてしまうそうで、
暦がずれてしまうんです。

ちなみに私は、9月23日の秋分の日生まれです。
去年は、秋分の日は9月22日でした。

子供の頃は、学校がお休みなので、友達にお誕生日おめでとうを言ってもらえずに、なんだか寂しいなと思っていたんですが、大人になってからは、誕生日が休日というのは、ちょっと特別な感じがしていたんですよね。
なので、今年は、特別感が薄れて寂しいなと思ってしまいました。

誕生日は、自分が生を受けたかけがえのない日。
誰にとっても、最も特別な日じゃないかな〜と思っています。

さて、話が逸れてしまいましたが、
今年の節分は2月2日。
節分から新しい年の始まりとも言われています。
1月に気持ちを新たにしたものの、
いまひとつ上手くいかないと感じていることは、
節分を節目にしてもいいかもしれないですよね。

そういえば日本は
4月から新年度という節目があります。
気持ちが入れ替えられるタイミングがいくつもあって、
三日坊主の私的にはありがたいです。

さてさて、何をはじめようかな〜。
みなさんも、もう一つの新年から新しいチャレンジはいかがでしょうか?



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太陽の神様も笑顔に心を奪われた

今日は成人の日。
成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます。
けれど、今年の成人の日は、成人式が中止になっている地域も多いようですね。人生の節目で一生に一度のことが中止になるみなさんのことを考えると、心が痛みます。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

コロナによって世の中は本当に大きく変わりました。私自身も、とても暗い闇の中にいるような気分になることも多々あります。けれど、こんな時こそ、笑顔を忘れてはいけないなと思っています。

日本の神話には、太陽の神様アマテラスが天の岩戸に隠れてしまい、世界が闇に包まれてしまったというお話がありますよね。ご存知の方も多いと思います。
そのアマテラスが天の岩戸からおでましになるきっかけは、天の岩戸の外で、芸能の神様アメノウズメが舞い踊り、神々が楽しく笑い出した声が聞こえたからです。

その様子を岩戸の中からのぞき見たアマテラス。その瞬間に、力の神様タヂカラオが岩戸の石をポーンと投げ飛ばし、アマテラスをお迎えしました。そうしてお出ましになったアマテラスによって、世界は再び光に照らされるようになったという神話。

*写真は、宮崎県の日之影町の大人神楽(おおひとかぐら)
「戸取」という演目で、画面右の岩戸を戸の向こう側の奉仕者と、タヂカラオが引っ張り合う激しい舞です。

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この話を思い返しながら、笑うって大切だな、笑顔って大切だなって思ったのです。暗い闇の中を明るくできるのは、一人一人の笑顔。だって、太陽の神様さえもその笑いに心を奪われたのですから。
世の中を照らしてくれている天照大神に感謝しつつ、その光が閉ざされないように、こんな時代からこそ笑顔でいたいなと思った神様のお話です。

成人の日。
毎年、その晴れ姿をニュースや街中で見ながら、若い人の笑顔に力をもらっていましたが、今年はその姿を見る機会が少なく寂しさも感じます。何より、成人を迎えたみなさんが一番辛い思いをされているだろうなと思います。
けれど、人生の節目。一生に一度のこの日に、心からの祝福を送ります。
これからの人生が、ますます豊かに実っていきますように!



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日本のリーダーの話し方にがっかり



首都圏では2回目の緊急事態宣言が発出され、ステイホームという人も多いんでしょうか?

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

私はコロナ禍になった去年から、仕事がほぼキャンセルになりステイホームをせざるを得ない状況です。けれど、ステイホームだからこそスタートできたオンラインの企業研修や話し方トレーニング。今は、より活用していただけるようにとプログラムを考えています。


ところで、今回の緊急事態宣言は前回のような徹底した自粛にはならないようですね。。。
その原因は、日本人の多くがコロナ慣れし始めていたり、「自分はかからない」という正常性バイアスが働いていたりするのかなと思っています。そしてもうひとつは、政府からの危機感が国民に伝わっていないと言うことがあるように思います。
菅首相の会見を見ましたが、全く心に響いてこないですし、どこか他人事として話している感じさえ受けてしまいました。


それはどこにあるのか?


