TEDxKyotoで見た「話す力」

こんにちはフリーアナウンサーの三島澄恵です。

ブログでは、人生を「話す力」で切り拓くをテーマに書いていますが、まさにそのことを実感したとても貴重な経験について、しばらく綴っていきます。

それは、去年2018年11月に開催されたTEDxKyotoで登壇された、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション代表理事の諸橋寛子さんのスピーチトレーニングを担当させて頂いたことです。

TEDをご存知の方は多いかと思います。

TEDは、「よいアイディアを広めよう(Ideas Worth Spreading)」を理念とする非営利団体で、26年前、カリフォルニアで行われた4日間の講演会が始まりです。

そして、xがついたTEDx(テデックス)は、TEDの精神に基づいて、世界各地で独自に運営されているプログラムです。日本でも、東京、京都、仙台、札幌、福岡など、様々な地域で独自に行われています。

私が携わったのは、京都。
TEDxKyotoは、2011年に創立。第一回目は2012年で、これまで8回のイベントが開催されています。

TEDxKyotoについて詳しいことは↓
http://www.tedxkyoto.com/about-us

そのTEDxKyoto 2018に登壇された諸橋寛子さんから、スピーチトレーニングのご依頼を頂き担当させて頂きました。
諸橋さんは、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの代表理事で、スポーツを通じて子供達の教育に取り組み、そして、豊かな社会の実現に向けて取り組まれています。

まずは、諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子をご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

ユナイテッドウェーブス合同会社
https://united-waves.jp
info@united-waves.jp

話す力を磨くには声を出して練習しよう!

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

先日、「ゼロから始める人前での話し方」というセミナーを開いてほしいというご希望を伺いました。以前は、何度か一般募集のセミナーを行っていましたが、最近はなかなか開催できずにいました。
今年はタイミングを見て、楽しく身につくセミナーを開催したいと思っていますが、ご興味のある方はいらっしゃるでしょうかね。

話し方のセミナーや研修中に、各自練習をする時間を作ると、恥ずかしさもあり、原稿とにらめっこしてぶつぶつと練習する人がほとんどです。

けれど話す力を磨くためには、しっかりと声を出して練習することが大切です。

それには大きく2つ理由があります。

1点目は、本番同様に声を出すことで、自信をつけることができます。
2点目は、声に出すことで、自分の声を自分の耳で聞いて間違いなどに気づくことができます。

2点目の耳で聞いて確認している点ですが、これは原稿作成やメールの文面作成の作業中にも役立ちます。私たちは、声に出すことで文法や言葉の違いなどを気づくことができるのです。
話したことを耳で確認しているというのは、いまひとつ実感が湧かない人もいるかもしれません。

例えば、こんな経験はないでしょうか?
携帯電話で自分の声が遅れて聞こえてきた時、その自分の声が気になって話しづらいと感じたこと。

日本の研究者が作った面白い装置で、おしゃべりを制御する装置というのもあります。これは話している自分の声が0.2秒遅れて聞こえる装置ですが、それだけで話しにくさを感じ、話している人はおしゃべりをいつもより短くやめるというのです。
この装置からもわかるように、私たちは声に出して聞こえてくる自分の声を聞いて確認していることが窺えます。

私も放送やナレーション、司会の時に、マイクを通した自分の声の聞こえ具合で、話しやすさは変わることを実感しています。だからこそ、何度も、本番を想定しながら練習をします。

本番の場は、想定しているよりも騒がしいかもしれません。し〜んと静まり返っているかもしれません。時々、思いもよらない音が入ってくるかもしれません。想定外のことがおきるかもしれません。
それでも、集中力を切らさず、自分の話したいことを話すには、本番までに練習を重ねることです。

話す力を磨くには、本番で何があっても動揺せず、自分の伝えたいことを伝えられるように、できる限り本番さながらに声を出して繰り返し練習を行うことです。それが、大きな自信につながり緊張を和らげる手助けにもなります。


話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
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仕組みの根底には人の心のつながりがある

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。
今日は、話す力のお話とは少し違ったお話です。

昨日、「USF presents 第14回頑張れ東北!川上昌直さんのチャリティーセミナー」に参加してきました。

USFは、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの略称で、スポーツを通じて、未来の子供達の教育に力を注がれている非営利団体です。私は時々ですが、アスリートの方のインタビューや財団の紹介映像制作などで携わらせていただいています。

