【アートにエールを!】小学5年生が描き上げた15枚もの絵



東京都の芸術文化活動支援事業「アートにエールを!」では、数多くの動画がアップされています。みなさんは、ご覧になりましたか?

その「アートにエールを!」プロジェクト、私が企画制作した動画もアップされています。その流れにつきましては、前回の投稿で記しましたので、よろしければご覧ください。

https://united-waves.jp/wp/2020/09/11/【動画採択】東京都芸術文化活動支援「アートに/



前回は、この物語の作者である永井輝信さんのお話を綴りましたが、今回は、この物語の絵を描いてくれた小学5年生の野村おとさんのお話です。
この物語では、15枚の絵を使っています。その絵は、全て、野村おとさんが描いてくれました。しかも、キャラクターづくりまで行ってくれました。キャラクター作りから始めた絵は2週間かけて完成に至っています。


まず、なぜ、おとさんに絵をお願いしたかと言うと・・・


私は、永井さんの物語を読んで、最初は声だけ(朗読)で形にしようと思っていました。本当は視覚的にも表現できたらいいんだけど・・・そう思ったまま月日が過ぎました。というのも、私は「絵を描く」ことが、大の大の大の苦手なんです!絵心が無いというのか、想像したものを絵にすることができないんですよね。

そうこうしているうちに「アートにエールを!」のプロジェクトの募集を知りました。「せっかくなら、永井さんの物語を大勢の方に届けたい。けれど、プロジェクトは動画だから絵か写真が必要。どうしたものか?」
そんなことを考えていたら第1回の募集には間に合わず、2回目の募集で参加することになりました。

「絵は誰にお願いしよう?」


様々な人を思い描いた中で、私の高校時代からの親友の子どもが、絵が好きで絵画教室に通っていることを思い出しました。それが、今回物語を描いてくれた野村おとさんです。小さい頃から絵が好きで、今も絵が好きで描いていると、親友から聞いていました。
私がおとさんにお願いしたのは、いくつか理由があるのですが、その大きな理由は、「大人には無い発想」です。小学生がこの物語を読み聞きして、どんな絵を思い浮かべるのだろう?どんな表現をするのだろう?大人には無い発想があるのではないか?そう思ったからです。その考えは的中しました。絵コンテ、下書きの時点で、「こんな発想は、私には無いな〜。そして、おとちゃんが描くキャラクターは、どの登場人物もとても優しい。」と思っていました。

おとさんは、今回、夏休みを使って絵を描き上げてくれました。今年の夏休みは、コロナの影響で2週間ほどしかありませんでした。短いお休みの中で、おとさんも色々と遊びたかったと思いますが、1日のほとんどを絵に費やして完成してくれました。


【下写真】野村おとさんの制作風景





おとさんの絵の制作過程を私が文章にするより、本人のコメントの方がより思いが伝わると思いましたので、おとさんが、夏休みの宿題で学校に提出したノートの一部ご紹介します。

「しょうやさまやとのさまや、昔の人の資料が少なくて大変だったけれど、お父さんとお母さんが調べてくれたので、なんとかキャラクターをつくることができました。ねずみは、1枚1枚、表情や動きをかえるのが、むずしかったです。下書きに苦戦して、ボロボロになった紙もありました。キャラクター作りから下書き15枚が終わるまで8日間ほどかかりました。それから、ぼくじゅうでふちどりをしました。細かいところはぺんでしました。わりばしやたけぐしを使いました。そこから着色です。着色〜完成までは5日かかりました。着色は、お母さんやお父さんも手伝ってくれました。
私の1番のお気に入りは、ねずみがひっくりかえってねているシーンです。光のあたり方と、しょうやさまの顔が好きです。
より多くの人に見てもらいたいと思っています。先生も、ぜひ見てください。」



いかがでしょうか?
これを読んでいただき、動画を見ていただくと、また違った視点で楽しんでいただけると思います。



今回の紙芝居風動画は、70代の永井さんの物語に、孫くらい年の離れた小学5年生の野村おとさんが絵を描いてくれました。ちなみに、永井さんには、小学4年生のお孫さんがいらっしゃいますから、おとさんとも、本当に孫と祖父という年齢差です。そこに、40代の私が加わり、三世代で作品が完成しました。


さらには、私と永井さんは都内在住。おとさんは福岡在住で、お互いに距離が離れています。おとさんとはもちろんですが、永井さんとも一度もお会いすることなく動画は完成しました。おとさんとは、WEBミーティングと電話、LINEを使って打ち合わせをし、完成品は郵送してもらいました。永井さんとは電話とメールでやりとりをしました。
実は今回の「アートにエールを!」は三密を回避して作成することもひとつの条件です。あえて同じ場所に集まらなくても、距離をつなぐことができるツールが、今の時代には数多く存在します。使う上での課題はまだまだありますが、それでも、それらを有効活用すれば、世代、場所を問わずに動画を完成させることができるんだと、私にとってもとても大きな学びになりました。


永井さんの想い、おとさんの一生懸命な想い、私の想いが詰まったこの動画。
最後は、見てくださるみなさんとつながって完成だと思っています。
ぜひ、多くの方に見ていただけたらと思います。

https://cheerforart.jp/detail/5723

https://cheerforart.jp/detail/5723

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