脳の不思議・脳の可能性

福岡の実家に、宝船の御朱印を送っていたら父から電話がありました。
「1月2日に枕の下に宝船の絵を敷いて寝ると良い初夢を見られるんだよ。」と。

そう聞けば、やらないでいられないのが私の性分。
おかげで今朝は、気分良く目覚めました。夢を見たかは覚えていないので、ぐっすり眠れていたんでしょうね。
みなさんは、どんな初夢を見ましたか?

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


昨日1月2日に、叶えたい願いを思うままにノートに書き出しました。
何年かかかりそうな大きな願いもあれば、今年の早い段階で形にして行けることなど様々です。
例えば、実家を建て直すという大きなものから、私の歩む方向性をつくるという漠然としたものもあります。他にも、ラジオ番組を持つ。経営者のカウンセラーになる。のめりことをする。ブログを毎日書く。体幹トレーニングを毎日行う。などなど、思うままに書き出しました。
その中でも特に今年は、脳に関しての学びを深めたいと思っていて、年始から脳の最新研究に関しての本を読んでいます。

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私は自分自身の心のケアのために20代半ばから脳と心理について学んでいますが、脳というのがとても不思議なものだと思い始めたのは、父が脳出血で倒れた25年前。父の後遺症を知ってからです。脳出血で左半身麻痺になった父ですが、それとは別に視床痛という痛みが残りました。この視床通は、体が傷ついていないのにもかかわらず、脳の誤信号でものすごい痛みが出るというものです。
父はよく「生花で使う剣山の上を歩いているようだ。」と言っていました。はたから見ると怪我もしていないのに痛みがあるというのは信じられず、当時20代だった私は「父は本当に痛いのだろうか?」そう思ったことさえあります。

最近は、知り合いが脳のMRIを撮った時に、脳の一部分が無いということが判明。その知り合いはもう40代なのですが、生まれてから今に至るまで普通に生活をしてきています。脳は機能しない部分を、他の部分で補うことがわかっています。もしかしたらその知り合いは、生まれてからしばらくして、その部分を他の部分が補って過ごしてきたのかもしれません。


私が企業研修などでよく話す脳の働きの一つに「ミラーニューロン」があります。ミラーニューロンは、相手の表情や行動などを真似する脳の神経細胞です。
例えば、ミラーニューロンは相手の表情を即座に真似をするのですが、そうすることで、相手が今どんな感情なのか、何を考えているかなどを理解しようとしていてコミュニケーションを円滑にするために欠かせないということもわかっています。
そう考えると私たちは、周囲にいる人から大きな影響を受けていると考えられます。
例えば、チームワークをとる時にリーダー的存在の人が不機嫌そうだと、チームの人全員がそのリーダーに影響されるということを経験した人は少なくないと思いますが、これもまた、ミラーニューロンの働きによるものと考えられます。
私たちは影響を受けることもあれば、相手に影響を与えていることもあります。それは脳の無意識の働きだと分かっていれば、自分がマイナスの感情に引っ張られる時もどうしたらいいか解決策が見えてきます。

脳の不思議。
脳の可能性。
いままでも、研修や話し方のトレーニングをする時に、脳の働きを生かしながらプログラムを作っていますが、今年はさらに内容をブラッシュアップさせていこうと考えています。



企業研修に関してのご相談や話し方トレーニングのご相談、そのほか、オンライン配信の技術的なことや制作などもお気軽にお問い合わせください。

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人材育成の一つとしての「話し方」

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

かれこれ9年ほど、新人研修を始め、職員の人材育成の一環として研修のご依頼をいただいている社会保険労務士法人様があります。

今年もご依頼をいただき、つい先日、研修を終えました。

新人研修では、コミュニケーションのベースとなる話し方と聞き方を3回(週一回)で行いましたが、加えて、職員の人材育成として今回は「自分の考えを主張する討論ワーク」を行いました。

「自分の考えを主張する討論ワーク」は、あるテーマについて、自分の考えを主張し聴衆を納得させるというものです。今回は事務所内の人が聴衆となり、かつ審査員として点数もつけていただきました。

