「できている」という罠

企業研修で、面談トレーニングを行いますが、そのときに注意が必要だなと感じるのは、「自分はちゃんとできている」と思っている人です。

そういう人の様子を見ていると、自分の聞きたいことだけを聞いていたり、自分の思惑通りに面談を進めていたり、うわべだけの話で進めていたりします。話が弾んでいるように見えるため、本人は「自分はできている」と思ってしまうようです。さらに、普段から自信がある人だと、その傾向はより強くなります。

自信があることは悪いことではありませんが、それによって面談の本質が見落とされていることも多いようです。

私たちの脳は不安がある方が、その解決策を見つけようと努力します。

これは面談だけに限りません。できていると思っていることほど、自分自身を客観的に見直すことが必要です。

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