細胞は音を奏でている!?

*アイキャッチ画像はイメージです。本文に細胞の画像がありますので、ご参考ください。

ここ数日、私がこれまでどのように声を鍛えてきたかを綴っていますが、今日は少し離れて、細胞の音に関してです。

つい先日、アメリカの科学誌「ウォータージャーナル」で、ガン細胞が発する音は不協和音になっていると説明されていました。

この発表を見て驚いたのは、大きく次の3点です。

・私たちの細胞は音を発していて、しかも、その音は可聴域であること。

・健康な細胞とストレス下の細胞は違う音を発しているということ。

・音を可視化したことで、健康な細胞とガン細胞の調和の違いを発見したこと。

こちらはWater Journal の内容がまとめられています↓
英語なので、グーグルの翻訳機能で私は読みました。
若干、分かりづらい翻訳の部分がありますが、原文のサイトと合わせて原文を翻訳した記事全文を最後にご紹介します。

タイトル:Harmony Becomes Cacophony: When Healthy Cells Become Cancerous

https://www.greenmedinfo.com/blog/harmony-becomes-cacophony-when-healthy-cells-become-cancerous

Posted on: Friday, January 17th 2020 at 10:15 am
Written By: John Stuart Reid


Water Journalのサイト↓
http://waterjournal.org/volume-11/reid

上記の画像は、左が健康な細胞で、右がガン細胞ですが、健康な細胞に比べるとガン細胞は明らかに歪んでいます。ちなみに、左は曼荼羅みたいだなと思いました。

細胞自体が急に歪んで不協和音を発してしまうのか、外的要因で細胞の不協和音を生んでしまうのかは分かりませんが、体の細胞一つ一つが音を発しているならば、私たちの体は全体から音を発していることになります。そう考えると、私たちはいつも音の世界にいると言えるのではないでしょうか。

視覚は目を閉じれば遮ることができますが、聴覚は気づいていないだけで休みなく音を聞いている。しかも、外の音だけでなく、自分の話し声、自分の細胞の音まで。それは、周囲の人はもちろん、何より自分に影響を与えていると思うのです。

私の会社は、UNITED WAVESと言います。「音」「光」「人の想い」波動として伝わる3つの波を和合させ、人の心をつなぐことを理念としています。

波動は特別な機器を使わなければ目に見えず、普段は意識することが少ないのですが、この細胞の音の研究を知り、波が人と人をつなぐのだと改めて感じています。

「私が発する音の波は、周囲にも自分にも良い波でありたい。そして、その良い波を伝えていきたい。」そう強く感じています。

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っていますが、今回は文字数に制限を持たせずに記しています。

以下、こちらはWater Journal の内容をグーグルの翻訳機能の文章でご紹介します。

Posted on: Friday, January 17th 2020 at 10:15 am
Written By: John Stuart Reid

「調和が不協和音になる:健康な細胞が癌になるとき」

この記事の著作権はGreenMedInfo LLC、2020 
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健康な細胞と癌の「歌」の透視画像

癌手術と早期癌検出を改善するための新しい方法

Water Journalに掲載された研究では、癌細胞と健康な細胞の音を比較する新しい方法が説明されています。この方法は、腫瘍を除去するための人工知能支援手術の開発につながる可能性があります。テクノロジーの一形態は、早期のがん発見にも有望です。

