オンライン配信時代の効果的な伝え方ガイドブック

「オンライン配信時代の効果的な伝え方」をまとめたガイドブックを作りました。

オンライン配信は対面と違ったスキルが求められます。そのスキルは、放送メディアのそれだと実感しています。

NHKでの8年間のスキルと、その後の講師としてのスキルを凝縮し、オンライン配信で効果的に伝えるために必要なことを、すぐに使える内容から順番にまとめました。

最も重要な要素の一つは「目線」です。
「目は口ほどにものを言う」と言いますが、目線は相手へのメッセージそのものです。実は、私たちは、相手から目線を向けられることで、相手から大切にされていると感じています。

オンライン配信の時は目線をカメラに向け続けることで、視聴者を大切にしているというメッセージになるわけです。

具体的な目線については、YouTube Channel でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

(368文字)

*このブログは、普段は1分で話せる文字数300〜350文字を目安にしていますが、今回は368文字で、1分20秒程度で話せる文字数です。

スピーチやプレゼンテーションのトレーニングを行っています。
経営者や講師の方など人前で話す機会が多い方にはおすすめです。

放送・イベント・企業研修などのご相談は、
ユナイテッドウェーブス合同会社までお気軽にどうぞ。

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今こそやろう!心を元気にする言葉の伝え方

「ありがとう。」
「おかげで助かったよ。」

そういう感謝や労いの言葉があると、私は仕事をしていて良かったなと、改めて思うことがあります。

皆さんはどうでしょう。仕事や家事など、こういう一言をもらえると気持ちが前向きになりませんか?

新型コロナウイルスで外出自粛が続く中、これまでの生活と一変して心身共に疲れが溜まり始めているかもしれませんね。自分の心に余裕が無くなってくると、イライラが募って周囲の人へ思わぬ言葉を投げてしまうこともあるかもしれません。

けれど、こんな時だからこそ、まずは相手への理解と感謝の言葉を伝えてみてはいかがでしょう。自分がもらって嬉しい言葉は、きっと周りの人も同じです。言葉かけの3つの順番とポイントを、具体例を出してYouTubeでご紹介していますので、ぜひご参考ください。

(346文字)

*このnoteは、普段は1分で話せる文字数300〜350文字を目安にしています。

YouTube Channel では、具体例を出して伝え方をご紹介しています。

危機的状況を乗り切るためのリーダーの伝え方〜口調編

説得力のある口調とはどんな口調なのでしょうか?

以前、嫌われる話し方の特徴について書きましたが、その中に上から目線の口調は助詞や文末の音が上がると綴りました。上から目線になると、聞いている人は素直に耳を傾けてくれません。

今回の緊急事態宣言のような危機的状況において、上から目線の口調はリーダーが発する上で注意が必要な口調です。あなたはこのような口調で話していませんか?
そして、どういう口調になれば説得力が増すのでしょうか?
それは、言葉を力強く置くという感じなのです。

今回のYouTubeでは、いずれの口調もご紹介しています。ほんのわずかな特徴なのですが、それだけで伝わり方が変わります。特に今のような状況はリーダーの発する言葉は重みがあります。ぜひ、ご参考ください。

(332文字)

*このnoteは、普段は1分で話せる文字数300〜350文字を目安にしています。

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人の心を動かす話し方とは?安倍首相の会見を見て

今日は、1分で話す文字数にとらわれず、思っていることをそのまま綴っていきます。

新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が発出されました。それにともない安倍首相が会見を開き、私たち国民に訴えかけてくれました。内容は練られているでしょうし、安倍首相も熱意を込めて話しているはずなのに、心には刺さらなかったというのが私の正直な感想です。

では、今回のように不安が大きい時の人の心を動かすほどの話し方とは?

