マイクを味方に。〜マイクは叩かないで!①

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

TEDxKyotoのスピーチトレーニングについて書いていますが、今日からは少しだけ離れてマイクの使い方についてお伝えします。

今回のTEDxKyotoでは、ヘッドセットタイプのマイクが使われましたが、皆さんが普段使うマイクは、手に持って使うタイプが多いのではないかと思います。
どのタイプのマイクでも、注意点やコツがあります。

私は、ユナイテッドウェーブス合同会社の代表も務めていますが、弊社は、私が担当するアナウンスや講師業務とは別に、音響専門の部署があります。今日は、その音響専門で、長年にわたり、イベントやコンサートを担当している弊社テクニカル事業部の田村の話をご紹介します。
みなさんがマイクを使う時の参考に、ぜひなさってください。

マイクは叩かないで!①
(ユナイテッドウェーブス テクニカル事業部 田村尚)

マイクを使って話す時、そのスイッチが入っているかどうか確かめるためにマイクを叩く人がいます。そういえば以前、マイクで人の頭を叩いた人がいたことを思い出しました。「マイクを叩く(マイクで叩く)」これは私たち音響担当者が最も嫌がる行為です。

そもそも本来叩く道具ではないものを叩くというのはあまりスマートな行為ではないですね。また、叩いた時にマイクのスイッチが入っていれば、スピーカーから「ボンボン!」と音が出ますが、これもあまり気持ちのいい音ではありません。

なぜマイクを叩くことがいけないのか説明する前に、マイクで拡声する仕組みを簡単に説明します。

音とは空気の振動です。その振動がマイクの中の振動板を振動させて電気信号に変換します。電気信号はミキサーなど各種機器を通り音質、音量が調整されアンプに送られます。電気信号はアンプでその後に繋がれたスピーカーを駆動するために増幅され、スピーカーの振動板を振動させ、その振動が空気を振動させて最終的に拡声された音になり聴衆に伝わるのです。

普段人と話す時、声が空気の振動なんて感じることはありませんよね?そんな小さなエネルギーが場合によっては1万人以上の人に届くようなエネルギーに増幅されるのです。

マイクを叩くのがなぜいけないのか?なんとなく想像がつきますか?

次回は、なぜマイクを叩いてはいけないのかをお伝えします。

弊社田村のマイクのお話いかがでしょうか?

弊社に限らず、音響スタッフのみなさんはステージを支えてくれている縁の下の力持ちです。ステージでは視覚要素の強い映像演出に目が行きがちになります。しかし、司会やスピーチも映像も、会場で流れているBGMや演出時のアタックなど、全て音がなければ成立しません。

音は目に見えないので、出ていて当たり前、聞こえて当たり前の要素になっています。そうやって誰もが当たり前に感じ、自然に感じられるというのが、音響のプロのみなさんの仕事のすごさなのだろうと思います。

私は、しゃべり手としてステージで話す立場ですが、現場で安心して話ができるのは、各現場の音響スタッフのみなさんのおかげだと、いつも感謝しています。

では明日もまた、田村のコラムをお届けします。

弊社ユナイテッドウェーブスでは、司会や企業研修・スピーチトレーニングとイベントやコンサートなどの音響業務も請け負っております。
お気軽にご相談ください。

ユナイテッドウェーブス合同会社
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諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
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