USFホームページ
http://www.unitedsportsfoundation.org

USFは、2011年の東日本大震災をきっかけに設立されたのですが、今回のチャリティーセミナーの川上 昌直さんは、震災後すぐからこのチャリティーセミナーを開催され、収益金を財団に寄付されています。

川上先生プロフィール
博士(経営学)、兵庫県立大学 経営学部 教授、ビジネス・ブレークスルー大学 客員教授で、上場企業等で新規ビジネス立案のアドバイザーも務めていらっしゃり、『マネタイズ戦略』『ビジネスモデル思考法』(ともにダイヤモンド社)など著書が多数あります。
http://masanaokawakami.com

プロフィールからもわかるように、川上先生はビジネスの専門家ですが、昨日のセミナーのテーマは「つながり」でした。継続的な収益を得るためには、顧客とのつながりを深めることが重要だというお話でした。

川上先生のお話を聞きながら、先日、サービス産業をシステム化する研究をされている先生のお話を思い出しました。
その先生は、一切の気持ちや感情を排除して仕組みを考えることを主にされているのですが、聞き終えて感じたのは、仕組み作りは良いサービスや働き方を良くするためにもとても重要だけれど、根底には、人の心が介在しているということです。

今回の川上先生のお話を伺って感じたのも、やはり根底に人の心があるということ。人の心をつないでいくことが、結果ビジネスの仕組みになっていくのではないかと、私は受け止めました。

私は、企業研修やスピーチトレーニングをして、コミュニケーションという人と人の心がつながるということをお伝えしています。
研修やトレーニングのときだけでなく、その後の企業や受講者の方々がどうされているのか?また、どうなって行きたいと思われているのか?をもっと深く関わっていこうと、改めて気づき、考えが深まったセミナーの時間になりました。

このブログをご覧のみなさんからのご質問などにもお答えして、みなさんとも、もっとつながれたらと思っています。
ぜひ、お気軽にご連絡ください。

弊社ホームページ:ユナイテッドウェーブス合同会社
https://united-waves.jp
メール:info@united-waves.jp

動作は心に影響する


こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

トレーニングや研修で自己紹介などの発表をしてもらっていますが、その際に緊張して細かな動きをする人がいます。
例えば、体が左右に揺れたり、手をさすっていたり、目がキョロキョロしていたり、持っているペンを動かしたり、こういう細かな動きはどれも聞き手に不安を与えます。
そのため、その動きを止めてもらうのですが、そうすると直立不動になり、言葉が出てこなくなります。

話す時のボディーランゲージは、話す力を与えてくれるのでつけた方がいいのですが、先のような細かな動きは話す力を弱めるのでマイナスです。


そこでお伝えしてるのは、動きを大きくすることです。さらには、その動き方と話す内容をリンクさせると言うことです。

例えば、力を込めて伝えたい時は切れのある強い動きをつける事、柔らかく優しく伝えたい時は、そっと物を置くように動きを穏やかにすることです。

研修の発声練習では、手のひら返し発声とチョップ発声をして、ちょっとした動きの差で口調が変わることを体感していただいています。

動きには話し手自身の心が表れます。
最初に書いた細かい動きが出るときは、不安や焦り、イライラなどの心持ちであることが多いものです。心持ちを変えるというのはなかなか難しいものですが、行動を変えるというのは意識さえできれば変えることができます。

緊張が強かったり、不安が大きかったり、焦っていたりするときほど、細かい動きから大きな動きに変えてみてください。

ちなみに、2分間パワーポーズを取ることで積極性や行動力が出るホルモンが増加するという実験結果が出ています。パワーポーズというのは、両手を広げ、胸を張って空を見上げるようなポーズです。スーパーマンのようなポーズという方がわかりやすいでしょうか。

2分間パワーポーズを取ることで、私たちの体にはストレスホルモンが減少し、テストステロンという積極性や行動力が出るホルモンが増加するそうです。前かがみで肩を落としているようなローポーズでは、逆のことが起きます。
ちょっとした行動のように思えますが、私たちの心に大きな影響を与えていることがわかります。

