細かな動作は要注意!

 

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キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

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昨日のブログにも書きましたが、

スピーチトレーニングでは必ず録画を行います。

 

話している内容や口調なども観察しますが、

それ以外にも、体や手足の動きなどもチェックします。

特に体の揺れ、手や指が細かに動く人が結構いらっしゃいます。

 

こういう落ち着きのない動きは、説得力を失わせる原因の一つです。

 

ボディランゲージを使ったり、

動き回ったりすることは説得力を深めるために欠かせないのですが、

それを小さな動きでせわしなくしてしまうと逆効果になります。

 

極端な話をすると、

貧乏ゆすりをしている人がそばにいると落ち着きませんよね?

貧乏ゆすりとまでは言いませんが、

細かな動きというのはそのような印象を与えてしまいます。

しかも、その動作を本人が気づいていないことが多いのですが、

録画をすることで、そのことに気づくことができます。

 

では、どんな動きならいいのでしょうか?

それは、大きく、ゆっくり動く(動かす)ということです。

また、話している間は動き、

間をとっている時は止めるということを意識することもおすすめします。

ただし、長い間(聞き手に問いかけるような場合)の時、

心の中で「あなたはどう思いますか?」という声かけをしているときは

目線を送ったり、歩いたりなどの動きが必要になります。

 

 

これは何も、話している時だけではありません。

人の話を聞いている時も気をつける必要があります。

 

あなたが話している時に、

聞き手が指をトントン鳴らしたり、

手に持っているペンを回したり、

頷きが多かったり、

細かに体を揺らしていたりしたらどうでしょうか?

話しやすいですか?

相手を信頼して話ができるでしょうか?

 

あなた自身が話し手の時でも、聞き手の時でも、

相手にどのような接し方をしているかというのは、

信頼関係づくりに欠かせない要素です。

 

しかし、口調と同じように、動作も自分では気づきにくいものです。

 

私は、できるだけ自分の仕事姿を撮影したり、

録音してチェックするようにしています。

自分の姿を見るというのは、恥ずかしくてたまりません。

それでも、自分で見て向き合って改善点に気づくことが、

何よりのトレーニングだと感じています。

 

さてあなたは、話している時にどんな動きをしていますか?

一度、チェックしてみてはどうでしょう。

 

 

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口調が変われば伝わる

 

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話し方がうまくなりたい。

そう考えている人は多くいらっしゃいます。

私も経営者のスピーチや講師の話し方の研修などを行っています。

 

話し方とひとくちにいっても、

話す内容、構成、言葉選びというコンテンツの部分と

声に出す表現の部分(表情やボディーランゲージ含む)の2つがあります。

そのどちらも大切で、2つがひとつになってこそ、

人の心を動かすほどの話し方ができるようになります。

それは、大勢の前で話すことに限らず1対1の会話でも同じです。

 

 

どんなに内容が良くて、正しいことを話していたとしても、

表現の部分が伴っていないと誤解を与えたりすることもあります。

 

哲学者のニーチェはこんなことを言っています。

 

「人が意見に反対する時は、

だいたい伝え方の口調が気にくわないときである。」と。

 

 

みなさんも経験ないでしょうか?

相手がとても正しいことを言っているにもかかわらず

なんだか素直に聞けないこと。

例えば、嫌味っぽい口調、押し付けてくる口調、感情的な口調、強制的な口調、

バカにしているかのような口調など、

言っていることは正しくても、相手の口調によって受け止め方が違ってきませんか?

 

 

研修では、その口調を細かに分類してお伝えしています。

その中のひとつに「拍」についてがあります。

 

日本語は、通常1音1拍です。

例えば、「はい」という返事は、「は」と「い」の2音で2拍です。

けれどこの「は」を2拍にして伸ばすと「はーい」という返事になります。

声に出してみるとわかりますが、「はい」と「はーい」では

聞こえ方の印象が大きく違ってきます。

 

音を伸ばしていい時もあるのですが、

多くの場合、伸ばしてしまうとだらしない印象を与えることになります。

言葉そのものもそうですが、助詞や文末を伸ばすと

さらにだらしない口調に聞こえてきます。

 

例えば、次のことを口に出して言ってみてください。

できれば録音をして聞き比べるとその差がわかりやすいです。

 

まずは普通に

「こんにちは。(自分の名前)です。どうぞよろしくお願いいたします。」

続いて、助詞や文末を伸ばして

「こんにちは〜。(自分の名前)です〜。どうぞ〜、よろしく〜お願いします〜。」

 

いかがでしょうか?

