温かい言葉で救われる♡

「大丈夫ですか?婦人科は疲れますよね。」と優しく声をかけて下さった看護師さん。

「何度診察をしてもらっても慣れないです」と私。

 

数ヶ月に一度、経過観察のために病院で診察を受けています。

その経過観察とは、子宮頸ガンの手前の中等度異形成術後のものです

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島 澄恵です(^^)

 

子宮頸ガンは子宮の入り口にできるガンですが、

ガンになる前の病変で軽度異形成、中等度異形成、高度異形成がありガンに移行する場合があります。

子宮頸ガンは他のガンと違ってウイルス感染によるもので、

感染したウイルスの種類によってガンへの移行度合いが違い、

患部の広さや厚みなどを考慮に入れて治療が行なわれます。

 

通常、中等度異形成であれば経過観察で手術を行なわない人もいるようですが、

私は感染したウイルスや患部の状態をみて主治医に勧められレーザー手術を受けました。

以来、2ヶ月に一度の診察から、3〜4ヶ月に一度の診察に変わり今に至りますが、

何度行っても慣れない診察なのです。。。

 

苦手な病院の第1位は歯医者さん。それに次いで婦人科というところです(^^;)

 

しかも今回に限っては

主治医の先生の「右側の子宮が腫れてる!」という言葉に、いつも以上にドキッ

(これは子宮頸ガンとは全く関係ないのですが。)

「まっ、次回まで様子を見ましょう。」という一言にホッとするも、

診察の疲れと痛みとストレスで、わずか数分でもぐったりしてしまいました

 

そんな最後に看護師さんからの

「大丈夫ですか?婦人科は疲れますよね。」という

私の心を察したような言葉に心がす〜っと穏やかに

 

言葉というものは不思議なもので、

とても短い言葉であっても人の心を癒すことも救うこともできるものなんですよね(^^)

 

温かい言葉を使える自分でいたい。

人の心に届く言葉を使える自分でいたい。

改めてそう思った出来事です

 

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

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声の出し方に始まり、話の組み立て方・話し方、ツール使いに至るまでトータルでお教えしています。

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良かれと思ってもハラスメント!?

「ハラスメント」という言葉。

いまではドラマのタイトルになるほど一般化しています。

 

ハラスメントとは様々な場面での嫌がらせやイジメのことですが、

本人に悪気が無くても受け取った側がそう感じてしまうことでも生じます。

実際、研修先の企業でも

「どこまでがハラスメントなんでしょうね?」と尋ねられることがあります。

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

私自身、あれはハラスメントだったな〜と感じる出来事は多々あります

特に、男性からの女性蔑視に関しては人一倍強く感じていたかもしれません

 

まだ私が大学生の頃だったと記憶しています。

私はその頃から話す仕事に就きたいと思っていましたが、

ある時、こんなことを言われたことがあります。

 

「あなたがなりたいと思っているようなアナウンサーやリポーターは、

20代の若いうちだけなんだから、そんなのは諦めて早く結婚した方が幸せだよ。」

 

その時、私は心の中で悔しさと悲しさと絶望を感じつつも、

「そんなこと、余計なお世話!」と怒りを覚え

「あなたの言う通りにはならない!」という気持ちになったものです

 

実はこう私に言ったのは、教頭先生を務めたほどの学校の先生です。

当時、60歳位(今は80歳近い)の方なので、

女性が働くということへの考え方が今とは大きく違っていて

女性は結婚をし、子どもを生み育て、いい家庭を築いて行くことが幸せなのだ

という考えが根強かったのでしょうし、

その先生なりに私のことを心配しての言葉だったのだと思っています。

 

しかし今ではこういう発言をすれば

本人が良かれと思ってアドバイスしたとしても「ハラスメント」と言われるでしょうし、

学校の先生が言ったとなれば、さらに問題視されることでしょう。

 

そして大なり小なり、こういう言葉のハラスメントは今でも様々な場面で起きていることだと思います。

 

私は放送局で長年仕事をしたことで、自分が発する言葉への責任を学んできました。

特にFMラジオでのフリートーク番組の担当だったこともあり、

台本が無い故に、その場で言葉を口にして行くことは怖いなと感じていた日々です。

今でも、言葉を発する時は様々なことが頭を巡ります。

 

言葉や行動はその人が育ってきた教育や家庭環境。時代背景や置かれている立場。

そういう様々な要因が身体と心に染み付いて思考となり表現されます。

 

 

そのためまずは、「相手と自分は違う」ということを意識してみてはいかがでしょうか?

