今回は、どのように声を鍛えてきたかという具体的な練習法をお話しします。
私が発声練習を始めたのは高校の放送部。毎日、1時間程度行っていましたが、その中でも効果的だったと感じているものをいくつかお伝えします。
一つは、ハミング発声です。
ちなみに、この名前は正式名称ではありません。私が勝手にそう呼んでいるだけですのでご承知おきください。
ハミングをする時のように口を閉じて「んー」を3秒ほど出し、そのまま声を出しながら「あー」と、一息が続くところまで発声します。「ん」から「あ」に一気に変えるのではなく、徐々に変えて行きます。文字にすると次のような感じです。
「んーーー(ゎぁあ)あーーーーーーーーー」
初めて発声練習をする時にやりがちなのは、大きな声を出そうとして無駄な力が入り、喉などの筋肉を締め付けてしまうことです。こうなると思うような声が出せなかったり、長い息を保つことも難しくなります。
大声と響く声については改めて説明をしますが、良い声というのは響く声を鍛えることです。響くというのは、水の波紋が広がっていくようなイメージです。中心から大きな波紋が広がるように、体全体から声が広がって行くイメージというと、わかりやすいでしょうか?
余談ですが、私は企業研修などの導入部分に発声練習を入れています。ほとんどの人が初めての体験なので、イメージを持ってもらって発声を行います。イメージは、例えば部屋全体に響かせるや遠くの人に向けるなどです。そうすることで、声の広がりや大きさも変わってきます。
(641文字)
*このブログは、1分で話せる文字数300〜350文字を目安に綴っていますが、今回は641文字で、2分程度で話せる文字数です。
スピーチやプレゼンテーションのトレーニングを行っています。
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