どんな印象の違いがあったでしょうか?

 

口調というのは、自分では普通だと思っていても、

意外に、人それぞれ様々な特徴があります。

 

スピーチトレーニングをする際は必ず録画をして、

自分の話し方を知ってもらうことから始めるのですが、

自分の話し方を見て、最初は驚く方がほとんどです。

「まさか、こんな話し方をしているとは。」と。

 

今の時代は、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで

すぐに録音ができます。

みなさんも、まずは自分の話し口調がどうなのかを

知るところから始めてみてはどうでしょうか?

話し方の上達の第一歩になりますよ。

 

 

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リーダーの感情は伝染する!?

 

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研修では、役員や管理職、店長のみなさんなどの

トップリーダーやリーダー研修も多くご依頼をいただいています。

その中で、リーダーの感情が周りに伝染するというお話をしています。

 

感情が伝染するということ。

みなさんも経験があるのではないでしょう?

 

何かのグループやチームの中で、

リーダー的存在の人の機嫌が悪い時、

周りにいるあなたもなんだか不機嫌な気持ちになったり、

なんとなく、心地悪いそんな気持ちになったりしたことはありませんか?

 

アメリカで感情の伝わり方を測定する実験が行われました。

数百人の参加者を集め前向きなリーダーの講演を見た場合と、

前向きな感情のスコアが低いリーダーの講演を見た場合で

どのような気分の変化が生まれたかを調べたものです。

 

結果は、前向きなリーダーの講演を見た人の方が

前向きな感情スコアが低いリーダの講演を見た人よりも

前向きな気分になりました。

(ここでいう前向きな感情というのは、情熱、熱意、興奮、楽観性など)

 

これは心理学の実験ですが、

もう一つ私たちの脳に備わっている神経細胞も影響していると言われています。

その神経細胞は、ミラーニューロンと言われるものです。

 

私たちは、相手の表情などを真似することで

相手の心を知ろうとするミラーニューロンという脳の神経細胞を持っています。

相手が悲しい顔をしていれば悲しい顔に、

喜んでいてれば喜んだ顔に、

怒っているときは怒っている顔に、

相手の表情を真似してしまいます。

これは私たちが意識する前に起こっていることです。

 

このミラーニューロンの働きを考えると、

影響力の強い人の表情や行動を

周囲の人は気づかないうちに真似をして

同じ感情を味わっている可能性が高いのです。

 

私自身、司会や講師を務める時に前向きな感情を心がけています。

時々あるのは、私に観客や受講者の緊張感が伝染してしまうのか、

なんとなく自分に元気が無いなと感じることです。

そういう日は、終わった後に、いまひとつ手応えが感じられないというか、

滞りなく終わってはいるものの、熱量の違いを感じることがあるのです。

 

それゆえ、司会や講師を務める時は、

いつも以上に、自分の前向きな感情を表現し、保つようにしています。

私が発するもので、目の前にいる人たちに影響を与えることを実感しているかです。

 

 

もしあなたが、会社や部署のリーダーであるなら、

あなたの感情は周囲へどのような影響を与えているでしょうか?

コミュニケーション豊かなより良い会社づくり、チームづくりを目指すには、

リーダーであるあなた自身がどのようにいるかが鍵なのかもしれませんよ。

 

 

 

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売ろう売ろうとすると・・・

 

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ここのところ「聞く」をテーマにブログを書いていますが、

部下と上司の関係などの社内に限らず、

接客においてのコミュニケーションでも「聞く」ことが鍵を握っています。

 

 

以前、こんなことがありました。

ケーキを買って帰ろうとショーケースを見ていた時、

店員さんが声をかけてきました。

そして、いきなり話し始めたのは

「いまのおすすめは、旬のフルーツを使ったこちらのケーキです。

他にも、こちらがおすすめのケーキです。

こちらは、・・・・」と、おすすめのケーキについて。

 