そうすれば良かれと思って言ったことで相手が傷つくこともあることや

相手が悪気無く言ったことに、必要以上に傷つくことは減ると思いますよ

 

 

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防災ブック

今朝は地震で目が覚めました(> <)

我が家は1階ですが、それでも強い揺れを感じ、

このまま長い揺れに繋がるのではと3.11の地震が蘇りました。

 

先日からの大雨で地盤が緩んでいるところも多い関東。

みなさんのお宅は大丈夫でしたか?

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です。

 

 

3.11の時、私は仙台市内でイベントの司会を担当していました。

お客様もスタッフも無事に避難することができましたが、

あれほどの揺れの中、誰1人何事も無かったのは奇跡的なことだといまだに思い返します。

 

気象庁の発表では、今朝の地震は想定されている首都直下地震の1000分の1程度だそうで、

首都直下地震は想像を絶するものだと改めて強く感じました。

 

東京は首都直下型地震が、この30年の間に70%の確立で来ると言われています。

(内閣府:首都直下地震対策検討ワーキンググループ 平成25年12月の報告より)

先日、東京都から送られてきた防災ブックには

地震はもちろん、水害やテロに至るまで細かくまとめられています。

 

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東京だけでなく、全国どこでも様々な災害が想定されます。

インターネットから防災ブックを見ることができますので

参考になさってはいかがでしょうか?

東京防災→ http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/

 

 

伝わる心得111 ☆ 心と声の関係性 ☆

「どうしても自信の無い話し方になるんです。どうしたらいいですか?」

先日、研修後に相談を受けました。

 

どうしたら良いでしょうね?

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

心と声は密接です。

これは「声」というより身体と言った方がいいのかもしれません。

私たちはマイナスのストレスを受けている時は筋肉の反応が弱くなり、

逆に、うれしい時や楽しい時は筋肉の反応が強く出るのです。

 

 

それを声で実験してみましょう。

「◯◯◯◯(あなたの名前)です。よろしくお願いします。」

これを、まずは普通に言ってみて、その感じを覚えておいて下さい。

 

その後に、苦手な人を思い浮かべて同じように言ってみましょう。

苦手な人がいない場合は、あなたにとってイヤな場所や怖いものなどを思い浮かべてみましょう。

 

最後に、大好きな人を思い浮かべて言ってみて下さい。

 

 

さあ、どうでしたか?声に変化はありましたか?

 

そう、声にはあなたの心の中が映し出されます。

自信が無い時は自信の無い声になり、不安な時は不安な声になるのです。

自信をつけるには、何度も練習して「できる」という自信を持つことですが、

そうやって練習できる時ばかりでもありません。

また、急に発言を求められたり、緊張してしまうこともあるでしょう。

そういう時は、「行動に気をつける」のです。

 

 

自信がありそうに見える行動は、動きがゆっくりで、声も大きく、姿勢もいいなどがあります。

そういう動きを意識して話すだけでも声に自信が生まれます。

 

行動療法の1つに、不安な表情を作らせないためにボツリヌス菌を眉間に打ち、

しかめっ面ができないようにするという治療法もあります。

これは表情を変えることで心をプラスに向けるというものです。

 

心持ちをコントロールするのは案外難しいものですが、

行動を変えることは意識しやすいものです。

もし自信が無いと思いながら話をしてしまいがちな人は、

自信のある行動を心がけて臨んでみて下さい

 

 

 

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声表現は面白い!!