歌う細胞

細胞が自然の代謝機能の特徴として音を作り出すという発見は、2002年にUCLAのジェームズ・ギムゼフスキー教授によって行われました。原子間力顕微鏡を使用して、彼と彼の同僚のアンドリュー・ペリング博士はセルの音は初めてであり、驚くべきことに、彼らは音が可聴域にあることを発見しました。つまり、耳が十分に敏感であれば、自分の細胞の音を聞くことができるでしょう。 (おそらく幸運ではないでしょう。)Gimzewski教授は、細胞生物学への新しいアプローチを「sonocytology」と名付け、「sono」(音)と「cytology」(細胞の研究)を組み合わせました。ペリング博士の記事「The Singing Cell」1で、「ストレス下の細胞を観察すると、さまざまな状況で細胞を観察すると、さまざまな音が発生します。実際、細胞の状態は、健康または癌の場合音を聞くことによって区別されます。将来的には、ソノサイトロジーの研究を、がん研究などの医学分野に統合できるようにしたいと考えています。細胞を聴くと、薬物や薬剤を使用せずにがんを迅速に診断できます音響細胞学はまた、腫瘍が形成される前に癌の検出を可能にするかもしれません。」

しかし、Atomic Force Microscopy2は技術的に困難であり、音響的に隔離された部屋と他の多くの厳しい予防措置を必要とするため、細胞の音を聞く他の方法よりも魅力的ではありません。 Rutgers大学のSungchul Ji教授とBeum Park氏、およびCymaScope.comのJohn Stuart Reid氏による研究(リンクについては以下を参照)で、研究者はラマン分光法3に由来する細胞からの音で作業しました。発見者であるインドの物理学者C.V.ラマン4は、レーザープローブが1つの細胞ではなく、通常は数千の細胞に当たる方法であり、光は無数の細胞膜の動きによって変調されます。多くの細胞がレーザービームに影響を与えるという事実は、ラマンシステムが細胞音検出のアクセス可能な方法を提供することを意味します。レーザー光は組織サンプルから反射するため、電子検出器によって収集されると同時にコンピューターによって聞こえる小さな変動を伴うため、診断ツールとして細胞の音が聞こえるようになります。

英国バーミンガム大学のRyan Stables5博士は、研究のために脳組織からの癌細胞と健康な細胞のラマン由来の音を提供しました。脳組織からの腫瘍の除去では、癌組織の縁を特定することが難しいことが多いため、脳神経外科医は大きな課題に直面しています。腫瘍の縁を正確に識別するために外科医を支援できるデバイスは、非常に有益です。 Water Journalに掲載された「CymaScopeによる水中の癌と健康な細胞の音のイメージング」に続き、Planck-Shannon Classifierによる定量分析が発表されたhttps://dx.doi.org/10.14294/WATER.2019.6最初のステップデジタルCymaScope6によって提供される視覚データに基づいてリアルタイムシステムを作成する方法について説明しました。CymaScope6は、サイマティック(可視サウンド)テクノロジーを使用する新しいタイプの機器です。音は、ガラスの指紋のように、医療用の水に刻まれ、音の視覚的な特徴を残します。タイトル画像は、がん細胞の正常な細胞の典型的なサイマスコープ画像を示し、がん細胞の不協和音は通常歪んだい画像を作成し、健康な細胞の調和した音は対称的で美しい画像を作成することを明らかにしています。

右上に信号処理を備えたフォアグラウンドのデジタルCymaScope

論文で提案され、Water Journalで公開されたシステムでは、脳外科手術中にラマンレーザープローブから発信される信号がデジタルCymaScopeに音声信号を提供し、それらを可視化します。視覚画像は、ビデオディスプレイを備えた特別に適合されたアイウェアを介して外科医に表示され、アイウェアに表示されるソフトウェア計算によりリアルタイムで導出されたデジタル番号で補強されます。この数値は、論文で説明されているJi教授の数式を使用して生成され、画像を分析することにより、外科医が切開を行う場所の決定をサポートします。

ビデオディスプレイを備えた特別に調整されたアイウェアで手術を行う外科医

外科医を支援することに加えて、癌細胞と健康な細胞を区別するこの方法には、癌の早期発見という重要な潜在的な用途があります。現在、病変組織の顕微鏡的研究および癌およびその他の疾患の診断には、組織サンプルの組織病理学的検査が必要です。認可された組織病理学者7のみが患者の組織サンプルに基づいて診断を行うことが許可されていますが、実際には認可された組織学者が少なすぎて、患者の診断が遅れる可能性があります。組織病理学を自動化できれば、熟練した技術者は読み値を取得し、特定のサンプルが前癌性、癌性、または健康であるかどうかを発見でき、治療がより迅速に処方されるか、良いニュースが得られる可能性があります。

