現実味を持たせる話し方☆

 

「そこにいる赤ちゃんはいくつですか?何ヶ月?」

演説中に聴衆の中のお一人に声をかけコミュニケーションを図っていたのは

衆議院議員の小泉進次郎さん。

参議院選挙の応援演説のひとまくを報道番組で見ました

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)

ブログをご覧下さりありがとうございます

 

 

赤ちゃんを抱っこしていたのはおばあちゃんだったと思うのですが、

「◯ヶ月」という返答の後に小泉進次郎さんの話は続きます。

 

 

 

「◯ヶ月ですか。今の日本の平均寿命で考えると、

 その赤ちゃんが寿命をまっとうするのは2100年です。

 その時、この村はどうなっているでしょう?

 現在の村の人口は2700人。

 国の予測では2060年には660人になると言っています。」

 

このような感じで話が進んで行きました。

 

2100年のことを考える時に、それだけを言われてもなんとなく想像がつきにくいものです。

しかも自分が生きていることは無い時代を具体的に想像するというのは

現実味が薄れてしまいます。

 

そういう中で、将来を担う赤ちゃんを目の前にすると、

それまで遠い未来だったものが

急に身近に感じられ真剣に考えることができるようになります。

 

具体的な話。

かつ聞き手が自分のこととして捉えてイメージできる話。

現実味を持たせる話。

 

これは何も演説に限ったことではありません。

仕事で指導するときも、

プレゼンテーションをするときも、

親子で話をするときも、

どんな時にも役立つ話法です。

 

そのためには、相手のことをよく知り、

相手の立場になってじっくり考えることが第一歩です

 

話し上手な人ほど事前の準備を重ねています。

これもまた日々の積み重ね。

日日是好日(にちにちこれこうにち)

 

 

 

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