菅首相はというと、官房長官時代の印象が強く残っているというのもありますが、書かれている原稿を下を向いて、ひたすら「読んでいる」と言う点が大きいと思っています。抑揚が少なく、表情も変化無く話し続けています。言葉に心がこもっていないように感じられます。これは、菅首相の話し方のスタイルなのかもしれませんし、ポーカーフェイスと言えば聞こえがいいのですが、緊急事態を呼びかけるリーダーの話し方としては、やはり弱いです。

他にも、テレビ出演時にキャスターとの質疑応答のやり取りを見ていても、歯切れの悪さや自信の無さばかりが伝わってきて、見ているこちらとしては、「これからの日本は大丈夫なのだろうか?」という不安が大きくなってしまいます。


菅首相の話し方で、リーダーとしては弱いと私が気づいた点をいくつかピックアップしました。


1.姿勢が前屈みになっていることで、弱々しい印象を作っている

2.手や目線が細かに動いていて落ち着かない
(手元の原稿が気になっている様子も見受けられました)

3.声に張りがなく、語尾にしたがって弱々しかったり、息で話している

4.言葉を選びながら話しているものの具体的な数値や目標が示されず、言葉が曖昧になる

5.肝心な言葉がスムーズに出てこない


原稿があるときは、言葉が用意されているのでそれを読めばいいのですが、対話になると、菅首相の話し方にはご本人の自信のなさが全て表れているように私には見えました。実際、話し方には、その人の心の内が全て表れます。自信のない時は自信のない話し方になり、逆もまたしかりです。
菅首相の場合、これまでご自身が作ってきた政策で上手く行っていると思われているものは、声にも張りがあり、言葉もはっきりしています。しかし、そうでない部分を話す時は、先に書いたように声に張りがなくなり、言葉を濁したり、曖昧な表現で話しているように聞こえています。

そういえば、茂木外務大臣の韓国への抗議の会談映像を見ましたが、これもまた、原稿を読んでいて、何も伝わってこない・・・
日本人のリーダーが、こんな話し方でしか伝えられないことが、とても恥ずかしいと思ってしまいました。

私は政府を批判したいわけではなく、きちんとした意思表示をリーダーとし伝えて欲しいと心から思うのです。


ちなみに、「自分の顔を聞き手に向ける」「原稿を読む時は自然に話せる練習をする」この2つは、皆さんもプレゼンテーションやスピーチの時に役立ちますよ!



目線を相手に向けるというのは、とても重要な意味があります。それは、「私はあなたの存在を認めていますよ。大切にしていますよ。」というサインでもあるからです。

「原稿を読む」というのは、講演会や何かの挨拶の時にもよく見受けられますが、原稿を読むと、抑揚がつかなかったり、変な抑揚がついてしまって聞きづらかったりします。とはいえ、大切なことを伝える際は原稿があった方がいい場合もあります。原稿を自然に話すには、トレーニングが欠かせません。原稿をみているけれど、まるで見ていないように自然に話すスキルは、練習すれば誰もが身に付けられます。


伝える言葉はとても大事です。
そして、その言葉に命を吹き込み、聞いている人の心に響くように表現するということもとても大事です。
あなたの想いが相手に届くためには、ぜひ、トレーニングをしてみてください。


トレーニングのコツは、また次回!


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生放送の恥ずかしい大失敗


また、ラジオで話したいな〜と思っていたのですが、「それなら自分で始めれば良いんじゃない⁉️」そう思って、noteに書いた文章を録音して、ラジオ配信アプリ「Radiotalk」とYouTubeにアップすることにしました。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

私はNHKのFMでパーソナリティをしていたのですが、担当した初めての番組は生放送でした。月曜日〜金曜日までのおよそ1時間。リスナーの方のリクエストとゲストの方とのトークをお届けする音楽番組です。
8年間、パーソナリティを務め、並行してテレビの仕事もしていましたが、ラジオにはテレビにない面白さや、奥深さがあるな〜と感じていました。


その中でも生放送ならではの失敗やハプニング。笑えるものから笑えないものまで、本当にたくさん経験しました。
いまでも鮮明に覚えているのが、曲紹介の大失敗です!

