口調が変われば伝わる

 

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フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

 

話し方がうまくなりたい。

そう考えている人は多くいらっしゃいます。

私も経営者のスピーチや講師の話し方の研修などを行っています。

 

話し方とひとくちにいっても、

話す内容、構成、言葉選びというコンテンツの部分と

声に出す表現の部分(表情やボディーランゲージ含む)の2つがあります。

そのどちらも大切で、2つがひとつになってこそ、

人の心を動かすほどの話し方ができるようになります。

それは、大勢の前で話すことに限らず1対1の会話でも同じです。

 

 

どんなに内容が良くて、正しいことを話していたとしても、

表現の部分が伴っていないと誤解を与えたりすることもあります。

 

哲学者のニーチェはこんなことを言っています。

 

「人が意見に反対する時は、

だいたい伝え方の口調が気にくわないときである。」と。

 

 

みなさんも経験ないでしょうか?

相手がとても正しいことを言っているにもかかわらず

なんだか素直に聞けないこと。

例えば、嫌味っぽい口調、押し付けてくる口調、感情的な口調、強制的な口調、

バカにしているかのような口調など、

言っていることは正しくても、相手の口調によって受け止め方が違ってきませんか?

 

 

研修では、その口調を細かに分類してお伝えしています。

その中のひとつに「拍」についてがあります。

 

日本語は、通常1音1拍です。

例えば、「はい」という返事は、「は」と「い」の2音で2拍です。

けれどこの「は」を2拍にして伸ばすと「はーい」という返事になります。

声に出してみるとわかりますが、「はい」と「はーい」では

聞こえ方の印象が大きく違ってきます。

 

音を伸ばしていい時もあるのですが、

多くの場合、伸ばしてしまうとだらしない印象を与えることになります。

言葉そのものもそうですが、助詞や文末を伸ばすと

さらにだらしない口調に聞こえてきます。

 

例えば、次のことを口に出して言ってみてください。

できれば録音をして聞き比べるとその差がわかりやすいです。

 

まずは普通に

「こんにちは。(自分の名前)です。どうぞよろしくお願いいたします。」

続いて、助詞や文末を伸ばして

「こんにちは〜。(自分の名前)です〜。どうぞ〜、よろしく〜お願いします〜。」

 

いかがでしょうか?

どんな印象の違いがあったでしょうか?

 

口調というのは、自分では普通だと思っていても、

意外に、人それぞれ様々な特徴があります。

 

スピーチトレーニングをする際は必ず録画をして、

自分の話し方を知ってもらうことから始めるのですが、

自分の話し方を見て、最初は驚く方がほとんどです。

「まさか、こんな話し方をしているとは。」と。

 

今の時代は、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで

すぐに録音ができます。

みなさんも、まずは自分の話し口調がどうなのかを

知るところから始めてみてはどうでしょうか?

話し方の上達の第一歩になりますよ。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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お気軽にコメントください。

 

 

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