医療モダリティでの音の使用は、治療および診断の両方の用途で毎年増加しています8、9、10、11、12、13、14、そしてこの薬物を使わない医学へのアプローチは、世界中の多くの医師や病院で歓迎されています。 「健康な細胞が癌になると調和は不協和音になる」というこの記事のタイトルに沿って、音は医学の大きな未来を持っています。これはすべての人が聞くべき声です。

参照資料

1.  Https://Www.Darksideofcell.Info/about.Html

2.  Https://Www.Nanoscience.Com/techniques/atomic-force-microscopy/

3.  Https://Www.Renishaw.Com/en/a-basic-overview-of-raman-spectroscopy–25805

4.  Https://Www.Nanophoton.Net/raman-spectroscopy/lessons/lesson-4

5.  Https://Www.Bcu.Ac.Uk/digital-technology/about-us/our-expertise/our-staff/ryan-stables

6.  Https://Www.Cymascope.Com/cymascope.Html

7.  Https://Www.Healthcareers.Nhs.Uk/explore-roles/doctors/roles-doctors/pathology/histopathology-doctor

8.  Https://Www.Cymatechnologies.Com

9.  Https://Www.Medsonix.Com

10. Https://Www.Kktspine.Com

11.  Https://Www.Uclahealth.Org/urology/prostate-cancer/hifu

12.  Https://Fusfoundation.Org/diseases-and-conditions/overview

13. Therapeutic ultrasound in soft tissue lesions. https://doi.org/10.1093/rheumatology/40.12.1331

14. https://www.mayoclinic.org/tests-procedures/ultrasound/about/pac-20395177

ジョン・スチュアート・リードは、音響物理学の研究者であり、音を可視化する機器であるCymaScopeの発明者です。彼は音の世界を40年以上研究しており、グレートピラミッドの音響研究を行ったわずか2人の男性のうちの1人です。彼の主な関心は、サイマティックスを目に見える音の新しい科学に発展させ、CymaScopeアプリを含むCymaScopeのアプリケーションを開発することです。CymaScopeアプリは、音声または音楽からリアルタイムでサイマティックエネルギーパターンを明らかにします。彼は、エルゼビアが発行した「The Mereon Matrix」で科学的観点からサイマティックスにアプローチする最初の章を執筆しました。彼は、イルカの言語を解読する先駆的な研究に携わっており、SpeakDolphin.comとの共著「海洋イルカのエコーロケーション音のイメージング中に発見された現象」をJournal of Marine Scienceで執筆しました。彼はヨーロッパとアメリカでの会議で講義をしています。

免責事項

この記事は、医学的なアドバイス、診断、治療を提供することを意図したものではありません。ここで表明された見解は、GreenMedInfoまたはそのスタッフの見解を必ずしも反映していません。

↑ここまでが、GreenMedInfo LLCの記事です。

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#7119

一昨日の深夜、夫が脈がおかしいと言って寝ている私を起こしました。

我が家には心電計があるのですが、それで測ると脈が乱れていることがわかり、救急車を呼ぶかどうか迷いまずは、救急安心センター事業#7119へ電話。

電話口では看護師さんが対応してくださったのですが、状況を伝えると「すぐに救急車を呼んだ方がいいと思います。」ということで救急車を要請しました。

実は、「#7119」に電話したのは、これで2度目。

前回は夫が左半身に異常を感じ電話。その時もすぐに病院に行くことを勧められましたが、タクシーで行くという判断になりました。

2回目とも大事には至らず安心しましたが、自分はもちろん、身の回りの人の異常を感じて救急車を呼んだ方がいいか迷った時に、どうすればいいのか?

