ちょっとした一言が信頼を深める

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フリーアナウンサーの三島澄恵です。

 

仕事始めの方が多い月曜日。

「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに

様々な視点からお伝えします。

 

さて、今日から新入社員を迎えて

新たな年度を迎える会社も多いのではないでしょうか。

私は新入社員研修を様々な企業で担当させていただきますが、

新入社員のみなさんの若いエネルギーに

毎年、身が引き締まる思いを覚えます。

 

そして、今の時期は、日常の様々な場所で、

フレッシュな新入社員さんたちに出会います。

 

いつも使っているバスに乗った時のことです。

 

バスが出発する寸前に飛び乗ったものの

ICカードがバックからなかなか出せずに大慌て。

 

慌てれば慌てるほどICカードを入れたケースが見つからず、

焦りと、恥ずかしさでいっぱいになりながら

とにかくバッグの中に手を入れて探す私。

 

そんな姿を目の前で見ていた運転手さんは

「ゆっくりいいですよ。」と、

にっこり微笑んで優しい一言をかけてくださいました。

 

顔を上げて運転手さんの顔を見ると、

見かけたことのない運転手さんで、

新人さん(中途入社でしょうか)のようでした。

 

その後の車内アナウンスも

他の運転手さんと比べると丁寧で親切。

ベテラン運転手さんとは違う新人さんらしい

細やかな気配りを感じられたバスのひと時でした。

 

 

私が大慌てしている姿を見てかけてくれた一言。

おかげで私は、その言葉で落ち着きを取り戻し

ICカードのケースを取り出せました。

 

こういうちょっとした一言。

そういう一言に気持ちが救われることがあります。

 

そしてこういう一言は

日常の様々な場面で使えたら

とてもいい人間関係が築けると思うのです。

 

質の高いコミュニケーションは難しいことではなく、

ちょっとした声かけのように、

相手への思いやりを言葉や行動で示せるかどうかです。

 

感謝やねぎらい

お礼や気遣い

心配やいたわり

そういうちょっとした想いを

相手に伝えること。

 

当たり前のようでいて

なかなかできていないことのように思います。

 

新入社員を迎えた今週は、

社内全体を改めて見つめなおせる時期かもしれません。

今週は、ちょっとした一言を意識してみられてはどうでしょうか?

 

 

 

余談・・・

新人の頃。

どうしていいかわからないこともありながら、

失敗したり、叱られたり、

それでも一生懸命に取り組んで

毎日毎日、人との出会いや一つ一つの仕事と向き合って

自分ができることを精一杯尽くしていたことを思い出します。

 

新入社員のみなさん、

入社おめでとうございます!!

みなさんの姿を見て初心を思い出し、

私も新たな気持ちで新年度を迎えます。

 

新入社員のみなさんの活躍を心から願っています!

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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何度注意しても伝わらないのは?

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今回は、「何度注意しても伝わらないのは?」です。

 

「何度注意しても、なぜなおらない?」

「何度言っても、なぜ同じことを繰り返すの?」

 

家庭でもオフィスでも、

こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?

注意する側は、なんとか改善してもらえたらと

相手のためを想って伝えていますよね。

それなのに。。。

 

しかし、あなたの「聞き方」ひとつで

相手との関係性が変わることもあります。

 

例えば、注意しても、注意しても繰り返すため、

最後には

「何か思っていることがあるなら言って。

どんなことでもいいから。」

そう言いつつ、しかめっ面で相手の目を凝視したりしていませんか?

 

こういう場合に目を凝視するというのは、

相手への威圧や攻撃性を意味することに繋がります。

 

「思っていることがあるなら言って。」と言っていながら

その実、「言わせない」ようにしているのです。

 

結果、相手が何を考え行動しているのかがわからず、

何の解決も見い出せないまま、

「何度言っても・・・」とイライラが募ってしまいます。

 

何度注意しても伝わらないのは、なぜか?