最初は、話を聞いていたのですが、

私が買いたいなと思っていたのは別のケーキだったので、

しばらく続く店員さんのおすすめトークに少々イライラ。

店員さんの話を途中で止めて、その場を去りました。

 

 

 

私のケーキの話。

こういう接客はまだまだ多くあります。

 

例えば、気になった商品を見ていたら

「そちらの商品は・・・」と即座に話しかけてこられたり、

店内を見ていると後をついてこられて、

商品の前に止まった瞬間に

「そちら、きっとお似合いになりますよ。」や「試着できますので。」など、

とにかく売ろう売ろうとする様子が窺えて、げんなりしてしまうことがあります。

 

それとは逆に、とても気になった商品があって店員さんに尋ねたい時に限って

全く気づかずに声をかけてこないこともあります。

 

 

さて、先にお話ししたケーキの場合ですが、

どうすれば良かったのでしょうか?

私はその時、買おうと考えていたケーキの方に視線を送っていました。

もしそれを観察できていたら例えばこんな聞き方だとどうでしょう。

 

 

「あちらのケーキをご覧になっていたように見えましたが・・・?」

 

「気になったケーキがおありですか?」

 

 

客からすれば興味のない商品をひたすら勧められるより、

何を買いたいと思っているかを先に聞かれた方が考えやすいものです。

まずは、客が買いたいと思っているケーキの話をきちんと聞いて、

かつ、そのケーキの説明を伝えること。

そして客が他のことも考えられる余裕ができたところで、

今の時期のお勧めケーキの情報をプラスしてみてはどうでしょう。

 

そもそも興味のない商品についていきなり説明をされても

買いたいと思うどころか、面倒くさいな〜と思ってしまい、

最悪の場合は、そのお店に行きたくないとさえ思われてしまいます。

 

興味を持った商品であっても、

あまりに押し付けがましかったり、見張られているようであれば、

なんだか居心地が悪く感じて購買意欲が薄れてしまいます。

 

 

消費者は様々な人がいるので、

接客する側の店員さんたちも、日々試行錯誤かと思います。

 

ゆっくりと商品を見て自分で考えたい客。

店員さんのアドバイスが欲しい客。

買う気も無く見ているだけの客。

買うと決めて来ている客。

などなど、それぞれに合った接客をするのは至難の技でしょう。

 

けれどそんな時こそ、

売ろう売ろうとして話すことを意識せず、

相手を観察して、話を聞くために声をかけることを意識してみてはどうでしょう?

 

これは何も接客に限ったことではありません。

相手が何を考え、何を求めているのかを聞くことで、

あなたの伝え方が変わるということです。

伝え方が変われば、相手の反応も違って来ます。

 

伝えたいことがあればあるほど、

相手の話をじっくりと聞いてみてください。

 

 

 

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受け入れるというのは?

 

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聞き方の研修でお伝えしている一つに、

聞く時の心構えのようなものがあります。

 

それは、受容・共感・興味です。

 

受容。

受け入れるということを聞くと、

「相手の話が正しいと思わなければいけないのか?」

そう考える人が意外に多いのではないでしょうか?

私も以前は、そのように捉えていました。

 

けれど、受け入れるというのはその言葉通り、

受け入れるだけです。

 

正しい。正しくない。

良い。悪い。

そういったものを聞き手が判断するのではなく、

「そういう考えもあるんだな。」と

ありのままに受け取るということです。

 

前回ブログで、「相手の問題は相手のもの」という話をしました。

相手の考えは相手のものであり、

あなたにはあなたの考えがあるというだけです。

 

しかし受け入れることを、

相手の考えが正しいというサインだと考えていると、

もし相手と違う意見を持っていると、

話を聞きながら、相手のことを否定しまいがちです。

 

例えば、仕事で上手くいっていないという相談を

部下がしてきたとしましょう。

 

その時によくあるのは励まそうとして、

「いや、そんなことないよ。

あなたはちゃんと頑張っているよ。」というもの。

 

誰しも落ち込んでいる人や悩んでいる人を見れば

励ましたくなります。

それが普段頑張っている部下であればなおそうです。

 

しかしこれは、相手の話をそのまま受け取らず、

「そんなことはない。」と否定しています。

 

部下本人は、上手く行ってないと思っているのです。

上司がどんなに励ましても、

本人が納得しなければ、

いつまでもモヤモヤした気分が残ったままです。

 

何が上手く行ってないのか?