当時はまだ葉書でリクエストを受け付けていたんですが、葉書に書かれていたのは松田聖子さんの「裸足の季節」ただ曲名はリスナーさんが書き間違えていて、「裸の季節」と書かれていました。それを見ながら、私は心の中で「絶対に言い間違ってはいけない。『裸足』の季節・『はだし』の季節」と言い聞かせていました。

そして曲紹介、しかも生放送。絶対に間違えられない闘いがそこにはあったはず!なんですが・・・そう、みなさんのご想像通り、
私は「松田聖子さんで裸の季節、お聞きください。」と言ってしまったんです。


けれど、私は全く気づかずというか、正しく「裸足」と言ったとつもりだったんです。曲紹介をしても曲は流れず、私のヘッドホンに「「裸足!裸足!間違ってるよ!」と、先輩からの指示の声が飛んできました。それを聞いて慌てて訂正。
無事に曲が流れ始めたものの私は、穴があったら入りたいくらいの恥ずかしさで一杯に・・・その後も続く生放送は、何を話したか全く覚えていません。
「はだし」と「はだか」では大きな違い!!聖子さん、本当に申し訳ありませんでした〜!!


この時の教訓は、頭で理解していても、文字として書かれていることの方に、人の意識は行ってしまうということ。
「間違いがわかっている言葉は訂正しておこう!書き直そう!」と強く思いました。

ラジオに限らず、みなさんもプレゼンテーションやスピーチの時に、メモを見て話す時はお気をつけくださいね。思わぬ言葉が出てしまうということがあるかもしれませんよ。って、間違いを書き直さない人はあまりいないですよね〜


けれど、こういう様々な失敗やハプニングが、生放送の醍醐味でもあります。そしてそれが、場の雰囲気を和らげたり、明るくすることもあるんですよね。私が間違えた時、ラジオの向こうで吹き出しリスナーさんがいただろうな〜と、笑いになってくれていたらそれでいいか!そんな風に今は思っています。

お互いの顔が見えないラジオだからこその魅力。
ラジオで生まれる声の繋がり。これから楽しみたいと思います。


このブログは音声でもお聞きいただけます。
お時間がありましたらお付き合いください。

sumieのぶろぐラジオ
https://radiotalk.jp/talk/452229


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今日は石の日・石に願いを


「きゃ〜!」
毎朝、必ず体組成計に乗っているのですが、昨日から今日にかけての体重の増加にびっくり!朝から悲鳴を上げてしまいました。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。
いやはや、年末年始、何よりお正月は、美味しいものをたくさんいただくものの体を動かす時間が減るので体重って増えてしまいますね。


今日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか?
私はスロースタートの2021年ですが、こうやってブログを書くことも仕事のうちと言えば仕事のうち。今年は出来る限り毎日書こうと思っています。
ただ、書こうとすると「ネタが思いつかない!」「何度も書き直ししなきゃ!」「とても時間がかかる。」など、書くことが負担に感じられるようになってしまいます。
文章を書いたり、話したり、言葉を形にするときに、私の頭の中では様々な考えが巡ります。言葉の使い方、文法などの基本的なことはもちろんですが、特に「見聞きする人にわかるか?わかりやすいか?」「人を傷つけることはないだろうか?」この2点を考えながら言葉を選ぶので、とても時間がかかります。
そうして「いかにしたら、文章を効率的に(できれば魅力的に)書くことができるのか?」そんなことを考えることに時間を取られて、書くことから遠ざかるという繰り返しをしています。


そういえば、放送局時代、毎日のラジオ番組の生放送のオープニングで話す話題を、新人時代はなかなか見つけられずにいました。そんな時に活用していたのが、「今日は何の日?」という雑学ネタです。毎日毎日、様々な記念日があって、実はとても面白いんですよね。


ちなみに今日は、1月4日。1(い)と4(し)の組み合わせで「石の日」。
石は昔から神様の寄り付く場所として尊ばれていて、この日に願いをかけた石の物(お地蔵様や狛犬、道端の小石など)に触れると願いが叶うと言われているんだそうです。



今日から仕事始めで新たな気持ちで臨む方も多いでしょうし、受験や就職活動など様々な願いを持っている人もいると思います。
今日の石の日に、何かしら石でできたものに願いをかけてみるのもいいかもしれませんね。願いが叶いますように!

