前回、40歳からの声づくりのタイトルで投稿したこところ、
これまでより多くの方がご覧になって下さっていたようです。
ありがとうございます
もしかしたら、悩みを持つ方が多いのかもしれないなと感じ、
私自身の経験を元に、時折テーマ別に投稿して行こうと考えています
あなたの想いをカタチにするお手伝いを。
Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)
スピーチやプレゼンなどのトレーニングで最初に行なうのは「呼吸」を感じてもらうことです。
最近では、よく耳にするようになったので、みなさんも「腹式呼吸」をよくご存知だと思います。
普通は起きている間は、ほとんどの人が胸式呼吸です。
(ちなみに、寝ている時は腹式呼吸になっています)
これは胸を使って呼吸しているので胸の辺りが膨らみますが、
腹式呼吸は、肺の下にある横隔膜が下がることでお腹のあたりまで息が入ったように感じになります。
私たちは普段、呼吸を意識することはありません。
「いま、息を吸った!」「吐いた!」そんなことを考えながら呼吸している人はいませんよね?
そのため、疲れがたまったり、ストレスや緊張が続いて呼吸が浅くなっていても、
私たちは気づくことはありません
特に年齢を重ねると、筋肉が硬くなりがちで徐々に肺の膨らみが小さくなっていたり、
上手く使えていない状況になっています。
私が司会やナレーションをするときに呼吸が浅くなっていると、
普段より声が高くなって硬くなりがちです。
さらには、息継ぎが上手く行かずに一息が短くなることで、
読んでいるときにつまずく原因にもなっています。
また呼吸が浅くなっていると、必要な酸素や栄養素が身体や脳に行き渡らないため、
頭が真っ白になることにも繋がります。
実際私は、極度の緊張状態でステージに立って
読めるはずの漢字が読めなくなるという事態に陥ったことがあります
私たちの身体はとても正直で、疲れている時には深いため息をつくことがありますが、
それはしっかりと息を吐き出すことで、呼吸を深めようとしていると考えられます。
けれどそのような無意識ではなく、意識して深い呼吸をする時間を設けてみてください。
自分の心や身体の状態を知ることができ、さらには声も自然に出せるようになります。
今回は呼吸を長くし、気持ちも落着く簡単な方法をお教えします。
私の研修でも行なっている方法ですのでお試しください
①足は肩幅もしくは、それよりも少しだけ広く開いて立ちます。
両手は下ろした状態です。
②まず鼻から息を吸います。
その際、写真のように両手を上に上げながら心の中で4カウント数えて下さい。
4カウント目で両手が一番上に来るようにします。(①の矢印)
③息を吸ったら、一度、おへその下あたり(丹田)を意識して息を落とします。
④口からゆっくり吐き出します。
その際、口はストローを使う時のようにすぼめ、8カウントで吐き出します。
両手もそのカウントと同じタイミングで下ろして行きます。(②の矢印)
⑤その後、 5カウントで吸って、10カウントで吐く。
6カウントで吸って、12カウントで吐く。という具合に徐々に長くして行きます。
吸ったカウントの倍の長さで吐くように行なって下さい。
吸う時は、肺にも一杯に息が入り、横隔膜がぐっと下がっていることを意識して下さい。
そして吐き出す時は、たまった息を全て吐き出すことを意識して下さい。
手を付けて行なうことが難しい場所であれば、
呼吸をするときにカウントを心で数えながら行なうだけでも大丈夫です。
まずは1日に1回からでも試してみて下さい
三島澄恵の伝わる心得トレーニングは
声の出し方に始まり、話の組み立て方・話し方、ツール使いに至るまでトータルでお教えしています。
トレーニングに興味がある方はお気軽にご連絡ください。
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