先日、栗原はるみさんのお弁当12ヶ月をまとめた

DVDのナレーションを担当させて頂きました(^^)

すでにきょうの料理で放送されたものをまとめているのですが、

私が担当したのは「中国風レンジおこわ弁当」の回です

どれも日々のお弁当はもちろん、食事づくりにとても役立ちます

詳細はこちらからどうぞ☆

http://www.amazon.co.jp/dp/B013QSSWM0/

栗原はるみさんDVD

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

司会や講師の仕事と違い、ナレーションは顔が見えない声だけの世界

もともとFMラジオのパーソナリティを長年務めていたこともあるので、

声の世界は大好きなのです

 

依頼者からの声のリクエストは様々。

・20代くらいの若い女の子っぽく

・冷たく冷静な女性の感じで

・明るく弾けて!

などなど、映像や雰囲気に合わせた表現がとても楽しいです

 

ナレーションの一部をご紹介していますので、ぜひご覧下さい

 

 

声に関するご依頼はお気軽にご相談ください

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メール info@heartvoice.jp

伝わる心得110 ☆ 話し方はあなたを写す鏡 ☆

講師を目指す人の伝え方の研修も行なっています。

先日、その講師研修の受講生のアフタートレーニングを行ないました。

 

すでに毎週のように講師として活躍しているようで、トレーニングを始めた頃に比べるとその差は歴然!

しかし・・・

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です(^^)

 

その受講生は、経験を重ねることが何よりの上達になるのでしょうが、

私が「しかし」と感じたのは、その受講生の話し方に「慣れ」が生まれてしまっていることでした。

 

伝え手は、何度も練習し、かつ何度も同じ話を繰り返します。

そうすると話し方に「自分なりの型」が生まれてしまいます。

それが全て悪い訳ではないのですが、

最初のたったひとことの「こんにちは」さえも型通りに話してしまうために

心ここに在らずというような話し方になり聞き手に伝わってこなくなるのです。

 

 

これはトレーニングを始めて必ず訪れる状態です。

そして、決まっている原稿や決まっているパターンがあればあるほど、この状態は強くなります。

 

それなら自分の思うままに話した方が良いのでは?

そう考える人もいますが、そうではないのです。

決まっている原稿があっても、何度練習しても、何度同じ話をしたとしても、

毎回新鮮な気持ちで、かつ本気で伝えられるようにするトレーニングが必要なのです。

それは、舞台やコンサートなどで同じパフォーマンスを観客に見せていながらも

毎回、感動を与えてくれるそれに似ています。

 

「話すことは、伝え手自身を表す鏡」

私は、多くの人を教えることを通して、そう感じています。

 

「慣れ」は誰しも訪れるのですが、

それが強く表れる人と、そうではない人がいます。

強く表れてしまう人は、「これでいい」と思いがちの良く言えば楽天家なのかもしれません。

しかし、それは同時に「聞き手に対する感謝の気持ち」が失せていることでもあります。

 

今回のアフタートレーニングを受けた受講生はトレーニングに加えて、

講師として話す際の心持ちについてのディスカッションも行ないました。

たった数十分のディスカッションですが、その後に受講者の口から出てくる言葉は生き生きとしています。

 

「こんにちは」

とても短いこの言葉さえも命が吹き込まれたかのように、聞き手に伝わって来るのを感じました。

 

 

言葉は伝え手の心持ちが変わるだけで生きてきます。

だからこそ私は、「話し方は伝え手自身を映し出す鏡」だと考えるのです。

あなた自身の考えや想い、さらには人柄までが、伝えることを通して聞き手に伝わっていますよ

 

 

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40歳からの声づくり〜睡眠〜

このところ秋の長雨というのでしょうかぐずついたお天気が続いています。

今日は久々に太陽を期待していたのですが今ひとつスッキリしない空模様です

 

季節の変わり目。

体調を崩しやすい時期ですがみなさんお変わりはありませんか?