自分の考えを発表した後、審査員からの質疑応答の場を設け、話に矛盾がないかなども精査して最終的に審査を行いました。

この研修を行い改めて思うのですが、人に伝えるためには「話す内容」と「音声表現(声やボディーランゲージ)」の両方のバランスが重要だということです。

話し方というと、どう表現するかということに意識が行きがちな人も多く、「話す内容(言葉選びや構成含め)」ということがおろそかになっている人も少なくありません。
しかし、話す内容がしっかりと練られていなければ、伝わるものも伝わらないものです。

これは何も、今回の研修のような討論やスピーチなどの場だけに限りません。職場やプライベートで、自分の考えや想いを伝えるときも同じです。話す前に、何を伝えたいのかを明確にし、どの順番で話すかなどを一度自分で考えて話すということが重要です。

研修をしながら、話し手本人が、自分が何を話したいかが明確になっていない人が多いことを感じています。何より、私自身を振り返った時に、自分の中で明確になっていない話の時は相手に伝わっていないことをひしひしと感じています。

だからこそ、研修や司会の時など人前で話す時は、話す内容は練りに練って準備をしていますし、日常生活でも「何を伝えたいか」という点を話す前に明確にして話すように心がけています。

今回の研修では、話す内容を考える際に、「自分の考え方は、客観的にどうなのか?」「どういう言葉や構成にすれば伝わるのか?」「自分の考えを理解してもらうにはどうしたらいいのか?」などを考える時間をしっかりと取ってもらいました。1ヶ月のスケジュールを組んだ中で、3週間近くは考える時間で、残り1週間は練習しながらも、話す内容の修正に取り組まれました。

そうやって取り組むことで、それまで考えていたと思っていたことでも、実はそこまで深掘りしていなかった自分に気づいて向き合うことになります。

みなさんも、自分の考えや想いを伝えたい、伝わってほしいと常々思っていると思います。そうであればあるほど、声に出す前に一度、自分が何を話したいのかを考えてみられてください。

さて今回の社会保険労務士法人様で討論ワークに臨まれた方々ですが、それぞれにこれまでに無い成長を垣間見られたようで、代表の方は喜んでくださっていました。何より、取り組まれたご本人たちそれぞれの気づきがあったようです。

話し方はその人そのもの。


単に話し方を上手くするという目的だけで無く、企業の人材育成の一環としての研修としてのご相談もお受けいたします。お気軽にお問い合わせください。

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人が育つ聞き方

ブログをご覧くださりありがとうございます。 フリーアナウンサーの三島澄恵です。 組織を強くする質の高いコミュニケーションをテーマに 様々な視点からお伝えしています。   7年ほど前から、 「聞き方」についての研修を行うことが多くなり、 「人が育つ聞き方」をベースにプログラムを提供しています。   聞くことがなぜ必要か?   経営者の方にお話を伺うと、 「自ら考えて行動する人材を育てたい」とおっしゃることが多いです。 しかし私が知る限りは 「自分で考える」ここをおろそかにしている企業が多いように思います。 自分で考えるには、 それを行うための時間と 的確な質問と寄り添って聞くことができる そんなリーダーが必要です。   トップリーダーである経営者の方を含め、 管理職や店長などの企業内のリーダーの人たちは、 「伝えることで相手を変えよう。」と考えている人が多いようです。 しかし残念ながら、伝えることだけでは人は成長できないものです。     私は20代半ばの頃からカウンセリングを受け始めました。 過度なダイエットや仕事のストレスで心が疲弊し、 普通に食事を摂ることが難しくなっていたからです。 最初は大学病院に行きましたが、なんとなくしっくりこず、 その後、民間のセラピストの先生に出会い十数年通いました。   セラピストの先生は、一切、私に指示することはありません。 私が感じている課題、 私がそれに対してどうして行きたいのか? それらをじっくりと聞いてくれます。   不思議なもので、セラピストの先生に質問され、 自分の内側で考え、言葉にして行くと、 自分の中でもやもやしていたものが整理され、 さらには、前向きな気持ちがコンコンと湧き上がってくるのです。 わずか1時間半程のセラピーでしたが、 私は少しずつ変わって行きました。   人に話を聞いてもらう。 単に聞いてもらうのではなく、 自分の中で考える時間をもらい、 答えを出せるように導いてもらいながら聞いてもらうことで、 人は大きく変化をして行きます。   しかし残念なことに私たちの多くは、 そのような聞き方をしてもらうことが少ないものです、   まずは、誰かに自分の話を聞いてもらい、 本当の意味で聞くということが、 どういうことかを体感することをおすすめします。 それだけでも、今までの聞き方が変わると思いますよ。   最後まで読んでくださりありがとうございます。 コミュニケーションについての質問などありましたら お気軽にコメントください。     三島澄恵プロフィールはこちらをご覧ください。 http://united-waves.jp/about.html    