その一つの原因は、相手の話をちゃんと聞いていいないからです。

 

「相手が、どうして何度も繰り返してしまうのか?」

「なぜ、その行動を取ってしまうのか?」

 

相手の考えをきちんと聞き、

なおかつ理解をすることで、

伝え方は変わってきます。

 

もし、「何度言っても伝わらない」と感じたら、

一度、相手への先入観を捨てて、

あなたの心をニュートラルにして、

相手の話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

 

 

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意識していますか?「うなずきとあいづち」

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今回は、「意識していますか?『うなずきとあいづち』」です。

 

 

うなずく速度やあいづちの打ち方を、

みなさんはどうしていますか?

もしかしたら、意識している人は少ないかもしれませんね。

 

けれど、うなずき方、あいづちの打ち方は、

相手が話をしやすくなるためには欠かせない要素です。

 

私は、インタビューをすることが多々ありますが、

うなずきやあいづちは、とても注意を払います。

放送でもイベントでもそうですが、

インタビュアーの相づちが多いと、

その声が邪魔になって

視聴者や観客がインタビューを聞きにくくなります。

 

 

 

そうはいっても、うなずきやあいづちが無いと、

インタビューされている人は話がしづらくなります。

そのため、あいづちを声に出すことは最低限にして、

それよりも、うなずき方や表情などで、

相手の話をちゃんと聞いていることを示します。

 

 

例えば、もしあながた話しているとして、

聞いている相手が

「はいはい、はいはい、はいはい」

「え〜、え〜、え〜」など

こうやって頻繁にあいづちが入り、加えてうなずきが多いと

どう感じるでしょうか?

 

また逆に、うなずきも少なく、あいづちも素っ気ない感じだとどうでしょう?

 

前者は、話すのを急かされているような感じで

後者は、聞いてくれているかどうか不安な感じを受けるのではないでしょうか?

 

ほど良いうなずき、あいづちができるかどうかは、

実はコミュニケーションを深める上でとても大切なのです。

 

ほど良い感じというのはどういうものか?

その一つのポイントは

「相手の速度に合わせる」ということです。

 

話し方の早い人には、その速度で。

話し方が遅い人には、その速度で。

うなずきやあいづちを入れるようにすることです。

 

ちゃんと話を聞いてくれていると感じてもらえると、

私たちは、その聞いてくれた人のことへの信頼を深めます。

信頼が深まれば、今度は、こちらの話も聞いてくれるようになります。

 

そして信頼を深める聞き方には、

ちょっとしたコツがたくさんあります。

今週はその中から、

「うなずき方とあいづちの打ち方」を紹介しました。

 

もし、相手が今ひとつ話してくれないなと感じていたら、

今週一週間、「うなずき方とあいづちの打ち方」を

意識してみられてはどうでしょうか?

 

 

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スポーツの力は世界を豊かにする

 

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毎週月曜日の更新をしていますが、

時々、特別版として、私が関わらせていただいたお仕事のお話を

綴っていきたいと思っています。

 

今回は、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの

感謝の会というイベントについてです。

 

このユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション(以下 USF)は

スポーツを通じた社会貢献を目的に活動している団体で、

当初は、東日本大震災がきっかけで設立されました。

 

放射能被害によって外で遊ぶことを制限された子供達。

その子供たちが安心して体を動かせる場所を提供したのが

USFの活動の始まりでした。

 

現在は、福島や東北に限らず、全国の子供たちを対象に

様々なイベント行っています。

 

この活動には、多くの企業や

大勢のアスリートの皆さんが支援してくださっていて、

その活動報告を兼ねて3年に一度感謝の会を開催。

 

私は、その企画サポートから

当日の司会までを担当させていただきました。

 

来賓のご挨拶には、

東京オリンピック・パラリンピック担当の鈴木俊一大臣。

 

 

スポーツ庁の鈴木大地長官。

 

民間からは、NIKE JAPANのクリストフ・メルケル代表。

 

3人の方々からご挨拶をいただきました。

 

ちなみに、大臣と長官が揃われることは稀なんだそうです。

 