行動はすぐにチャレンジできます。人前で話す時は意識してみてください。

企業研修やスピーチトレーニングは、ご要望に沿ってプログラムを作成しています。

役員研修・管理職研修・中堅者研修・若手・新人研修全ての階級の研修を行っています。
コミュニケーションスキル
プレゼンテーションスキル
面談スキル
部下の教育スキル
接客スキルなどお気軽にお尋ねください。

話す力を弱める癖

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

人はそれぞれ「話している時の癖」があります。
人から指摘を受けたり、自分の映像を見たりしてその癖に気づくものです。

私もラジオの仕事を始めた頃、あるクセを指摘された事があります。それは話し出す前に「はい」と言っていた事でした。

「はい、それでは続いてのお便りです。」と言う具合に、誰に「はい」と返事しているの?という感じでした。
誰に話しかけられたわけでも、中継先からスタジオに戻ってきたわけでもなく、その「はい」は単に、自分が話し出すための自分のための合図のようなものでした。自分のリズムのようなものです。しかも、それまで放送後に録音を聞いて振り返りはしていたのですが、人に指摘されるまで気づかなかったのです。

話している時の癖は人それぞれ様々あります。

「え~」や「あの~」をつけてしまう。
「なんか」「やっぱり」など口癖になっている言葉がある。
言葉以外でも、話しながら手や足を細かに動かす。
話しながら髪の毛を触っている。
顎があがってしまうなど、動作に表れる人もいます。

このようなクセは演者の信頼性を落としたり、説得力に欠ける要因になります。

「無くて七癖」
人は誰しも癖があり、それが個性につながっていることもありますが、話す力を弱めてしまうような癖は1つずつ減らすことです。

そのためにまずは、自分が話している時を録音して聞いてみてください。そしてできれば、周囲の人からアドバイスをもらってみましょう。

企業研修やスピーチトレーニングは、ご要望に沿ってプログラムを作成しています。

役員研修・管理職研修・中堅者研修・若手・新人研修全ての階級の研修を行っています。
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接客スキルなどお気軽にお尋ねください。

話す力は第一声が鍵

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

「三島さんは緊張し〜だもんね。」と言われるほど、周りから見ても、自分でも自覚している緊張し〜の私です(笑)

緊張して足が震えたことは何度もありますし、自分で手元に書いていた漢字が読めなくなった大失態もあります。さらにはイベント最初の自己紹介で「活動しています。」と言うところを「活躍しています。」と言ってしまい、会場爆笑なんてこともありました。今となっては笑い話ですけど。

けれど、緊張は全くしないより、適度にある方が良い話ができます。緊張感が薄れていると、うっかりな失言をしてしまったり、予定時間以上に話し過ぎてしまったり、口調にも締まりが無くなってしまったりと様々な影響が出ることがあります。適度な緊張感は、話す力を強くします。


私はずっと、緊張しない方法を色々と試してきましたが、今は、「緊張を味方につける」という考え方に変わりました。

その一つの鍵が、話し始めである「第一声」です。

例えば、「みなさん、こんにちは。」が最初の一言だとしましょう。緊張した状態でステージに出た瞬間、呼吸も整えず、会場もしっかりと見渡さず、早口で、意識をせずに言ってしまうと、その後もそのまま早口で話してしまいます。言葉に詰まったり、間違えたりすると、さらに緊張が増ししどろもどろになったりします。

緊張している時こそ、動きはゆっくり堂々と、ステージに出たら一息起き、会場を見渡し、一番遠くの人に向かって話す意識で、「みなさん、こんにちは!」とゆっくり、はっきりと言ってみてください。

声を一番遠くの人に届くように話そうとすると、口も大きく開き、それまで緊張で固まっていた筋肉が少しほぐれます。

さらに大切なのは、声を出すということは息を吐き出すということ。緊張している時に深呼吸をする人は多いと思いますが、深呼吸で大切なのは、まず大きく吐き出すということです。一番遠くの人に声を出そうとすれば、吐き出す息も多くなるため、その後にしっかり息を吸うことにつながります。もっといえば、息を吸うための間ができることで、その後の話も落ち着いて話すことができるようになります。

私も緊張しているときは、気づかぬうちに体が前かがみになっていて、早口になりがちです。そんな時は、だいたい途中で言葉に詰まったり、とちったりしています。とちるとそれでまた焦って、緊張が高まるという悪循環です。緊張している時こそ、姿勢良く(少し胸を張る程度)し、第一声をはっきりと大きな声で話すことで、その後も詰まることなく終えることができます。