トレーニングしなくても届く声は手に入る

 

ブログをご覧くださりありがとうございます。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

 

仕事始めの方が多い月曜日。

「組織を強くする質の高いコミュニケーション」をテーマに

様々な視点からお伝えしています。

 

このところ、新入社員研修を担当させていただいていますが、

ある時、研修を見学されていた教育ご担当の方から

研修後に、こういう声をかけていただきました。

 

「私も研修をしていますが、なかなか声を大きく出してもらえず、

三島先生の声を出す教え方が、とても参考になりました。」と。

 

実は、声の出し方は、学校の先生方からも

「どうやったら、あんなにすぐに出せるようになるのか

教え方を知りたい。」と言われることが多々あります。

 

 

そのご担当者の方がおっしゃるには、

声を大きく出すことを教えると、

単にどなるように張り上げてしまったり、

なかなか大きな声を出してもらうことが

難しかったりするんだそうです。

 

接客に求められる大きな声とは、

単に張り上げた声ではありませんよね。

 

そのお店の雰囲気に合った大きさだったり、

丁寧だったり、明るかったり、心地よかったりと

聞いている側が居心地の良さを感じる声が必要です。

 

 

その声をどうやったら手に入れられるか???

 

 

それは、本当にちょっとしたことなんです。

そして、誰でもできることで、コツさえつかめばOKなのです。

 

 

それは、「相手がいる場所に声を出す。」

 

たったこれだけです。

 

 

え〜〜〜〜〜!!!
これだけ?????

 

 

とお思いになるかもしれませんが、

本当にこれだけです。

 

相手がいる場所を意識するには、

ちゃんと相手に体を向けて、顔を向けて、声を出すということです。

 

 

これは何も新入社員のみなさんだけのことではありませんよ。

ベテランの人でも、声が聞こえづらい人もいますし、

どうしたら良い声になるかと悩んでいる人も少なくありません。

そういう人は、相手を見ていなかったり、

何か作業をしながら返事をしていたりします。

 

もちろん、トレーニングをした方が良いのは確かです。

けれど、日々の仕事や生活がある中で、

声を鍛えるトレーニングをどれだけの人ができるでしょうか?

そういうことも踏まえて、

「相手がいる場所に声を出す。」そうお伝えしています。

 

新入社員のみなさんは

研修で仕事の基本を学んで現場に入っていきます。

不安や心配もあるでしょうが、

配属された場所で、がんばろうという気持ちを持って仕事を始めます。

 

その時に、周りで働いている上司や先輩が、

お手本になっていないこともしばしばあるようです。

そうすると、やる気のある新入社員のみなさんの気持ちを

削ぐことになりかねません。

 

新入社員のみなさんの若い力を発揮してもらうためにも

先に働いているみなさんがお手本になるように願っています。

 

まずはコミュニケーションの基本である声を出すことから。

今週は、「相手がいる場所に声を出す。」

このことを意識して過ごしてみてはどうでしょうか。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

コミュニケーションについての質問などありましたら

お気軽にコメントください。

 

