私の祖父は紳士スーツのテーラーメードの職人でした。
紳士物だけだったので私は一度も作ってもらったことがありませんが、
それでも1着作ってもらってたら良かったな〜と、今は思います
こんにちは!
フリーアナウンサー
話し方講師・コミュニケーションコンサルタントの三島澄恵です(^^)
ブログをご覧下さりありがとうございます
司会や講師の仕事をしていると、スーツはとても重要なアイテムです。
もともとは既製品の少し値の張る(私にとって)ジャケットやスーツを買っていましたが、
2年前に初めてテーラーメードのスーツに挑戦してみました
テーラーメードは祖父の話を聞いていたこともあって、
とてもとても高価なもので私の手の届くものではないと思い込んでいました
ちょっと先に思い出話。
スーツを作っている祖父の姿はいまだに鮮明に覚えています。
生地を部屋一杯に広げて霧吹きをしたり、
大きな裁ちバサミでまっすぐに生地を切っていたり、
昔ながらの足踏みミシンで布を縫って行いったりする様は、
ワクワクとドキドキとちょっとした緊張を持って見ていました
確かミシンは、シンガーミシンだったと記憶しています。
*写真はイメージです
私は好奇心旺盛だったので、祖父の大切な裁ちバサミを触ったり、
ミシンを見よう見まねで動かしたりしては叱られていましたけどね
懐かしい祖父の姿。
テーラーメードのスーツは、そういうことを1つ1つ思い出させてくれます
さて、そのテーラーメードスーツは生地によってもピンからキリまで様々なのでしょうが、
少し値の張る既製品のスーツとあまり変わらない程度で作ることができることを知りました。
しかも、夏や冬の時期になるとセールも行なわれていてお得に作れるんです
以来、スーツを買うときはテーラーメードと決めています
2年前、初めて作った1着がこの明るめのベージュの生地。
スーツを作るときは、まず生地選びから始まります。
顔周りに充ててみたり、似た色のサンプルスーツを着てみたりして雰囲気を確認します。
生地が決まったらサイズを計測。
このサイズ計測のときにスーツの全体像が決まって行きます。
私はスカートスーツを作って頂いたのですが、
スカートの丈感とジャケットの丈感のわずかな違いで雰囲気も変わります。
また、袖の長さを7分ほどにすることですっきりと見せられるスーツになりました。
こちらが最初のテーラーメードスーツ
全体の形が決まったら、ボタン選び、裏地選び、ポケットの作りなど、
お店の方と相談しながら1つ1つ決めて行きます。
ボタンは様々な色や形があって、まるで宝石みたい
裏地は着ているときは見えませんが、脱いだ時に見える色や絵柄で遊べる楽しさがあります
胸ポケットを付けるか付けないか。
切り込みをまっすぐにするか斜めにするか。
既製品を買う時にはあまり気にしたことの無かった様々なことを、
完成品を想像しながら作って行くテーラーメードのスーツ。
私は、この工程がとても大好きです
完成までには3〜4週間ほどかかりますが、
完成した時に袖を通したときの喜びは格別です
注文したときは1枚の布でしかなかったもの。
正直、できあがりはどうなのだろうと不安もありますが、
完成したスーツを着てみると、身体にフィットする着心地。
しかも、見た目のラインもとても綺麗なのです
スーツは色や形だけで、着ている人を印象づけるものです。
またTPOに合わせて、どのように自分を表現するかを選べます。
何よりテーラーメードの良い所は、
自分の表現方法をお店の人と言うプロの第三者からの視点で考えられること。
さて今回は夏のセールに合わせて、初めての紺のスーツをオーダーしてきました。
完成は9月上旬。
楽しみです
日々の積み重ねこそ未来につながる。
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