前回の投稿から少し間が空いてしまいましたが、
NHKハート展のトークショーのお話です
トークショーの司会は今年で3年目。
今年のゲストは、
プロフィギュアスケーターで振付師の鈴木明子さん
予定時間を少しオーバーするほど、
たくさんのお話をしてくださいました
こんにちは!
フリーアナウンサー
話し方講師・コミュニケーションコンサルタント
三島 澄恵です😊
ブログをご覧くださりありがとうございます❣️
鈴木明子さんは
2010年のバンクーバーオリンピック、
2014年のソチオリンピックの2大会で8位入賞、
2013年の全日本選手権で優勝など数々の成績を残していらっしゃいますが、
他のフィギュアスケートの選手に比べ遅咲きで、
かつ、摂食障害を乗り越えての競技人生を送ってこられました。
今回のNHKハート展で作画を務めた鈴木明子さん。
普段は、絵を描くことは無いそうですが、
とても、優しくて温かい作品でした
フィギュアスケートの競技のお話もたくさん伺いましたが、
私がいつも疑問に思っていたことも聞いてみました。
それは、本番で転んでしまった時などの遅れを、
その後の演技でどのように音楽と合わせているのかということ。
転んでしまったりすると、
そこで1秒程度は遅れますが音楽は止まらず流れていきます。
演技は決まっているのに、その遅れをどう合わせているのか?
いつもフィギュアスケートの大会を見ながら不思議だったんです
「練習の時から転んだ時などにどうするかの練習をしています。
振り付けのポイントがあるので、そこに合わせるようにしています。⛸」
というようなお答えでした。
加えて、
「止まっていたらダメなんです。
演技をしていないのは表現していないので審査にならないんです。
とにかく、1秒でも早く演技に戻れるように練習しています。」
緊張する大舞台でのミスでも
その後も自分なりの滑りをしていくには、
私の想像の及ばない練習を重ねていらっしゃるんだ
ということが伝わってきました。
いつもニコニコしている鈴木明子さんですが、
今に至るまでに大きな困難を乗り越えていらっしゃいました。
その一つが、摂食障害。
摂食障害には、病的に食べてしまう過食症と
食事を受け付けなくなる拒食症、
そして、過食後に吐き出してしまう過食嘔吐があります。
鈴木明子さんは、その中の拒食症。
身長161センチで30キロ台にまで体重は減り、
一時は命にも関わると判断され入院を余儀なくされました。
オリンピック出場は、その拒食症を乗り越えた後のこと。
その時のお話を聞きながら涙が溢れそうになりました。
拒食症などの摂食障害は
お母さんとの関係性が大きく影響していると言われ、
その治療にはやはり親御さんの協力は欠かせないと言われます。
鈴木明子さんも、お母様と共に治療に臨まれたそうです。
とても厳しく育てられた鈴木明子さんは
その期待に応えようとして良い子でいようと努力していたようです。
摂食障害になり、
お母様の鈴木明子さんへの接し方も大きく変わったそうです。
そうして、
その経験があったからこそ今がある
そのようなことも話されていました。
いつも可愛らしい笑顔の鈴木明子さん。
その裏にあった様々な悲しみや苦しみ。
それは想像をはるかに超えるものだと思いますが、
そんな中でも自らの想いを遂げていく強い力。
それは、鈴木明子さん自身の力でもあり、
その側で支えている人たちの力でもあるんだなと
改めて感じました。
今は、プロフィギュアスケーターとして、
振付師として活躍中の鈴木明子さん。
特に子供さんへの振り付けは、とても楽しいそうです。
ノービスと言われるジュニア以下の子供さん。
フィギュアスケートでは小学3年生〜のようですが、
そういうお子さんたちの振り付けをすると、
「こんな動きできたの?
うちの子が、こんなに早く動けるとは思わなかった!」と
コーチやお母さんたちからの声があるんだそうです。
そうやって新たな発見や
子供にとっての引き出しを作ってあげられるのが
すごく楽しいと話していらっしゃいました。
最近では、解説やコメンテーターなどもなさっている鈴木明子さん。
ご自身の持つ経験からの言葉は、
私たちに多くのエネルギーを与えてくださりそうです
想いが繋がる世の中に。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
UNITED WAVES 合同会社
音・光・そして想い・・・3つの波をつむいで心をつなぐ。
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