伝わる心得116〜良い・悪いを決めるのは?〜

 

インターネットが普及し、それぞれがぞれぞれの意見を発信できる社会になりました

表現の自由が許されている日本では、各自が思うままに意見を伝えられます。

 

けれど・・・

 

 

あなたと大切な人を繋ぐ☆

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

Twitterやブログ、Facebookなどでも「炎上」という言葉が聞かれるようになって随分と経ちます。

中には、この「炎上」を利用したマーケティングが存在するほどですが、

人を怒らせるような投稿というのは、私自身はあまり好きではありません。

 

 

インターネット上は

不特定多数に対しての発信で直に顔を合わせる訳ではないので良いのかもしれませんが、

普段の生活の中で実際に関わりを持つ人たちとは、日々会話をすることになります。

できるかぎり円滑に意見が伝わり、その上でより良い方向に向かうことが大切ではないかと考えています。

 

そういう中で私が心がけている1つは

「良い・悪い」を明確にする表現を避けることです。

 

 

「Aは良いけれど、Bは悪い」

「Aと比べるとBはダメ」

 

例えば、普段からテキパキとを仕事をこなすAさんと、

人より時間がかかるマイペースなBさんがいたとしましょう。

 

Bさんにもっと仕事のスピードを上げて欲しくて、

「Aはすぐにやるが、Bは遅いな。やる気あるのか?」

「B、お前はどうしてそんなに遅いんだ?Aを見習え!」と言ったりしていませんか?

(他にも、兄弟姉妹を比べたり、よそのご主人(奥さん)と比べたり、自分の子と他の子を比べたり。)

 

こうやって何かと比べられ「良い・悪い」と言われると、

もし、正論であっても受入れづらいことが多々あるものです。

さらには、やる気も削がれ、中には自信喪失をして悪循環になることもあります。

 

 

確かにBさんは人より遅いかもしれませんが、

もしかしたらとても丁寧に仕事を進めているかもしれません。

Aさんのスピードが必要なときもあれば、Bさんのマイペースさが安心を与えるかもしれません。

 

先日、天気予報で使われている雨が降るときの表現について書きました。

天気予報では、雨の日を「天気が悪い」という表現ではなく「ぐずついた」というような表現しています。

 

私たちの生活の中では、雨が降ると出かけるのが大変だったり、イベントが中止になったり、

洗濯物が干せなかったりなど、雨を好きじゃないと感じている人が多いかもしれません。

しかし、雨が降ることを恵みと感じる人も多くいらっしゃいます。

 

 

あなたが「良い」と思っていることを、誰かに「悪い」と言われたらどうでしょう?

素直に相手の話を聞き続けられるでしょうか?

 

 

自らの意見を言う時に「良い・悪い」ではなく、

自分が「悪い」と思っていることを「良い」と思う人もいることを心の片隅に置いていると

言葉選びも今までとは変わってきます。

 

そして何より、想いが伝わることに繋がりますよ

 

 

 

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