 

話す力は生きる力

 

「制服の重みを感じます。」

高校を卒業するときに恩師にもらった言葉。

 

その時は、その言葉の本当の意味がわかりませんでしたが、

大人になってその言葉に込められた想いを感じます

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタント

三島 澄恵です😊

ブログをご覧くださりありがとうございます❣️

 

 

卒業シーズンですね🌸

 

この時期になると、

これまで教えてきたお子さんたちが

どのように成長しているだろうかと改めて思い浮かべます

 

今年は、

卒業式で答辞を読むという小学6年生のお子さんの

話し方のレッスンを担当させていただきました

 

 

とても素晴らしい答辞ができたようで、

「校長先生からもお褒めの言葉を頂きました

お母様からもお礼のメールを頂戴しました

 

私がお伝えしたことは

人前で話す上で必要な基本的なこと。

 

レッスンは3回のみでしたが、

1回目のレッスンで読み方は別人なほどに変わり、

小学生の飲み込みの早さに私自身びっくりしました

 

 

アドバイスを素直に聞いて、まずはトライしてみる。

これこそが、上達の近道なのだと改めて教えられました。

 

大人になると、周囲の意見を素直に聞けなくなることもありますから

 

 

さらに、その子さんは、普段から本を読んでいることで読解力が高く

それゆえに理解力が高いことも上達が早かったのだと思います。

 

 

間の取り方、抑揚の付け方、ブレス(息)の取り方などは、

実は全て文章の意味と関係しています。

それを理解することができれば自然な読み方ができるのですが、

その理解ができないと、文章の意味が伝わらない読み方になります。

 

主語と述語の関係、修飾語はどの言葉と関わっているのか、

指示語(ここ、そこ、あれなど)は、どこのことを指しているのか、

そういう文章の意味を理解しているかどうかというのは、

話し方にも深く関係しています。

 

 

そういえば、小中学校の先生方からも、

「どうやったらこんなに変わるんですか?教え方を教えてください。」

言われることがよくあります。

 

 

私がお伝えしてるのは、

本当に基本的なことだけなんです。

 

 

上手になったのは、本人の努力の賜物

そう考えています

 

 

このように関わることができたお子さんが増えたことが

とてもありがたく、嬉しい限りです

 

 

「話す力は、生きる力」

私たちは一生、誰かと関わって生きていきます。

人の話を聞き、自分の意見をきちんと伝える。

その力は、まさに生きる力です。

 

 

どういう形であれ、

「話し方の基礎」と出会ったお子さんは、

きっと将来そのことを思い出してくれると信じています

 

卒業を迎えたみなさま。おめでとうございます

 

 

 

想いが繋がる世の中に。

日日是好日(にちにちこれこうじつ)

 

 

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音・光・そして想い・・・3つの波をつむいで心をつなぐ。

音響・照明・映像事業、アナウンス・制作業務、研修事業

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生まれた!!

 

今年一年の世相を表す今年の漢字。

先日12月12日に発表されましたね。

 

今年の漢字は「金」

オリンピックの金メダルラッシュや

イチロー選手の通算3000本安打達成の金字塔という

喜びの「金」もあれば、

政治家によるお金の問題も理由にあげられています。

 

さて、みなさんの今年の漢字は?

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)

ブログをご覧下さりありがとうございます

 

 

私の今年の漢字は「生」

 

一番大きな理由は会社設立です。

 

東京に仕事の拠点を移し8年目。

様々な環境の変化もあり、

会社設立の道を選びました。

 

しゃべる仕事を続けて20年以上ですが、

会社経営は生まれたてのピヨピヨ状態

 

設立も、経営も、

周囲の方々に支えられて順調に進んでいます。

ありがたい、ありがたい

 

 

そしてもうひとつ「生」の理由は、

新しい研修プログラムの誕生です

 

4年前に考え始めたプログラムですが、

試行錯誤を繰り返し作成してきました。

アンケートやモニターを取りながら、

分かりやすさと受講者の気づきを促せるプログラムを目指した

 

「想いが伝わる思考術」

 

本当の意味で「伝わる」とは?