 聞いている人の不安を言葉にすること

 感謝や労いを言葉にすること

 事実やエビデンスに基づいた話をすること

 具体的な対策で方向性を示した上でお願いすること

 その結果何が得られるかを伝えること

 そして何より、覚悟を伝えること

この中でも大切な部分は最初の「聞いている人の不安を言葉にすること」です。不安を言葉にするというのは、本当の意味で聞いている人のことをわかっている必要があります。どのような人がどんな不安を抱えているのか?それを理解するには、相手を慮る想像力が話す側に求められますが、ここにズレがあると、話し始めから聞いている人の心には届きません。

そして、最も重要だと思うのは、覚悟を伝えられるかどうかです。今回の場合だと、国のトップである人が国民の生命と生活を必ず守るという覚悟が伝わるかどうかです。

安倍首相もきっと、その想いを持って話をされていたと思うのです。しかし、それが伝わってこないのはなぜだろう?そう思い、何度か映像を見返してみました。その理由の一つは「口調」にありました。

安倍首相の話し方は政治家の方特有の話し方です。助詞(てにをは)で言葉を切り、文末も間を取り一つ一つの言葉を立てながら話しています。けれど、その助詞や文末の音が跳ね上がる(音の高さが少し上がる)傾向が強いのです。

冒頭で医療従事者の方々への感謝を伝えられましたが、その口調は次のような感じでした。

「日本国民を代表して⤴️ 心より⤴️ 感謝いたしま⤴️す。」

このように音が跳ね上がると、話している言葉がとても軽く聞こえてきてしまいます。文章で説明するのは難しいのですが、音をきちんと置くということが重要です。そうすることで、言葉に重みが生まれてきます。

本当にわずかなことなのですが、そのわずかな音声表現が言葉の重みを変えてしまいます。そして、この重みが、覚悟を表現する上でも必要です。

口調は話し手のクセでもあるのですが、その人の心の中を表現することもあります。逆に、話し手の思っていることとは違うメッセージを聞き手に発信する可能性もあります。

新型コロナウイルスの影響は今後もまだまだ先行き不透明です。組織のトップの方々は、リーダーとして導いていく力が強く求められます。その想いが届くように、メッセージを発信する前に、自分の話し方を見直してみてください。

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オンライン配信を魅力的に!発音トレーニング‼︎

みなさんは、発音で苦手な言葉はありますか?

多くの方は、さ行・た行・ら行のように発音する時に舌を使うものが苦手です。私もさ行・た行が苦手ですが、トレーニングを重ねて明瞭に発音できるようになりました。それでも、言葉によっては言いづらさを感じるので、日々、トレーニングしています。

さ行は摩擦音ですが、この摩擦音がきれいに発音されると、話し手の印象はとてもシャープになります。逆に、さ行が不明瞭だと幼い印象や、時にはだらしない印象を与えることもあります。

オンラインで何かを説明する際は言葉の明瞭さがポイントになりますので、もし苦手な言葉がある人は、毎日少しずつトレーニングしてください。

今回のYouTube Channelでは、た行・な行・は行のポイントを紹介していますので、ご参考ください。

(342文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。
 YouTubeもご参考ください。

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オンライン配信の効果アップ!発音トレーニング!!

最近、オンラインでの会議や研修などが増えていませんか?その際に、対面で話している時以上に、声が情報に与える要素が大きくなっています。

例えば、資料を共有して話している時。
話し手の顔は画面が小さくなっていたり、そもそも画面上からも消えていたりして、声のみが聞こえている状態です。
そのため、声の質はもちろん、発音の明瞭さもカギになってきます。

今回からYouTube channelでは、発音トレーニングでよく使われている「あめんぼのうた」を3回にわけてご紹介しています。各行の発音のポイントを紹介しながら、一緒にトレーニングを行いますので、ぜひ、ご活用ください。

また、今回からはオンライン配信で必要なメディアスキルも合わせてご紹介します。ぜひ、ご覧ください!

(326文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。
 YouTube channelもご参考ください。

スピーチやプレゼンテーションのトレーニングを行っています。
経営者や講師の方など人前で話す機会が多い方にはおすすめです。

放送・イベント・企業研修などのご相談は、
ユナイテッドウェーブス合同会社までお気軽にどうぞ。

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感情は連鎖する!脳科学からわかる場の雰囲気の作り方

あなたは、誰の真似をして人生を送ってきましたか?