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

 

40歳からの声づくりと題して不定期に投稿していますが、

年齢を重ねると、若い頃には感じなかった体調の変化を感じるものです(^^;)

今回は「睡眠」についてお話しします

 

私は本番の前日は、できるだけ睡眠を取るように心がけています。

それでも前日はスタッフの人たちとの食事があったり、

ギリギリまで台本の準備をしたり、

もちろんプライベートの時間もあって就寝が遅くなることもあります。

 

ちなみに睡眠不足による体調の変化と声への影響ですが、

・心拍数が上がって呼吸が浅くなる

・わずかに身体の動きがかたくなっていて声が細くなったり、かたくなる。

・身体のむくみがあり声がハスキーな感じになる。

など他にもありますが、これらは周りの人から見るとわからない程度のことで、

数年前まで、私自身あまり感じることの無かったことなのです

 

そのため本番で思うようなパフォーマンスを上げるためにも、

前日はしっかり休めるように心がけていますが、

大切にしているのは身体を休める以上に「脳を休める」ことです

 

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脳は身体に指令を出す最も重要な部分です。

一日中働き続け、特に日中は考えて処理するために活発に働いています。

また現代は、寝る寸前までテレビやスマホ、パソコンなどを見ることで

脳は活性化したままでベッドに向かう人も少なくないはずです

本当は眠る1〜2時間前はそういうものを遠ざけたい所ですが、そうはいかない場合も多いでしょう。

だからこそ脳がクールダウンできる工夫を取り入れることをおススメします

 

とはいえ、本番前は緊張や考え事で脳が活性化していてなかなか眠れない日もあります。

寝付きが悪いと「眠らなきゃ眠らなきゃと」焦ってしまい、さらに眠れない悪循環に陥ることもあります。

 

そんな日に私が行なっている2つの方法です。

1つは、小さめの保冷剤を布に巻いて額に乗せて休む方法

特に額の辺りは脳の前頭葉と言われる部分があります。

この前頭葉は、情報収集し処理するという非常に重要な部分です。

みなさんも考え事をする時、無意識にこの部分に手を当てていることありませんか?

 

そしてもう1つは、仕事やプライベートに全く関係ないことを考える方法

何それ?と思いますよね(^^;)

眠れない時に羊を数えてみたこともありますが全く眠れず、

あり得ないほどの夢物語を想像(妄想とも言うかもしれませんが)すると不思議と眠れているんです

ポイントは現実味が無い物語です

 

2つめの方法はさておき、

頭寒足熱と医学的にも言われるように、1つめの方法は効果が得られやすいですよ

 

週末はゆっくりできる人も、そうでない人も、

心地よい眠りを手に入れる方法を試してみて下さい。

それが良い声の基礎になりますし、何より明日への活力に繋がりますよ

 

 

 

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伝わる心得109 ☆ バイアスにご注意を! ☆

私が話す仕事の基本を身につけたのはNHK福岡で8年間テレビやラジオを担当してた時。

それは、言葉遣いはもちろん、映像の作り方、

なにより、その情報そのものがどのような意味を持ち、視聴者にどのような影響を与えるのか?

「伝えるということは怖い」と感じるほど、その責任を学びました

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

最近知ったのですが、

民間の第三者機関として、報道の正確性・信頼性の向上を促進するために活動をしている

非営利の一般社団法人があるんですね。

日本報道検証機構 http://gohoo.org/author/wanj/

 

テレビや新聞の報道は信用の高い情報だと感じていますが、

それでも人が作るものですから時には間違いもあります。

それを第三者が検証し教えてくれるというのは、情報を正しく理解する手助けになります

 

 

私が放送の仕事を始めた頃は、今のようにインターネットの情報は豊富ではありませんでした。

上司や先輩からは、

取材対象者には必ず会って話を聞くこと。

裏を取ること。

自分の足で稼ぎ、自分で確かめること。

そういうことを何度も何度も注意を受けながら番組に携わっていました。

 

