オンラインとリアルの差は「無駄」と「波動」



先日、久々にコンサートに行って来ました。
元々、3月に予定されていた公演だったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大で9月に延期になっていました。


このところ、オンライン配信のコンサートも増えいていますね。私も、興味のあるものはオンラインで観ています。行く手間も省け、家でゆっくり観られるし、出演者もアップで観られるので、これはなかなか良いなと思っていた自分がいました。けれど、先日久々にコンサートをリアルで観て、やはり私は、リアルが好きだと感じました。



コロナの感染によってイベント自粛が始まった頃、以前の職場の同僚から「リアルの良さって何だろう?」質問されたことがあります。

「リアルの良さ?」
何となく、リアルの方が良いと感じてはいましたが、それを具体的に言葉にしようとすると難しいものです。その時私は、「双方向性があること」と答えました。特に、配信コンテンツは、どうしても一方通行になりがちです。リアルなコンサートなどは、そこに行くことで出演者との双方向感を味わえることが、私は魅力の一つだと思っていました。

ただ、今回、久々に行ったリアルコンサートで、私はリアルの良さは双方向以上に、無駄(空間や余韻)があることと、そこにいる人たちとの波動を感じられることではないかと思ったのです。



話は少し変わりますが、先日、ある研修を受けました。Zoomによる研修でブレイクアウトを使ったグループワークもありました。研修自体は、大変良い研修で大きな学びがありました。リアルに遜色なく、オンラインでも研修やセミナーが行えることも実感しました。しかし、そうは言っても、やはりリアル研修の方が良いと思ったのです。それは、リアルには無駄な時間があるということです。


例えば、ブレイクアウトルーム を使ったワークでは、時間になると有無を言わさず、全体の映像に切り替わります。研修時間の管理としては、とても優れている機能だと思いますが、時間でばっさり切り替わって何の余韻も無いことが、何とも言えない心持ちになりました。
リアルでは、ワークが終わり切れていないグループがいれば、ほんのわずかですが時間を調整できます。その調整時間中に、他のグループも別の話が生まれコミュニケーションが深まります。

他にも、リアルであれば、会場に入った時に、どんな人が来ているか観察したり、近くにいる人に声をかけて挨拶しあったりして、研修が始まる前から少しずつコミュニケーションが始まっています。けれど、オンラインではその無駄な時間が、全くと言って良いほどありません。もっといえば、途中休憩やお昼休憩の時間も、参加者と話をする機会もありません。研修をする上では、いずれも必要無い時間かもしれませんし、この感覚は慣れてしまえば問題ないのかもしれません。けれど、研修を受けて改めて私は、無駄だと思えるような時間が必要なのではないかと思っていました。



そして、先日のコンサート。
最初にも書きましたが、オンラインであれば、行く手間も省け、家の中で自分の好きなように、誰に気兼ねすることもなく観ることができます。会場の隣の人の声も、前にいる人の頭も気にせず、自分だけの世界です。出演者の顔もアップで観られます。


今回私は2階席から観ていました。双方向感は無いのでオンラインと同じと言えば同じですが、オンラインとは違う感覚と感動を味わいました。
ホール全体を見渡せば観客がいて、ステージ全体に出演者が並んでいて、照明、音も含め、会場の空間を感じながらのコンサート。オンライン配信のように出演者の顔がアップで見えるわけでも無く、目に入ってくるものは無駄な空間の方が多いのですが・・・それでも、その無駄な空間があるからこそ、コンサートの深みを感じられました。


他にも、リアルは、会場までの行き来に数時間かかり、雨や雪が降っていれば行くだけでもヘトヘトになることもあります。会場内のトイレに並ぶのも人が多くてひと苦労。隣の人の動きが気になったり、前の人の頭が気になったり・・・考えれば考えるほど、なんと無駄が多いのかと思いますが、きっとその無駄がリアルの良さだと思うのです。



もうひとつのリアルの良さは「波動」です。


どんなものにも波動があります。例えば、声や楽器の音は高いところから低いところまで、周波数が重なって生まれています。リアルであれば、その高低全ての波動を感じることができます。けれど、オンラインになると、通信の特性上、どうしても無駄な部分はカットされてしまいます。無駄な部分というのは、人の耳には聞こえない部分なので、オンラインで観る分には全く問題はありません。とはいえ、その無駄な音、聞こえていないと思っている音の波動が、リアルの感動を生んでいるのではないかと思うのです。