ここに焦点をあて、

伝え方、聞き方の両方をバランス良く取り入れ、

なおかつ、

相手を尊重し、

自分の想いを伝えられる思考手順をプログラム化。

 

 

そのプログラムに、

これまでの研修内容を加えて

大手コンビニエンスストアの店長のみなさん

約300人に研修を行ないました。

 

研修のアンケート結果は

受講者全員の店長さんが、

大変有意義だった・有意義だったと回答してくださいました

 

 

会社もプログラムも

生まれるまでには、

かなり色々と悩み、迷い、苦しみましたが、

生まれたときの喜び、

さらにそれが、

少しずつ育って行く喜びは

なんとも言葉にできない想いがこみ上げてきます。

 

 

さて来年は酉年。

会社経営者としてはひよこなので、

羽ばたける羽を育てて行ける一年を過ごします

 

そしてしゃべる仕事はすでに成人式を過ぎています。

 

これまでの経験と知識と、

さらなる学びを得ながら、

より深く、より広く、より多くの方のお役に立てるよう、

新たな取り組みを進めて行こうと考えています

 

研修

ラジオ

ナレーション

 

私が毎朝唱えている願いの4つ。

 

全てが実現するように邁進して行きます

 

 

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【業務内容】

コンサート・イベント・式典・放送に至るまで

企画制作から出演、

音響のプランニング・オペレーションまでトータルでお受け致します。

また、教育機関での経験もあり、

企業研修や学校などでの各種研修やセミナー・講演会も手がけています。

お気軽にご相談ください。

【研修プログラム一例】

・コミュニケーション研修

・想いが伝わる思考術

・スピーチトレーニング

・アンガーマネジメント入門講座

当たり前と思っている仕事で人を幸せにしている☆

 

今年で5年ほどになるでしょうか。

毎年、ある企業様の接客コンテストの

審査員を担当させて頂いています。

 

予選を勝ち抜いて来たみなさんの決勝大会ということもあり、

毎年、甲乙付けがたく悩みに悩む審査です

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)

ブログをご覧下さりありがとうございます

 

 

企業で接客研修も行なっていますが、

実は私も接客業の経験があります。

 

実家が陶器屋と茶房を営んでいてこともあり、

物心ついた頃から身近に感じて育ってきました。

 

実家の手伝いはもちろんですが、

パン屋さんや店頭呼び込み販売、

企業テナントでの受付業務など

これまでに様々な経験をしてきました。

 

父と母のお客様に対する姿勢を見ながら、

自分では気づかないうちに、

接客の基本を身につけてきたのかもしれません。

 

 

さてそんな私が

客として店を訪れた際に気づく1つは、

働いている人が、自らの商品を大切に扱っているかどうかです。

 

衣料品、食料品、家具、日用品など、

どんな商品でも構いません。

陳列の仕方を始め、袋詰め、商品提供など、

様々なところで売る側の商品への想いや

その企業に誇りを持って働いているかどうかが見えてきます。

 

シワが寄ったまま並べられている洋服。

投げ入れるように袋詰めする食料品や日用品。

雑に扱いながら陳列される商品。

だらしなく、粗雑に運ばれるお料理。

 

どんなに接客マナーを学んでも、

マニュアル通りに行動したとしても、

自らの商品を大切に扱えていない姿を見ると、

それは、顧客自体も大切に扱っていないことと同じだと、

私は考えています。

 

 

接客の質というのは、

競合他社との差別化を図るには欠かせない要素ですが、

まずは、働く人たちが

自らの企業に誇りを持ち、

商品の重要性を感じることが必要です。

 

 

商品の値段に関らず、

買った(買う)商品が丁寧に扱われている様は

とても気分の良いものです。

 

さらにそこに、

店員さんの笑顔とあいさつが添えられれば

それだけで買う側は幸せな気分を味わえます。

 

働く人にとっては毎日繰り返される

当たり前の仕事だとしても、

実は、お客を始め関わり合う見知らぬ多くの人たちを

幸せにしているのです

 

 

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・想いが伝わる思考術

・スピーチトレーニング

・アンガーマネジメント入門講座

 

 

 

心地良いおもてなしとは?