時には図書館にこもって一日中調べものをして過ごしたり、

休みの日に取材に行ったりということもありました。

 

とはいえ、仕事を始めたばかりの頃は仕事量と私自身の能力が追いつかず、

取材時間を思うように取れずに失敗したこともあります。

だからこそ、「自分で確かめる。」ということの大切さを強く感じています。

 

 

当時はインターネットが普及する少し手前。

メールではなくFAXか電話。

情報はインターネットではなく図書館か新聞。

今よりも人とのやり取りや情報収集に手間や時間がかかっていました。

 

今はメールで瞬時のやり取りができ

インターネット上で様々な情報を得ることができます。

本当にありがたいなと感じています。

けれどネット上の情報は全てが正しいわけではありません。

本当らしき情報がまことしやかに広がっていることも少なくありません。

簡単に手に入り情報が多いからこそ、どの情報が正しいかをきちんと見分ける力が必要です。

そう言う意味では、以前よりも情報収集能力や選別能力がより強く求められていると感じています。

 

 

そして「バイアス」に注意が必要です。

バイアスとは偏りやゆがみという意味があり、偏見や先入観を意味します。

特に私たち人間は、自分は正しいというバイアスを持ちがちです。

間違っている情報があったとしても、自分が正しいと思う情報を選びがちです。

 

これは何も、今の時代だから注意が必要という訳ではないのですが、

これほど情報が溢れる時代で、

しかも、インターネットの仕組み上、

興味のある情報だけを気づかないうちに選んでいることが多々あります。

 

正しいと思えることが本当に正しいのか?

もし正しいとするなら、なぜ正しいのか?

自分が正しいと思ったことでも、

一度違う視点から考える力が伝え手には欠かせない力です

 

 

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心の拠り所

ここ数日のニュースなどで

9月1日が10代の自殺が最も多いという話題が取り上げられています。

(内閣府調査の過去42年間のデータから)

 

その大きな理由は年齢によって違いますが、

小学生は「家庭からのしつけ・叱責」が高く

中学生になると男子は「学業不振」

女子は「その他学友等の不和」となっています。

内閣府 平成27年版 自殺対策白書「第2節若年層の自殺をめぐる状況」より

http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2015/pdf/honbun/pdf/1-2-4.pdf

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です。

 

 

私は小中高生と関る機会も多いので、今回のこのニュースを見てとても心が痛いです。

と同時に、私の中学時代を思い出します。

 

 

恥ずかしいのですが今日は私のことをお話しします。

誤解が無いように先に言いますが、父も母も私は大好きです。

 

 

大人になってからですが、私の手を見て母が涙したことがあります。

「どうして気づいてやれんかったんやろ。ごめんね。」と。

 

私の左手には切り傷がたくさんありますが、それは全て自分でつけたものです。

自傷行為、当時の私は心が真っ暗で不幸な自分しか見えていませんでした。

最も大きな原因は成績不振による父からの叱責でした。

とういうのも父は、異常なほどに厳しい人だったからです。

家に帰りたくなく、学校に逃げ場を求めて生徒会の仕事に没頭し勉強から逃げ、

さらに成績が悪くなり、父からの異常なほどの厳しい責めに合う日々でした。

 

本当に毎日がイヤでイヤで、父も母もいなくなってくれたらと心底思っていましたし、

私自身いなくなって楽になりたいと思っていました。

 

 

 

なんで自傷行為をしていたか?

