時間ドロボーに気をつけて!

*このブログでは、1分間で話せる300〜350文字を目安に、様々な話題を綴っています。

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です(^^)

みなさんは、人前で話すときに時間を意識していますか?

私がよく見かけるのは、話す時間が決まっているのにオーバーする人や、質疑で質問のはずが、自分の意見を述べて何分も使う人などです。

話す時間がオーバーすれば、後に話す人の時間や予定されている事柄の短縮など、他の時間を奪ってしまうことにつながります。

自分の意見を長く述べて質問する人もまた、他にも質問したい人の時間を奪ってしまうことになります。

私たちの脳は、話すことに快感を覚えるようです。

話し始めて乗ってくると長く話しがちになるのは、そういうこともあるのかもしれません。

人前で話す際は、内容と時間を考えて話すよう心がけてみてください✨

(「みなさんこんにちは」〜332文字)

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1分で話せる文字数とは?

明けましておめでとうございます✨

フリーアナウンサーの三島澄恵です(^^)

今回からこのブログでは、1分間で話せる文字数を目安に綴っていきます📝

話す時のちょっとしたテクニックを始め、私の日々の発見などを発信します。

初回は、1分で話せる文字数についてです🕛

時間の感覚と話す分量を身につけることは、とても重要です。

では、1分間で話せる文字数とはどのくらいかというと、300〜350文字です。

これは、聞いている人が理解しやすい文字数です。

この文字数を1分間で話そうとすると、ほとんどの人は、とてもゆっくり話しているように感じると思います。

今日のブログは、313文字です。
実際に1分間計りながら話してみて、どのような感じか体感してみてください✨

(ここまで313文字)

本年もみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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練習は本番通り、本番は練習通り

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

TEDxKyotoで登壇された一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション諸橋寛子さんのスピーチトレーニングについて、引き続き綴っていきます。

諸橋さんのスピーチトレーニングの日は、本番同様に全部を話していただき、それを撮影して見直して改善するを繰り返しました。

本番をイメージして練習する。

この練習はとても重要です。

なぜなら、本番では練習の時とは違う緊張があったり、様々なハプニングがあったりするからです。どんなに本番をイメージして練習しても、本番では練習と違うことが起きます。練習は上手くできていたのに、本番になると思ったような力を発揮できないという人がほとんどです。


それなら、本番を想定した練習は必要ないじゃないかと思うかもしれませんが、それは逆で、本番で練習通りの力が発揮できるように、練習でこそ本番通りに練習することが欠かせないのです。

私は高校生の頃、放送部でこの練習を毎日行っていました。

高校放送部には、アナウンスと朗読の大会があります。その大会では、出場者一人一人がステージに上がり、アナウンス原稿や朗読原稿を読み審査が行われます。

大会本番は、なんとも言えない緊張した空気の会場の中で、一人マイクの前に座り原稿を読みます。その前には、出場者を含め大会出場校の生徒や先生が30人ほど。審査員は別室で聞いています。読み間違えたり、詰まったりすれば、もちろん減点です。そこに、抑揚、メリハリ、緩急、間やブレスの取り方など表現力も審査基準です。本当に極度の緊張の中臨みます。

そのため、練習では、自分が一番しゃべりやすいマイクの置き位置や座り方、原稿の持ち方なども掴むこともしていました。
何より、本番の緊張感を持ちながら練習することで、本番でどんなことが起きても、動揺することなく最後まで集中して取り組む力が身につきました。

例えば、もし途中で詰まっても、そこで「すみません。」と謝ったり、何度も言い直したりすることはせず、詰まった程度であればそのまま読み進めます。

もし、読み間違えた時は、「失礼しました。」などは言わずに、読み間違えた言葉を言い直して読み進みます。

もし、途中で詰まった時、それが気になってしまうと、また詰まってしまい失敗が失敗を招くので、失敗は気にせずに立て直して読み進めて行きます。

こういった具合に、失敗した時の心構えや立て直しの仕方は練習で身につけて、本番で自然に対応できるように身につけます。

私は高校時代、こういったトレーニングの積み重ねのおかげで、程よい緊張で大会に臨むことができていたように思います。おかげで全国2位を始め数々の賞を受賞することができました。

