随分前ですが、お世話になっている制作会社の社長が、
私のボイスサンプルを音声専門の会社で分析したことがありました。
なんと結果は、人が聞きやすい声の数値だったそうで、私自身驚きました
こんにちは!
フリーアナウンサー
話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)
ブログをご覧下さりありがとうございます
聞きやすい声をどのように分析したのかというのは、
専門用語が多くていまひとつ理解ができなかったのですが、
その結果は、素直にうれしく自信に繋がっています。
元々私は頭のてっぺんから出ているようなキンキン声でした。
「発声練習で低い声を鍛えなさい。」という高校時代の放送部の恩師の言葉で、
できるだけ低い所の音を鍛えていると、今の声が鍛え上げられました。
今でも疲れが溜まっていたり、気持ちが高ぶって感情的になっていると
かなり高めの声で、硬い音になっていることを自分でも気づきます。
さて聞きやすい声の特徴のひとつとして
「3000Hz(ヘルツ)」あたりの周波数が出ていることと言われます。
3000Hzというと、かなり高い音で実際は耳が痛くなるほどなのですが、
この周波数が出るのは、だいたいサ行の摩擦音が多いようです。
サ行がきれいに聞こえると全体がクリアに聞こえ、とても快活な印象になります。
どうすれば、この周波数の域が出やすくなるかと言うと、
一番簡単な方法は口角を上げること=笑顔です。
とはいえ、不自然に口角だけ上がっている笑顔だと、あまり良い印象は与えられません。
口角を無理に上げるのではなく、頬の筋肉を少し上げられるだけでも声の印象は大きく変わります。
その頬を少し上げてみて下さいとお伝えするものの、これがなかなか難しいようです
それは顔の筋肉が鍛えられていないからです。
顔には数多くの筋肉がありますが、普段の生活で必要最低限しか使っていません。
私も含め話し手のプロの人たちは日々トレーニングを重ねたり、
人前で話すことで自然に鍛えられています。
そのため、自然に顔の筋肉を使うことができます。
皆さんよくご存知のものまねタレントのコロッケさんは、
顔を自由自在に動かすことができます。
少し前ある女性誌では、
コロッケさんの顔もの真似を美容に取り入れた特集も組まれていたほどです。
表情筋を豊かに動かすことができれば声にも表情が生まれます。
しかし体の他の筋肉同様、顔の筋肉も使っていなければ衰える一方で、
自分が思うように動かすことは難しいのです。
発声や発音のトレーニングはスポーツ選手の基礎トレーニングと同じです。
良い声(聞きやすい声)を目指したいという人は、
表情筋を意識した発音トレーニングを1日5分でもいいのでおすすめします。
次回は自宅で簡単にできる発音+表情筋トレーニングの方法をいくつかお伝えします
日々の小さな積み重ねが大きな一歩へ。
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