放送やイベントを通して公の前で話すことが多いので、
言葉の使い方にはかなり気を配っています
それでも失敗し反省することは多々あるのですが、
最近のニュースを見聞きしながら、
言葉の捉えられ方が今まで以上に繊細で敏感になっていることを強く感じます
あなたと大切な人の心をつなぐ。
Herat Voice 代表 三島 澄恵です(^^)
例えば、先日の校長先生の「子供を2人以上生むこと」という発言。
「女性にとって最も大切なことは、子供を二人以上生むことです。
これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。」
確かにこの部分だけ切り取ると少々違和感を覚えますが、
全体を通して聞くと一概に間違ったことでもなく、
確かにこういう考え方もあるのだなという印象を受けました。
もしかしたら私が中学生の時代なら、
このように問題として取り上げられることはもちろんのこと、
疑問に感じる人も少なかったのではないかと思います。
時代の変化と言ってしまえばそれまでですが、
それほど一人一人の多様性が生まれ、個人が尊重される時代なのでしょう。
◯◯は正しい。
◯◯は間違っている。
そういう言葉の使い方やそう感じさせてしまう使い方というのは、
ある立場の人を否定したり、阻害したり、差別しているように聞こえます。
正論であっても相手がどう受け取るかを
より深く考え言葉を使うことが大切なのだと改めて実感しています。
そういえば私が高校生の頃、国語の先生が授業中ふざけている生徒に
「盲目」という言葉を使って注意をしたことがありました。
具体的な状況は忘れてしまったのですが、私はその「盲目」という言葉に強く反応し、
授業後に「盲目という言葉を使うのは目の不自由な人に対して失礼なのではないですか?」と
先生に伝えたことがあります。
もちろんその先生は差別的な意図を持ってその言葉を使ったのではありませんし、
私自身もそう理解したのですが、それでも悲しい気持ちになったのです。
私は中学生の頃に、
生徒会の活動を通して盲学校の生徒さんたちと交流を持ったことがありました。
運動会を観に行ったり、
盲学校の生徒さんが普通高校を受験できるように署名運動をしたり、
そういう活動を通して様々な思いを抱いていたことで「盲目」という言葉に強く反応したのです。
次の授業で、先生はクラスのみんなの前で訂正して謝って下さいましたが、
私以外のクラスメイトは、先生がなぜ訂正しているのか不思議なようでした(^^;)
私は、なんだか先生に申し訳ないような気持ちになったことを
いまだに鮮明に覚えています
言葉の受け止め方は人それぞれ。
それは、受け止める側の置かれている状況やそれまでの背景、感情が関係します。
しかし話し手は、そのことを全て理解して話せる訳ではありません。
時には誤解を招くこともあります。
◯◯は正しい。
◯◯は間違っている。
世間一般に正しいことや間違っていることは確かにありますが、
そうだとしても、受け止める側の状況や感情に配慮して言葉を発することができれば、
話し手の想いは、もっともっと伝わるのだと感じています。
あなたの想いは、大切な人に伝わっていますか?
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