さらに波動は、声や楽器に限らず、人も植物や動物からも発せられています。誰もが波動を持っているんですが、その波動は、オンラインでは伝わりません。
コンサート会場にいるということは、出演者の波動はもちろんですが、観客一人一人の波動も感じていることになります。



オンライン研修や会議で話をすると、相手の反応がわかりにくく話しづらいと言われる方が多いです。私自身も、それはリアルとの大きな差だと感じています。ちょっとした表情や動きが分かりにくいということもありますが、もしかしたらそれは、波動を感じられないことも、理由の一つではないかと思っています。


これからのwithコロナ時代は、さらにオンラインサービスが増えていくと思います。オンラインは、世界中のどこにいてもつながることができる素晴らしいツールです。学ぶことも、観ることも、聞くことも、今まで以上に選択肢が増えました。必要なものを必要な時に、必要なだけ得られると考えると、とても効率的なツールです。どんどん活用したいと思っています。


けれどその反面、リアルの良さを忘れてはいけないと思うのです。
それは、無駄があること。人と人が波動によってつながる感覚。どちらも目に見えてはっきりするものではないですが、オンラインの普及が進むからこそ、その2つを大切にしなければ、オンラインを生かしていくことができないのではないかと、私は考えています。


私自身、現在、話し方のトレーニングや研修などもオンラインに移行しています。けれどやはり、「オンラインだけ」ではなく、「リアル」との組み合わせが、より良いトレーニングや研修をつくるのではないかと思っています。


みなさんは、オンラインとリアルの差をどう考えますか?



三島澄恵
ユナイテッドウェーブス合同会社代表。
元NHK-FMラジオパーソナリティでTVのナレーター・リポーターなどを経て、学校教育にも関る。
これまでインタビューした著名人は2000人を超える。 その経験や知識をブログに綴っています。
詳しいプロフィールは下記まで。
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伝える指導を「聞く指導」へ

*このブログでは、1分間で話せる300〜350文字を目安に、様々な話題を綴っています。

企業研修を10年ほど行なっていますが、ここ数年は上司が部下とどう向き合うかを課題としている企業が多いです。

上司の関わり方で部下は変化しますが、最近では「叱ればパワハラと言われるから・・・」と、教えることを敬遠する人もいます。これでは、部下の成長を促すことは難しくなります。

では、どうすれば良いのでしょう?

私は、「聞く指導」をおすすめしています。

聞く→気づく→選ぶ→行動→聞く(振り返り)→気づく→選ぶ・・・このサイクルです。

上司の経験を伝える指導から、どうすれば改善できるのかを部下自身が答えを見つけられるように、丁寧に聞き、共に考える指導が今の時代には求められています。

「自分たちの時は・・・」と思うこともあるでしょうが、時代は変化しています。相手が変われば、自分の接し方も変える必要があるのです。

(「企業研修を」〜350文字)

企業研修は、御社のご要望に合わせたカスタマイズ研修です。
階層に合わせて必要な研修をご提案させていただいていますので、お気軽にご相談くさい。
・面談研修
・部下のマネジメント研修
・モチベーションアップ研修
・新入社員研修 ほか

放送・イベント・企業研修などのご相談は、
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話す力を磨くには声を出して練習しよう!

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

先日、「ゼロから始める人前での話し方」というセミナーを開いてほしいというご希望を伺いました。以前は、何度か一般募集のセミナーを行っていましたが、最近はなかなか開催できずにいました。
今年はタイミングを見て、楽しく身につくセミナーを開催したいと思っていますが、ご興味のある方はいらっしゃるでしょうかね。

話し方のセミナーや研修中に、各自練習をする時間を作ると、恥ずかしさもあり、原稿とにらめっこしてぶつぶつと練習する人がほとんどです。

けれど話す力を磨くためには、しっかりと声を出して練習することが大切です。

それには大きく2つ理由があります。

1点目は、本番同様に声を出すことで、自信をつけることができます。
2点目は、声に出すことで、自分の声を自分の耳で聞いて間違いなどに気づくことができます。

2点目の耳で聞いて確認している点ですが、これは原稿作成やメールの文面作成の作業中にも役立ちます。私たちは、声に出すことで文法や言葉の違いなどを気づくことができるのです。
話したことを耳で確認しているというのは、いまひとつ実感が湧かない人もいるかもしれません。

