リーダーこそ話し方アップを!

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

今月は株主総会などもあり、企業の催しの司会やナレーションを担当させていただいています。

最近は、話し方をトレーニングされている経営者やエグゼクティブの方が多いように感じますが、それでもやはり、まだまだリーダーとしての説得力を備えた話し方をされている人は少ないように思います。

今日は、話し方アップの3つのポイントをお伝えします。

1つ目は、自分から一番遠い人に向けて声が届く心持ちで声を出すということです。
パブリックスピーキングの場合、マイクが用意されていることが多いと思いますが、マイクに向かって話をしている人が少なくありません。

マイクは拡声するものであって、話し手が出している声の質を良くするものではありません。張りがない声は張りがないままに、メリハリの無い声はメリハリのないままです。そのため、声に説得力は生まれません。

マイクがあるから大丈夫ではなく、マイクがあっても張りやメリハリのある声を出すことが重要です。そのためにも、声を出すときは、一番遠くの人に声が届くように声を出すことを意識してください。

2つ目は、「え〜」や「あの〜」などを挟まずに話すことです。

「え〜」「あの〜」などを言っている人は、そもそも自分が言っていることに気づいてない場合が多いです。トレーニングの際に録画をしてそれを見返してもらうと、みなさん口を揃えてこう言われます。

「こんなに、『え〜』って言っているとは思っていませんでした。」と。

そしてその後、「え〜」や「あの〜」などを言わないことを意識してトレーニングすると、そのことばかりが気にかかり話に詰まる人がほとんどです。ということは、それほど普段から「え〜」や「あの〜」などがクセになり、無意識に言っているということです。クセを取るのは少し時間がかかるかもしれませんが、必ず取ることができます。

何より「え〜」や「あの〜」などが無くなるだけで、説得力は高まります。

「え〜」や「あの〜」などはクセということもありますが、話し手が不安を持っている時に出やすいものです。話し手が不安ということは、聴衆も同じように不安を抱くことになります。
さらには聴衆にとっては、耳障りになり、「え〜」や「あの〜」などばかりが気になって、話し手の話の内容が入って来ないことにも繋がります。

また、「え〜」や「あの〜」などが言葉の前につくと、大切な言葉にメリハリがつきづらくなります。
例えば「え〜みなさん、え〜今日は、あの〜お集まりいただきまして、え〜ありがとうございます。」これを声に出して言った際に、その音の流れのまま言葉を発することになるので、「みなさん」の「み」や「今日は」の「きょ」など、言葉の始めの音がはっきりとしないので言葉にメリハリがつきづらくなります。
本来は、「みなさん」「今日」「お集まり」「ありがとう」という言葉がはっきりと聞こえる必要があるのですが、「え〜」や「あの〜」などがつくと大切な言葉(伝えたい言葉)が伝わりにくくなるのです。

何より、「え〜」や「あの〜」などを挟まずに、その部分が「間」に変わることで、落ち着いた印象になり、説得力のある話し方に変わります。

3つ目は、日本語の特性を知って生かすということです。

日本語のアクセントは音の高低で決まっています。こちらに関しては、以前、ブログに記していますので、そちらをご参考ください。↓
https://united-waves.jp/wp/2019/06/12/アクセントにはやっぱり悪戦苦闘/

また日本語は、話し始めの音が最も高く、その後、上がり下がりをしながら徐々に音が下がっていきます。この途中の音の上がり下がりが不自然だと、原稿を読んでいる(文章の文字を追っている)印象が強くなり、言葉に全く説得力がなくなります。

例えばさきほどの「みなさん、今日はお集まりいただき、ありがとうございます。」であれば、「みなさん」の音が高く、途中上がり下がりを繰り返しながら、「ございます。」は「みなさん」よりも低くなります。もし「ございます」の音が「みなさん」よりも高くなると不自然な印象になります。

特に原稿があってそれを話すとなると、文章を読んでいる感が否めない人がほとんどです。原稿を自然な口調で話すというのは、少しだけトレーニングが必要ですが、日本語の特徴を知っていると、そのトレーニングも身につきやすくなります。

経営者やエグゼクティブのみなさんは、組織内に限らず、外部の方に向けて話すことが多々あると思います。今の時期であれば株主総会はそのひとつかと思いますが、そういう具体的な場を想定してトレーニングをした方が、より効果は高くなります。

話し方は急には上達しません。筋トレと同じように日々の積み重ねです。いざという時のために、今から始めてみられてはいかがでしょう。

リーダーの持つ「ビジョン」が伝わること。
リーダーの「想い」が伝わること。
リーダーの「希望」が伝わること。
みなさんは伝えられていますか?

