魅力的な人は「まばたき」をコントロールしている〜オンライン時代だからこその伝え方〜

新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークが増えていると思います。企業も個人も、オンラインで伝えることが急激に増えているのではないでしょうか?

画面を通して伝える際は、対面の時や、スピーチや挨拶などステージ上などで話す時とは違った目線の向け方が必要です。

そして、この目線の向け方で、伝わり方が大きく違ってきます。

私は放送局時代に、目線をどこに向ければいいのか、まばたきをどのようにすればいいのかなど、カメラ目線について学びました。

特に、まばたきは、私たちは無意識に行なっているのでコントロールするのはなかなか難しいのですが、このまばたきの回数も伝える時には重要なポイントです。

オンライン時代らからこそ、自らの考えや思いを伝えるための目線の向け方を、一度見直してみてはいかがでしょうか?

(339文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。

YouTube Channelで、詳しいことをご紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
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経営者や講師の方など人前で話す機会が多い方にはおすすめです。

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YouTube Channel はじめました!

今週から、「Mishima Sumie’s YouTube Channel」をはじめました。

話し方やコミュニケーションについて言葉だけでお伝えするのは、なかなか難しいところもあり実際に声に出してお伝えしています。

初回は、ブログのタイトルにある「1分で話せる文字数とは?」がテーマです。

「1分で話せる文字数を実際に声に出して読んでみると、本当に聞きやすいのか?」
その感覚とみなさん自身が話す際にどうしたらいいかのヒントになると思います。

人前で話す際に、時間の感覚を掴んで話す分量を考えるというのは、とても大切な準備です。この準備が不十分だと、無駄に長くなったり、言葉足らずになったりします。

ぜひ、YouTube Channelをご活用ください!

(321文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。

Mishima Sumie’s YouTube Channel
「1分で話せる文字数を身につける!!」

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あなたの声のトーンは?

私が話し方をどう身につけてきたかを順序立てて綴っています。
初回は↓

今回は「声のトーン」についてです。

ある音声専門会社が私の声を調べた所、聞きやすい声のデータと一致したと教えて頂きました。

もともと私の声は、金属音のような高い音だったようです。「ようです」というのは、それまで、自分の声の高さを意識したことが一度も無かったからです。
恩師から低い声を鍛えるようにと言われ発声練習を続け、今の声を作り上げることができました。

一般的に、印象も良く聞きやすい声のトーンは「ソ(G)」です。私の場合は、音階でいうと1オクターブ低い「ファ(F3)」の音くらいで練習を行っていましたが、それが功を奏し響く声を鍛えることに繋がったと、今は思っています。


具体的なトレーニングについては次回お話ししますが、まずは自分の声のトーンをチューニングメーターなどを使って確認してみてください。

(「今回は」〜343文字)

*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っています。

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言葉は心を映し出す

記者会見などでよく耳にする「思います。」
例えば、「がんばりたいと思います。」「改善して行きたいと思います。」「大変申し訳ないと思っております。」などです。

これを「です。」「ます。」の言い切りにすると、どうなるかというと、
「がんばります!」「改善して参ります。」「大変申し訳ございませんでした。」となります。

どうでしょう?随分と印象が違うと思いませんか?
後者の方が、言葉に力を感じるのでは無いでしょうか。

言葉は話し手の心を映し出す鏡でもあります。その時の不安や自信の無さ、さらには逃げ道を作ろうとしてしまうことがあると、それが言葉となって表現されます。

もしみなさんが、想いを込めて伝えたいことがあるときは、「です。」「ます。」などで、言い切ってみてください。そうすることで、説得力も高まります。

(346文字)

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想いは細部に渡るまで

お笑い芸人の宮迫博之さんが、YouTubeを通じて改めて謝罪されました。肯定的に捉えている人がいる一方、半数を超える人が低い評価をしています。

私も動画を見ましたが、わざとらしさや、どことなく笑っているかのように見える表情があり、残念ながら宮迫さんの想いを素直に受け取ることができませんでした。本当にもったいないなと感じました。

なぜ、そう見えたのか?


発表のタイミングや内容・言葉遣いという大きい要因はもちろんですが、細かな点の一つは、宮迫さんの目線の高さというのもあるのではないかと思っています。

宮迫さんは、顎が少し上がった状態で話しています。そうすると、上から目線で話している印象を与えてしまいます。それによって笑みを浮かべているように見えたのではないかと推察しています。

普段から顎が上がるクセがあるのかもしれませんが、撮影していたカメラの高さが、宮迫さんの目線よりも高い位置にあったのではないかと。

テレビなどは、カメラ目線というのはとても重要です。話し手自身も目線を意識しますが、その目線に合わせた映像をカメラマンは撮影しています。

とても細かな点ですが、特に謝罪の場合は、ここで信頼を取り戻せるかどうかが決まってきます。想いを伝えるには、細部に渡る意識が必要です。

*通常は1分で話せる300〜350文字を目安に続いっていますが、今回は533文字です。1分40〜50秒程度で話せる文字数になっています。

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実際に話してみました!