例えば、こんな経験はないでしょうか?
携帯電話で自分の声が遅れて聞こえてきた時、その自分の声が気になって話しづらいと感じたこと。

日本の研究者が作った面白い装置で、おしゃべりを制御する装置というのもあります。これは話している自分の声が0.2秒遅れて聞こえる装置ですが、それだけで話しにくさを感じ、話している人はおしゃべりをいつもより短くやめるというのです。
この装置からもわかるように、私たちは声に出して聞こえてくる自分の声を聞いて確認していることが窺えます。

私も放送やナレーション、司会の時に、マイクを通した自分の声の聞こえ具合で、話しやすさは変わることを実感しています。だからこそ、何度も、本番を想定しながら練習をします。

本番の場は、想定しているよりも騒がしいかもしれません。し〜んと静まり返っているかもしれません。時々、思いもよらない音が入ってくるかもしれません。想定外のことがおきるかもしれません。
それでも、集中力を切らさず、自分の話したいことを話すには、本番までに練習を重ねることです。

話す力を磨くには、本番で何があっても動揺せず、自分の伝えたいことを伝えられるように、できる限り本番さながらに声を出して繰り返し練習を行うことです。それが、大きな自信につながり緊張を和らげる手助けにもなります。


話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

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口調が変われば伝わる

 

ブログをご覧くださりありがとうございます。

フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

 

話し方がうまくなりたい。

そう考えている人は多くいらっしゃいます。

私も経営者のスピーチや講師の話し方の研修などを行っています。

 

話し方とひとくちにいっても、

話す内容、構成、言葉選びというコンテンツの部分と

声に出す表現の部分(表情やボディーランゲージ含む)の2つがあります。

そのどちらも大切で、2つがひとつになってこそ、

人の心を動かすほどの話し方ができるようになります。

それは、大勢の前で話すことに限らず1対1の会話でも同じです。

 

 

どんなに内容が良くて、正しいことを話していたとしても、

表現の部分が伴っていないと誤解を与えたりすることもあります。

 

哲学者のニーチェはこんなことを言っています。

 

「人が意見に反対する時は、

だいたい伝え方の口調が気にくわないときである。」と。

 

 

みなさんも経験ないでしょうか?

相手がとても正しいことを言っているにもかかわらず

なんだか素直に聞けないこと。

例えば、嫌味っぽい口調、押し付けてくる口調、感情的な口調、強制的な口調、

バカにしているかのような口調など、

言っていることは正しくても、相手の口調によって受け止め方が違ってきませんか?

 

 

研修では、その口調を細かに分類してお伝えしています。

その中のひとつに「拍」についてがあります。

 

日本語は、通常1音1拍です。

例えば、「はい」という返事は、「は」と「い」の2音で2拍です。

けれどこの「は」を2拍にして伸ばすと「はーい」という返事になります。

声に出してみるとわかりますが、「はい」と「はーい」では

聞こえ方の印象が大きく違ってきます。

 

音を伸ばしていい時もあるのですが、

多くの場合、伸ばしてしまうとだらしない印象を与えることになります。

言葉そのものもそうですが、助詞や文末を伸ばすと

さらにだらしない口調に聞こえてきます。

 

例えば、次のことを口に出して言ってみてください。

できれば録音をして聞き比べるとその差がわかりやすいです。

 

まずは普通に

「こんにちは。(自分の名前)です。どうぞよろしくお願いいたします。」

続いて、助詞や文末を伸ばして

「こんにちは〜。(自分の名前)です〜。どうぞ〜、よろしく〜お願いします〜。」

 

いかがでしょうか?

どんな印象の違いがあったでしょうか?

 

口調というのは、自分では普通だと思っていても、

意外に、人それぞれ様々な特徴があります。

 

スピーチトレーニングをする際は必ず録画をして、

自分の話し方を知ってもらうことから始めるのですが、

自分の話し方を見て、最初は驚く方がほとんどです。

「まさか、こんな話し方をしているとは。」と。

 

今の時代は、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで

すぐに録音ができます。

みなさんも、まずは自分の話し口調がどうなのかを

知るところから始めてみてはどうでしょうか?

