TEDxKyotoで見た「話す力」

こんにちはフリーアナウンサーの三島澄恵です。

ブログでは、人生を「話す力」で切り拓くをテーマに書いていますが、まさにそのことを実感したとても貴重な経験について、しばらく綴っていきます。

それは、去年2018年11月に開催されたTEDxKyotoで登壇された、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション代表理事の諸橋寛子さんのスピーチトレーニングを担当させて頂いたことです。

TEDをご存知の方は多いかと思います。

TEDは、「よいアイディアを広めよう(Ideas Worth Spreading)」を理念とする非営利団体で、26年前、カリフォルニアで行われた4日間の講演会が始まりです。

そして、xがついたTEDx(テデックス)は、TEDの精神に基づいて、世界各地で独自に運営されているプログラムです。日本でも、東京、京都、仙台、札幌、福岡など、様々な地域で独自に行われています。

私が携わったのは、京都。
TEDxKyotoは、2011年に創立。第一回目は2012年で、これまで8回のイベントが開催されています。

TEDxKyotoについて詳しいことは↓
http://www.tedxkyoto.com/about-us

そのTEDxKyoto 2018に登壇された諸橋寛子さんから、スピーチトレーニングのご依頼を頂き担当させて頂きました。
諸橋さんは、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの代表理事で、スポーツを通じて子供達の教育に取り組み、そして、豊かな社会の実現に向けて取り組まれています。

まずは、諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子をご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

ユナイテッドウェーブス合同会社
https://united-waves.jp
info@united-waves.jp

話す力を磨くには声を出して練習しよう!

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

先日、「ゼロから始める人前での話し方」というセミナーを開いてほしいというご希望を伺いました。以前は、何度か一般募集のセミナーを行っていましたが、最近はなかなか開催できずにいました。
今年はタイミングを見て、楽しく身につくセミナーを開催したいと思っていますが、ご興味のある方はいらっしゃるでしょうかね。

話し方のセミナーや研修中に、各自練習をする時間を作ると、恥ずかしさもあり、原稿とにらめっこしてぶつぶつと練習する人がほとんどです。

けれど話す力を磨くためには、しっかりと声を出して練習することが大切です。

それには大きく2つ理由があります。

1点目は、本番同様に声を出すことで、自信をつけることができます。
2点目は、声に出すことで、自分の声を自分の耳で聞いて間違いなどに気づくことができます。

2点目の耳で聞いて確認している点ですが、これは原稿作成やメールの文面作成の作業中にも役立ちます。私たちは、声に出すことで文法や言葉の違いなどを気づくことができるのです。
話したことを耳で確認しているというのは、いまひとつ実感が湧かない人もいるかもしれません。

例えば、こんな経験はないでしょうか?
携帯電話で自分の声が遅れて聞こえてきた時、その自分の声が気になって話しづらいと感じたこと。

日本の研究者が作った面白い装置で、おしゃべりを制御する装置というのもあります。これは話している自分の声が0.2秒遅れて聞こえる装置ですが、それだけで話しにくさを感じ、話している人はおしゃべりをいつもより短くやめるというのです。
この装置からもわかるように、私たちは声に出して聞こえてくる自分の声を聞いて確認していることが窺えます。

私も放送やナレーション、司会の時に、マイクを通した自分の声の聞こえ具合で、話しやすさは変わることを実感しています。だからこそ、何度も、本番を想定しながら練習をします。

本番の場は、想定しているよりも騒がしいかもしれません。し〜んと静まり返っているかもしれません。時々、思いもよらない音が入ってくるかもしれません。想定外のことがおきるかもしれません。
それでも、集中力を切らさず、自分の話したいことを話すには、本番までに練習を重ねることです。

話す力を磨くには、本番で何があっても動揺せず、自分の伝えたいことを伝えられるように、できる限り本番さながらに声を出して繰り返し練習を行うことです。それが、大きな自信につながり緊張を和らげる手助けにもなります。


話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
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仕組みの根底には人の心のつながりがある