このブログでは1分で話せる文字数を目安に綴っていますが、実際に話すとどうなるのか?

このブログの初回となる1月6日の「1分で話せる文字数とは?」をしゃべってみました。下記がリンクです。

どのくらいの速度で話してるか、参考にしてみてください。

なお、ブログの最初が「あけましておめでとうございます。」になっているので、音声は「こんにちは」に変更しています。

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不安が言葉を多くする

*このブログでは、1分間で話せる300〜350文字を目安に、様々な話題を綴っています。 

講演やスピーチなどで、せっかく良い話をしているのに、無駄に言葉数が増えてわかりにくくなる人がいます。
例えば、話し終わりに近づいていたはずなのにそこから話し続けてしまう人や、説明に説明を重ねて行く人などです。中には、余計な一言を言ってしまって失敗する人もいます。

なぜ、話しながら言葉数が増えてしまうのでしょうか?

その原因の1つは、聞き手の反応を感じられず、伝わっているかどうかという不安が生じるからです。

「私の話していることわかりにくかったようだから、もう少し話を加えよう。」
そうしているうちに話が増え、聞いている人は話の要所がわかりづらくなってしまうという悪循環に陥ります。

聞き手に不安を感じたら、質問を投げかけてみたり、話してきたポイントを復唱したりして、聞き手の反応を確認すると、無駄に言葉が増えずにすみますよ。

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シャドーイング

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

引き続き、TEDxKyoto本番に向けた具体的なトレーニングについてお伝えしていきます。

今回は「シャドーイング」です。

昨日は、お手本と合わせて練習するコーラスリーディングをご紹介しました。今回のシャドーイングもお手本を聞いて話すと言うのは似ていますが、シャドーイングは、お手本を聞いてその後に続けて話すというものです。

諸橋さんのトレーニングでは、この方法を行いませんでしたが、TEDxKyotoの前日のリハーサルの時に、他の登壇者のトレーニングサポートで行いました。

シャドーイングは、英語の勉強ではよく使われているので、「英語ではやったことがあるけれど」という人がほとんどだと思います。実際、TEDxKyotoの登壇者のみなさんもそうでした。日本語をシャドーイングするというのは、新鮮な感じだったのではないでしょうか。

シャドーイングのポイントは、お手本を聞いた通りに声にすることです。お手本を聞いて頭で考えず、その通りにすぐに声にすること。ここがポイントです。

言われたことを頭で考えてしまうと、口に出すまでに時間がかかります。結果、お手本通りではない自分の話し方のままになってしまいます。
また、できるだけ短く区切って練習をした方が効果が高まります。

TEDxKyotoには、スピーチトレーニングされる専属のスタッフの方がいらっしゃいます。今回は、その方と共にお手伝いをさせて頂きました。リハーサル前の発声練習と、リハーサルの登壇者の映像を確認しながら練習といった具合に、詰めの練習での立ち会いです。

その際、TEDxKyotoの専属スタッフさんから、「シャドーイングをお願いします。」と言われ、トレーニングをさせていただきましが、私の区切り方が少し長目だったようで、「もう少し短く、単語ぐらいで区切って行ってください。」とアドバイスをいただきました。

そこからは、短い言葉でのシャドーイング。
短い言葉で区切ったことで、それまで不自然だったイントネーションが、短時間で自然なイントネーションに変わって行きました。

シャドーイングは私も普段のトレーニングで行っていますが、できるだけ短く区切る点は、これ以降注意して行っています。

話し方に磨きをかけたいと言う人は自分で練習することも大切ですが、お手本となる人と一緒に練習することをおすすめします。それが上達への近道かもしれませんよ。

諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

ユナイテッドウェーブス合同会社
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耳で聞いた時に伝わる内容

2月も中旬を過ぎ、少しずつ春の足音が聞こえてくるようになりました。
先週末は冷え込んだり、暖かくなったりと気温差も激しかったですが、みなさん体調を崩したりしていませんか?
これから三寒四温の時期。くれぐれもご自愛ください。

TEDxKyotoで登壇された一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション代表理事の諸橋寛子さんのスピーチトレーニングですが、先週からは、スピーチの内容について綴っています。

スピーチの内容は、実際に声に出すトレーニングを始めてからも調整が続きました。本番は11月4日でしたが、最終的に原稿が固まったのは声に出したトレーニングの2日目の10月25日です。
声に出して練習することで様々な気づきが生まれますが、今回は「全体を耳で聞いた時に内容が伝わるか」という点について綴っていきます。

TEDxKyotoでは、発表者一人の持ち時間は約12分です。

12分というのは長いようで短く、短いようで長いものですが、聴衆の集中力が途切れることなく聞ける時間ということも考えられているように思います。

余談ですが、私たちの脳が本当に集中して話が聞けるのは10分〜15分程度だと言われています。そのため、15分程度で、次を聞けるように話題を変えたり、映像や画像を入れたり、他の人が話したりという工夫をすることで、次の15分の集中ができるというのです。
プレゼンテーションやスピーチに限らず、講演会や授業などの構成を作るときにも参考になるのではないでしょうか。