 

「心地良いおもてなし」

それは、相手を想い、過不足無い心遣いなのだということ。

先日宿泊した磐梯熱海温泉「熱海荘」の女将の話を伺い、

改めて気づかされました

(写真中央が女将。とても素敵な方でした

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

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福島県。

これまでは司会の仕事やロケで伺うばかりでしたが、

今回は美術館の展示手法や宿の接客を学ぶ

私自身のスキルアップ出張でお邪魔しました

 

宿泊場所。

この中には多くの学びが隠されています

 

私は出張が多いのでホテルや旅館にはよく泊まりますが、

普段から予算の中でできるだけ

居心地の良さそうなホテルを選ぶようにしています。

若い頃は眠られれば良いと思っていましたが、

最近は、わずかな時間を過ごすとしても居心地が良い方が

翌日の仕事のパフォーマンスも上がるなと感じています

 

それは施設自体の質もですが、

私にはそれ以上に従業員の方の応対が鍵になっています

 

今回はお世話になっている財団法人の代表の方からご紹介頂いたお宿。

磐梯熱海温泉 「熱海荘」

ホームページはこちら↓

http://atamiso.jp

 

「熱海」といえば静岡というイメージでしたが、

福島に「熱海」の地名があるんですね〜

 

さて、そのお宿「熱海荘」

1年ほど前にオーナーが今回のご紹介者の方に変わったものの、

以前のオーナーの方の良さを受け継ぎつつ

新たなおもてなし改革をなさっています。

 

帰り際に女将とお話をさせて頂きましたが、

そこには宿への熱い想いと情熱がありました

 

「日常の慌ただしさを忘れ、疲れを流して帰って頂きたい。

 時の流れを感じさせないように

 お部屋やお風呂などに時計は置いていませんし、

 お客様への不必要なお声かけも極力控えています。

 また来たいと思ってもらえる宿、

 そして、宿を訪れる時には

 期待に胸を膨らませて頂けるようなを宿を目指しています。」

 

そう未来を語る女将の目はキラキラと光輝いていました

 

 

私は職業柄というものあるのですが、

必ずテレビをつけて過ごしているタイプです

何をするにもテレビがついている日常で、

ついていないと落ち着かないような気分にもなります。

 

その私が、今回の宿ではテレビをつけたい気持ちに駆られなかったのです。

それよりも、川のせせらぎ、風の音、外の景色、温水暖房の温かな音。

そういうった自然に聞こえる音や風景を

ゆっくりと身体と心で感じていたいと思い、テレビを付けずに過ごしました。

 

お部屋から見える川の流れ。

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時間の流れを忘れ、

私自身の頭の中も考え事から解放され、

とても穏やかで、ゆったりとした時間を過ごせました

 

まさに女将の想い 

 

「おもてなし」というのは、

過不足があっては心地よくないのだと思います。

 

不足しているというのは基本的なことができていないので論外ですが、

行き過ぎたおもてなしもまた、心地よさを邪魔すると感じています。

 

けれど過不足の感じ方は、千差万別。人それぞれ。

その人の視点に立ったおもてなし。

相手を慮るおもてなし。

これこそが、心地よさを生むんですね

 

次回は、味にも器にも盛りつけにも

さらにはちょっとしたサプライズに感動したお食事のお話です

 

 

お互いの想いが繋がる世の中に。

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やる気引き出すコミュニケーション術研修

 

久々のブログ更新。

忙しさを理由に随分と間が空いてしまいました

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)

ブログをご覧下さりありがとうございます

 

 

7月から9月にかけて計10回におよぶ研修で、

大阪と名古屋にほぼ毎週出張していました

 