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。
今日は、話す力のお話とは少し違ったお話です。

昨日、「USF presents 第14回頑張れ東北!川上昌直さんのチャリティーセミナー」に参加してきました。

USFは、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの略称で、スポーツを通じて、未来の子供達の教育に力を注がれている非営利団体です。私は時々ですが、アスリートの方のインタビューや財団の紹介映像制作などで携わらせていただいています。

USFホームページ
http://www.unitedsportsfoundation.org

USFは、2011年の東日本大震災をきっかけに設立されたのですが、今回のチャリティーセミナーの川上 昌直さんは、震災後すぐからこのチャリティーセミナーを開催され、収益金を財団に寄付されています。

川上先生プロフィール
博士(経営学)、兵庫県立大学 経営学部 教授、ビジネス・ブレークスルー大学 客員教授で、上場企業等で新規ビジネス立案のアドバイザーも務めていらっしゃり、『マネタイズ戦略』『ビジネスモデル思考法』(ともにダイヤモンド社)など著書が多数あります。
http://masanaokawakami.com

プロフィールからもわかるように、川上先生はビジネスの専門家ですが、昨日のセミナーのテーマは「つながり」でした。継続的な収益を得るためには、顧客とのつながりを深めることが重要だというお話でした。

川上先生のお話を聞きながら、先日、サービス産業をシステム化する研究をされている先生のお話を思い出しました。
その先生は、一切の気持ちや感情を排除して仕組みを考えることを主にされているのですが、聞き終えて感じたのは、仕組み作りは良いサービスや働き方を良くするためにもとても重要だけれど、根底には、人の心が介在しているということです。

今回の川上先生のお話を伺って感じたのも、やはり根底に人の心があるということ。人の心をつないでいくことが、結果ビジネスの仕組みになっていくのではないかと、私は受け止めました。

私は、企業研修やスピーチトレーニングをして、コミュニケーションという人と人の心がつながるということをお伝えしています。
研修やトレーニングのときだけでなく、その後の企業や受講者の方々がどうされているのか?また、どうなって行きたいと思われているのか?をもっと深く関わっていこうと、改めて気づき、考えが深まったセミナーの時間になりました。

このブログをご覧のみなさんからのご質問などにもお答えして、みなさんとも、もっとつながれたらと思っています。
ぜひ、お気軽にご連絡ください。

弊社ホームページ:ユナイテッドウェーブス合同会社
https://united-waves.jp
メール:info@united-waves.jp

話す力を弱める癖

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

人はそれぞれ「話している時の癖」があります。
人から指摘を受けたり、自分の映像を見たりしてその癖に気づくものです。

私もラジオの仕事を始めた頃、あるクセを指摘された事があります。それは話し出す前に「はい」と言っていた事でした。

「はい、それでは続いてのお便りです。」と言う具合に、誰に「はい」と返事しているの?という感じでした。
誰に話しかけられたわけでも、中継先からスタジオに戻ってきたわけでもなく、その「はい」は単に、自分が話し出すための自分のための合図のようなものでした。自分のリズムのようなものです。しかも、それまで放送後に録音を聞いて振り返りはしていたのですが、人に指摘されるまで気づかなかったのです。

話している時の癖は人それぞれ様々あります。

「え~」や「あの~」をつけてしまう。
「なんか」「やっぱり」など口癖になっている言葉がある。
言葉以外でも、話しながら手や足を細かに動かす。
話しながら髪の毛を触っている。
顎があがってしまうなど、動作に表れる人もいます。

このようなクセは演者の信頼性を落としたり、説得力に欠ける要因になります。

「無くて七癖」
人は誰しも癖があり、それが個性につながっていることもありますが、話す力を弱めてしまうような癖は1つずつ減らすことです。

そのためにまずは、自分が話している時を録音して聞いてみてください。そしてできれば、周囲の人からアドバイスをもらってみましょう。

企業研修やスピーチトレーニングは、ご要望に沿ってプログラムを作成しています。

役員研修・管理職研修・中堅者研修・若手・新人研修全ての階級の研修を行っています。
コミュニケーションスキル
プレゼンテーションスキル
面談スキル
部下の教育スキル
接客スキルなどお気軽にお尋ねください。

