マイクのスイッチの確認方法〜マイクは叩かないで!③

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

TEDxKyotoのスピーチトレーニングについて書いていますが、少しだけ離れてマイクの使い方についてお伝えしています。

弊社のテクニカル事業部で音響専門の田村の話を元に、マイクの特性や使い方をお届けしていますので、みなさんがマイクを使って話をされる際の参考になさってください。

マイクは叩かないで!③
(ユナイテッドウェーブス合同会社 テクニカル事業部 田村尚)

前回までは、マイクの仕組みをお伝えし、なぜ、マイクを叩いてはいけないのかを書いてきました。

「マイクは叩かないで!」最終回はマイクを叩かずにスイッチが入っているか確認する方法です。

①話す
「えー」「あー」や、軽く咳払いをするなど、単純ですが最も有効な方法です。

②ガリ
たいていのマイクの音が入る部分は金属の網になっています。ここを爪でガリガリとひっかくことを「ガリ」といいます。声が出せない時など、こっそり確認したいときに有効です。

ただし、「フーフー」とマイクに息を吹きかけることは叩くことと同じくらいシステムに負担がかかるのでNGです。

3回に渡ってお届けした「マイクは叩かないで!」いかがでしたでしょうか?今後マイクを叩いたり吹いたりしないよう、ご協力よろしくお願いします!

 最後に小ネタですが、マイクを叩いたり吹いたりすることの由来は・・・

初期のマイクは「カーボンマイク」という2枚の板状の電極の間に炭素の粉を挟んだ構造になっていました。使用時にこの炭素の粉が固まっているときがあり、これを解消するために叩いたり吹いたりしたそうです。(諸説あります)

弊社テクニカル事業部の田村のコラムいかがだったでしょうか?

カラオケが広まったこともあるのか、マイクはとても身近な音響機材の一つになっているように思います。
そんな身近にあるマイクだからこそ、使うみなさんには、その特質を知って、より効果的に使っていただきたいと感じています。

明日からは、どう使えばいいのかを田村の話で綴っていきますが、私自身、マイクの使い方はとても意識している部分です。

「話す力」を高めるためのマイクの効果的な使い方。
ぜひ、みなさんもマイクを味方につけてください。

前回までのブログをご覧になっていない方は、こちらも参考にどうぞ。

諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

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