追記
私は、父が作ったお地蔵様に願いをかけます。
父曰く「お地蔵様は、いつも手を合わせて、私たちの幸せを拝んでくれているんだよ。」とのこと。このお地蔵様には、父のそんな想いがこもっているんだろうなと思います。

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脳の不思議・脳の可能性

福岡の実家に、宝船の御朱印を送っていたら父から電話がありました。
「1月2日に枕の下に宝船の絵を敷いて寝ると良い初夢を見られるんだよ。」と。

そう聞けば、やらないでいられないのが私の性分。
おかげで今朝は、気分良く目覚めました。夢を見たかは覚えていないので、ぐっすり眠れていたんでしょうね。
みなさんは、どんな初夢を見ましたか?

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


昨日1月2日に、叶えたい願いを思うままにノートに書き出しました。
何年かかかりそうな大きな願いもあれば、今年の早い段階で形にして行けることなど様々です。
例えば、実家を建て直すという大きなものから、私の歩む方向性をつくるという漠然としたものもあります。他にも、ラジオ番組を持つ。経営者のカウンセラーになる。のめりことをする。ブログを毎日書く。体幹トレーニングを毎日行う。などなど、思うままに書き出しました。
その中でも特に今年は、脳に関しての学びを深めたいと思っていて、年始から脳の最新研究に関しての本を読んでいます。

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私は自分自身の心のケアのために20代半ばから脳と心理について学んでいますが、脳というのがとても不思議なものだと思い始めたのは、父が脳出血で倒れた25年前。父の後遺症を知ってからです。脳出血で左半身麻痺になった父ですが、それとは別に視床痛という痛みが残りました。この視床通は、体が傷ついていないのにもかかわらず、脳の誤信号でものすごい痛みが出るというものです。
父はよく「生花で使う剣山の上を歩いているようだ。」と言っていました。はたから見ると怪我もしていないのに痛みがあるというのは信じられず、当時20代だった私は「父は本当に痛いのだろうか?」そう思ったことさえあります。

最近は、知り合いが脳のMRIを撮った時に、脳の一部分が無いということが判明。その知り合いはもう40代なのですが、生まれてから今に至るまで普通に生活をしてきています。脳は機能しない部分を、他の部分で補うことがわかっています。もしかしたらその知り合いは、生まれてからしばらくして、その部分を他の部分が補って過ごしてきたのかもしれません。


私が企業研修などでよく話す脳の働きの一つに「ミラーニューロン」があります。ミラーニューロンは、相手の表情や行動などを真似する脳の神経細胞です。
例えば、ミラーニューロンは相手の表情を即座に真似をするのですが、そうすることで、相手が今どんな感情なのか、何を考えているかなどを理解しようとしていてコミュニケーションを円滑にするために欠かせないということもわかっています。
そう考えると私たちは、周囲にいる人から大きな影響を受けていると考えられます。
例えば、チームワークをとる時にリーダー的存在の人が不機嫌そうだと、チームの人全員がそのリーダーに影響されるということを経験した人は少なくないと思いますが、これもまた、ミラーニューロンの働きによるものと考えられます。
私たちは影響を受けることもあれば、相手に影響を与えていることもあります。それは脳の無意識の働きだと分かっていれば、自分がマイナスの感情に引っ張られる時もどうしたらいいか解決策が見えてきます。

脳の不思議。
脳の可能性。
いままでも、研修や話し方のトレーニングをする時に、脳の働きを生かしながらプログラムを作っていますが、今年はさらに内容をブラッシュアップさせていこうと考えています。



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言葉の力は偉大だ


あけましておめでとうございます!
2021年の幕開けの昨日は初詣も控え、自宅で過ごした静かな元日になりました。
そんな中でも、ありがたいことに郵送をお願いしていた刺繍の御朱印が届いたので、神棚に飾り、心は普段お礼参りに伺っている神社へと向かうことができました。

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フリーアナウンサーの三島澄恵です。
2021年も、どうぞよろしくお願い致します。


1年の始まりに手に取った一冊の本があります。
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」という本です。夫が興味を持ち注文していたようで、1月1日に届きました。(元日に届けてくださった配達員さん心から感謝しております。)
タイトルを見て私も興味津々。早速、元日から読み始めました。そうして思ったことは・・・


