聞き役なのに話し役になっている

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フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

私は放送局やイベントの仕事を通じて

初めての人への取材やインタビューを始め、

本番の際のスタッフとのコミュニケーションを続けています。

 

フリーアナウンサーというと話すことが仕事と思われがちですが、

それ以上に「聞くこと」を心がけています。

特に私の場合は、

アナウンス業務だけでなく制作にも携わっていたので

聞くことはより重要性が高いと感じています。

 

何を話すかは、

相手の話を聞いた上でないと

的確な情報提供も

的確な質問もできないのですが、

私たちはつい、

自分の言いたいことや言わなければならないことを

何とか伝えようと必死になります。

 

しかも聞き役である時でさえ、

「次は何を聞こうか?」

「どんな返答を返そうか?」

さらには、

「自分も同じ経験があるから役立ててもらおう。」

「解決策はどうしよう?」など、

自分が話すことに意識が行っている場合が多いのです。

 

かくいう私も取材やインタビューでそういうことは多々あり、

心の中で勝手に焦っている自分に気づきます。

「聞こう聞こう」とするゆえに聞けない。

それは聞き役から話し役に回っている証拠なんですよね。

 

皆さんも私と似たような経験はないでしょうか?

 

研修では、聞くワークというのを行います。

そのワークを終えた後に、

「つい、自分のことを話そうとしている自分に気づきました。」と

話してくれる人がいます。

 

自分のことを話すことは、何も悪いことではありません。

それによって信頼関係を深めることもできるのですが・・・

このことについては、また次回お話します。

 

まずは、自分が聞きたいことや話したいことに意識が行って

人の話を聞いていないかどうかに気づくこと。

ここに気づくことができれば、

相手との信頼関係を深め、

相手の気づきを促す聞き役になれる第一歩を踏み出せます。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

コミュニケーションについての質問などありましたら

お気軽にコメントください。

 

 

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