「#7119」
知っておくと心強い番号です。

(349文字)

#7119については↓

https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html

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負うた子に教えられて浅瀬を渡る

小学6年生の甥っ子は、知らないことや興味のあることが話題になると、とても真剣に質問をしてきます。

目をキラキラ輝かせて。

アインシュタインは「宇宙で最も強い力は幅広い興味だ。」と言っています。様々なことに興味を持って知ろうとすることは、子どもに限らず大人にも必要なことですね。

そしてアインシュタインはこんなことも言っています。

「6歳の子どもに説明できなければ理解したことにはならない。」と。

甥っ子は小学6年生なので6歳よりも随分お兄さんですが、それでもわかりやすく説明をするのは骨が折れます。

放送では小学5年生にわかるように話すことを教わりますが、子どもにわかる言葉にしてアウトプットする力を磨く大切さ。改めて考えさせられました。

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」

子どもに教わることはたくさんありますね。

(350文字)

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できるが増えると継続も楽しい

私は小さい頃から三日坊主です。そんな私でも3年ほど続いていることがあります。

それは、プランク運動です。プランクというのは、腕立て伏せのような格好で肘をついて、その状態をキープする体幹トレーニングです。

始めた当初は、15秒程度。それから30秒、1分、1分30秒、2分と伸び、4分半できるようになりました。最近は、6分間で12種目入ったプランクを行えるまでになりました。そのおかげで体幹が鍛えられ、立っている時間が長い時でも楽に感じられるようになりました。

三日坊主の私なので、サボり心に負けて2〜3日休むこともあります。それでも、徐々にできることが増えて行きました。

継続は力なりと言いますが、できるが増えると継続も楽しく感じられるんですね。

(318文字)

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成人の日に思い出す一枚の写真

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今日は成人の日。
おめでとうございます。

いつもこの日になると、自分の成人式の日に両親と撮った写真を思い出します。

父が元気だった頃の最後の姿。

私が成人式を迎えた年の3月、父は脳出血で倒れ左半身不随になりました。

我が家は自営業。陶芸家の父と敏腕接客・販売の母の二人三脚で、私と弟の二人を育ててくれました。その大黒柱の父が45歳の頃に・・・

それでも父は、65歳くらいまで陶芸家として右手だけで絵付けをし、母はそれを支え、私たち姉弟は社会に出て、今を迎えることができました。両親には感謝しかありません。

今年父は古希。

とても激しい性格の父で、私は子供の頃から厳しく(今の時代だと虐待といわれるかも)育てられましたが、とても愛情深い父で私は大好きです。

親孝行できるように、またここからがんばろう!

(「今日は」〜341文字)

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心ひとつのおきどころ

*このブログでは、1分間で話せる300〜350文字を目安に、様々な話題を綴っています。

初詣。おみくじを引きましたか?
私は引きました⛩

記されていた神の教は
「憂さも、つらさも腹立たしさも、心ひとつのおきどころ」

結局は、自分がどのように物事を見るかで、楽しくも、悲しくも、腹立たしくもなるということ。

以前、研修で受講者の人から「私の携帯が鳴った時、三島先生は怖い顔をした。」と言われたことがあります😰

その時のことを私は覚えていないのですが、着信音に驚いたか何かで一瞬、表情が硬くなったんだと思います。それが相手には、怖い顔に見えたんでしょうね😥

「研修中に携帯が鳴った申し訳なさ」からかなと、私は解釈しています。

けれど、その程度で表情が硬くなってはいけないと反省。

にこやかに受け止められるよう、日々、身も心も穏やかにいたいと思います💖

全ての出来事にある気づき✨

今年はさらに大切に過ごします✨✨✨

(345文字)

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自分の力を引き出してくれる出会い

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

高校生最後の私の朗読の音声と、今は亡き恩師の声が入ったカセットテープ。
福岡から東京に仕事の拠点を移した際、お守りのような気持ちで実家から持ってきたテープで、いつかデータ化しようと思いながら、なかなか手をつけずに今日に至りました。

