ブログをご覧くださりありがとうございます。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。
仕事始めの月曜日。
「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに
様々な視点からお伝えします。
今回は、
「AIが発達する中で求められるコミュニケーションとは?」
です。
平昌オリンピック・パラリンピックが始まりました。
選手のみなさんの白熱した競技をテレビで観戦しています🇯🇵
さて、この平昌オリンピック・パラリンピックでは
NHKの放送技術研究所が開発した
AIを活用した『ロボット実況』が行われています。
ニュースやナレーションなどの決まった原稿に関しては、
そう遠くない日に、ほとんどAIに変わるのだろうとは感じていますが、
「スポーツ実況」という、その場の判断が必要なしゃべりの世界で
AIの技術が進んでいるというのは驚きでした。
三菱総合研究所によると、
『AI技術の発達によって、
2030年までに国内の雇用が240万人減る』
と試算されているデータもあります。
そういう中でも、人が求められる。人だからこその仕事もあります。
その一つが「コミュニケーションが必要な仕事」です。
ただこの「コミュニケーション」も、
単なるコミュニケーションではなく
「質」が求められる時代になっていると感じています。
私が考える「質」というのは、
相手との信頼関係を築けるかどうかということです。
例えば、何かの商品を買うときです。
これからは、購入者が必要な情報を入れれば
AIが選んでくれる時代になるでしょう。
AIが選んでくれたもので購入する人もいるでしょうが、
それについて、さらなる相談や話を聞きたいときに、
商品営業担当者と接点を持つことになります。
そして、この時の営業担当者は、
単に説明や紹介をするのではなく、
購入希望者が
「何を悩み、何に不安を持ち、どうしたいのか。」
そういうところをしっかりと受け止めて聞くことができ、
なおかつ、さらなる提案ができる人という
高いコミュニケーションスキルが求められます。
このスキルは、できる営業の人はすでに使っているはずです。
「売る」ではなく、
「お客様の心に応える」
ここがさらに求められるのではないでしょうか。
これは、客の思い通りやわがままに応えるということではなく、
相手のことを考えつつも
売る側の考えや想いも含めた提案ができることだと考えます。
そしてそれは、
購入者が「この人だからお願いしたい」
と思ってもらえるコミュニケーション。
その信頼関係を築けるかどうかが
「コミュニケーションの質」だと思うのです。
では、そのコミュニケーションの質は、
どこにあるのでしょうか?
この文章の中でも少し書きましたが
それは「聞く」に隠されています。
前回、部下の指導でも「聞く」話を書きましたが、
お客様に対しても「聞く」が鍵を握っています。
あなたは本当に、相手の話を聞くことができていますか?
次回は「聞く」についてです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
コミュニケーションについての質問などありましたら
お気軽にコメントください。
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