私たちは誰もが、親や友達、先生や好きな人など、誰かの真似をして過ごしています。しかもそれが無意識のうちに行われているとしたら、どうでしょうか?

例えば、相手がにっこりすると、それにつられてにっこりするということがあると思います。このような相手の表情に、私たちは即座に返していますが、実はこれ、相手を真似しているんです。

私たちの脳には、「ミラーニューロン」と言われる脳の神経細胞があります。ミラーニューロンは、まさにミラー・鏡です。相手の鏡のようになって真似をするのですが、コミュニケーションや何かを学ぶ上で、とても大切な能力なのです。

あなたが笑顔でいれば、周りの人も笑顔になります。
そんな雰囲気づくりの話をYouTubeでお伝えしています。

(343文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。
また、YouTubeでは、人前で話す時の場の雰囲気づくりについてご紹介していますのでご参考ください。

スピーチやプレゼンテーションのトレーニングを行っています。
経営者や講師の方など人前で話す機会が多い方にはおすすめです。

放送・イベント・企業研修などのご相談は、
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【追記】嫌われる話し方〜口調について

昨日投稿した内容に、少し話を加えて書き換えました。
太文字のところが追加情報です。

「人が意見に反対する時は、だいたい伝え方の口調が気に食わないときである。」と哲学者のニーチェは言ったそうです。

例えば、上から目線に聞こえる、だらなしく聞こえる、不満そうに聞こえる口調。どこがどうと言えないけれど、なんとなく嫌な気分。私は、電話で問い合わせをした時などにこういう口調に出会うと、「口調のトレーニングをしたらいいのにな」といつも思います。

ところで、なぜ、上から目線に聞こえるのか?なぜ、だらしなく聞こえるのか?なぜ、不満そうに聞こえるのか?
実は、これらの口調の特徴はきちんとあります。

上から目線に聞こえる口調の特徴は、助詞(てにをは)や文末の音が上がります。また、だらしくな聞こえる口調は、助詞や文末の音が下がって、拍が伸びているのです。
これらは、話している中でわずかであれば気になりませんが、この癖を持っている人は、話している間ずっと、この口調で話しています。聞いている側は、その不快な口調が耳につき、話を聞いてくれないことにつながります。

今回、YouTube Channelでは、その話し方の口調をお伝えしてますので、ぜひ動画をご覧いただければと思います。極端な表現をしていますが、きっと、「あ〜、いるいる!」と思っていただけるのではないかと思います。

このところ、オンラインで会議をする方も増えていると思います。その際、資料を映しているときは声だけの表現になります。オンラインといえど電話と同じで、口調が大きな影響を与えるわけです。

しかし、話している人は、自分がどんな口調で話しているかを気づいていない人がほとんどです。

私も思春期の頃、きつい話し方やケンカ腰に話していて、母から「その言い方を録音して聞いてみなさい!」と叱られていました。
今思い返せば恥ずかしい思い出ですが、自分の話口調を知るって本当に大切です。

YouTubeでは、実際にどうすればいいかのトレーニング方法もお伝えしていますのでご参考ください。

(853文字)

*このブログは、普段は1分で話せる文字数300〜350文字を目安にしていますが、今日は、853文字で3分ほどで話せる長さになっています。

今回の話の続きは、YouTubeで配信していますので、ぜひご覧ください。

あなたは大丈夫?嫌われる話し方

「人が意見に反対する時は、だいたい伝え方の口調が気に食わないときである。」と哲学者のニーチェは言ったそうです。

例えば、上から目線に聞こえる、だらなしく聞こえる、不満そうに聞こえる口調。どこがどうと言えないけれど、なんとなく嫌な気分。私は、電話で問い合わせをした時などにこういう口調に出会うと、「口調のトレーニングをしたらいいのにな」といつも思います。

そもそも話している人は、自分がどんな口調で話しているかを気づいていない人がほとんどです。

私も思春期の頃、きつい話し方やケンカ腰に話していて、母から「その言い方を録音して聞いてみなさい!」と叱られていました。
今思い返せば恥ずかしい思い出ですが、自分の話口調を知るって本当に大切です。