高校生の頃、放送部の課題で添削テープというのがありました。(上の写真左のカセットテープ)
毎日、アナウンスや朗読の原稿を読み録音したものを顧問の先生が聞き、添削の音声が録音されたものを家に帰って聞き、また自分の声を録音して提出していたテープです。

今聞けばまだまだ若くて青い私の朗読。
声も滑舌も表現も高校生。

そんな私に恩師が最後に残してくれたのは

「とっても良くなりましたよね。自然に出ているし。不自然なところが無いです。このように自分の声が十二分にあるんですから、表現を小さくするところは小さくしても十二分にやっていけるんですから変に声を作らない方がいいんですよね。これを基本に置いてください。」

という言葉でした。

この歳になり改めて聞く恩師の言葉。高校生の頃にはわからなかったこともよくわかります。

自然に話すこと、その時に持つ自分の声や表現力を十分に生かすこと。

私も生徒のアナウンスや朗読指導では恩師と同じことを何度も伝えてきました。大人のスピーチトレーニングでも、自然な話し方やその人がその時に持っている良さを生かしてもらうように伝えています。
表現力は年齢や経験で変わっていきますが、誰もが今その時に持ち合わせているもの。それを大切に表現して欲しいと思うからです。

私は高校生で放送部に入ったことで、アナウンスや朗読を学び始めました。入部当初は右も左もわからず、恩師に教わるがままに練習をしていましたが、高校2年生の時には、NHK杯全国高校放送コンテストのアナウンス部門で全国2位(高校野球でいう甲子園)を頂けるほどに上達させてもらいました。
何より、アナウンスを仕事にでき、今も続けられているほどの基礎を教えてくれました。

どんなこともそうかもしれませんが、自分が持っている力を発揮するには、

導いてくれる人、

気づかせてくれる人、

引き出してくれる人との出会いがあるように思います。

それは、自分にとって良き出会いと思えるものはもちろんですが、とても辛い思いや悔しい思いなどの出会いがそうなることもあると思うのです。

私にとってそれは、高校時代の放送部の顧問の先生でした。

そして今改めて思うのは、私が恩師から受けたように、みなさんの話し方の魅力を引き出せるように今後も精一杯取り組んでいこうということです。

余談ですが、恩師が残してくれた言葉には、実は、とても耳が痛いものもありました。それは、話し方と私の性格のこと。話し方はその人そのものが出ます。表現を磨いて行くには、自分と向き合うことも大切なのです。

そのことについては、また改めて。

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本当なのか?嘘なのか?

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

先日テレビでフェイクニュースを取り上げた特集を観ました。

その中で衝撃だったのが、フェイクニュースによって無実の男性2人が、群衆によって焼き殺された事件があったことです。

ある男の人が、無実の男性2人を誘拐犯だとして動画配信を行ったところ、それを信じた人たちが集まり、2人の男性を暴行し、ガソリンをかけて火をつけ殺したというのです。そのフェイクニュースを配信した男は、未だ逃亡中で、なぜ、このようなことをしたのか、その真実は分かっていません。

このフェイクニュースの事件を知り考えたことは大きく2つ。

1つは、情報の裏付けを行うことがどれほど大切なことかということ。
もう1つは、私たちの心に棲む「正義」を正当化する怖さです。

情報の裏付けを取ることは放送局時代、何度も何度も教わったことです。

電話取材だけでなく、実際に会って取材すること。
新聞は1社で無く、数社読むこと。
何かの数字に関してなどは所属していた放送局(NHK)が発表したものであることなど、いつでも「なぜ?」「これは正しいのか?」その疑問を持ちながら番組制作に取り組むことを教わってきました。

