伝わる心得105 ☆ 自分の「心」のコントロール ☆

今年は一段と暑い日が続いていますが、

そんな中、高校野球は熱戦が繰り広げられていますね

 

高校球児のみなさんの姿はもちろんですが、

何事にも懸命に取り組む人たちの姿には心を打たれます

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です(^^)

 

実は放送部にも野球部の甲子園と言えるような大会があるのです。

それは「NHK杯全国高高放送コンクール」

今から20数年前、私も出場し栄誉な事に全国2位を頂きました

 

NHKホール

*NHKホール

 

今年で62回を迎えた大会ですが地区大会→県大会→全国大会。

全国大会ではさらに、準々決勝→準決勝→決勝という具合に勝ち進んで行きます。

放送部員の多くは、この大会への出場や受賞を目指して、日々切磋琢磨しているのです。

 

もちろん私もその中の1人。

所属していた放送部は体育会系文化部と称されていたほどで

運動部同様お盆と正月くらいが休みで、

2泊3日の夏合宿や春合宿があったり、

毎日1時間の発声トレーニングに始まりその後は夜遅くまで練習。

文化部とは思えないほど毎日毎日びっしり練習していました

 

 

私が出場した回の大会ではアナウンス部門に全国6000人ほどが挑戦したようです。

全国大会は各県から勝ち抜いた代表者が225名が、3会場・各75名ずつに割り振られ準々決勝。

各会場25名(計75名)が選出され準決勝を行い、決勝に残る10名を絞り込みます。

10名まで残るとNHKホールで発表することができるのですが、

放送部にとってのNHKホールは、野球部の甲子園球場と似ています。

 

決勝の10名まで残ると誰が優勝してもおかしくないほどで、

審査員の先生方も小さな箇所を減点の対象としています。

 

私が減点された理由は話し始めにわずかに1度だけマイクを吹いたこと。

大会後に顧問の先生が教えてくれましたが、

「あれがなければね〜。」と審査員の先生が言っていらしたんだそうです。

 

勝ち残って行けば行くほど、ほんのわずかな事で残念な結果を生む事があります。

そのわずかな事は、テクニックとして視覚化できるものであれば良いのですが、

実は形として目に見えない「心」の部分です。

 

一瞬の気のゆるみかもしれない。

力み過ぎからくるものかもしれない。

欲の出し過ぎかもしれない。

そして、わずかな事が1つ生じた事で大きく流れを変える事もあります。

 

自分の心なのに、どうしてあんなにも上手くコントロールできないものなのでしょうね

 

どんな状況になっても「平常心」を保てるように。

自分の力を発揮できるように。

そういられるために日々の練習の積み重ねが大切なのですよね。

高校時代の夏を思い出しながら、今の自分を戒めています

 

プレゼンテーションやスピーチであなたの想いが聞き手の心を動かすには、

伝える時にぶれない「心」を持てるように練習あるのみです(^^)

トレーニングに関してはご相談をお受けしています。

お気軽にご連絡ください

info@heartvoice.jp

 

伝わる心得104 ☆ 言葉に想いを込めて言霊に ☆

今朝は4年近く研修を継続して下さっている企業にお邪魔し、

気持ち良い一日のスタートを切るお手伝いをする「朝いち発声」をお教えしてきました(^^)

 

3ステップわずか5分で、

呼吸を整え、スッキリ、仕事に向う気持ちの切り替えができる簡単でお手軽な発声です

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島 澄恵です(^^)

 

多くの企業研修を担当させて頂いていますが、

朝礼で経営理念や接客用後を唱和している企業も少なくありません。

実際に私も、何度か朝礼に立ち合わせて頂いた事もあります。

 

けれど・・・

とってももったいないのは、「棒読み」になっていることです。

 

ビジネスマン吹き出し

 

言葉には魂が宿っています。

言葉を口に出すだけでももちろん良いのですが、

できればそこに「想い」がこもると、より言葉に重みが出て心に刻まれます。

 

人の話を聞いていて「棒読み」だとどうでしょう?