話す力は、まず声から

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

今回からは少しずつ「話す力」の磨き方や方法をお伝えしていきます。

今日は「声」の話。人に伝えるには、相手に声が聞こえるように声を出す必要があります。さらに言えば、単に声が出ているだけでなく、「言葉に力を与えられる声」というのが話す力をアップさせてくれるのです。

私は放送部でトレーニングする前までは、キンキン声だったようです。「ようです」というのは、自分では、人に聞こえている自分の声のことってわからないからです。私たちの声は、自分が聞こえている声、人に聞こえている声は違います。

皆さんは録音して自分の声を聞いたことがありますか?もし聞いたことがあるという人は、自分が思っていた声と違って、なんだか不思議な感じだったのではないでしょうか。

私は放送部に入り、「低い音を鍛えなさい。」と指導されました。それから日々、低いところを意識してトレーニングしたおかげで、今では、「良い声ですね。」と声を褒められるようになりました。

どんなこともそうですが、声もトレーニングした方が良いのです。けれど、日々のトレーニングはなかなか難しいものです。そこで私がお伝えしているのは、「一番遠くにいる人に向かって声を出す」ということです。

人前で話をしている人に多いのが、原稿に向かって話している人や、一番前にいる人に話している人、マイクに向かって話をしている人です。自分の目の前に聞いている人がいるにもかかわらず、その人たちに向かって話をしないので、声が届かず説得力に欠けてしまいます。

また、マイクがあるから声は聞こえるだろうと思っているのも間違いです。マイクはあくまでも拡声器です。声を良くする機械ではありません。ぼそぼそ話していればぼそぼそと、抑揚がなければ抑揚の無い話し方で聞こえます。説得力があり、人の心に響く声は、マイクがあったとしても、ハリのある響く声で話せているということです。

そのため、話すときは、(マイクの有無にかかわらず)一番遠くの人に声が届くような意識を持つこと。そして、そこに向かって声を出すこと。それを意識するだけでも、声にハリが出て、言葉に力が出てきます。

一度、話している自分の声を録音して聞いてみてください。あなたの声は、どんな風に聞こえているでしょうか?それを聞いて、あなたなどう感じるでしょうか?

自分のことを客観的に捉えると、声を磨くきっかけにつながりますよ。

企業研修では、体を使った発声トレーニングも行っています。

声から社員の健康を活性化することもご提案していますので、お気軽にお問い合わせください。

企業研修 発声トレーニング

一番伝えたいことをシンプルに

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

話す上で一番大切なことは、伝えたいことを明確にするということです。これが最も重要で、最も難しく、最も悩むところです。私もこうやってブログを書きながら、書いては消し、書いては消しの繰り返しをしています(笑)

けれど、自分が叶えたい夢であれば、あまり難しく考えず、シンプルに言葉にする方が伝わるような気がしています。

私は、「話す仕事をしたい。」と、ずっと言っていました。

思い返せば、中学生の頃は「ラジオのパーソナリティになりたい。」と言っていて、その後、高校・大学でも、「アナウンサーにになりたい。」と言っていました。

気づけばそうなれましたが、学校の先生も、友達も、親や兄弟でさえも、まさか私が夢を叶えるとは思っていなかっただろと思います。

私は第二次ベビーブームの世代で、当時、バブルがはじけた後の就職氷河期。放送局も採用を控えていた時代。しかも、たいした学歴もなく、容姿は人並み以下。それでも諦めずに「話す仕事がしたい。」と言葉にしていたことで、周りの人たちががたくさん応援してくれて、ご縁がつながり夢が叶いました。

言葉選びや話す順序は、確かに大切ですが、それ以上に、「私は◯◯をやりたい。(なりたい。)」とシンプルに言葉にして、周りの人に話すことで、人生は切り拓かれていきます。

とはいえ、プレゼンテーションやスピーチのように、自分の考えを話す場では、単に「◯◯がしたい!」だけでは伝わらないですよね。そこに、「なぜ、そう考えるのか」や「それによってどういった結果が出るのか」さらには、具体的なデータや事実などを盛り込む必要があります。そして、そういった様々な肉付けをするからこそ、「伝えたいこと」という話の芯は、ぶれることなく明確にしておく必要があります。

