高校生の頃に読んだ三浦綾子さんの小説「塩狩峠」
今年、誕生から50年を迎えた名作です![]()
うっすらと残っている記憶を辿りながら読みつつも、
若い頃とは違う言葉の受け止め方を新鮮に感じています![]()
こんにちは!
フリーアナウンサー
話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)
ブログをご覧下さりありがとうございます![]()
塩狩峠は実話に基づいた小説で、
主人公が自らの命をかけて暴走した列車を止めるという物語です。
その塩狩峠で、主人公がまだ子どもの頃に父親が言った一節に深く感じ入りました。
「信夫。自分の心を、全部思ったとおりにあらわしたり、文に書いたりすることは、
大人になってもむずかしいことだよ。しかし、口に出す以上相手にわかってもらうよう
に話をしなければならないだろうな。わかってもらおうとする努力、勇気、それから
もうひとつたいせつなものがある。何だと思う?」
(中略)
「誠(まこと)だよ。誠の心が言葉ににじみでて、顔にあらわれて人に通ずるんだね」
(三浦綾子作「塩狩峠」から引用)
ここ数年、伝え方や話し方、コミュニケーションの方法など、
様々な著書が出版され、セミナーなども開催されています。
私もその1人ですし、そういうった状況を見ていると、
人と人が繋がるお手伝いを少しでもできたらといつも考えています。
伝え方や話し方には基本はあります。
その基本は、どの本でも講師の方もお話しになっています。
しかも、日本人が書いたものとアメリカ人が書いたものとそう大差はありません。
しかし、基本通りにやってもなぜか伝わり方が違うことがおきます。
例えば、同じ言葉にも関らず、伝える人によって言葉の意味が違ってくることがありますよね。
基本はできているのに・・・なぜ?
結局、最後に問われるのはやはり伝え手の心(伝え手自身)なんだと、
塩狩峠の一節で確信を持ちました。
「誠の心が言葉ににじみでて、顔にあらわれて人に通ずるんだね」
言葉は単に「形」としてあるものではなく、
そこに人の心が溶け込んで命が吹き込まれるんだと強く感じています。
伝える力
伝わる力
ノウハウ本も学びの1つですが、
読み継がれる小説にも隠されていることがあります![]()
素晴らしい本との出会いは未来への導き。
日日是好日(にちにちこれこうにち)![]()
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音・光・そして想い・・・3つの波をつむいで心をつなぐ。
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