さて話は戻り、「全体を耳で聞いた時に内容が伝わるか」ということです。
プレゼンテーションや研修などは、聞き手に資料が用意されている場合も多いと思います。そのため、話が途中わからくなったり、聞き取れないところがあったりしても資料で確認することができます。しかし今回のように、手元に詳細な資料が無い場合は、耳で聞いて理解できるということがとても重要です。

みなさんも聞いていて経験が無いでしょうか?
一つ聞き漏らしてしまい、話についていけなくなったりしたことや、聞き終えて、なんだか印象が薄かったりしたこと。

今回のように、聴衆が詳細な資料を持たず、基本的には聴覚のみで情報を聞いていると、聞き終えたときに、何の話をしていたのか印象に残りづらいことが起きがちです。
それは、話し手の表現力も関係していますが、それ以前に、言葉選びや構成ということも大きく関係しています。例えば次のようなことです。

◆聴衆が耳で聞いて聞きやすく、理解しやすい言葉を使っていること。
 また、聞き間違いを起こさない言葉を使っていること。

◆伝えたいことを繰り返し伝えられていること。

◆伝えたかったことが印象に残る文脈であり、構成であること。

このような点は、実際に声に出して練習してこそわかります。

声に出して練習するときは、その様子を録画をして自分で見直すことをおすすめします。一番良いのは、私のような専門のトレーナーに細かなアドバイスをもらったり、周囲の人に立ち会って見てもらい感想をもらったりというように、第三者に意見を求めることです。
そうすることで、客観的視点でスピーチの内容を練り直すことができ、聴衆により深く、あなたの伝えたいことが伝わるようになります。

諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

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話し始めに聴衆を惹きつける

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

TEDxKyotoに登壇された一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション代表理事の諸橋寛子さん。
そのトレーニングに関わらせて頂いた本番までの4ヶ月間を綴っています。

前回のブログには「何を伝えるかを明確にする」ということ、そのために自分の振り返りをし、かつ熟考することの大切さを書きました。

「何を伝えるか?」
これが決まったとはいえ、今度は、それを伝えるための実体験や具体的な情報を考えていくことになります。

諸橋さんが伝えようと決めたことは「変化・進化・成長の必要性」です。
「なぜ、『変化・進化・成長』が必要なのか?」

そこには、諸橋さんが生まれて育ってきた家庭環境、お父様との急な永遠の別れ、故郷の福島を襲った未曾有の災害など、とても12分程度で語り尽くすことはできないほどの話が詰まっています。けれど、そのどれひとつも落とすことなく、しかも、伝える核となる「変化・進化・成長」が薄れることなく、しっかりと話の中心になるように入れていくというのは、諸橋さんの熟考の上の熟考、再考の上の再考によって成し得たものです。

諸橋さんは、普段から人前で話す機会も多く、普段から話題を積み重ねて来られていたので、最初の時点で大まかな内容や流れは固まっていたように思います。初稿から話の流れは大きく変わりませんでしたが、それでも最終稿はだいぶ違うものになっていました。

諸橋さんは仕事でも、財団でもスポーツに関わることをなさっています。しかも今では、世界最高峰の障害物レース「スパルタンレース」にも出場するほどです。日課では、10キロのジョギングやジムでの筋力トレーニングなどに取り組まれていて、子供の頃から、スポーツが得意だったんだろうと感じられるほどです。

が、しかし、実は諸橋さんは、子供の頃から大のスポーツ嫌い、大の苦手だったんだそうです。

初稿では、スピーチの最初に「幼少の頃から運動音痴、運動嫌い」とあったものの、スパルタンレースについては盛り込まれていませんでした。

しかし、本番では、最初に世界最高峰の障害物レースに出ている姿がスクリーンに映し出され、その話から始まりました。そして、その画像をバックに、諸橋さんは「大の運動嫌い、運動音痴」を告白されます。
しかも、「初めてのボール投げで、顔面でボールを受けて鼻血を出した」という具体的な話があり、会場は驚きと和やかな雰囲気に包まれました。
そのギャップの大きさに観客は惹きつけられて行きました。

話し始めに、聴衆を惹きつける。

これは、とても重要なことです。
今回のようなギャップの話に限らず、聴衆に「スピーカーの話を聞きたい」「このスピーカーって面白そう。」そう感じてもらえれば、導入部分は大成功です。

世界最高峰障害物レース「スパスパルタンレース」の模様

諸橋さんの場合、世界最高峰の障害物レースに、出場した時の引き締まった身体と満面の笑みで、泥まみれになりながら挑む姿が映し出されつつ、でも実は、スポーツは大嫌いだったと語るギャップに、会場の人は「えっ!?なんで?うそでしょ!?」と引き込まれて行ったのです。

話の先を聞きたくなる工夫もまた、話す力を高める要素です。

諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
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