伝えたいことを言葉にするには、タイトルをつけるように短い言葉で表現して、それを1行〜2行の文章(70文字程度)で、全体像が見えるような文書でまとめてみることです。

この方法は、話し方の基本として、あらゆるところで紹介されているので知っている人も多いでしょう。けれど、いざやってみると、なかなか上手くまとまらないものです。頭でわかっていることと、実際にできることは違うんですよね。

放送局で仕事を始めたばかりの頃、企画を提案するときに上司から教わったのは、「通る提案は、最初の2〜3行で面白さが伝わってくる。」というものでした。

以来私は、提案を作るとき、最初の数行を懸命に考えるようになりました。話すときの構成も、これと同じでとても役立っています。

最初に結論(伝えたいこと)を伝え、その全体像がわかる話をして、そこからひとつひとつ細かな話をしていくことで、聞き手は、話し手が何を話そうとしているのかを理解しやすく、次の話も聞きたくなります。

話す中身を考えていると、あれもこれもと欲が出たり、これで良いのか?と何度もやり直したり、果ては何が言いたいかわからなくなったり、考えるのが嫌になることもあります。

けれど、そうやって、あ〜でもない、こ〜でもないと言葉を選び、何度も何度も書き直す中で、溢れかえっていた言葉も、複雑になっていた頭の中も徐々に削ぎ落とされ、シンプルになっていくものです。

シンプルに言葉にできるというのは、自分の中で伝えたいことが明確になっているということです。それは、「◯◯になりたい!(やりたい!)」とシンプルに自分の夢を言葉にすることと同じです。

一番伝えたいことをシンプルな言葉で表現すること。

いま、プレゼンテーションやスピーチなどで悩んでいる人は、それができるまで繰り返し繰り返しトライしてみてください。伝わり方が大きく違ってきますよ。

年明けのお仕事。トークショー第三弾、

ゲストは女優の奈緒さんでした。

去年のNHK連続テレビ小説「半分、青い」のヒロインの幼馴染

木田原菜生役を演じた奈緒さん。

今年は、映画の出演も多いそうです。

NHKハート展新宿展 トークショーゲスト:奈緒さん

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「話す力」は人生を切り拓く

こんにちは。

フリーアナウンサー・話し方講師、キャリアコンサルタントの

三島澄恵です。

2019年がスタートしはや半月。

目標を新たに日々をお過ごしかと思います。

私は今年は、ブログを書くことを継続していこうと思っています。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


さて、今年からブログのタイトルを

「人生を『話す力』で切り拓く」に変えました。

その大きなきっかけは、

昨年、TEDxKyotoで、登壇者のスピーチトレーニングを

担当させていただき、改めて、「話す力」の重要性を感じたからです。

私は高校時代に放送部に入部したことで、

「話す」ことを基礎から学び、身につけ、磨くことをしてきました。

それから約30年。

10代の頃に出会った「話す力」は、

その後の私の人生を大きく変えました。

念願だった放送局での仕事に就くことができ、

夢だったアーティストのインタビューをし、

フリーになり東京で仕事をスタートし今を迎えていますが、

それは、自分の想いや考えを周りの人たちに話したことで、

そんな私を応援してくれた人たちがいたおかげです。

私はこれまで、インタビューやトークショーなどを通して、

経営者、アーティスト、ミュージシャン、アスリート、

タレント、クリエーターなど、様々な業界の一流の方々に

お話を伺ってきました。

その数、2,000組を超えると思います。


そんな中で感じているのは、

みなさん、自分の想いを表現することに長けているということです。

表現上手といっても、流暢に話せているということでも、

順序立ててきれいに話せているということでもないんです。

言葉を通して、その人の想いが伝わってくるというのが、

私が感じていることです。

夢を掴むには?

自らの想いを実現するには?