話し手が余裕を持って話せていると、聞いている人も余裕が生まれ、話し手の話を理解しやすくなります。

「話し始めの第一声」を意識できれば、話す力が高まります。

プレゼンテーションやスピーチトのレーニングでは、ご要望に合わせてプログラムしています。

内容を考えるところから、話すところまで。トータルで対応していますのでお気軽にご相談ください。

話す力は、まず声から

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

今回からは少しずつ「話す力」の磨き方や方法をお伝えしていきます。

今日は「声」の話。人に伝えるには、相手に声が聞こえるように声を出す必要があります。さらに言えば、単に声が出ているだけでなく、「言葉に力を与えられる声」というのが話す力をアップさせてくれるのです。

私は放送部でトレーニングする前までは、キンキン声だったようです。「ようです」というのは、自分では、人に聞こえている自分の声のことってわからないからです。私たちの声は、自分が聞こえている声、人に聞こえている声は違います。

皆さんは録音して自分の声を聞いたことがありますか?もし聞いたことがあるという人は、自分が思っていた声と違って、なんだか不思議な感じだったのではないでしょうか。

私は放送部に入り、「低い音を鍛えなさい。」と指導されました。それから日々、低いところを意識してトレーニングしたおかげで、今では、「良い声ですね。」と声を褒められるようになりました。

どんなこともそうですが、声もトレーニングした方が良いのです。けれど、日々のトレーニングはなかなか難しいものです。そこで私がお伝えしているのは、「一番遠くにいる人に向かって声を出す」ということです。

人前で話をしている人に多いのが、原稿に向かって話している人や、一番前にいる人に話している人、マイクに向かって話をしている人です。自分の目の前に聞いている人がいるにもかかわらず、その人たちに向かって話をしないので、声が届かず説得力に欠けてしまいます。

また、マイクがあるから声は聞こえるだろうと思っているのも間違いです。マイクはあくまでも拡声器です。声を良くする機械ではありません。ぼそぼそ話していればぼそぼそと、抑揚がなければ抑揚の無い話し方で聞こえます。説得力があり、人の心に響く声は、マイクがあったとしても、ハリのある響く声で話せているということです。

そのため、話すときは、(マイクの有無にかかわらず)一番遠くの人に声が届くような意識を持つこと。そして、そこに向かって声を出すこと。それを意識するだけでも、声にハリが出て、言葉に力が出てきます。

一度、話している自分の声を録音して聞いてみてください。あなたの声は、どんな風に聞こえているでしょうか?それを聞いて、あなたなどう感じるでしょうか?

自分のことを客観的に捉えると、声を磨くきっかけにつながりますよ。

企業研修では、体を使った発声トレーニングも行っています。

声から社員の健康を活性化することもご提案していますので、お気軽にお問い合わせください。

企業研修 発声トレーニング

自分の意思を伝える力

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

ある企業の方から、最近は、会社を辞める時に弁護士を立てる若い人が増えているという話を聞きました。辞めるという意思表示を自分で直接言うのではなく、弁護士に代弁してもらうというのです。別段、会社の体制に問題があったわけでもなく、何か会社ともめているわけでもないにもかかわらずです。

その話を聞いて驚いたと同時に、「これでいいのだろうか?」と思ったのが、私の正直な感想です。

日本人は、自分の意見をはっきりと相手に伝えることはあまりしません。忖度という言葉が一時流行りましたが、「言わなくてもわかるだろう。」「言わなくても分かってくれ。」というような文化が根強く残っています。

誤解の無いように言いますが、私はこの文化は好きです。白黒はっきりさせず、曖昧でグレーな感じも時に必要だと思いますし、それが、日本人の優しさのひとつやおもてなしの精神にも通じているのではないかと感じるからです。

けれど、それとは逆に、世の中が多様化する今の時代には、やはり自らの考えをはっきりと話すという力は、これからますます求められると思うのです。

東京に出てきた頃、あるイベント現場で取りまとめをしていた制作会社の社長に言われました。

「欲しいものは欲しいと言わなきゃ出てこないよ。」と。

その時、私はイベントの司会で、司会台で使う手元用の明かりが欲しかったのですが、進行スタッフの人は忙しそうで声をかけられずにいました。結局、リハーサル前にあたふたしてしまい、制作会社の社長に指摘されたのでした。