そして乾杯の発声は、

バルセロナオリンピック200メートル 平泳ぎ

金メダリストの岩崎恭子さん。

当時、14歳だった岩崎さんの印象が強いのと

今もとても可愛らしいので

20代後半くらいかと思っていたら・・・

ご本人のご挨拶で、

「私も今年で40歳になります。」という一言。

会場は「え〜!!!」という驚きの声が響き渡りました。

私も司会台の前で声を上げてしまいました。

 

中央:岩崎恭子さん

 

当日参加された賛同アスリートのみなさんと

USF代表理事 諸橋寛子さん(写真中央)

 

会の途中では、USFのこれまでの活動をまとめた映像や

USFが主催したスポーツイベントの参加した

子供たちや保護者のインタビュー映像の上映。

 

加えて、活動を支えてくれている

ボランティアの学生さんと

アスリートの方とのトークセッションなどがあり、

賑やかかつ、充実した時間となりました。

 

写真右は、元バドミントン選手の池田信太朗さん。

2007年日本男子初の世界選手権メダリストで

北京とロンドン五輪出場。

 

USFが力を入れている活動の一つに

2泊3日の「USFスポーツキャンプ」があります。

各スポーツ界で活躍するアスリートが

実際に、子供たちにスポーツを教えてくれたり、

英語でのコミュニケーションワークがあったりなど、

子供たちの可能性を広げるスポーツイベントです。

 

池田さんは、その活動にも積極的に協力してくださり、

子供たちにバドミントンの楽しさを伝えていらっしゃいます。

 

 

アスリートを始め、企業からの様々な支援があり、

子供たちに、全ての人たちにスポーツの持つ力を伝えている

一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション。

 

代表理事の諸橋寛子さんは、

子供たちのことを想い、

これからの日本の未来を想い、

社会全体が豊かになることを願い活動を続けられています。

 

写真中央:諸橋代表理事

 

この素晴らしい活動に、

私も微力ながら関わらせて頂けていることに感謝しています。

 

USFでは、様々なスポーツイベント行っています。

興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください↓

http://www.unitedsportsfoundation.org

 

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話題が深まる質問

 

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今回は、「話題が深まる質問」です。

 

先日、平昌オリンピックで帰国した

選手のみなさんの記者会見が行われ、

その様子が様々なテレビ局で中継されていました。

ご覧になった方も多いと思います。

私もその1人です。

 

1人ずつのコメントの後、

メディかからの質問時間になりましたが、

一視聴者として見ていて、

正直、疑問に感じる質問がいくつかありました。

もっと、違う質問があったのではないかと。。。

 

質問というのは、

話題を深めるために欠かせいない要素です。

相手に「何」を聞くのか?

これによって、その後の展開は大きく変わります。

 

これは、今回のような記者会見に限らず

コミュニケーションの質も高めるためにも必要です。

 

質問には

「はい」か「いいえ」で答える

「クローズ・ドクエスチョン」

具体的な答えが求められる

「オープン・クエスチョン」があります。

 

インタビューをするときなどは

「オープン・クエスチョン」で聞くように教わりましたが、

日常では、「クローズド・クエスチョン」も交えつつ

バランスよく聞くことが大切だと感じています。

 

 

そしてさらに重要なのは、

「何」を聞くかです。

 

この「何」というのは、基本的には同じなのですが、

状況によって違いがあると感じています。

 

例えば、記者発表やインタビューのように、

視聴者のような第三者が見ている場合と

1対1で行うカウンセリングの場合では、

若干違いがあります。

 

前者は、記者やインタビュアーの立場の人は

第三者の人に代わって聞いているという役割もあるので、

第三者が知りたいことを質問にすることもあります。

 

後者は、カウンセラーが相談者の話を聞くのですが、

これは、相談者のために聞きます。

相談者自身が、何の悩みを持っているのか?

その悩みをどう感じているのか?

どんな望みを持っているのか?など、

相談者の内側で考え、気づき、行動へ移せるように

サポートしていきます。

 

組織などで求められるのは後者のスキルではないかと思います。

みなさんは、指導の際どうされていますか?