話し方の上達の第一歩になりますよ。

 

 

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気づけるか?気づけないか?

 

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今回は「気づき」についてのお話。

 

ニュースアプリ「NEWS PICKS」で、

つい先日こんなタイトルを見つけました。

 

「さよなら、おっさん社会」

〜【新】「おっさん社会」が日本を滅ぼす〜

 

かなり強烈なタイトルですよね。

ここでいう「おっさん」というのは、

 

「もっともNewsPicksがいう“おっさん”とは、

中年以上の男性を指すのではない。

古い価値観に凝り固まって新しい価値観に適応できない、

過去の成功体験に執着し既得権益をふりかざす、

序列意識が強くて自己保身的、

よそ者や序列が下の人間に対して非礼など、

一言で言えば

「新しいことを学ばない(アップデートしていない)」存在を

“おっさん”と定義する。」

(「NEWS PICKS」より引用)

 

と書かれていました。

 

年齢や性別は関係なく、

「新しいことを学ばない(アップデートしていない)」存在

なんだそうです。

 

 

この記事の中にもありますが、

このところ問題になっている

日本大学の学生への指示や

レスリングの栄監督のパワハラなど

会見を見る限り、

自分の指導法や言い方が悪かったとは

認めているようには見えませんでした。

 

 

指導した側、指導を受けた側の双方で

現実に何があったのかは報道で見る限りなので、

それ以上のことを知る由もなく、

それについて、私はコメントはしません。

 

 

しかし、会見だけを切り取って感じたのは、

指導者側が、「何が問題になっているのか?」ということに

本当の意味で気づけていなくて、

そして、それが積み重なって、

このような事態を招いたのではないかと思うのです。

 

 

昔ながらの指導法にも良い点は多くあります。

しかし、時が経つにつれ、さらに良い方法があったり、

見直すべき点があることも事実です。

 

 

そして、そこに気づけるか?

気づこうとしているか?

この感覚は、とても大切だと考えています。

 

私も企業研修で講師を務めさせていただいたり、

学校で生徒さんを教えることもあります。

 

指導する側、

リーダーとして先導する側、

大勢の人を導いていく立場の人こそ、

素直な心と柔軟な心が求められるのだと

改めて、強く感じています。

 

 

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人の話を聞くときは○○を見る

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仕事始めの方が多い月曜日。

「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに

様々な視点からお伝えします。

 

今回は、

「人の話を聞くときは◯◯を見る」です。

 

前回、前々回ともに、

「聞くことの大切さ」の話をブログに綴りましたが、

聞くというのは、相手が話しやすいと感じることが求められます。

 

その話しやすさを作っている一つに「雰囲気」があります。

この雰囲気というものは

目に見えるものではないのでわかりにくいかもしれませんが、

でも実は、ちゃんと目に見えているんです。

 

みなさんは、人の話を聞くときはどこを見るように

子供の頃から教わって来たでしょうか?

 

そう、「目」です。

「目を見て話を聞くこと」

私たちはずっとそう言われてきました。

 

実際、相手が視線をそらしていると

話を聞いているのかどうかわかりませんし、

話を聞いてもらっている感じがしないことも確かです。

 

 

だから答えは「目」と言いたいところですが、

でももし、じっと目を見られていたらどうでしょうか?

 

私の研修では、2人1組になってもらって、

互いの目を5秒間見てもらうというワークをしますが、

ほとんどの人が3秒程度で我慢できずに笑い出したりされます。

 

目をじっと見ているというのは、

実は相手に圧迫感を与えてしまい、

話しにくくしてしまうのです。

 

では、どこを見て話を聞いたらいいかということで

私がおすすめしているのは、「口元」です。

 

これも研修のワークで行いますが、

目を見られているほどの圧迫感は無く、

だからといって、目をそらされている感じがしない絶妙の場所です。

 

ちゃんと目を見て聞いてくれている。

しかも、優しく受け止めてくれる雰囲気。

 

そういう感覚を持てると話している人は、

みなさんに心の内を話してくれるようになります。

 

そしてそれが人と人のつながりを強くし、

信頼関係へと繋がっていくのです。

 

他にもまだまだ聞き方のコツはあるので、

また機会を見ながらご紹介していきます。

 

まずは、相手が話しやすい「雰囲気づくり」

試して見られてはいかがでしょうか?