「言葉の力は偉大だ」ということです。


そして、私はこれまでもらった言葉でできていると思ったのです。これまで出会った人たちや出会った本や街中でふとした時に見たもらった言葉など、そのひとつひとつが私の心の中に刻まれて、時に励まされ、時に勇気づけられ、時に慰められ、時に癒され、そして、前に進む力を与えてもらってきたのだと思ったのです。それはこれからも続きます。

だからこそ、関わりのある人に対しても、私自身に対しても、心が前に進めるような言葉を使おうと思います。

言葉の力は偉大です。
そんなことを改めて思い直した2021年のスタート。

みなさまも自分にとって良き言葉に出会える一年になりますように。
そして、良き年となりますように心から願っております。


追記
今年私は年女。
牛のようにどっしりと、じっくりと、粘り強く歩んで行きます。

2021年賀状_プライベート.001



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こんな一年だったからこそ気づいたこと

2020年もまもなく締めくくり。
今年は、クリスマスも年末も、あまり実感のないまま迎えています。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


2020年は、本当に様々なことを考えさせられた一年でした。
今までの当たり前だと思っていた日常が、どれほど幸せだったのか・・・

私にとっては仕事もその一つです。司会はもちろん、研修講師としても、予定されていたことはほぼ全てが中止になりました。
人の生き死にが最優先であるときに、私の行っている仕事は全く意味をなさないんだという現実をつきつけられ、自分自身の存在価値は無いのだと、強く感じながら過ごしてきました。


そんな年末に、私にとってありがたい報告が届きました。
話し方のトレーニングを5月くらいに受講された大学講師の先生から、授業アンケートの結果と共に、お礼のメッセージをいただいたのです。



「110名程度の学生さん、2クラスのアンケートの一部です。
 話し方の部分、頑張った甲斐がありました!
 そこにつきるのかと、思いました!
 いつも三島さんからのフィードバックを見ながら、やってきました。
 何よりも聞いている人からの評価だと思うので、課題としてたところが
少しでもクリアできて良かったです。
 この調子で頑張ります!
 一番頑張れた内容でした!
 適切に自分を評価してくださり、どうしたら良いか、しっかりと導いてくれる
 三島さん、これからも宜しくお願いします!」



学生さんのアンケートには、「話しが聞きやすかった。」「間の取り方が良かった。」「わかりやすかった。」など、様々な感想が記されていました。

この講師の方は、大学の授業がオンラインなったこともあり私のトレーニングを受講されました。アンケートの結果は、講師の方ご本人の努力の賜物ですが、こうやって報告をいただくと、私ができることで少しでも役に立てることがあるんだと、心からうれしくなりました。



私は中学生くらいの頃から、悲観的に自分のことを捉えているところがあります。
「この世から私がいなくなって悲しむ人がいたとしても、困る人はいない。」と、そんな考えが、いつも頭の片隅にあります。そして、今年はコロナ禍によって、さらに自分の無力さを感じるばかり・・・

そういう中での今回の報告に、これからどう仕事をしていけば良いのかを、改めて考えさせられました。
この講師の先生以外にも、話し方レッスンを受けてくださっているお子さんの保護者の方からの労いの言葉や、トレーニングを続けて改善された方の喜びの声、企業研修でも役立ったという声など、私にとって本当にありがたい感想を頂戴しました。
今までも、そういうお声をいただいて仕事への糧になっていましたが、今年はその言葉一つ一つに、これまで以上に私自身が励まされ続けてきました。



来年2021年は、これまで通り、私にできることを精一杯取り組んでいこうと思っています。そして、今まで以上に学びを深めて行きたいと思っています。特に、脳と心理に関しては、より知識を深めコミュニケーションや話し方に取り入れたトレーニングを行って行きます。


2020年は、思うように動くことができず、焦りや不安でいっぱいの年でもありましたが、これまでの日々が、どれほど恵まれて幸せだったかということにも気づかせてもらった一年でした。だからこそ、今を大切に精一杯生きていくことを、来年2021年は意識して過ごしていこうと思っています。

このブログにお付き合いくださったみまさま、ありがとうございます。
来年も、よろしければおつきあいいただけるとありがたい限りです。


どうぞ、良いお年をお迎えください。
2021年が、素晴らしい一年になりますことを心から祈っております。



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