今思い返せば、この時、体に身につけたどんなハプニングに出会っても話し続けられる対応力は、放送局で仕事を始めた時にも、そして今も役立っていると感じています。

しかし、詰まった時につい「すみません」と謝ってしまう。ちょっとした失敗の後に失敗の連鎖が起きる。これらは、誰もが必ずと言って良いほど通る道です。だからこそ、何度も練習して失敗なく話せるようにするのはもちろん、失敗した時に、どういう対応をするかを瞬時に判断し、動けるように練習を重ねるのです。

以前、フィギュアスケーターの鈴木明子さんにインタビューをしたときに、「途中でミスをした時はどうしているのか?」と聞いたことがあります。
フィギュアスケートは、音楽に合わせて演技をしているので、どこかで転んだりすると音楽と合わなくなるのではないかと、いつも疑問に思っていたからです。

その時に鈴木明子さんは、このようにお話しされました。

「練習の時から転んだ時などにどうするかの練習をしています。振り付けのポイントがあるので、そこに合わせるようにしています。」

加えて、

「止まっていたらダメなんです。演技をしていないのは表現していないので審査にならないんです。 とにかく、1秒でも早く演技に戻れるように練習しています。」と。

その話を聞き、プロであればあるほど、一流であればあるほど、練習の重ね方が違うのだと教わりました。

NHKハート展 鈴木明子さんトークショー

練習は本番通りに、本番は練習通りに。
これができるようになるまで、何度も何度も練習を繰り返すこと。
これが、成功の鍵です。

しかし、練習で本番通りにできていても、本番で練習通りにできることというのは、かなりハードルが高いものです。それは、本番では、練習では想像もしていなかった緊張が訪れたり、思いもよらないことが往々にして起きるからです。

実際、今回の諸橋さんのスピーチでもハプニングがありました。
その辺りは、また次回のブログで。

スピーチやプレゼンテーションの練習をしている人は、ぜひ、本番をイメージして本番通りに練習を重ねてください。
それが、話す力を磨くトレーニングです。


諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

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シャドーイング

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

引き続き、TEDxKyoto本番に向けた具体的なトレーニングについてお伝えしていきます。

今回は「シャドーイング」です。

昨日は、お手本と合わせて練習するコーラスリーディングをご紹介しました。今回のシャドーイングもお手本を聞いて話すと言うのは似ていますが、シャドーイングは、お手本を聞いてその後に続けて話すというものです。

諸橋さんのトレーニングでは、この方法を行いませんでしたが、TEDxKyotoの前日のリハーサルの時に、他の登壇者のトレーニングサポートで行いました。

シャドーイングは、英語の勉強ではよく使われているので、「英語ではやったことがあるけれど」という人がほとんどだと思います。実際、TEDxKyotoの登壇者のみなさんもそうでした。日本語をシャドーイングするというのは、新鮮な感じだったのではないでしょうか。

シャドーイングのポイントは、お手本を聞いた通りに声にすることです。お手本を聞いて頭で考えず、その通りにすぐに声にすること。ここがポイントです。

言われたことを頭で考えてしまうと、口に出すまでに時間がかかります。結果、お手本通りではない自分の話し方のままになってしまいます。
また、できるだけ短く区切って練習をした方が効果が高まります。

TEDxKyotoには、スピーチトレーニングされる専属のスタッフの方がいらっしゃいます。今回は、その方と共にお手伝いをさせて頂きました。リハーサル前の発声練習と、リハーサルの登壇者の映像を確認しながら練習といった具合に、詰めの練習での立ち会いです。

その際、TEDxKyotoの専属スタッフさんから、「シャドーイングをお願いします。」と言われ、トレーニングをさせていただきましが、私の区切り方が少し長目だったようで、「もう少し短く、単語ぐらいで区切って行ってください。」とアドバイスをいただきました。

そこからは、短い言葉でのシャドーイング。
短い言葉で区切ったことで、それまで不自然だったイントネーションが、短時間で自然なイントネーションに変わって行きました。

シャドーイングは私も普段のトレーニングで行っていますが、できるだけ短く区切る点は、これ以降注意して行っています。

話し方に磨きをかけたいと言う人は自分で練習することも大切ですが、お手本となる人と一緒に練習することをおすすめします。それが上達への近道かもしれませんよ。

諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

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コーラスリーディング

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

先日から、綴っているTEDxKyotoで登壇された一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの代表理事 諸橋寛子さんのスピーチトレーニングで、私自身が改めて気づいた点をブログにまとめています。