以来私は、「欲しいものは欲しい。」と、現場でお願いするようになりましたし、日常生活でも、あまり考えすぎず要望を伝えるようにしています。まっ、歳をとったっていうのもありますけどね。(笑)

自分の意見をはっきり伝えるというのは、時として、とても勇気がいることです。それに慣れていない日本人にとっては、さらに難しいことなのかもしれません。

それでも、自分の人生を切り拓けるのは自分だけ。自分の人生を生きるのは自分自身。誰も代わって生きてくれません。

自分がやりたいことや自分の意思を自分で伝えることをせず、人に代わってもらうというのは、自分の人生を生きることを放棄しているようにさえ、私は感じるのです。自分の意思を伝える力は、人生を切り拓く力でもあると思います。

あなたは、どう考えますか?

大手建設企業様で4年前から研修をさせていただいています。

今年は、グループのトップリーダーのみなさんに「聞き方」の研修です。

「人の話をどう聞くか?」

ここにも、話し方のコツがたくさん詰まっています。

リーダー研修

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ご感想やご質問は、お気軽にお寄せください。

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一番伝えたいことをシンプルに

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

話す上で一番大切なことは、伝えたいことを明確にするということです。これが最も重要で、最も難しく、最も悩むところです。私もこうやってブログを書きながら、書いては消し、書いては消しの繰り返しをしています(笑)

けれど、自分が叶えたい夢であれば、あまり難しく考えず、シンプルに言葉にする方が伝わるような気がしています。

私は、「話す仕事をしたい。」と、ずっと言っていました。

思い返せば、中学生の頃は「ラジオのパーソナリティになりたい。」と言っていて、その後、高校・大学でも、「アナウンサーにになりたい。」と言っていました。

気づけばそうなれましたが、学校の先生も、友達も、親や兄弟でさえも、まさか私が夢を叶えるとは思っていなかっただろと思います。

私は第二次ベビーブームの世代で、当時、バブルがはじけた後の就職氷河期。放送局も採用を控えていた時代。しかも、たいした学歴もなく、容姿は人並み以下。それでも諦めずに「話す仕事がしたい。」と言葉にしていたことで、周りの人たちががたくさん応援してくれて、ご縁がつながり夢が叶いました。

言葉選びや話す順序は、確かに大切ですが、それ以上に、「私は◯◯をやりたい。(なりたい。)」とシンプルに言葉にして、周りの人に話すことで、人生は切り拓かれていきます。

とはいえ、プレゼンテーションやスピーチのように、自分の考えを話す場では、単に「◯◯がしたい!」だけでは伝わらないですよね。そこに、「なぜ、そう考えるのか」や「それによってどういった結果が出るのか」さらには、具体的なデータや事実などを盛り込む必要があります。そして、そういった様々な肉付けをするからこそ、「伝えたいこと」という話の芯は、ぶれることなく明確にしておく必要があります。

伝えたいことを言葉にするには、タイトルをつけるように短い言葉で表現して、それを1行〜2行の文章(70文字程度)で、全体像が見えるような文書でまとめてみることです。

この方法は、話し方の基本として、あらゆるところで紹介されているので知っている人も多いでしょう。けれど、いざやってみると、なかなか上手くまとまらないものです。頭でわかっていることと、実際にできることは違うんですよね。

放送局で仕事を始めたばかりの頃、企画を提案するときに上司から教わったのは、「通る提案は、最初の2〜3行で面白さが伝わってくる。」というものでした。

以来私は、提案を作るとき、最初の数行を懸命に考えるようになりました。話すときの構成も、これと同じでとても役立っています。

最初に結論(伝えたいこと)を伝え、その全体像がわかる話をして、そこからひとつひとつ細かな話をしていくことで、聞き手は、話し手が何を話そうとしているのかを理解しやすく、次の話も聞きたくなります。

話す中身を考えていると、あれもこれもと欲が出たり、これで良いのか?と何度もやり直したり、果ては何が言いたいかわからなくなったり、考えるのが嫌になることもあります。

けれど、そうやって、あ〜でもない、こ〜でもないと言葉を選び、何度も何度も書き直す中で、溢れかえっていた言葉も、複雑になっていた頭の中も徐々に削ぎ落とされ、シンプルになっていくものです。