どんなことも、自分一人では成し遂げることはできません。

周りの人たちの応援が欠かせないと思うのです。

そのためにはまず、

話すこと、言葉にすること。表現すること。

実現は、その先にあります。

あなたが話さなければ、誰もあなたの想いには気づきません。

あなたが話さなければ、あなたが何をやりたいのか誰も気づきません。

あなたの心に秘めた想いが十分に育っているなら、

もし、育っていないとしても、

言葉として表現してみると何かが変わるかもしれませんよ。


このブログでは、話し上手になることではなく、

どうすれば、自分の想いを言葉として表現できるか

ということをお伝えしていきます。

私の失敗談をたくさん交えながら、

みなさんの日々のお役に立れてば幸いです。

それでは、2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初のお仕事は1月3日のトークショーでした。

NHKハート展の新宿展。

お話を伺ったのは、墨絵アーティストの茂本ヒデキチさん。

当日は、墨絵のライブペインティングを見せてくださいました。

その時に描いてくださった作品。

みなさんにとっての2019年が勢いあるものになりますように、

願いを込めて。


NHKハート展新宿展 トークショー 茂本ヒデキチさん

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なぜ、今の仕事をしているのだろう?

 

ブログをご覧くださりありがとうございます。

フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

今日は、最近の私の気づきをひとつ。

私はなぜ今の仕事をしているのだろう?

そして、仕事をするというのはどういうことだったか、

それを思い出すことができた出来事を綴ります。

 

私は、話すことをベースにした仕事を続けています。

途中、迷い道もありましたが起業するにまで至りました。

 

実は、話すことを本格的に学び始めたのは高校1年生からなので、

かれこれもう30年が経とうとしています。

しかも、小学校・中学校時代も放送委員会ということを考えれば、

私がどれだけ、話し伝えることが好きだったのか自分でも驚きです。

 

さて、そんな私も、このところ仕事に対して少々気重に感じていました。

絶対に失敗は許されない。

クライアントの期待に応えなければ。

独立してからのここ10年はそういう想いばかりが強くなり、

最近は、仕事が負担に感じるようになっていました。

 

誤解の無いように言いますが、私は今の仕事は好きです。

本番が終わった時の達成感や

何より、お客様の笑顔やクライアントの笑顔、

共に関わったスタッフの充実感からの笑顔、

私自身の笑顔に出会える素晴らしい仕事だと感じています。

 

けれど、そこに向かうまでの労力や失敗への不安感が募るため、

事前準備をするときに、

とてもエネルギーを使ってぐったりしてしまうことが続いていました。

結果、好きな仕事が好きと思えなくなっていました。

 

これは昨日、私のメンターである先生のセミナーを受け気づいたことです。

そしてそこで、

私はなぜ、今の仕事をしているのかを思い出すことができ、

自分の仕事への向き合い方をクリアにイメージできたことで、

清々しい気持ちで、いま、このブログを書いています。

 

このブログを書いている場所は、あるドーナツ店。

ここの店員さんの仕事姿を見て、私の気づきはより深まりました。

 

お店に入り、コーヒーとチーズトーストを注文しました。

 

コーヒーはおかわり自由。

しばらくすると、店員さんがテーブルを回り声をかけてくださいました。

私のテーブルに、まだ手をつけていないチーズトーストを見て、

店員さんは

「もう一度、温めましょうか?」とさりげない一言を添えてくださいました。

 

私は「じゃ、後でお願いしても良いですか?

お気遣いありがとうございます。」と伝えると、

 

店員さんは「もちろんです。

せっかくですから温かく美味しく召し上がってほしいので。」と、

とても素敵な笑顔で返してくださいました。

 

その笑顔と心配りは、仕事だからそうしているというより、

その店員さんからの自然な姿のように見えました。

仕事だから、接客の決まりだからというより、

その店員さんが楽しく取り組んでいるように見えました。

 

 

昨日、私が思い出した仕事への私の想い。

それを、今店員さんの姿でさらに深く刻むことができました。

 

 

なぜ、今の仕事をしているのか?