解決策を提示したり、叱咤激励をしたり、経験談を示したり、

すぐに自分が話すことを意識していませんか?

 

「何度も言っているのにわかってもらえない。」

「なんで、わからないんだ?」「伝え方が悪いのか?」など

そんな風に考える人も多いのではないでしょうか?

 

なぜ、相手に伝わらないのか?

それは、相手のことを知らないからです。

相手が何を考え、どう行動し、どうしたいのか?

それらをちゃんと聞かずに自分の考えを話してしまうことで

伝わらないことが起きてしまうのです。

 

話題が深まる質問というのは、

相手が「話したい」と思っていることや

相手が自分のことを客観的に考えることができる、

そういうことを聞くことができる質問です。

 

相手は何を話したいと考えているのでしょうか?

何をわかってほしいと思っているのでしょうか?

まずは、その点をしっかり聞いてみてください。

そして、その上で自分の伝えたいことを考えると

自ずと伝え方が変わってきます。

今週1週間、

相手のことを知ろうとする質問を

意識してみてはいかがでしょうか?

 

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話しやすい座り位置

 

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「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに

様々な視点からお伝えします。

 

今回は、

「話しやすい座り位置」です。

 

皆さんは、普段、

1対1の会話の時どの位置に座って話をしていますか?

 

多いのは向かい合わせではないかと思いますが、

もし向かい合わせに座らなくても良い場所であれば、

できれば、相手の左側90度がおすすめです。

 

なぜか?

 

それは、正面の位置というのは

お互いに圧迫感を感じやすく、

さらには、心理学的には

お互いに反対意見を言いやすくなりがちの位置だからです。

 

例えば、動物であれば

真正面に位置しているときはお互いに牽制して

睨み合っている状況です。

敵対しているわけです。

 

 

私たち人間も、真正面に座っている時に

そういう敵対する意識が生まれると言われています。

 

オススメの位置は、相手の90度横です。

下の写真のような位置。

 

 

 

しかし、椅子やテーブルの状況で

どうしても正面の位置にしか座れないということが多いでしょう。

そんなときは、

ほんの少しだけ右に椅子をずらすと話しやすくなります。

 

その移動は、わずか数十センチ。

ほんのわずかずれるだけで構いません。

もし相手がいれば、真正面に向き合って座ってみて、

それから、ほんのわずか試しにずれて感覚を掴んでみてください。

(研修ではこのワークも行なっています。)

 

この方法、ラジオ番組を担当していた時に

自然に身についたものです。

 

相手と会話をするとき、

相手が話しやすくなる工夫というのは欠かせません。

 

「この人、話しやすい人だな〜」

 

そう思ってもらえることが

お互いの信頼関係を深める第一歩です。

 

「話しにくい人だな〜」と思われていると、

相手は相談をしてくることはありません。

相手とあなたを置き換えて考えてみてください。

「話しにくいな」と思っている人に相談するでしょうか?

 

相談されるというのは、

相手が、あなたのことを信頼してる証でもあります。

 

相手が話しやすいと思える空間づくりや工夫は

とても大切なことです。

 

ほんの少しのことですが、

そのほんの少しで人間関係が変わるきっかけになります。

今週1週間、

ちょっとだけ意識して過ごしてみられてはいかがでしょうか?

 

 

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人の話を聞くときは○○を見る

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様々な視点からお伝えします。

 

今回は、

「人の話を聞くときは◯◯を見る」です。

 

前回、前々回ともに、

「聞くことの大切さ」の話をブログに綴りましたが、

聞くというのは、相手が話しやすいと感じることが求められます。

 

その話しやすさを作っている一つに「雰囲気」があります。

この雰囲気というものは

目に見えるものではないのでわかりにくいかもしれませんが、

でも実は、ちゃんと目に見えているんです。

 

みなさんは、人の話を聞くときはどこを見るように

子供の頃から教わって来たでしょうか?