今回は、大手コンビニエンスストアの店長さんを対象にした

「スタッフのやる気引き出すコミュニケーション術」をテーマに、

210分という大変貴重な時間を頂いての研修

 

放送局・イベント・教育機関、

これまで培ってきた経験に裏付けとなる心理学や脳科学を元に

数多くのワークを加えながら進めさせて頂きました。

 

研修後のアンケートでは、

参加者の方全員が

「大変有意義だった」「有意義だった」と回答されていました。

大変有り難い限りです

 

今回は2つのポイントに絞り行ないました。

1つは、話の聞き方のコツ。

もう1つは、やる気を引き出す言葉の選び方です。

 

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特に後半の「やる気引き出す言葉の選び方」は、

4年ほどじっくりと時間をかけて作り上げてきたプログラム

「想いが伝わる思考術」を元に

今回の研修用にアレンジしたものです

 

 

相手に伝わるには、

相手の事を考えて言葉選びをする必要があります。

 

 

私たちは小さな頃から、

「相手の立場に立って考えなさい」と教わってきましたが、

「相手の立場に立つ」とは

具体的にどのように考えたら良いのかを教わったでしょうか?

 

今回はその具体的方法をチャート形式の流れで考えて頂けるように

思考のステップと方法をお伝えしました。

また、スタッフが失敗した時に注意を促す時の

おすすめしない言葉かけの具体例もお話ししました。

 

 

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例えば、

「なぜ、何度も同じ失敗をするの?」というような

「なぜ、◯◯したの?」という質問。

 

口調にもよりますが、この質問を投げ掛けているときは

相手を責めるような質問になっている事がほとんどです。

もしこの質問に相手が答えたとしましょう。

 

あなた「なぜ、何度も同じ失敗をするの?」

 

相手 「・・・・・・。(だまって答えない)」

 

あなた「黙っていても分からない。

    何度も注意しているのに、なぜ何度も同じ失敗をするの?」

 

相手 「・・・・・・。(黙ってうつむく)。」

 

あなた「言わないと分からない。」

 

相手 「自分の注意不足です。(ようやく何かしらの理由を話す)」

 

あなた「注意不足って。。。何度も同じ事しているじゃない。

    なのになぜ?」

 

相手 「・・・・・・。(黙ったまま)」

 

 

どうでしょう?

この「なぜ、◯◯したの?」という質問は、

結局このようなやり取りになりがちです。

 

これは質問ではなく、

相手に対する苛立や

相手の失敗を責めるような抑圧的な言葉なのです。

 

あなたの本来の望みは「同じ失敗をしないための改善」なのですが、

この質問は「改善」が目的ではなく、

あなた自身の感情の吐き出しになってしまっている事がほとんどなのです。

 

他にもいくつかの例を挙げました。

 

これらのやり取りは、

若い頃の私も言われたり、言ったりしていた事でもあるのです。

そうして分かったのは、

これらは、自分にも相手にも何ひとつプラスにならないということ。

 

そういう普段のやり取りを考えて頂きながら、

では、どうすればいいのか?

思考手順を踏みながら考えて頂きました。

 

言葉選びは、その人がそれまでに培ってきたもの。

研修では1人1人違う答えが生まれ、私自身もはっとさせられました

 

写真は、新たに出てきた言葉をまとめているところです

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この「想いが伝わる思考術」は仕事だけでなく、

プライベートのコミュニケーションや子育てにも役立てて頂けます。

気になる方は、お気軽にお問い合わせください

 

 

相手を理解して、自分の事もきちんと伝えられる世の中に。

日日是好日(にちにちこれこうじつ)

 

 

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【業務内容】

コンサート・イベント・式典・放送に至るまで

企画制作から出演、

音響のプランニング・オペレーションまでトータルでお受け致します。

また、教育機関での経験もあり、

企業研修や学校などでの各種研修やセミナー・講演会も手がけています。

お気軽にご相談ください。

【研修プログラム一例】

・コミュニケーション研修

・想いが伝わる思考術

・スピーチトレーニング

・アンガーマネジメント入門講座

スーツを仕立てる☆

 

私の祖父は紳士スーツのテーラーメードの職人でした。

紳士物だけだったので私は一度も作ってもらったことがありませんが、

それでも1着作ってもらってたら良かったな〜と、今は思います

 

 

こんにちは!