(315文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。
また、YouTubeでは、嫌われる口調をご紹介していますので、是非ご参考ください。

ド素人だった私がたった1年半で全国2位になれたワケ

運動部と同じように文化部にも全国大会があります。私は高校時代放送部でしたが、その放送部にも甲子園と同じような大会「NHK杯全国高校放送コンテスト」が毎年開かれています。

私は高校生になってアナウンスの勉強を始めたのですが、わずか1年半で全国2位に。文化部なので大した大会ではないと思われるかもしれませんが、これがなかなか厳しい大会なのです。私がいた福岡地区は、地区大会→県大会→全国大会出場になります。しかも、地区・県大会いずれも予選と決勝が行われるので、他地域に比べると全国大会に出場すること自体もハードルが高いのです。

そんな中、中学生までは剣道一筋だった私が高校2年生の時に全国2位になれたのは、素質や実力以外の様々な要因があったと思います。

その要因の大きなポイントは3つ。
1つは「学ぶ環境」2つ目は「成長のタイミング」3つ目は「思い込みがなかったこと」です。

最初の「学ぶ環境」
私の場合は、この環境に入りたくて入ったわけではなくたまたま縁があって入ったのですが、顧問の先生の指導が素晴らしかったことや、一緒に学ぶ仲間、先輩や後輩に恵まれました。学ぶ環境は、指導者との出会いはもちろんですが、そこで共に切磋琢磨できる仲間の存在や年齢の近い目標とする存在、そして、自分の学びを教え伝えていく後輩の存在も重要です。

学んだことを身につけるには、知らないことを知る→知ったことを行動する→行動していることを続けていくことが大切です。そして、自分が得た知識を教えることは、最も重要で成長できる学びです。

何かを学ぶ時は、自分の身を置く環境というのは大きく影響します。
しかし、そういう環境に身を置けなかったり、縁が無いという人もいると思います。そういう人は、今の時代はインターネットで、そういう場を探すこともできますし、学ぶこともできます。
私の時代には無かったツール。素晴らしい環境だなと思います。


2つめの「成長のタイミング」
これは、個人の成長のタイミングです。

私は、自分自身が放送部のコーチや顧問を務め、10年近く放送部の生徒と関わってきた経験もあります。なので、よくわかるのですが、成長の度合いというのは、やはり個人個人スピードが違います。
最初から急激に伸びる生徒もいれば、急に伸びたけど停滞が長い生徒、最初は全然伸びなかったけど2年くらいして急激に伸びる生徒や、3年生の最後の大会が終わって急激に頭角を表す生徒など、本当に様々でした。

私が放送部に入り学び始め1年半程度で全国2位になれたのは、その成長のタイミングがたまたま大会のタイミングと合ったのだと思います。
これは何も、アナウンスに限ったことでは無くどんなことも同じではないでしょうか?スポーツも仕事も何事も、成長のタイミングがぴったりと合った時に成果が発揮できるのだと思います。そして、その成果に合わせて自分の学びを深めて行く意識を持つことも必要です。

そして何より大切なのは、成果を感じられないことが続いても、学びを続けることで必ず成長していると信じること。そして、花を開かせるタイミングが来るまで続けることでは無いかと思います。

私もまだまだ成長中!
次の花を開かせるまで新しい学びを続け、タイミングが来るまで継続です!

そして、最後の「思い込みがなかったこと」
これについては、YouTubeでお伝えしています。YouTubeには、私が高校1年生で初めて大会に出場した時のアナウンスと、高校2年生で全国2位になった時にアナウンスの音声も紹介しています。
声の質や表現などの違いも感じていただけると思いますので、ご参考ください。

(1484文字)

*このブログは、普段は1分で話せる文字数300〜350文字を目安にしていますが、今日は、1484文字で4分50秒ほどで話せる長さになっています。

今回の話の続きは、YouTubeで配信していますので、ぜひご覧ください。