伝わってきますか?

 

言葉に想いを込めるというのは、

聞き手のためだけでなく、自分の心に刻むためでもあるのです。

伝え手が信じて想いを込めた言葉だからこそ、人を動かす事ができるのです。

 

大切な企業の経営理念。

その理念を声にする時、言葉の意味を再度考えてみて下さい。

「単に声に出す」から「想いを込めて声に出す」

そうすることで経営理念の言葉は命を吹き込まれ企業全体により深く浸透しますよ

 

 

「朝いち発声」興味のある方はお問い合わせください。

info@heartvoice.jp まで。

 

疲れた身体で満員電車に揺られ、

オフィスに入ればまずはパソコンの電源をオン

おはようの挨拶もぼそぼそ・ゴニョゴニョ。

気持ちを仕事に入れ替えるには、身体にたまった古い空気を新しいものと入れ替えるのがおすすめです☆

しかも、普段出さない大きな声で、気持ちよく伸びやかに発散。

いかがでしょう?

 

 

 

☆ 代わり過ぎていませんか? ☆

夏休みに入ってお子さんの話し方のレッスンのご依頼やご相談が増えています。

下は5歳からと、年々、年齢も下がってきていますが、

それだけ「伝わる」ことを重要と考える保護者の方が増えていることを実感しています

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

お子さんのレッスンは保護者の協力が必要なため、ご自宅などに伺って行なっています。

その時に、保護者の方がお子さんの代わりにやりすぎているなと感じる事があります。

 

けれどこれは何も、親子に限った事ではありません。

企業内でも「自分がやらなきゃ!」という思いが強い人。

「周りに任せている」と言いつつ結局やってしまう人。

経験豊富だからこそ慣れない人の仕事を待てない人。など、

ついついやりすぎてしまう人は少なくありません。

 

こんな話を書いている私も、実は30代半ばくらいまではまさにそうでした(^^;)

 

もともとおせっかい焼きで責任感が強く、さらには自分の想いが強いので、

「待つ」よりも、自分で行動してしまいがちでした。

 

しかしそれでは人は育たないと実感し、

どうすればいいのかを教えられたのが中高一貫で生徒を教えていた時です。

 

生徒の自主性を見守りつつ、けれどどこかで引き締めることも必要。

達成感や自信を得られるようにしつつ、けれどどこかで手助けも必要。

 

自分でやってしまう方が、どれほど楽なことか(^^;)

けれど、教える・育てるというのはそれでは上手く行きません。

どこまで待ち、どこまで見守り、時には失敗を予期しても手助けしないことも必要な時があります。

 

もちろん企業では、失敗=損害(信用・資金など)が生まれるので

そのギリギリな所はさらに難しいでしょう。

 

とはいっても代わりにやり過ぎてしまう人は、そのことに気づいていない人が多いものです。

それはその人がとても責任感が強く、「これが正しい」と思っている場合が多いからです。

 

あなたは大丈夫ですか?

お子さんと接する時、部下と接する時、仲間と接する時、相手の代わりにやり過ぎていませんか?

 

夏休み期間。

お子さんと接する時間が増える人。

会社から少し離れる時間がある人。

様々だと思います。

 

もし指導や育成に悩みを持っている人がいれば

少しだけ自分と周りとの接し方を客観的に見る時間を作ってみて下さい

 

☆わかりあえないからこそ☆

10月に、800人ほどの中学生に向けて

コミュニケーションについての講演のご依頼を頂いています。

 

また、その地区の小中学校の先生方の研修も担当するのですが、

何をお伝えしようか今から考えています

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

コミュニケーションや伝える事を教えている私ですが、

昔から得意だったかと言えば、そんなことは無いんです(^^;)

今でも自信を持って得意と言えるかと言えばそうではありませんが、

自信が無いからこそ、コミュニケーションを大切に考える事ができています

 