組織は、リーダーのみなさんの伝える力で変わります。
まずは、ご自身の話し方を見直してみてください。

経営者やエグゼクティブのみなさんを対象にスピーチトレーニングを行なっていますので、ぜひご参考ください。
https://united-waves.jp/pg123.html

最後まで読んでくださりありがとうございます。ご質問やご感想はお気軽にお寄せください。

ホームページをリニューアルしました。

https://united-waves.jp

エグゼクティブ個人トレーニング

先日、ある大手メーカーの経営者の方に話し方のご相談を受け、

さいたま新都心まで行ってきました

 

さらに開発が進んでいるさいたま新都心

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こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)

ブログをご覧下さりありがとうございます

 

経営者の方は人前でお話しになることが多く、私もご相談を頂くことが多々あります。

そしてみなさん、組織をまとめ、一方向に向かって取り組んで行けるように、

日々、伝え方を試行錯誤されているようです。

 

「伝える」というのは、経営者に限らず誰もが日々行なっていることです。

「伝える」の先に「伝わる」があり、

またその先に「通い合う」ことがあります。

この「通い合う」ことができてこそ、「伝えた」意味があると私は考えています。

 

「伝えた」ものの相手の行動に何の変化も無いのは、

伝え手としては伝えた意味がありません。

 

聞き手が理解し、さらには行動に移したか。

または理解できなかったけれど、質問をしてくれたか。

そういう反応があるかないかが、とても重要なことなのです。

 

私はこれまで、様々なイベントで

経営者を始めリーダーの方々のスピーチや挨拶を目の前で聞いてきました。

しかし、とても残念だなと感じることがあることも正直な感想です。

 

原稿の字面を単に読んでいる方

暗記していても棒読みに聞こえる方

早口で聞き取れない方

話の構成がバラバラで何を伝えたいかが伝わらない方

話が長過ぎる方

 

などなど、様々です。

 

伝え手の方には、それぞれの「想い」があるはずです。

しかしせっかく話をしても

その「想い」が伝わらない話し方をしている方が大勢いらっしゃいます。

 

どうすれば「想いが伝わるか?」

それにはやはり、「何を伝えたいか?」「伝えた先の明確なイメージは何か?」

そして、「伝わって欲しい相手は誰なのか?」を、伝える前に考える必要があります。

加えて、伝え方のテクニックを磨くことで、より伝わるようになります。

 

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経営者の方々にアドバイスをさせて頂くと、

有り難いことに「目から鱗が落ちました。」とおっしゃって下さいます。

 

伝わることの楽しさに気づいて下さる様子を拝見すると、私はとてもうれしくなります。

これまでの経験と知識が1つでも人のお役に立つことがあるというのは、

本当に有り難い限りです。

 

「想いが伝わるお手伝いを」

伝え手のみなさんの笑顔のために、私自身もこれからますます学びを深めて行きます

 

そのためにも、日日是好日

 

 

UNITED WAVES 合同会社

音・光・そして想い・・・3つの波をつむいで心をつなぐ。

http://www.united-waves.jp

【業務内容】

コンサート・イベント・式典・放送に至るまで

企画制作から出演、

音響のプランニング・オペレーションまでトータルでお受け致します。

また、教育機関での経験もあり、

企業研修や学校などでの各種研修やセミナー・講演会も手がけています。

お気軽にご相談ください。

【研修プログラム一例】

・コミュニケーション研修

・想いが伝わる思考術

・スピーチトレーニング

・アンガーマネジメント入門講座