 

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話すより「聞く」で部下は成長する

 

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仕事始めの月曜日。

「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに

様々な視点からお伝えします。

 

今回は、「話すより『聞く』で部下は成長する」です。

 

 

企業研修に行くと、

「(部下に)指示をしても動いてくれない。」

「言ったことしかやってくれない。言ったこともやらない。」

「考えたらわかることなのに・・・」など様々な悩みを伺います。

 

そんな話を伺った時、私がアドバイスさせていただいているのは

「相手(部下)の話をちゃんと聞くこと」です。

 

ビジネス雑誌プレジデントに掲載されていたデータです。

500人を対象にした調査の中で、

職場の不満のうち話し方と聞き方に絞ったものです。

 

その第1位は「話を聞いてない」

その他の順位を見ても「聞く」にまつわるものは

7つもランクインしています。

(下記の表はクリックすると大きくなります。)

 

ここからわかるのは「聞く」といっても、

単に「聞く」のではなく、

「ちゃんと聞く」ことが重要だということです。

 

姿勢や目線はもちろんですが、

どのように受け止めて聞いているかも問われています。

 

企業研修の打ち合わせに伺うと

担当者とその上司の方が同席されることがあります。

私が担当者の方に聞いていると、

担当者の話が終わらないうちに、

上司の方が補足説明などをされることがあります。

 

上司からすると、部下である担当者の話を補足したり、

修正したりして、わかりやすく伝えようとされているのでしょう。

しかし、担当者が話し終える前に話してしまうと

様々な弊害が出てきます。

 

例えば話している人(部下)からすれば、

・自分は間違ったことを言ったのだろうか?

・自分の伝え方は下手なのだろうか?

・自分が話す必要はないんじゃないだろうか?

・上司が補足してくれるからある程度やっていればいい。

・最後まで話を聞いてもらえない不満

・物事を最後まで考えることをせずに人を頼る

など、様々な思いや考えがめぐります。

 

結果、自信を無くしたり、

自分の行動に最後まで責任を持って行動しなかったり、

仕事へのモチベーション低下も起きてしまいます。

 

 

多くの企業で、

「自ら考えて、行動する人材育成」という目標を掲げています。

 

しかし、上司が部下の話を最後まで聞いていないということは、

部下が自分で考え抜く機会を

奪ってしまっていることに繋がっているのです。

そのため、行動の意味を理解していないために失敗したり、

次に同じようなことが起きても行動に移せないなど

これもまた、企業でよく聞く悩みを生んでいます。

 

話を「ちゃんと聞く」

この「ちゃんと」は聞く態度はもちろん、

何を、どう聞くかということも全て入っています。

 

話を聞くときは、自分が話したいことは一旦横に置き、

相手の話を聞くモードを入れましょう。

 

自分の話は3割。相手の話は7割。

 

そういうことも言われますが、

「話そう」という思いがあると、

相手の話より自分の話そうとすることに意識が行きがちになります。

 

聞くと決めて聞くモードに入る時は、

相手の話10割くらいの意識を持った方が

最後までちゃんと聞くことができます。

 

「相手が何を考え、どういう想いを持っているのか」

この1週間、意識して聞いてみてはいかがでしょうか?

 

 

三島澄恵プロフィールはこちらをご覧ください。

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組織を強くする質の高いコミュニケーション

改めまして、フリーアナウンサー、

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です。

 

これまでのブログでは、私が日々感じたことを綴ってきましたが、

これからは、組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

私自身が、これまで得てきたノウハウや

実際に私の研修でお伝えしていることなどを

発信していこうと考えております。

 

少しでも、みなさまのお役に立てるような

そんな内容を発信していきたいと思っていますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

三島澄恵プロフィールはこちらをご覧ください。

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自分と自分を取り巻く世界

新しい資格取得に向けて
いよいよ通学講座がスタート✨

 

「資格」が無くても仕事はできますが、

これから先、より広く関わりを持てるためにと考えて選んだ資格が

キャリアコンサルタントという国家資格

 

就職や転職、職場で働く人のサポートを行える資格ですが、

さらにはそれは、人生のサポートにも繋がります

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタント

三島 澄恵です😊

ブログをご覧くださりありがとうございます❣️

 

 

初回の講座は、

自己概念について考えた8時間半

 

そもそも「自己概念」という言葉が難しい

難しい言葉をわかりやすくするのは得意だけれど、

今回は、それが通用しない。

 

なぜなら「自己概念」は

自分とは何か?

