3分で話せる内容量は? 話し方の心得#2

今日は、明日の講演のための最終的な練習をしています。
ひとまず、時間内に収まりそうで安心しているところです。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。
今年は「話し方の心得」ということで、私が人前で話すときに、どのような順番で準備をしているかの話を綴っています。

さて、前回は人前で話す時に、最初に行っている事を書きました。↓

https://united-waves.jp/wp/2022/01/09/人前で話す時に最初にすること#1/

前回は90分という長い研修をベースに綴りましたが、今回は、3分ほどの短い時間で話す際の話です。この3分程度というのは、式典などでも主催者や来賓の方の持ち時間としてよく設定されている時間です。特に、挨拶をする人が多い場合は、挨拶者一人一人の話が長くなってしまうと列席者は疲れてしまいかねません。
折角、会の成功を願ったり、思いを込めて用意した挨拶だったとしても、聞き手に聞いてもらえていなければ、どんなに良い話をしても本末転倒なことになります。
なので、時間を守って話すということは重要なポイントです。

ちなみに、ハーバード大学の研究で、自分の話をしている時は、脳の快楽中枢が刺激され、話していることに快感を覚えるということがわかっています。挨拶などで3分と決められているのにも関わらず、長い人では10分以上話す人もいますが、(私の知っている人は20分以上話していました)こういう脳の働きが関わっているのだと考えられます。そのため、話している時に感じる時間の進み方を、話し手は自分で掴んでおく必要があると言えます。

3分で話をする時に、話す場によっても違うと思いますが、多くの場合、最初に簡単な自己紹介や、来場者への謝辞などが入ります。そして締めに再度、謝辞を入れることが多いと思います。その時間を30秒程度引き、本題は2分30秒程度で組み立てて行きます。
この時も「誰に」話すかというのは、とても重要ですが、この点は改めて。

3分で話せる分量は、文字数で言えば900文字程度です。400字詰め原稿用紙2枚と4分の1程度です。早口の方は、原稿用紙3枚分(1200文字)くらいになるでしょうが、あまり早口だと聞き手に伝わりにくくなります。早口でも間をしっかり取って話すことを考えると、900文字前後が望ましいと考えます。
ただし、YouTubeなどの動画コンテンツは、少し早口の方が聞き手の集中力を保てると言われているので、この辺りは時と場合によって変える必要があるでしょう。
余談ですが、早口で話すというのは、相手に考える時間を与えたくない時に使われることがあります。例えば、詐欺や悪徳商法などです。ご注意ください。

さて、今回は、リアル空間で話す事を想定した時間と文字数です。
3分 900文字でどの程度話せるのか?
時間の感覚が掴めていない人は、実際にどの程度話すことができるかを知るために、900文字程度で書いてみることをお勧めします。そうすると、どの程度の内容が3分になるのかを知る事につながります。
その際の組み立て方ですが、普段、皆さんがご覧になっているニュースなどを参考にするのも一つの方法です。ニュースの原稿は、結論→詳細→結論という組み立て方になっています。
今は、スマホのアプリや放送局のホームページなどで、ニュース原稿をすぐに見ることができますので、その書き方の型などは参考になると思います。

また、書いた文章を元に、一度、本番を想定して話して時間を計ってください。書いた文章を単に読んでしまうと、900文字は3分に至らないことがあります。単に棒読みではなく、本番をイメージしながら話すということが大切です。

普段から時間と話す分量を意識していると、いざ急に話す時にも時間内に伝えたいことを話せるようになりますよ。



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キャリアコンサルタント
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想いをカタチに。人の心をつないでゆく。
ユナイテッドウェーブス合同会社