あなたが話し終えたとき、
どう伝わったかのフィードバックをもらうことはありますか?
経営者やリーダーなど人の上に立つ人ほど
そのフィードバックをもらう機会は少ないでしょうが、
そういう人たちほど「どう伝わったか?」という検証が必要です。
例えば最近では、日本マクドナルド社のカサノバ社長の謝罪会見は記憶に新しいところです。
最初の謝罪会見では
・まるで他人事のようだ
・悪いと思っていないのでは?
・謝罪になっていない
など、そう感じた人が多かったように思います。
その後の会見では、少しずつ改善されて行きましたが、
本来は、最初の謝罪会見ほど細部にわたる配慮が必要で、
それができなかったというのは企業として大きな損失に繋がっています。
言葉というのは面白いもので、
相手にどのように伝わるかというのは相手の思考や心理状況などで大きく変化します。
また、人は誰しも「自分は正しい」と考えたいために、
自分を正当化するための理解をすることが多々あります。
これはもちろん、話者にも言えることです。
私は放送現場で不特定多数に話す中で、言葉は聞き手によって変幻自在にカタチを変えることを学びました。
また最近では、インターネット講義の課題で書いたレポートを不特定多数に読んでもらうことで、
意図していることが伝わっているかというフィードバックを得られる機会を設けていますが、
これは自分をいつも客観視するために非常に良いトレーニングだと感じています。
「脳と創造性」の講義後のレポート
限られた時間や字数内で、自らの考えを伝えるためには様々な工夫が必要です。
ここ最近は、それらの工夫やスキルを教える著書や研修・セミナーも数多くあります。
もちろん、私もそれらを教えている講師の1人です。
しかしそのスキルを磨いたとしても実際に使ってみなければ効果は分かりません。
そして「使ってみてどうだったのか?」
この点を検証することが次に伝える時の糧になります。
充分に伝わったのか?
誤解を与えている点はあったのか?
伝わりにくい点はどこだったのか?
どの点を注意すれば良かったのか?
など、良い点と改善点を踏まえて次に取り組んで行くことが「伝わる」ために必要です。
自分のことを客観視することは最初はかなり難しい面があるため
フィードバックは、聞き手からもらうことが望ましいのですが、
そういう状況を作るのはなかなか難しい場合も多いでしょう。
そのため率直な意見を言ってくれる周囲の人や専門家の意見を求めることをおすすめします。
*研修では私を含め、参加者同士のフィードバックも行なっています。
他者からのフィードバックを何回かもらううちに、次第に自分で自分を客観視できるようになります。
そうなれば、話す内容を考えるとき・伝えるときに、
どうすれば相手に「伝わる」か?という点が分かってきます。
特に例えにもあげた謝罪の場合は、最初こそが肝心です。
その重要なときに、自らにフィードバックを送れる自分がいれば「伝わり方」は大きく変わり、
その後の信頼回復にも多大な影響をもたらします。
フィードバックを素直に受入れられない場合もあるでしょうが、
それを乗り越えて行けば、あなたの想いはより伝わるようになりますよ☆
伝えるから「伝わる」へ。
伝わるから「通いあう」へ。
あなたの想いをカタチに。
Heart Voice 三島 澄恵
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