これまでグループの中で孤立したことも少なくありません。

(放送禁止用語ですが、いわゆる村八分状態(^^;))

 

 

 

 

PCとスマホ

 

 

私の時代は、携帯もスマホも無く、

ましてやSNS(LINE・Twitter・Facebookなど)はありませんでした。

大学時代くらいにポケベルから携帯に変わり、

社会人になってパソコンを使い始めたような時代ですが、

パソコンが普及し、メールが当たり前になったときこんな出来事がありました。

 

あるプロジェクトで私が室長を務めていたときです。

7〜8人ほどのプロジェクトチームで同じ部屋で作業をしていましたが、

その中の1人は何でもメールでやりとりをしようとしていました。

 

あるとき、その人が送ったメールが相手を不快にさせ、

メールで言い争いのようになってしまい、大きな問題になったことがあります

よくよく聞けば、本人はそういうつもりで書いた訳ではないのですが、

周りから見れば、そう受け止めてしまう言葉選びだったのです

 

電話で話したり、直接話せば、そんな誤解は生じなかったはずが、

言葉というのは、本当に難しいなと感じた出来事です。

 

メールは文章として残るので、内容ややりとりの確認を取るには非常に優れたツールです。

しかし残念ながら、考え方や想いを伝える上では誤解が生じることが多々あります。

 

今の中高生は、SNSによりコミュニケーションを取る手段が複雑になっています

顔と顔を合わせる直接的なコミュニケーションでも誤解が生まれることがあるのに、

SNS上での言葉のみのコミュニケーションでは、小さな誤解が大きく膨れ上がってしまいます。

 

例えばLINE。

短い言葉やスタンプでやり取りをしているので誤解が生じやすいのです。

 

同意を求める「かわいいね。」ですが、

若い人たちは「かわいくない?」と疑問系になります。

実際に会話の中で聞けば「かわいくない?」と語尾の音が上がるのでわかりますが、

LINE上で「?」が抜けたり、「」などの絵文字が無いと、

「かわいくない」と言われているように感じてしまいます。

 

しかも、会話のように早いやり取りをしているLINEでは、

その言葉を受け取った時点で、相手は真意を確認することもなく誤解したまま、

最悪の場合、それがきっかけでイジメに繋がる事さえあります。

 

どうすれば防げるのでしょうか?

それは、相手は「私とは違う」「わかっていない」と考えることかもしれません。

 

相手は私の言っている事を「わかっている」という前提でコミュニケーションを取ると、

残念ながら大きな溝が生まれる原因になります。

けれどこれは伝える側だけに問題があるのではなく、受け取る側にも問題があります。

 

伝え手は「どうすれば正確に伝わるか?」を考える必要があり、

受け手(聞き手)は「これはどういうことだろう?」と考え、確認する必要があるのです。

 

 

人は一人一人、生きてきた過程も考え方も想いも違います。

わかりあえない部分があるというのは当たり前なのです。

 

だからこそ、少しでも理解しようと努力したり、

「なぜだろう?」という疑問を持ったりすることが

コミュニケーションをとるときにはとても大切な事です

 

「わかりあえない事を知る事は、わかりあえる事への第一歩」

ではないでしょうか

 

 

 

 

 

英語奮闘記②〜優等生から卒業!?

私カラオケ大好きです

発声トレーニングを兼ねて1人カラオケにもよく行きますが、

歌の上手下手は関係なく、大きな声を出すって本当に気持ちがいいんですよ

 

たくさん息を吸って、たくさん息を吐き出して、口も大きく動かして、

心の健康・身体の健康、どちらにも効果があると感じています

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です(^^)

 

 

普段は自信いっぱいで大きな声で話せる私も、

ある勉強をしている時は言葉に詰まり、声が小さくボソボソゴニョゴニョ

 

そう「英語」です

 

できなくても、なんでも、とにかく声を出して話すことが大切だと思っていても、

なかなか声にできない日々。。。

 

その大きな原因は「間違えたら恥ずかしい!」

 