その一言では片付けられないからです。

 

 

 

自己概念

 

 

 

講師の先生自身は

 

「対等」

 

という名前をつけていると教えてくださいました。

 

相手から対等な扱いを受けなければ

イライラするしたり、心がざわざわするとのこと。

また、周囲の人が、自分と他者と対等に付き合っていない人を見ると

同じようにイライラしたり、心がざわざわするんだそうです。

 

「対等」に生きるということ。

それが、その先生が大切にしていること。

 

 

自己概念は自分と自分の周りの世界から生まれるもの。

そして、人それぞれ。

だからこそ、自己概念は成長して行く。

 

 

私の自己概念は・・・・・・

 

 

講座の中では「感謝」や「縁」と答えたけれど、

それから考え続けて改めて浮かんだのは

「自由」という名前の自己概念。

 

 

何かに縛られることなく、

自由な発想で、

自由に行動し、

自由に羽ばたける自分🕊

 

 

私は小さい頃から

親が決めた道を歩むことに反発したり、

親が良いよと言う洋服も髪型も受け入れず、

大人になってもそれは変わらず、

自分の進路は自分で選んで来ました。

 

 

人からのアドバイスはありがたい。

けれど、最終的に決めるのは自分。

そこで縛られる感覚を感じると、

とても居心地が悪くなるという私がいることに

改めて気付くことができました。

 

もちろん自由には責任も伴います。

自ら選んだ道だからこそ、

そこに生まれる責任にもきちんと向き合う。

 

 

こうやって改めて

自分のことを見つめ直して

まずは、改めて自分を知ること。

それはきっと、

こらから人と関わる上でとても大切なこと。

 

 

みなさんの自己概念。

名前をつけるとすると何ですか?

 

 

想いが繋がる世の中に。

日日是好日(にちにちこれこうじつ)

 

 

 

UNITED WAVES 合同会社

音・光・そして想い・・・3つの波をつむいで心をつなぐ。

音響・照明・映像事業、アナウンス・制作業務、研修事業

http://www.united-waves.jp

 

新年のご挨拶☆

 

明けましておめでとうございます

 

フリーアナウンサー・研修講師

三島 澄恵です。

 

いつもつたないブログを読んで下さり

ありがとうございます

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします

 

今年は4日から仕事始めの方も多いことだと思います。

私も今日から本格始動

 

今年の私のテーマは

GO

 

じっくり考えて行動より、

想うことを形にするために行動優先

 

これまで温めてきたことを

しっかりと形にできるように動き続けます

 

①研修

定期的な話し方・コミュニケーション相談会plusミニセミナーを考えています。

 

②ラジオ

今を生きるヒントをお伝えできるコンテンツを考え中です🤔

 

③本

話し方やコミュニケーションに関して本にまとめたい

 

 

大きく3つの今年の目標

 

自分の努力だけで叶うものから

努力だけではどうしようもない

人のご縁があってこそのものまで様々ですが、

このうちのいくつ実現することができるか。

自分でも楽しみな2017年です

 

去年、会社を設立し

大勢のみなさまに支えられ

そして

無事に迎えられた今年。

心から感謝申し上げます

 

みなさまの想いをカタチにし、

大切な人と繋がるお手伝いを目指して

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

 

 

想いが繋がる世の中に。

日日是好日(にちにちこれこうじつ)

 

 

UNITED WAVES 合同会社

音・光・そして想い・・・3つの波をつむいで心をつなぐ。

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【業務内容】

コンサート・イベント・式典・放送に至るまで

企画制作から出演、

音響のプランニング・オペレーションまでトータルでお受け致します。

また、教育機関での経験もあり、

企業研修や学校などでの各種研修やセミナー・講演会も手がけています。

お気軽にご相談ください。

【研修プログラム一例】

・コミュニケーション研修

・想いが伝わる思考術

・スピーチトレーニング

・アンガーマネジメント入門講座