気づいてますか?あなたの口調☆

ドイツの古典文献学者で哲学者のフリードリヒ・ニーチェは

こんなことを言っています。

 

One often contradicts an opinion when what is uncongenial is really the tone in which it was conveyed.

人が意見に反対するときは、だいたい伝え方の口調が気に食わないときである。

 

 

あなたと大切な人の心をつなぐ。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

このニーチェの言葉の訳の多くは「伝え方が気に食わない」と書かれています。

伝え方と言うと様々な要素が考えられますが、

今回ご紹介した訳では「口調」と書かれていて、とても分かりやすかったのです。

 

確かに英語でも「tone」とあるので、

単に伝え方というより口調というほうがより適切なのかもしれないと感じています。

 

みなさんは、自分の口調を気にしたことありますか?

逆に、相手の口調が気になって素直に受入れられないことって無いですか?

 

 

私がよく感じるのは「電話」

電話は声だけのコミュニケーションです。

「口調」というのが直接関ってきます。

 

 

例えば電話で問合せをした時に、感じが悪いなと感じる口調というのは、

 

・助詞や文末を無駄に伸ばして子供っぽく感じる口調

・「はい」などを「は〜い」と伸ばして、こちらをバカにしているように聞こえる口調

・「それもわからないの?」と言わんばかりの助詞や文末の音が上がる口調

・ハキハキしているもののきつい口調で、叱られているように感じる口調

・やる気の無さそうな口調

・とても自信の無さそうな弱々しい口調

 

などなど、これ以外にも様々な口調があります。

 

 

研修では、口調シートを使って、

どういうクセが、どんな口調を生み、

さらにはどういった印象を与えているかを具体的にお伝えしています。

 

画像は助詞や文末について。

スクリーンショット 2016-04-12 9.10.14

 

ただし口調には、話し手自身が気づきにくい感情や身につけてきた感覚が出ます。

相手と上手にコミュニケーションを取り、自らの想いを伝えるためには、

その気づきにくい自分の内側と向き合うことも欠かせません。

 

新年度がスタートしたこの時期こそ、

あなた自身の伝え方の口調を見直してみませんか?

 

 

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あなたの幸せを願います☆

小学生だった子が、今年中学生に。

小学生だった子が、今年高校生に。

中学生だった子が、大学生に。

 

話し方レッスンを受けたお子さん達の成長は、

私にとって、とても大きな励みです

 

 

あなたと大切な人の心をつなぐ。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

年に一度、この時期に縁があった生徒さんの様子を伺うメールを

保護者の方々にお送りしています

 

短い期間でも縁のあったお子さん達のその後というのは、とても気になるものです。

福岡時代の教え子もいますが、

「元気に、それぞれの人生を歩んでいてくれたら。」そう願うばかりです

 

 

そういえば、私が中学3年生の頃、とても辛い時期がありました。

「私はひとりだ。誰も私のことを分かってくれない。」と嘆いていたのですが、

今思えば、そんなことは無かったんだと思います。

 

それは自分が心を閉ざしていたから。

助けを求めれば救いの手を差し伸べてくれる人は大勢いたはず。

陰ながら見守ってくれていた人がいたはず。

 

そういうことに気づけずにいた時代。

そういうことに気づける余裕が無かった時代。

 

そんな自分は、今日に至るまで時々顔を出してきました。

孤独で孤独で、淋しくて、悲しくて、辛くて、

時には「死にたい」「消えてしまいたい」心底、そう思った時期もあります。

 

自分の人生は自分で決めるもの。

結局人は誰しも、とても孤独。

けれど、けれど・・・

その人生を見守ってくれている人は必ずいます。

 

新しいスタートの4月。

あなたの人生がより幸せでありますように

 

 

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40歳からの声づくり〜声帯を鍛えよう!〜

久々に東京に出てきたばかりの頃のブログを読んでいると、

今回ののど風邪(のどの痛みから発熱し声にまで影響したので、勝手にそう呼んでます)

と同じような症状で寝込んでいた時期がありました

 

あなたと大切な人の心をつなぐ。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

私はしゃべることでのどを潰したことは一度もありません。

どれだけ長期間、長時間しゃべっていても(歌っていても)

声が出なくなるようなことは、これまで一度たりともありません。

これは私の一番の自慢

 