事実を明確にして、

それに対して、どのように考えていたり、

どのような対処法を考えているのかを、

本人に聞いていくことでモヤモヤが取れます。

 

そうやって部下自身が自分の考えを整理できたところで、

上司として、どう見えているかを伝えれば、

部下に対する励ましが伝わりやすくなります。

 

現代のカウンセリング手法の基礎を築いた

アメリカの心理学者カール・ロジャーズは

カウンセリングに必要なのは

「受容・共感・自己一致」だと言っています。

 

「受容」

言うは易しですが行うのは難しいものです。

 

相手の話を聞いている時に、

自分がどんなことを考えて聞いているのか?

一度、その点を意識してみてると、

自分の聞き方で気づく点があると思いますよ。

 

 

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相手の問題は相手のもの

 

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前回のブログでは、聞き役のはずなのに、

いつの間にか話し役になっているというお話を書かせていただきました。

その中で、聞き役の時は、自分の経験や解決策はタイミングを見て話す方が

効果があるとお伝えしました。

聞き役が自分のことを話すことで

相手との信頼関係を深めたり、

相手の考えをより深めらたりすることがあるのです。

 

例えば、相手と同じような経験や境遇を持っている場合、

それを伝えることで、相手はあなたが理解してくれるかもしれないと感じ、

より親密度や信頼関係が深まります。

 

例えば、相手が全く知らない情報や解決策があれば、

それをヒントや提案として伝えれば、

相手はそれを元に、新たな考え方をできるようになります。

 

ただ注意が必要なのは、

どんなに似ている経験や境遇があったとしても、

相手とあなたは違うということ。

相手が知らない知識や解決策を伝えたとしても、

決めるのは相手だということ。

何より、相手の問題は相手のものであること。

私たちは相手の人生を生きることはできないということ。

これをいつも心に留めておくことです。

 

そして話すタイミングは相手の話を聞いてからです。

しかも、相手が話したいことを話し終えるまで、

話の腰を折らずに、じっくりとゆっくりと聞いてからです。

 

その上で必要であれば、

あなたの経験や知識を話すことで相手の考えはより深まります。

しかし私が研修先の企業でよく見るのは、

打合せの際などに現場の人が話す以前や話している途中に

上司が全てを話そうとしている姿です。

 

部下は上司に気を遣い言いたいことが言えなかったり、

上司が先に結論を話すことで、

部下はそれ以上考えなかったり、

結果、自ら考え行動することを望んでいるはずの上司が、

自分自身でそれを阻んでいることに繋がっています。

 

私が働く人の相談に乗っている時に感じるのは、

こちらの経験や知識というのは、ほぼ必要ないことが多いです。

なぜなら、ちゃんと話を聞き、質問することで、

相手は自分の心の中で考え(内省し)答えを出すからです。

 

そして答えを出した後に行動へ移した時の部下との関わり方。

ここにもまたコツがあります。

 

今ではこのようなことをお伝えしている私も

30代半ばまでは、自分が全て正しいと思っている傲慢さがありました。

相手の話は聞いていましたが、

聞きながら自分の中で答えを出して、それを伝えていました。

しかもそれが全てであるかのように。

けれどそれでは、人は徐々に離れて行ってしまうんですよね。

 

上司から見れば、

部下は自分よりも経験が少なく知らないことが多いのではないか?