今日からは具体的なトレーニング法や本番前の準備、本番当日の裏話などを綴っていきます。

今日はトレーニングの一つ、コーラスリーディングについてです。

「コーラスリーディング」

コーラスは合唱。合唱のようにお手本と声を合わせてトレーニングする方法です。この方法は、短期間で話し方が身につきます。

諸橋さんのトレーニングは実際に対面で行ったのは3回です。国内外の出張も多く、財団の運営など日々忙しい中で、1ヶ月の間に3回のトレーニングも、かなり大変だったと思います。しかし、その3回では、どうしても十分な成果を得るには難しいです。トレーニングの日以外も、自主トレーニングをする事で完成度が上がります。

諸橋さんのすごいところは、忙しい中でも自主トレーニングをされるところです。その自主トレーニングに、コーラスリーディングを取り入れて頂きました。私が読んだ原稿を録音し、そのデータを聞きながら声を合わせて練習。そして、トレーニングの日は、本番を意識して全文を繰り返し練習。

さて、コーラスリーディングですが、皆さんが取り組まれる際は次の点を意識するとより効果が高くなります。

それは、とにかくお手本通りにやってみる事。そして、お手本と自分はどこが違うかを感じる事です。

お手本と合わせようとすると、ちょっとした間の長さの違い、イントネーションやアクセントの違い、抑揚や言葉の強弱など、様々な面で違いを感じると思います。例えば、自分ではゆっくり話していたつもりでも、お手本と一緒だと、さらにゆっくりに感じられたり、間も長く感じられたりなど、最初は戸惑ったり、上手く合わせられないかと思います。それでもまずは、お手本通りに練習してください。そうすると、次第にその通りに話せるようになります。

コーラスリーディングをすると個性が失われる。というような事を言う人もいます。しかし私は、そうは思いません。

どんなにお手本通り真似しても、その人自身の個性は滲み出ます。声の質、ちょっとした間の取り方や息づかいの違い、言葉への思い入れなど、その人が持っているものが必ず出てきます。

狂言師の野村萬斎さんが、あるインタビューに答えられている中で、

「わたしの父や先輩方を見ていますと、意図的にではなく型から個性が滲み出ていますし、さらに言えば型を感じさせなくなる。」とありました。

話し方にも基本はあり、決まった型のようなものがあります。皆さんも話し方の本やセミナーを受けたりすると、基本的なことはどこもほぼ同じはずです。これは話し方に限らず、スポーツや芸術、仕事など全てに言えると思います。

その基本を押さえないまま自己流で上手くなる人も稀にいますが、そういう人もまた、ある一定のところで基本を学び直す人が多いです。

中には、奇をてらうことが個性と思っている人もいますが、それは自己満足であることが多いものです。

少し話が逸れてしまいましたね。

話す力を磨きたい人こそ、まずは上手な人や目標とする人の話し方を真似してみてください。それが徐々に自分の話し方に変わっていきます。

諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
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自分の意思を伝える力

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

ある企業の方から、最近は、会社を辞める時に弁護士を立てる若い人が増えているという話を聞きました。辞めるという意思表示を自分で直接言うのではなく、弁護士に代弁してもらうというのです。別段、会社の体制に問題があったわけでもなく、何か会社ともめているわけでもないにもかかわらずです。

その話を聞いて驚いたと同時に、「これでいいのだろうか?」と思ったのが、私の正直な感想です。

日本人は、自分の意見をはっきりと相手に伝えることはあまりしません。忖度という言葉が一時流行りましたが、「言わなくてもわかるだろう。」「言わなくても分かってくれ。」というような文化が根強く残っています。

誤解の無いように言いますが、私はこの文化は好きです。白黒はっきりさせず、曖昧でグレーな感じも時に必要だと思いますし、それが、日本人の優しさのひとつやおもてなしの精神にも通じているのではないかと感じるからです。