それは、関わる人が笑顔になる姿を見て、

私自身が幸せを感じることができるからです。

 

関わる人が笑顔になるためには、まず自分が笑顔でいること、

仕事を楽しいと感じられていることが大切なんだと、

そんなことに気づけた出来事でした。

 

明日はその気づきを、担当する仕事で形にできると予感している日。

良い日になりそうです。

 

 

 

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伝わらないと感じたら・・・

 

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フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

当たり前のように使われているビジネス用語や専門用語、

その会社独自の言い回しがあります。

キャリアが長くなると、なんの疑問も無く使う人が多いようで、

研修先企業では、

「上司が部下に説明するときに専門用語を使っている人がいるので、

その辺りも改善していけるように研修に取り入れて欲しい」

そんなご要望もあります。

 

難しい言葉や専門用語を誰にでもわかるように話すというのは、

実はとても難しいことなんです。

そして、分かったつもりで話していると、

いざ、相手にわかるように話そうとしても言葉に詰まるようなことが生じます。

 

甥っ子が5歳の頃、わからない言葉が出るたびに

「◯◯って何?」と聞かれていました。

見たことの無いもの、初めて聞く言葉、

とにかく意味がわからない言葉が出るたびに質問・質問・また質問です。

その度に、「どうやったらわかるかな?」と様々な表現を考えました。

特に小さな子どもに伝えるには、こちらの語彙力が問われます。

本当に大変でしが、とてもいい勉強をさせてもらったと感じています。

 

放送局では、小学校5年生がわかるように話すことを教わります。

カタカナ語はできるだけ避けること、

耳で聞いてわかりやすい言葉で話すこと、

誰にでもわかりやすい言葉で話すことなど、

私が放送の仕事を始めた頃に教わったことです。

そして今も言葉選びは、日々、意識して過ごしています。

 

もちろん、専門分野の人が集まっている場で誰もがわかる言葉を使う必要はありません。

大切なのは、相手がどういう人かを理解した上で言葉を選ぶということです。

 

会社内には、様々な人がいます。

新入社員、

中途採用、

外国人、

アルバイトやパートの人など、

キャリアも違えば、それまでに過ごした環境も違い、教育も違います。

 

「同じ職場にいるんだから、このくらいの言葉知っていて当たり前。」

「勉強が足りないんじゃないか。」そう思う人もいるでしょう。

 

けれど、みなさん自身も誰かに教わったり、

時には、言葉を知らないことを知らないと

言いづらかった経験があるのではないでしょうか?

そういう自分の経験を思い出してみると、

どう伝えたらいいかのヒントが見つかります。

 

伝わらないと感じたとき。

相手の立場に立って、

一度、自分が使っている言葉を見直してみるというのも一つの方法です。

お試しください。

 

 

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ほんのちょっとの心遣い

 

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フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

先日、ある雑貨店で買い物をしたときのことです。

領収書をお願いしました。

いつも通り、宛名を書いて、印を押して渡してもらったのですが、

担当してくれた店員さんが、

印鑑を押した後に、一度、紙で抑えたのですが

「まだ乾いていないので付箋を貼っておきますね。」と

その印鑑の部分が隠れるように小さな付箋を貼って

領収書を渡してくれました。

 

ちょっとしたことですが、こういう気遣いはうれしいものです。

 

この「ちょっとした」ことというのは、

行動だけでなく声をかける様々な場面で心がけるだけでも、

コミュニケーションを深められます。

 

例えば、みなさんが誰かに仕事をお願いされるとき、

いつも当たり前のように仕事を頼まれると

なんだか腹立たしい気持ちになりませんか?

 

もし、

「忙しいところ申し訳ないのですが」

「いつもありがとうございます。」

「いま、大丈夫ですか?」など、

ほんのちょっとの感謝や気遣いの言葉を挟まれているだけで

受け取り方は随分と違ってこないでしょうか?

 

ほんのちょっとのことですが、

このほんのちょっとのことが、

コミュニケーションには欠かせません。

 

ただこの気遣いの言葉。

形式的に言えば良いというものではありません。

ここに、ちゃんと伝え手の心が入っていることが何より大切です。

 

私たちの心の中は、相手には見えません。

どんなに感謝していても、

どんなに気遣っていても、

言葉や行動などの何かしらの形にしなければ

相手には伝わらないのです。

 

組織のチームワークを高めて行くためにも

想いを形にして伝えてみてはどうでしょう?

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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