自分の方が経験が多いのだから正しい答えを教えなければなど

会社や部下のことを想い伝えることがほとんどでしょうが、

実はそれらが、部下がじっくりと考えるという過程を奪ってしまいます。

結果、部下の成長を阻むことにもなります。

 

相手が自分で考え、気づき、

そして、何をすべきかを自分で選び行動できるよう聞くこと。

そのために、本当に必要な時にだけ、

あなたの経験や知識をヒントや提案として伝えてみてください。

 

 

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聞き役なのに話し役になっている

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私は放送局やイベントの仕事を通じて

初めての人への取材やインタビューを始め、

本番の際のスタッフとのコミュニケーションを続けています。

 

フリーアナウンサーというと話すことが仕事と思われがちですが、

それ以上に「聞くこと」を心がけています。

特に私の場合は、

アナウンス業務だけでなく制作にも携わっていたので

聞くことはより重要性が高いと感じています。

 

何を話すかは、

相手の話を聞いた上でないと

的確な情報提供も

的確な質問もできないのですが、

私たちはつい、

自分の言いたいことや言わなければならないことを

何とか伝えようと必死になります。

 

しかも聞き役である時でさえ、

「次は何を聞こうか?」

「どんな返答を返そうか?」

さらには、

「自分も同じ経験があるから役立ててもらおう。」

「解決策はどうしよう?」など、

自分が話すことに意識が行っている場合が多いのです。

 

かくいう私も取材やインタビューでそういうことは多々あり、

心の中で勝手に焦っている自分に気づきます。

「聞こう聞こう」とするゆえに聞けない。

それは聞き役から話し役に回っている証拠なんですよね。

 

皆さんも私と似たような経験はないでしょうか?

 

研修では、聞くワークというのを行います。

そのワークを終えた後に、

「つい、自分のことを話そうとしている自分に気づきました。」と

話してくれる人がいます。

 

自分のことを話すことは、何も悪いことではありません。

それによって信頼関係を深めることもできるのですが・・・

このことについては、また次回お話します。

 

まずは、自分が聞きたいことや話したいことに意識が行って

人の話を聞いていないかどうかに気づくこと。

ここに気づくことができれば、

相手との信頼関係を深め、

相手の気づきを促す聞き役になれる第一歩を踏み出せます。

 

 

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人が育つ聞き方

ブログをご覧くださりありがとうございます。 フリーアナウンサーの三島澄恵です。 組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに 様々な視点からお伝えしています。   7年ほど前から、 「聞き方」についての研修を行うことが多くなり、 「人が育つ聞き方」をベースにプログラムを提供しています。   聞くことがなぜ必要か?   経営者の方にお話を伺うと、 「自ら考えて行動する人材を育てたい」とおっしゃることが多いです。 しかし私が知る限りは 「自分で考える」ここをおろそかにしている企業が多いように思います。 自分で考えるには、 それを行うための時間と 的確な質問と寄り添って聞くことができる そんなリーダーが必要です。   トップリーダーである経営者の方を含め、 管理職や店長などの企業内のリーダーの人たちは、 「伝えることで相手を変えよう。」と考えている人が多いようです。 しかし残念ながら、伝えることだけでは人は成長できないものです。     私は20代半ばの頃からカウンセリングを受け始めました。 過度なダイエットや仕事のストレスで心が疲弊し、 普通に食事を摂ることが難しくなっていたからです。 最初は大学病院に行きましたが、なんとなくしっくりこず、 その後、民間のセラピストの先生に出会い十数年通いました。   セラピストの先生は、一切、私に指示することはありません。 私が感じている課題、 私がそれに対してどうして行きたいのか? それらをじっくりと聞いてくれます。   不思議なもので、セラピストの先生に質問され、 自分の内側で考え、言葉にして行くと、 自分の中でもやもやしていたものが整理され、 さらには、前向きな気持ちがコンコンと湧き上がってくるのです。 わずか1時間半程のセラピーでしたが、 私は少しずつ変わって行きました。   人に話を聞いてもらう。 単に聞いてもらうのではなく、 自分の中で考える時間をもらい、 答えを出せるように導いてもらいながら聞いてもらうことで、 人は大きく変化をして行きます。   しかし残念なことに私たちの多くは、 そのような聞き方をしてもらうことが少ないものです、   まずは、誰かに自分の話を聞いてもらい、 本当の意味で聞くということが、 どういうことかを体感することをおすすめします。 それだけでも、今までの聞き方が変わると思いますよ。   最後まで読んでくださりありがとうございます。 コミュニケーションについての質問などありましたら お気軽にコメントください。     三島澄恵プロフィールはこちらをご覧ください。 http://united-waves.jp/about.html