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フリーアナウンサー
キャリアコンサルタント の三島澄恵です。
組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに
様々な視点からお伝えしています。
当たり前のように使われているビジネス用語や専門用語、
その会社独自の言い回しがあります。
キャリアが長くなると、なんの疑問も無く使う人が多いようで、
研修先企業では、
「上司が部下に説明するときに専門用語を使っている人がいるので、
その辺りも改善していけるように研修に取り入れて欲しい」
そんなご要望もあります。
難しい言葉や専門用語を誰にでもわかるように話すというのは、
実はとても難しいことなんです。
そして、分かったつもりで話していると、
いざ、相手にわかるように話そうとしても言葉に詰まるようなことが生じます。
甥っ子が5歳の頃、わからない言葉が出るたびに
「◯◯って何?」と聞かれていました。
見たことの無いもの、初めて聞く言葉、
とにかく意味がわからない言葉が出るたびに質問・質問・また質問です。
その度に、「どうやったらわかるかな?」と様々な表現を考えました。
特に小さな子どもに伝えるには、こちらの語彙力が問われます。
本当に大変でしが、とてもいい勉強をさせてもらったと感じています。
放送局では、小学校5年生がわかるように話すことを教わります。
カタカナ語はできるだけ避けること、
耳で聞いてわかりやすい言葉で話すこと、
誰にでもわかりやすい言葉で話すことなど、
私が放送の仕事を始めた頃に教わったことです。
そして今も言葉選びは、日々、意識して過ごしています。
もちろん、専門分野の人が集まっている場で誰もがわかる言葉を使う必要はありません。
大切なのは、相手がどういう人かを理解した上で言葉を選ぶということです。
会社内には、様々な人がいます。
新入社員、
中途採用、
外国人、
アルバイトやパートの人など、
キャリアも違えば、それまでに過ごした環境も違い、教育も違います。
「同じ職場にいるんだから、このくらいの言葉知っていて当たり前。」
「勉強が足りないんじゃないか。」そう思う人もいるでしょう。
けれど、みなさん自身も誰かに教わったり、
時には、言葉を知らないことを知らないと
言いづらかった経験があるのではないでしょうか?
そういう自分の経験を思い出してみると、
どう伝えたらいいかのヒントが見つかります。
伝わらないと感じたとき。
相手の立場に立って、
一度、自分が使っている言葉を見直してみるというのも一つの方法です。
お試しください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
コミュニケーションについての質問などありましたら
お気軽にコメントください。