なので今でも、インターネット上でまことしやかにつぶやかれる情報も、簡単にシェアをしたりせず一度調べるように心がけています。

2016年の熊本地震の際にも、動物園からライオンが逃げたというデマが拡散されました。

当時、熊本に里帰りしていた私の友人は避難中で、「ライオンが逃げたという情報が出ているけれど本当なの?」とメッセージが届きました。すぐに調べるとデマ情報だとわかり友人に連絡しましたが、被災地は大きな混乱状態で情報も入り乱れていて、どれが本当かデマなのかがわからず、とても不安に感じていたようです。

大地震で避難し、余震が続く不安の中、さらなる不安を煽る嘘の情報を流す人がいることに腹立たしさを覚えますが、その嘘を拡散してしまう危険を、私たち一人一人が持っていることを肝に命じておかなければと、自分にも言い聞かせています。

私がインターネットで情報を得る際は、情報元がどこかを意識しています。国や県などの公の機関であることや、放送局や新聞社であること、話題となっている組織があればその組織の公式のホームページなどを確認するようにしています。

また、facebookやTwitterなどのSNSでつながっている人がシェアしている情報は、それがどんなに信頼している人や親友だとしても、その情報が正しいのか、そうでないのかを念のため一度確認するようにしています。

これから先のフェイクニュースは、ますます見抜くことが困難なものが生まれてくると、私は思っています。

インターネットはとても便利で、世界のどこにいても、誰とでもつながることができるツールです。しかも、様々な情報を簡単に探せます。私が放送局に入った頃には考えられないほど多くの情報を、短い時間で簡単に手に入れることができるようになりました。

けれどだからこそ、それが本当なのか?嘘なのか?を、私たちは見落としてはいけいないのだと思います。

無実の罪だったにも関わらずフェイクニュースによって群衆に焼き殺されてしまった2人の男性。番組では、その内の1人のお母様のインタビューが流れました。

お母様は仕事中にfacebookでその様子を知りかけつけたそうですが、到着した時には息子さんは亡くなっていたんだそうです。駆けつけるまでの間、配信されていたfacebookの投稿に「私の息子です。暴行をやめて」と訴えたそうですが、誰一人として聞き入れてくれなかったそうです。

涙ながらに話しをされるお母様。自分の息子が無実の罪で暴行を受ける姿を見ながらも、止めることができなかった無念ははかり知ることができません。私には子供はいませんが、もしこれが、私の大切な人だったらと思うと胸が締め付けられます。

このような悲劇が2度と繰り返されないよう、私たち一人一人が、嘘を見抜ける力を磨いて行く必要があるのだと、強く強く思うのです。

その情報は、本当ですか?それとも・・・

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スマイルブーメランを飛ばそう!

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

2年ほど前でしょうか、あることに気づきました。
それは、お店で支払いをするときに店員さんの顔を見ていない自分です。

商品をレジに持って行き、支払いをして、商品を渡されるまで、私は店員さんの顔をほとんど見ていませんでした。

何を見ていたかとういうと、商品か、自分の財布か、渡す時のお金か、渡された商品か・・・といった具合に、顔を下に向けてばかり。

そのことに気づいたきっかけというのは、とても素敵な明るい声で「ありがとうございました。」と声をかけてくれた店員さんがいたからです。その声を聞いた瞬間、私は顔を上げて、店員さんの顔を見てハッとしました。

「私は人の顔を見て買い物をしてないんだな〜」

「単にお金を払って商品を受け取っている私って・・・もしかして、これまで不愛想な接客だと感じていた時は、そもそも私が不愛想に見えていたんじゃないだろうか。」


それからというもの、お金を渡すとき、商品を渡されるときなど、店員さんの顔を笑顔で見ることにしました。そうすると不思議なことに、店員さんを無愛想だと感じることがほとんど無くなりました。なおかつ、笑顔でいるだけで自分の心も明るくなると感じています。