けれど、それとは逆に、世の中が多様化する今の時代には、やはり自らの考えをはっきりと話すという力は、これからますます求められると思うのです。

東京に出てきた頃、あるイベント現場で取りまとめをしていた制作会社の社長に言われました。

「欲しいものは欲しいと言わなきゃ出てこないよ。」と。

その時、私はイベントの司会で、司会台で使う手元用の明かりが欲しかったのですが、進行スタッフの人は忙しそうで声をかけられずにいました。結局、リハーサル前にあたふたしてしまい、制作会社の社長に指摘されたのでした。

以来私は、「欲しいものは欲しい。」と、現場でお願いするようになりましたし、日常生活でも、あまり考えすぎず要望を伝えるようにしています。まっ、歳をとったっていうのもありますけどね。(笑)

自分の意見をはっきり伝えるというのは、時として、とても勇気がいることです。それに慣れていない日本人にとっては、さらに難しいことなのかもしれません。

それでも、自分の人生を切り拓けるのは自分だけ。自分の人生を生きるのは自分自身。誰も代わって生きてくれません。

自分がやりたいことや自分の意思を自分で伝えることをせず、人に代わってもらうというのは、自分の人生を生きることを放棄しているようにさえ、私は感じるのです。自分の意思を伝える力は、人生を切り拓く力でもあると思います。

あなたは、どう考えますか?

大手建設企業様で4年前から研修をさせていただいています。

今年は、グループのトップリーダーのみなさんに「聞き方」の研修です。

「人の話をどう聞くか?」

ここにも、話し方のコツがたくさん詰まっています。

リーダー研修

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ご感想やご質問は、お気軽にお寄せください。

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どうしたら話し上手になる?

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

経営者のスピーチトレーニングや、企業での話し方トレーニングを行っていますが、その度に聞かれるのは「どうすれば、話し方はうまくなるんですか?」です。 

話し上手になりたいと思っている人は少なくありませんし、私自身、自らの話し方には日々反省ばかりです。仕事柄、話すのが得意と思われがちですが、自分では全くそう思っていないんです。話し方が上手くなる特効薬のようなものがあれば、私が知りたいくらいです(笑)

それでも私は、話すことを学び始めてかれこれ30年。仕事として向き合い始めて25年ほど経ちました。

話し上手になるには、「1に熟考、2に練習、3、4が無くて、5に場数(アウトプット)。」という具合に、インプットしたものを考え、まとめて、練習を積み、本番を重ねていくという、とても地道な繰り返ししかないと実感しています。

ただ、それよりも大切なのは、自らの心持や、自分自身の在り方(生き方)だと感じています。なぜなら、話し方は自分そのものだからです。

政治家や経営者、芸人やタレントの方々などが、失言で失敗されている姿を多々見聞きします。言った本人は悪気なく使った言葉、うっかり言ってしまった言葉、ちょっとした目線や態度なども含めて、これらは、その時の心持ちや、その人自身がどのように生きているかというものが表れます。特に、急な対応を迫られた時や謝罪の時、その逆に気を抜いている時や自信が付いてきた時などは、その人の本質が見え隠れしてしまいます。

 

私の失敗談をひとつ。

ある企業の社長に謝罪に行った時のことです。

まずは即電話で謝り、その後、直接謝罪に伺いました。とにかく申し開きをせずに謝っていたのですが、途中、社長が、事の経緯を聞いてくださったので説明をしました。しかしそれが失敗でした。私の説明が社長には言い訳に聞こえ、その点を社長にも指摘を受け、さらに謝るという大失態。

今思い返しても恥ずかしい限りですが、ことの経緯を説明しているときに、私の心の何処かに「理由を知ってもらえれば許していただけるのでは。」という甘い気持ちが出てきたんだと思います。

「話し方は自分そのもの。」そのとき改めて、身に染みました。

自信を持って話すことは大切なことですが、自分のことを話し上手だと思っていると思わぬ失言をしてしまうことがあります。

自分の信念を持つということは大切なことですが、自分の話していることが全て正しいと思い込んでいると横柄な態度になり、周囲の人の応援を得られなくなることがあります。

そもそも、相手があなたの話を聞こうとしてくれなければ、どんなに上手に話しても伝わりません。まずは相手が、あなたの話を聞いてくれる土壌づくりが何よりも大切なことではないかと思うのです。

