話す仕事に就いて20年。
放送・イベント・ナレーションに至るまで数多くの経験を重ねています。
それを元に、今では講師の仕事も年々増えています![]()
想いをカタチにする 三島澄恵です(^^)
今年の4月後半に、俳優の榎木孝明さんにトークショーでインタビューする機会がありました。
最近は30日間の「不食」をされたことで注目を集めていらっしゃいます。
「不食」については賛否両論ありますが、私自身は榎木さんの不食の考えに共感しています。
(とはいえ、私には「不食」は難しい。。。(^^;) )
さて今回は「不食」のお話ではなく「年輪」のお話です![]()
トークショーはNHKハート展という展覧会会場で行なわれました。
障害のある人が綴った詩にボランティアで参加された著名人やアーティストが
ハートをモチーフにしたアート作品として表現するコラボレーションの展覧会です。
榎木さんは水彩画で、ある障害者の男性の詩を表現されていました。
トークショーでは榎木さんの水彩画と詩を前に、
榎木さんご自身が朗読してくださったのですが
言葉1つ1つに重みを感じるものの、とても穏やかで自然に耳に入って心に染み入る朗読でした![]()
私もナレーションや朗読をしますが、自然体で表現するというのは非常に難しいものです。
基礎トレーニングはあたりまえですが、基本的なテクニックも必要です。
発声・発音・アクセントやイントネーション・間の取り方や抑揚・緩急・メリハリなど
どれも欠かせない要素ですし、これらは何度も何度も練習して身につけます。
けれどどんなに身につけたとしても、
それが「人の心に響く表現」かどうかは、また別なのだろうと思っています。
実は私、放送局で仕事を始めた頃、そのことを痛切に感じた経験があるのです。
当時、20代前半でしたが、15歳から基礎トレーニングや基本スキルを積み、
大学時代は司会やナレーションの仕事も数多くこなしていましたから、
それなりに自信があったのですが。。。
自分が担当したナレーションの番組と
先輩が担当したナレーションの番組を見比べたときに違いを感じたのです。
映像の雰囲気にぴったりと合って自然に見られるのは、先輩が担当したナレーションなのです。
「何か」が違うのです。
正直、その「何か」は今も明確には答えられないのですが、
1つ言えるとするなら「年輪」ではないかと思っています。
話し方には、その人の全てが表れます。
そしてそれは歳を重ねるにつれ、その人自身の生きた証を教えてくれます。
何を学び、何を見聞きし、どう考え、どう感じ、どんな経験を重ねて来たのか。
そういう全てが話し方には表れることを、
話し手としての経験や講師として多くの受講生の人と接する時に感じます。
そして、若い頃の私と先輩の差は、そこにあったのだろうと思うのです。
しかしそれは、当時の私がどんなに背伸びをしても手に入れられるものではなく、
どういう人生を送り、どのように歳を重ねたかで得られる
「年輪」のようなものなのではないかと思うのです。
「年輪」は木の生長によって生まれる円状の模様です。
積み重ねた月日はもちろんですが、その木の個性や育つ環境によって違いが生まれます。
人もまた、同じようにそれぞれ違う年輪を持っていると思うのです。
人に安らぎとエネルギーを与えられるような豊かな木。
そんな風に「人の心に届く話し手になりたい」と思っています。
そして、そうなれる日々を送ることの大切さを感じます☆
追記
けれど豊かな木にも若い頃があります。
種の時期があり、芽が出たばかりの頃があり、
背も小さく細い時期もあり、そうやって育っていきます。
そしてどの時期もとても魅力的だと感じますし、その時期があるからこそ豊かな年輪が育まれて行きます。
私たち人間も同じではないかと思うのです。
赤ちゃんの頃、幼児期、思春期、青年期と歳を重ねて行きますが、どの時期も素晴らしいです。
若いからこその良さ、学び始めの良さ、青々とした良さがあると。
その時期、その時期を大切にしたいですね![]()
*「大切な想いを伝えるために」
三島澄恵の話者の心得トレーニングは
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