前回は、イライラは人を傷つけ、自分にも戻ってくるブーメランという話を綴りましたが、笑顔もまた同じです。

私たちの脳には、ミラーニューロンというわれる神経細胞があり、これがコミュニケーションに大きく関わっていると言われています。

ミラーニューロンは、相手と同じ表情やしぐさをすることで、相手がどういう状況でどんな気持ちなのかを察するための神経細胞です。相手がいまなぜ笑っているのか?なぜ怒っているのか?悲しんでいるのか?などを察するために必要な脳神経です。
ミラーニューロンがあることで、良きにつけ、悪きにつけ、私たちは周囲の人から影響を受けていることになります。

例えば、チームの中に不機嫌な人がいると、チーム全員の気分ももやもやとしたものになった経験はありませんか?不機嫌な人がチームのリーダー的な人や影響が強い人であればなおさらではないでしょうか?

そういえば、笑い袋を聞いていたら、笑いたくなるというのが不思議でしたが、こういうことなんだろうと思います。

しかも、笑顔になるだけで、自分の心も不思議と明るくなります。口角が上がると脳は笑ったと認識して、落ち込んでいたり、怒っていてもその気持ちが和らぎます。
私は、夫と喧嘩をしたとき、最初はそれほど怒っていなかったのに、怒ったことを見せるために怒った顔をしていると、怒りの気持ちが増して行ってエスカレートすることがあります。

試しに、無表情でぶっきらぼうな顔をしばら続けて、その後、口角を上げて笑顔になって見た時の気持ちの違いを味わってみてください。口角をあげるときに、頬骨のあたりも上がるように意識するとさらにいいですよ。

スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル教授は、その著書「スタンフォードの自分を変える教室」の中で、意志力はうつる(感染する)というお話を書かれています。他者の欲求や感情、行動、目標もなど周囲の様々なものが私たちに影響してくるんだそうです。

他者から影響を受けるのであれば、私たちも同じように他者に影響を与えているんですよね。もし私が、周囲の人に影響を与えるのであれば、それはやはりポジティブなものでありたいと思います。

笑顔はその一つ。
スマイルブーメランを飛ばして、みんなが笑顔で過ごせるように。
これからますます、笑顔でいようと思います。

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イライラブーメラン

イライラ

イライラ

このところ小さなことでイライラしがちで自分がイヤになります。

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

例えばこんなイライラ。

電車の扉付近で出口を塞いでスマホをしている人にイラっとしたり、階段の矢印の向きと逆方向に進んでいる人にイラっとしたり、歩きスマホにイラっとしたり、店員さんの愛想のない態度にイラっとしたり・・・

そうやってイラッとした後に自己嫌悪。

なんで、こんな小さなことにいちいちイライラするのだろう?

なんで、こんなにイライラするのだろう?

私は心が狭いのか?

人間ができていないのか?

私は周りから見ると穏やかに見えるようで、こんな話をすると驚かれることもありますが、私は結構短気です。「短気は損気だからね。気をつけなさい。」と母に注意を受けながら育ったほどです。

イライラしても良いことはひとつもありません。

イライラは自己嫌悪になって結局自分に向かってきます。まるでブーメランのように。そして、そのイライラブーメランは、他人も自分も傷つけながらぐるぐる飛び続けます。どこかでブーメランを止めなければ、ずっと巡ってやってきます。

止めるために今していること、それは・・・

スマホのストラップを見ること。ストラップを見るとイライラしていた気持ちが少しだクールダウン。そこからほっと一息ついて自分を取り戻しています。

実はこのストラップは月参りに行っている神社のお守りです。

「神様に見られている」

「神様が見守ってくれている」

ストラップを見てそんなことを思い浮べます。

「神様に恥ずかしくないようにしよう。」
「それでも私はイライラもする人間。聖人君子にはなれないけれど、それもまた神様は見守ってくれている。」そんな自分を律する気持ちと、マイナスの感情を持つ自分も自分で受け止めてると、不思議とイライラが離れて行ってくれます。

これまでイライラ対策は色々やってきましたが、お守りを見るというのは私にとっては一番効果的なようです。

みなさんのイライラブーメランはどうやって止めていますか?


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