本当に話し上手な人は、難しい言葉を使ってできる人に思わせたり、流暢に話して格好良く見せたりせず、素直に、真摯に、謙虚に、情熱を持って向き合っている人です。

基本的なテクニックはたくさんありますが、その根底となる自分の在り方を忘れてしまわないように。この文章を綴りつつ、私自身取り組んで行こうと、思いを新たにしています。

今年は、年明け早々、3人方々のトークショーの司会を担当しました。

お二人目は、柳家花緑さん。

新年、初笑い。楽しいトークショーになりました。

NHKハート展新宿展 トークショー 柳家花緑さん


最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお付き合いください(^^)

ユナイテッドウェーブス合同会社

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「話す力」は人生を切り拓く

こんにちは。

フリーアナウンサー・話し方講師、キャリアコンサルタントの

三島澄恵です。

2019年がスタートしはや半月。

目標を新たに日々をお過ごしかと思います。

私は今年は、ブログを書くことを継続していこうと思っています。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


さて、今年からブログのタイトルを

「人生を『話す力』で切り拓く」に変えました。

その大きなきっかけは、

昨年、TEDxKyotoで、登壇者のスピーチトレーニングを

担当させていただき、改めて、「話す力」の重要性を感じたからです。

私は高校時代に放送部に入部したことで、

「話す」ことを基礎から学び、身につけ、磨くことをしてきました。

それから約30年。

10代の頃に出会った「話す力」は、

その後の私の人生を大きく変えました。

念願だった放送局での仕事に就くことができ、

夢だったアーティストのインタビューをし、

フリーになり東京で仕事をスタートし今を迎えていますが、

それは、自分の想いや考えを周りの人たちに話したことで、

そんな私を応援してくれた人たちがいたおかげです。

私はこれまで、インタビューやトークショーなどを通して、

経営者、アーティスト、ミュージシャン、アスリート、

タレント、クリエーターなど、様々な業界の一流の方々に

お話を伺ってきました。

その数、2,000組を超えると思います。


そんな中で感じているのは、

みなさん、自分の想いを表現することに長けているということです。

表現上手といっても、流暢に話せているということでも、

順序立ててきれいに話せているということでもないんです。

言葉を通して、その人の想いが伝わってくるというのが、

私が感じていることです。

夢を掴むには?

自らの想いを実現するには?

どんなことも、自分一人では成し遂げることはできません。

周りの人たちの応援が欠かせないと思うのです。

そのためにはまず、

話すこと、言葉にすること。表現すること。

実現は、その先にあります。

あなたが話さなければ、誰もあなたの想いには気づきません。

あなたが話さなければ、あなたが何をやりたいのか誰も気づきません。

あなたの心に秘めた想いが十分に育っているなら、

もし、育っていないとしても、

言葉として表現してみると何かが変わるかもしれませんよ。


このブログでは、話し上手になることではなく、

どうすれば、自分の想いを言葉として表現できるか

ということをお伝えしていきます。

私の失敗談をたくさん交えながら、

みなさんの日々のお役に立れてば幸いです。

それでは、2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初のお仕事は1月3日のトークショーでした。

NHKハート展の新宿展。

お話を伺ったのは、墨絵アーティストの茂本ヒデキチさん。

当日は、墨絵のライブペインティングを見せてくださいました。

その時に描いてくださった作品。

みなさんにとっての2019年が勢いあるものになりますように、

願いを込めて。


NHKハート展新宿展 トークショー 茂本ヒデキチさん

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ご質問やご感想はお気軽にお寄せください。

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伝わらないと感じたら・・・

 

ブログをご覧くださりありがとうございます。

フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

当たり前のように使われているビジネス用語や専門用語、

その会社独自の言い回しがあります。

キャリアが長くなると、なんの疑問も無く使う人が多いようで、

研修先企業では、

「上司が部下に説明するときに専門用語を使っている人がいるので、

その辺りも改善していけるように研修に取り入れて欲しい」

そんなご要望もあります。

 

難しい言葉や専門用語を誰にでもわかるように話すというのは、

実はとても難しいことなんです。

そして、分かったつもりで話していると、

いざ、相手にわかるように話そうとしても言葉に詰まるようなことが生じます。

 