 

そう、「目」です。

「目を見て話を聞くこと」

私たちはずっとそう言われてきました。

 

実際、相手が視線をそらしていると

話を聞いているのかどうかわかりませんし、

話を聞いてもらっている感じがしないことも確かです。

 

 

だから答えは「目」と言いたいところですが、

でももし、じっと目を見られていたらどうでしょうか?

 

私の研修では、2人1組になってもらって、

互いの目を5秒間見てもらうというワークをしますが、

ほとんどの人が3秒程度で我慢できずに笑い出したりされます。

 

目をじっと見ているというのは、

実は相手に圧迫感を与えてしまい、

話しにくくしてしまうのです。

 

では、どこを見て話を聞いたらいいかということで

私がおすすめしているのは、「口元」です。

 

これも研修のワークで行いますが、

目を見られているほどの圧迫感は無く、

だからといって、目をそらされている感じがしない絶妙の場所です。

 

ちゃんと目を見て聞いてくれている。

しかも、優しく受け止めてくれる雰囲気。

 

そういう感覚を持てると話している人は、

みなさんに心の内を話してくれるようになります。

 

そしてそれが人と人のつながりを強くし、

信頼関係へと繋がっていくのです。

 

他にもまだまだ聞き方のコツはあるので、

また機会を見ながらご紹介していきます。

 

まずは、相手が話しやすい「雰囲気づくり」

試して見られてはいかがでしょうか?

 

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AIが発達する中で求められるコミュニケーションとは?

 

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今回は、

「AIが発達する中で求められるコミュニケーションとは?」

です。

 

 

平昌オリンピック・パラリンピックが始まりました。

選手のみなさんの白熱した競技をテレビで観戦しています🇯🇵

 

さて、この平昌オリンピック・パラリンピックでは

NHKの放送技術研究所が開発した

AIを活用した『ロボット実況』が行われています。

 

ニュースやナレーションなどの決まった原稿に関しては、

そう遠くない日に、ほとんどAIに変わるのだろうとは感じていますが、

「スポーツ実況」という、その場の判断が必要なしゃべりの世界で

AIの技術が進んでいるというのは驚きでした。

 

三菱総合研究所によると、

『AI技術の発達によって、

2030年までに国内の雇用が240万人減る』

と試算されているデータもあります。

 

そういう中でも、人が求められる。人だからこその仕事もあります。

その一つが「コミュニケーションが必要な仕事」です。

 

ただこの「コミュニケーション」も、

単なるコミュニケーションではなく

「質」が求められる時代になっていると感じています。

 

私が考える「質」というのは、

相手との信頼関係を築けるかどうかということです。

 

例えば、何かの商品を買うときです。

これからは、購入者が必要な情報を入れれば

AIが選んでくれる時代になるでしょう。

AIが選んでくれたもので購入する人もいるでしょうが、

それについて、さらなる相談や話を聞きたいときに、

商品営業担当者と接点を持つことになります。

 

そして、この時の営業担当者は、

単に説明や紹介をするのではなく、

購入希望者が

「何を悩み、何に不安を持ち、どうしたいのか。」

そういうところをしっかりと受け止めて聞くことができ、

なおかつ、さらなる提案ができる人という

高いコミュニケーションスキルが求められます。

 

このスキルは、できる営業の人はすでに使っているはずです。

 

「売る」ではなく、

「お客様の心に応える」

ここがさらに求められるのではないでしょうか。

 

これは、客の思い通りやわがままに応えるということではなく、

相手のことを考えつつも

売る側の考えや想いも含めた提案ができることだと考えます。

 

そしてそれは、

購入者が「この人だからお願いしたい」

と思ってもらえるコミュニケーション。

その信頼関係を築けるかどうかが

「コミュニケーションの質」だと思うのです。

 

では、そのコミュニケーションの質は、

どこにあるのでしょうか?

この文章の中でも少し書きましたが

それは「聞く」に隠されています。

 

前回、部下の指導でも「聞く」話を書きましたが、

お客様に対しても「聞く」が鍵を握っています。

あなたは本当に、相手の話を聞くことができていますか?