シンプルに言葉にできるというのは、自分の中で伝えたいことが明確になっているということです。それは、「◯◯になりたい!(やりたい!)」とシンプルに自分の夢を言葉にすることと同じです。

一番伝えたいことをシンプルな言葉で表現すること。

いま、プレゼンテーションやスピーチなどで悩んでいる人は、それができるまで繰り返し繰り返しトライしてみてください。伝わり方が大きく違ってきますよ。

年明けのお仕事。トークショー第三弾、

ゲストは女優の奈緒さんでした。

去年のNHK連続テレビ小説「半分、青い」のヒロインの幼馴染

木田原菜生役を演じた奈緒さん。

今年は、映画の出演も多いそうです。

NHKハート展新宿展 トークショーゲスト:奈緒さん

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ご質問やご感想がありましたら、お気軽にコメントをお送りください。

どうしたら話し上手になる?

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

経営者のスピーチトレーニングや、企業での話し方トレーニングを行っていますが、その度に聞かれるのは「どうすれば、話し方はうまくなるんですか?」です。 

話し上手になりたいと思っている人は少なくありませんし、私自身、自らの話し方には日々反省ばかりです。仕事柄、話すのが得意と思われがちですが、自分では全くそう思っていないんです。話し方が上手くなる特効薬のようなものがあれば、私が知りたいくらいです(笑)

それでも私は、話すことを学び始めてかれこれ30年。仕事として向き合い始めて25年ほど経ちました。

話し上手になるには、「1に熟考、2に練習、3、4が無くて、5に場数(アウトプット)。」という具合に、インプットしたものを考え、まとめて、練習を積み、本番を重ねていくという、とても地道な繰り返ししかないと実感しています。

ただ、それよりも大切なのは、自らの心持や、自分自身の在り方(生き方)だと感じています。なぜなら、話し方は自分そのものだからです。

政治家や経営者、芸人やタレントの方々などが、失言で失敗されている姿を多々見聞きします。言った本人は悪気なく使った言葉、うっかり言ってしまった言葉、ちょっとした目線や態度なども含めて、これらは、その時の心持ちや、その人自身がどのように生きているかというものが表れます。特に、急な対応を迫られた時や謝罪の時、その逆に気を抜いている時や自信が付いてきた時などは、その人の本質が見え隠れしてしまいます。

 

私の失敗談をひとつ。

ある企業の社長に謝罪に行った時のことです。

まずは即電話で謝り、その後、直接謝罪に伺いました。とにかく申し開きをせずに謝っていたのですが、途中、社長が、事の経緯を聞いてくださったので説明をしました。しかしそれが失敗でした。私の説明が社長には言い訳に聞こえ、その点を社長にも指摘を受け、さらに謝るという大失態。

今思い返しても恥ずかしい限りですが、ことの経緯を説明しているときに、私の心の何処かに「理由を知ってもらえれば許していただけるのでは。」という甘い気持ちが出てきたんだと思います。

「話し方は自分そのもの。」そのとき改めて、身に染みました。

自信を持って話すことは大切なことですが、自分のことを話し上手だと思っていると思わぬ失言をしてしまうことがあります。

自分の信念を持つということは大切なことですが、自分の話していることが全て正しいと思い込んでいると横柄な態度になり、周囲の人の応援を得られなくなることがあります。

そもそも、相手があなたの話を聞こうとしてくれなければ、どんなに上手に話しても伝わりません。まずは相手が、あなたの話を聞いてくれる土壌づくりが何よりも大切なことではないかと思うのです。

本当に話し上手な人は、難しい言葉を使ってできる人に思わせたり、流暢に話して格好良く見せたりせず、素直に、真摯に、謙虚に、情熱を持って向き合っている人です。

基本的なテクニックはたくさんありますが、その根底となる自分の在り方を忘れてしまわないように。この文章を綴りつつ、私自身取り組んで行こうと、思いを新たにしています。

今年は、年明け早々、3人方々のトークショーの司会を担当しました。

お二人目は、柳家花緑さん。

新年、初笑い。楽しいトークショーになりました。

NHKハート展新宿展 トークショー 柳家花緑さん


最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお付き合いください(^^)

ユナイテッドウェーブス合同会社

https://united-waves.jp