甥っ子が5歳の頃、わからない言葉が出るたびに

「◯◯って何?」と聞かれていました。

見たことの無いもの、初めて聞く言葉、

とにかく意味がわからない言葉が出るたびに質問・質問・また質問です。

その度に、「どうやったらわかるかな?」と様々な表現を考えました。

特に小さな子どもに伝えるには、こちらの語彙力が問われます。

本当に大変でしが、とてもいい勉強をさせてもらったと感じています。

 

放送局では、小学校5年生がわかるように話すことを教わります。

カタカナ語はできるだけ避けること、

耳で聞いてわかりやすい言葉で話すこと、

誰にでもわかりやすい言葉で話すことなど、

私が放送の仕事を始めた頃に教わったことです。

そして今も言葉選びは、日々、意識して過ごしています。

 

もちろん、専門分野の人が集まっている場で誰もがわかる言葉を使う必要はありません。

大切なのは、相手がどういう人かを理解した上で言葉を選ぶということです。

 

会社内には、様々な人がいます。

新入社員、

中途採用、

外国人、

アルバイトやパートの人など、

キャリアも違えば、それまでに過ごした環境も違い、教育も違います。

 

「同じ職場にいるんだから、このくらいの言葉知っていて当たり前。」

「勉強が足りないんじゃないか。」そう思う人もいるでしょう。

 

けれど、みなさん自身も誰かに教わったり、

時には、言葉を知らないことを知らないと

言いづらかった経験があるのではないでしょうか?

そういう自分の経験を思い出してみると、

どう伝えたらいいかのヒントが見つかります。

 

伝わらないと感じたとき。

相手の立場に立って、

一度、自分が使っている言葉を見直してみるというのも一つの方法です。

お試しください。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

コミュニケーションについての質問などありましたら

お気軽にコメントください。

 

 

細かな動作は要注意!

 

ブログをご覧くださりありがとうございます。

フリーアナウンサー

キャリアコンサルタント の三島澄恵です。

組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

 

昨日のブログにも書きましたが、

スピーチトレーニングでは必ず録画を行います。

 

話している内容や口調なども観察しますが、

それ以外にも、体や手足の動きなどもチェックします。

特に体の揺れ、手や指が細かに動く人が結構いらっしゃいます。

 

こういう落ち着きのない動きは、説得力を失わせる原因の一つです。

 

ボディランゲージを使ったり、

動き回ったりすることは説得力を深めるために欠かせないのですが、

それを小さな動きでせわしなくしてしまうと逆効果になります。

 

極端な話をすると、

貧乏ゆすりをしている人がそばにいると落ち着きませんよね?

貧乏ゆすりとまでは言いませんが、

細かな動きというのはそのような印象を与えてしまいます。

しかも、その動作を本人が気づいていないことが多いのですが、

録画をすることで、そのことに気づくことができます。

 

では、どんな動きならいいのでしょうか?

それは、大きく、ゆっくり動く(動かす)ということです。

また、話している間は動き、

間をとっている時は止めるということを意識することもおすすめします。

ただし、長い間(聞き手に問いかけるような場合)の時、

心の中で「あなたはどう思いますか?」という声かけをしているときは

目線を送ったり、歩いたりなどの動きが必要になります。

 

 

これは何も、話している時だけではありません。

人の話を聞いている時も気をつける必要があります。

 

あなたが話している時に、

聞き手が指をトントン鳴らしたり、

手に持っているペンを回したり、

頷きが多かったり、

細かに体を揺らしていたりしたらどうでしょうか?

話しやすいですか?

相手を信頼して話ができるでしょうか?

 

あなた自身が話し手の時でも、聞き手の時でも、

相手にどのような接し方をしているかというのは、

信頼関係づくりに欠かせない要素です。

 

しかし、口調と同じように、動作も自分では気づきにくいものです。

 

私は、できるだけ自分の仕事姿を撮影したり、

録音してチェックするようにしています。

自分の姿を見るというのは、恥ずかしくてたまりません。

それでも、自分で見て向き合って改善点に気づくことが、

何よりのトレーニングだと感じています。

 

さてあなたは、話している時にどんな動きをしていますか?

一度、チェックしてみてはどうでしょう。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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