 

次回は「聞く」についてです。

 

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話すより「聞く」で部下は成長する

 

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様々な視点からお伝えします。

 

今回は、「話すより『聞く』で部下は成長する」です。

 

 

企業研修に行くと、

「(部下に)指示をしても動いてくれない。」

「言ったことしかやってくれない。言ったこともやらない。」

「考えたらわかることなのに・・・」など様々な悩みを伺います。

 

そんな話を伺った時、私がアドバイスさせていただいているのは

「相手(部下)の話をちゃんと聞くこと」です。

 

ビジネス雑誌プレジデントに掲載されていたデータです。

500人を対象にした調査の中で、

職場の不満のうち話し方と聞き方に絞ったものです。

 

その第1位は「話を聞いてない」

その他の順位を見ても「聞く」にまつわるものは

7つもランクインしています。

(下記の表はクリックすると大きくなります。)

 

ここからわかるのは「聞く」といっても、

単に「聞く」のではなく、

「ちゃんと聞く」ことが重要だということです。

 

姿勢や目線はもちろんですが、

どのように受け止めて聞いているかも問われています。

 

企業研修の打ち合わせに伺うと

担当者とその上司の方が同席されることがあります。

私が担当者の方に聞いていると、

担当者の話が終わらないうちに、

上司の方が補足説明などをされることがあります。

 

上司からすると、部下である担当者の話を補足したり、

修正したりして、わかりやすく伝えようとされているのでしょう。

しかし、担当者が話し終える前に話してしまうと

様々な弊害が出てきます。

 

例えば話している人(部下)からすれば、

・自分は間違ったことを言ったのだろうか?

・自分の伝え方は下手なのだろうか?

・自分が話す必要はないんじゃないだろうか?

・上司が補足してくれるからある程度やっていればいい。

・最後まで話を聞いてもらえない不満

・物事を最後まで考えることをせずに人を頼る

など、様々な思いや考えがめぐります。

 

結果、自信を無くしたり、

自分の行動に最後まで責任を持って行動しなかったり、

仕事へのモチベーション低下も起きてしまいます。

 

 

多くの企業で、

「自ら考えて、行動する人材育成」という目標を掲げています。

 

しかし、上司が部下の話を最後まで聞いていないということは、

部下が自分で考え抜く機会を

奪ってしまっていることに繋がっているのです。

そのため、行動の意味を理解していないために失敗したり、

次に同じようなことが起きても行動に移せないなど

これもまた、企業でよく聞く悩みを生んでいます。

 

話を「ちゃんと聞く」

この「ちゃんと」は聞く態度はもちろん、

何を、どう聞くかということも全て入っています。

 

話を聞くときは、自分が話したいことは一旦横に置き、

相手の話を聞くモードを入れましょう。

 

自分の話は3割。相手の話は7割。

 

そういうことも言われますが、

「話そう」という思いがあると、

相手の話より自分の話そうとすることに意識が行きがちになります。

 

聞くと決めて聞くモードに入る時は、

相手の話10割くらいの意識を持った方が

最後までちゃんと聞くことができます。

 

「相手が何を考え、どういう想いを持っているのか」

この1週間、意識して聞いてみてはいかがでしょうか?

 

 

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強い組織のリーダーとは?

 

 

ブログをご覧くださりありがとうございます。

フリーアナウンサー 三島澄恵です。

 

 

今回から「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに

毎週月曜日に、様々な角度からお伝えして行きます。

 

最初は「強い組織のリーダとは?」を

私なりに考え、綴って行きます。

 

箱根駅伝をご覧になった方も多いと思います。

今年も、青山学院大学が総合優勝し、

4連覇を果たしました。

往路では、東洋大学が優勝し、青山学院は2位。

その差44秒との開きがあり、

今年の青山学院の総合優勝は

かなり厳しいのかなと思いながら観戦していました。

 

 

青山学院大学を強豪校に導いたのは、

原監督の指導にあるのもご存知の通り。

その指導法や考え方などもテレビや雑誌などで紹介されています。

 