これまで私は、何かができないということがあまりなく過ごしてきました。

あまり無かったというより、「何事もある程度きちんとできるように」と心がけてきました。

学校の成績も、部活も、習い事も、人との接し方も「きちんとする」「いい子でいる」「優等生」

両親の教育方針や長女という環境が大きく影響しているのでしょうが、

この歳になると、仕事での失敗が許されなくなってきた事もあり、

さらに縛りがきつくなっている(自分できつくしている)と最近強く感じています

 

周りの人から見ても、私の印象はきちんとしているやシッカリしているです。

それもまた私の姿なのですが、そういう周囲の期待に応えようとしすぎる面が時に裏目に出てしまいます。

 

その1つが英語の勉強です(^^;)

せっかくの英語教室でも話す事にチャレンジできない自分がいるんですよね

 

「優等生から卒業しよう

 

40年で染み付いた心のクセは、そう簡単には落ちないですが、

今がちょうど転換期なのかもしれません。

 

英語だけではなく、仕事も、プライベートも、きっと今がステップアップの時期。

そう信じて「優等生を卒業」というより、

できないことをできるようになろうとしている自分を大切にしようと思う今日この頃です

 

伝わる心得103 ☆ 正確に聞くことから始めよう ☆

英語教室に通うために英語レベルチェックを受けました(^^)

 

そのレベルチェックをする際の説明は全て英語

難しい単語は無いものの聞きながら日本語に訳している間に次の話へ進み、

先生の話を理解できるのは半分くらい

 

ボディーランゲージや知っている単語を繋ぎあわせてなんとかなるものの、

リスニング力の無さに説明段階から涙・涙・涙

 

会議中外国人1

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

 

英語を勉強しながら強く思うのですが、

相手が話していることを聞きとれなければ、話す事ってできないんですよね(^^;)

 

けれどこれは母国語である日本語も同じ

 

「聞くは話すの始まり」

そんなテーマで研修や講演会で話す事がありますが、

この「聞く」をできない人が実はとても多いのです。

 

「聞く」といっても、その意味する所はとても深いです。

 

「聞く」には、この漢字以外に「聴く」と「訊く」があります。

「訊く」は常用漢字に含まれていないので普段は見る事は少ないでしょう。

 

「聴く」は、集中して耳を傾ける

「訊く」は、尋問するや尋ねる

「聞く」は、広く一般的に使われるもので、基本的にはこの漢字のみで表記できます。

 

では相手の話を「聞く」ときに、「何を」聞けば相手と分かりあえ、

かつ自分の気持ちや考えを伝える事ができるでしょう?

 

聞く時に大切なのは次の3つの理解だと考えています。

 

①相手の話を正確に理解すること(情報・状況・条件など)

②話しに隠された相手の気持ちを理解すること

③話しに隠された相手の要望を理解すること

 

①の「話を正確に理解すること」は簡単なようで難しいものです。

研修では実際にその難しさを感じて頂くゲームをします。

図形や絵を伝え、それをその通りに理解するゲームなのですが正確に聞き取れる人はとても少ないです。

 

その1つの原因は「聞き手の先入観」です。

人は話を聞きながら「多分こうだろう。」と想像しながら話を聞きます。

それは、それまでの経験を基にしていたり、自分ならどうするかなどを考えるからです。

 

 

本当の意味で「正確に聞く」というのはとても労力を使います。

なぜなら「聞く」というのは、聞き手が「聞こう」としなければ正しく聞けないからです。

聞いているけれど、耳を塞いで目をそらしてしまえば「正確に聞けない」のです。

 

 

 

あなたは先入観無く、相手の話に耳を傾けていますか?

話を聞いて、それをきちんと受け止めていますか?

もしあなたなら、正確に話を聞いてくれる人とそうでない人なら、

どちらの言う事に耳を傾けますか?

 

話す事は聞く事から始まります。

まずは、相手の話を正確に聞き取れる力を磨きましょう