フリーアナウンサー

話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)

ブログをご覧下さりありがとうございます

 

 

司会や講師の仕事をしていると、スーツはとても重要なアイテムです。

もともとは既製品の少し値の張る(私にとって)ジャケットやスーツを買っていましたが、

2年前に初めてテーラーメードのスーツに挑戦してみました

 

テーラーメードは祖父の話を聞いていたこともあって、

とてもとても高価なもので私の手の届くものではないと思い込んでいました

 

 

ちょっと先に思い出話。

 

スーツを作っている祖父の姿はいまだに鮮明に覚えています。

生地を部屋一杯に広げて霧吹きをしたり、

大きな裁ちバサミでまっすぐに生地を切っていたり、

昔ながらの足踏みミシンで布を縫って行いったりする様は、

ワクワクとドキドキとちょっとした緊張を持って見ていました

確かミシンは、シンガーミシンだったと記憶しています。

 

*写真はイメージです

 

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私は好奇心旺盛だったので、祖父の大切な裁ちバサミを触ったり、

ミシンを見よう見まねで動かしたりしては叱られていましたけどね

 

懐かしい祖父の姿。

テーラーメードのスーツは、そういうことを1つ1つ思い出させてくれます

 

さて、そのテーラーメードスーツは生地によってもピンからキリまで様々なのでしょうが、

少し値の張る既製品のスーツとあまり変わらない程度で作ることができることを知りました。

しかも、夏や冬の時期になるとセールも行なわれていてお得に作れるんです

以来、スーツを買うときはテーラーメードと決めています

 

2年前、初めて作った1着がこの明るめのベージュの生地。

 

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スーツを作るときは、まず生地選びから始まります。

顔周りに充ててみたり、似た色のサンプルスーツを着てみたりして雰囲気を確認します。

 

生地が決まったらサイズを計測。

このサイズ計測のときにスーツの全体像が決まって行きます。

私はスカートスーツを作って頂いたのですが、

スカートの丈感とジャケットの丈感のわずかな違いで雰囲気も変わります。

また、袖の長さを7分ほどにすることですっきりと見せられるスーツになりました。

 

こちらが最初のテーラーメードスーツ

ホームページプロフ

 

 

全体の形が決まったら、ボタン選び、裏地選び、ポケットの作りなど、

お店の方と相談しながら1つ1つ決めて行きます。

 

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ボタンは様々な色や形があって、まるで宝石みたい

裏地は着ているときは見えませんが、脱いだ時に見える色や絵柄で遊べる楽しさがあります

胸ポケットを付けるか付けないか。

切り込みをまっすぐにするか斜めにするか。

既製品を買う時にはあまり気にしたことの無かった様々なことを、

完成品を想像しながら作って行くテーラーメードのスーツ。

私は、この工程がとても大好きです

 

完成までには3〜4週間ほどかかりますが、

完成した時に袖を通したときの喜びは格別です

 

注文したときは1枚の布でしかなかったもの。

正直、できあがりはどうなのだろうと不安もありますが、

完成したスーツを着てみると、身体にフィットする着心地。

しかも、見た目のラインもとても綺麗なのです

 

スーツは色や形だけで、着ている人を印象づけるものです。

またTPOに合わせて、どのように自分を表現するかを選べます。

 

何よりテーラーメードの良い所は、

自分の表現方法をお店の人と言うプロの第三者からの視点で考えられること。

 

 

さて今回は夏のセールに合わせて、初めての紺のスーツをオーダーしてきました。

完成は9月上旬。

楽しみです

 

日々の積み重ねこそ未来につながる。

日日是好日(にちにちこれこうにち)

 

 

 

UNITED WAVES 合同会社

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