強い組織・強いチームには、

やはりそれを導く素晴らしいリーダーであり指導者が存在します。

しかし、そのリーダーが変わると、

その強さは崩れ去って行きます。

もちろん、リーダーが変わる前に

次のリーダーを育てている場合は違います。

それでも、強い組織を作ってきたリーダーと

同じ結果が出せるかというと

それは、必ずしもそうだと言えないものです。

 

私自身、そういう経験をしてきた1人です。

 

私は高校時代、放送部に所属していました。

その放送部は全国的にも非常に有名な学校で、

全国大会の出場は何十年連続で出場したかもわからないほど

当たり前のことになっていました。

 

運動部と比べて、文化部の全国大会は

楽に出られるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、

全くそんなことはありません。

 

特に私がいた福岡は、地区大会から県大会に勝ち上がり

アナウンス・朗読それぞれの部門で

6人のみが全国大会に出場できるとても狭き門だったのです。

 

そして全国大会では、各県でしのぎを削った代表者が競います。

準々決勝→準決勝→決勝と進み、

決勝に残った10名のみがNHKホールで発表できます。

私は高校二年生の時に、

全国大会のアナウンス部門で2位をいただきました。

全国6600人ほどが参加した中での2位だったことを思い返すと、

「すごいことだったんだな。」と自分で思ってしまうほどですが、

その指導をしてくれた放送部の顧問の先生(恩師)の力を

この歳になり、とても強く感じています。

 

 

一人一人の個性をきちんと見て、

一人一人に合った声かけや指導をし、

いつも試行錯誤していた姿を思い出します。

しかし、その恩師が亡くなってから、

放送部は全国大会出場さえも難しくなってしまいました。

 

 

高校の部活動の話ではありますが、

社会で働くみなさんも、

実際、トップに立つ人やリーダーが変わると

結果が変わっていくという経験をした人は多いのではないでしょうか?

 

 

とはいえ、リーダーが変わりすぐに成果が出るわけではありません。

青山学院大学の原監督もテレビのインタビューで

「本当の意味で成果が出るのに10年かかった。」

というようなことを話されていた記憶があります。

 

10年と聞くと、

流れの速いこの時代では遅すぎると思う人も多いでしょうが、

10年前からの一つ一つの積み重ねが、今を生み出してくれます。

10年前にいた人が、今に関わっていなくても、

10年分の仲間が築き上げてきた力が結果を生んでいきます。

 

組織が強くなるには10年なのかもしれませんが、

人が成長し、結果が出るには、私は3年かかると感じています。

私もまた、中高一貫校で生徒を指導していた時期があります。

個人差はありますが、それぞれが成長していく姿を見てきました。

そしてそれが、次の世代にバトンタッチされ、

その積み重ねで、チームは次第に強くなっていくことを

目の当たりにしてきました。

 

1年目に種を蒔き、

2年目に芽が出て、

3年目に花が咲く。

その個人の花が咲き続けて、

毎年増えることで、綺麗な花畑が生まれます。

 

そして、それをできるかどうかが、

トップやリーダーの導き方にかかっているのではないかと思うのです。

 

「部下が思ったように動かない」

「部下が話を聞いていない」

「うまくいかないのは部下ができないから」

 

企業研修に行くと、よく聞く意見です。

 

自分はやれているのに。

自分はやっているのに。

その気持ちがわからないわけではありません。

様々な工夫を凝らしてもうまく行かないこともあるでしょう。

 

しかし、まずは

「自分自身はどうなのか?」

 

ここを見つめ続けることできるリーダーであるかどうかが、

周囲の人を成長させ、組織を強くする力になるのだと実感しています。

 

私もまた研修講師として人を導くことに携わる中で

「自分はどうすればいいのか?」いつも考え続けています。

 

では、トップやリーダーに必要なコミュニケーションとは何か?

それはまた、次回のブログでお伝えします。

 

三島澄恵プロフィールはこちらをご覧ください。

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