それは私なりのサインだったんだと今ならわかりますが、

当時は本当に心が真っ暗でどうすれば良いかがわからなかったのだと思います。

 

 

そんな私でしたが、なんとか今を迎えられているのは、

どこかに居場所があったからです。

 

学校に行けば友達に家庭のことを話して共感してくれる。

心配してくれる先生達がいる。

当時の私にとっては学校が心の拠り所になっていたと思います。

 

 

今に至るまでも「消えてなくなりたい」と思うことがありましたが、

その都度、私には心の拠り所がありました。

ある時期は学校の先生。

ある時期は部活動。

ある時期は会社の仲間。

そして最後の最後は、やはり親が私の最大の味方。

(こう言えるまでに随分と長い時間がかかりましたが。。。)

 

先日、鎌倉市の図書館のツイートが取り上げられていましたが、

そういう心の拠り所に気づいて欲しいと心から願います。

 

最初にも書いたように、私は10代の人たちと関る機会が多いです。

話し方を教えているのですが、様々なお子さんや親御さんとの出会いがあります。

そういう中で私にできることは、

親御さんの想い。

お子さんの想い。

それぞれの想いを繋ぐこと。

そして何より「心の拠り所」になるということです。

 

親御さんたちはお子さんが何を考えどういう状況なのか心配で仕方ないのです。

しかし一方でお子さんたちは、自分たちの想いを素直に表現できずにいることが多いのです。

私はその2つを繋げられたらといつも思います。

そうして何か困った時に、話を聞いてくれる人がいると思ってもらえたらいいなと思うのです。

 

心が真っ暗になっていると、周りの声も届きにくいでしょう。

それでも、真っ暗な心の中にも小さな明かりが灯りますように。

心の拠り所という小さな明かりに気づいてくれますように。

そしてその小さな明かりが、月日を経て真っ暗な心を明るく照らしてくれますように。

そう心から強く願ってやみません。

 

 

 

 

伝わる心得108 ☆ 何度練習しても新鮮に ☆

今朝のNHK総合テレビの番組「あさイチ」では

フィギュアスケートの羽生結弦さんがトークゲストとして出演されていました

1時間を越えるトーク番組(しかも生放送)でというのは記憶にないので、

身支度をしながらでしたが楽しませてもらいました

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

 

スポーツ競技の中でも

フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミング、新体操などのように

芸術点を競うものはトレーニングで同じ内容を何度も繰り返し練習しています。

もちろんそれ以外に、表現力を磨くことに関して様々な取り組みがあることでしょうね。

例えばクラシックバレエを習う人もいますものね。

 

 

そして何度も何度も繰り返し練習しても、

本番では新鮮な気持ちで取り組めることで、見ている私たちを感動させてくれます。

 

「何度も何度も同じ練習をしても新鮮に。」

実はこれは人前で伝えることも同じです。

 

何度も何度も練習を重ねていると、

自分では気づかないうちに独特な節回しをつけたり、

自分が話しやすいように話してしまうクセがつきやすいのです。

さらには、何度も練習しているために伝え手自身のなかでは新鮮さが薄れてしまいます。

しかし聞き手は、伝え手の話を初めて聞くのです。

 

伝えるというのは、その先にいる聞き手に「伝わる」ことが目的です。

 

「伝わる」には、何度練習したとしても、

伝え手の新鮮なワクワクドキドキした気持ちが届くことがとても大切なのです。

 

これは人前で「伝える」ことに限らないかもしれません。

例えば接客も、店員さんにとっては何度も言っている「いらっしゃいませ」かもしれませんが、

お客さんにとっては初めての「いらっしゃいませ。」だったりします。

日々の仕事ほどルーティンワークになりがちで新鮮さが失われて行きやすくなり、

「いらっしゃいませ」も心がこもっていない言葉になりがちです。

 

人の心を動かすには、まず自分の気持ちを新鮮に保てることが必要です。

 

 

羽生選手の出演にあたり、なんと7,000通以上の質問やメッセージが届いていました。

羽生選手が老若男女問わずに応援されているのが伝わってきましたが、

それは競技そのものの素晴らしさもあるのでしょうが、

話をする姿を拝見して、羽生選手の人柄そのものが私たちを魅了するのだと改めて感じました。

 

表現はその人そのもの。

話すという表現は最も身近で、一生使う大切なもの

自分磨きをしつつ、より良い伝え方を磨いて行きたいものです(^^)

 

 

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