とはいえはそれはそんな強い声帯に生んでくれた両親のおかげと、

小学2年生の頃に始めた剣道のおかげと、

高校時代の放送部のおかげだと思っています

 

 

けれど持って生まれたものがあったとしても、

トレーニングをしなければ声は育ちませんし、保つことは難しいのです。

 

声帯は、その周りにある筋肉によって動いています。

そのため他の筋肉と同様使わなければ衰えて行きます。

 

実は声と身体全体の力というのはとても深く結びついていて、

声が出にくくなると全身の力も出しにくくなるのです。

他にも嚥下(食物を飲みこむ)が困難になって、

のどに詰まらせたり、肺炎のきっかけになったりすることもあります。

 

声帯は使わなければ衰えて行きます。

歳を重ねてしゃべることが減ると、同様に声帯も衰えます。

そうしてそれが、身体全体の健康にも繋がるのです。

 

芸能人の方で、歳を重ねても、いつまでもお元気な人が多いのは

話す機会が多かったりするのはもちろん、

演じたり、歌ったりする為に発声トレーニングをされている方も多いからではないかと思います。

 

発声トレーニングは単に良い声を作る為だけでなく、

美容と健康のためにもおすすめです

 

定期的で、かつ気軽に発声トレーニングができるような場を今後考えています。

興味のある方はお気軽にご連絡ください

 

 

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自分の人生は自分次第☆

小さい頃、祖父が一日中NHKを見ていたことを覚えています。

祖父が民放で観ると言えば「笑点」くらいだったでしょうか(^^)

 

毎時のニュースや朝と昼に放送されるドラマ、

のど自慢に生活笑百科、大相撲に高校野球など。

当時の私にとっては、ちょっと退屈な番組ばかりで、

NHKの良さがわからないまま大人になったような気がします(^^;)

 

 

あなたと大切な人の心をつなぐ。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

実は小さい頃見ていたであろう教育テレビの番組もあまり記憶に無いんですよね〜(^^;)

あるのは「プリンプリン物語」くらい

 

そうやって大人になりNHK関連のお仕事に携わらせて頂いている今日。

歳を重ねるごとに、NHKの番組って深いものが多いな〜と感じています

 

そして今日土曜日の午前中に再放送されていたドキュメント番組

目撃!日本列島「この顔に生まれて〜人生の”華”を咲かせる一人芝居〜」

 

動静脈奇形という病気で

生まれつき口や鼻が変形している女性がひとり芝居を演じることで

コンプレックスを持つ人たちを勇気づけていこうとする姿を追ったドキュメント番組。

 

障害の有無に関らずコンプレックスを持つ人は多いと思います。

私もその1人。

今はそれほどではありませんが、

容姿に対するコンプレックスはとてもとても根強いものがあります。

 

私は小さい頃からぽっちゃりで、

幼稚園では同じクラスの男の子にからかわれて登園拒否をしたことがあります

 

小学校のときは、ふくよかな母が嫌いで辛辣な言葉を母に言ったこともあります。

(ごめんなさい!お母さん!!)

中学・高校・大学に進むにつれ、そのコンプレックスはより強くなりました。

 

そして20代前半で、極度なダイエットで普通くらいの容姿を手に入れたものの、

結局、体型維持にのために摂食障害との長い付き合いが始まりました。

 

いまだに容姿コンプレックスが強く出ることがあります。

そうすると自信が持てずに悲観的で卑屈になる自分が出てきます

 

「人生は結局の所見た目なんだよね〜」

「あ〜、もっとスリムできれいに生まれていれば。。。育ててくれていたら。。。」

「あんな綺麗な人の横には座りたくないな〜」

 

などなど、なんとも真っ黒な心になる自分がいます

 

けれど、このドキュメンタリー番組の女性をを観ていると、

「自分の人生を明るいものにするのか、暗いものにするかは自分次第なのだ」

そのことを改めて強く気づかされました

 

自分が明るく前向きにいれば、自ずと明るいものが集まってくる。

自分が暗くいれば、自ずと暗いものが集まってくる。

 

どちらでいるか?

それは自分自身がどちらを選ぶかなのでしょう。

 

困難を乗り越え、前向きに笑顔で生きる人の姿は、

その生き様で周囲の人に力を与えることができるんですよね。

私も明るさと笑顔を選びたい。

自分の心の暗闇に負けない自分でいよう

 

 

 

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