心の拠り所

ここ数日のニュースなどで

9月1日が10代の自殺が最も多いという話題が取り上げられています。

(内閣府調査の過去42年間のデータから)

 

その大きな理由は年齢によって違いますが、

小学生は「家庭からのしつけ・叱責」が高く

中学生になると男子は「学業不振」

女子は「その他学友等の不和」となっています。

内閣府 平成27年版 自殺対策白書「第2節若年層の自殺をめぐる状況」より

http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2015/pdf/honbun/pdf/1-2-4.pdf

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です。

 

 

私は小中高生と関る機会も多いので、今回のこのニュースを見てとても心が痛いです。

と同時に、私の中学時代を思い出します。

 

 

恥ずかしいのですが今日は私のことをお話しします。

誤解が無いように先に言いますが、父も母も私は大好きです。

 

 

大人になってからですが、私の手を見て母が涙したことがあります。

「どうして気づいてやれんかったんやろ。ごめんね。」と。

 

私の左手には切り傷がたくさんありますが、それは全て自分でつけたものです。

自傷行為、当時の私は心が真っ暗で不幸な自分しか見えていませんでした。

最も大きな原因は成績不振による父からの叱責でした。

とういうのも父は、異常なほどに厳しい人だったからです。

家に帰りたくなく、学校に逃げ場を求めて生徒会の仕事に没頭し勉強から逃げ、

さらに成績が悪くなり、父からの異常なほどの厳しい責めに合う日々でした。

 

本当に毎日がイヤでイヤで、父も母もいなくなってくれたらと心底思っていましたし、

私自身いなくなって楽になりたいと思っていました。

 

 

 

なんで自傷行為をしていたか?

それは私なりのサインだったんだと今ならわかりますが、

当時は本当に心が真っ暗でどうすれば良いかがわからなかったのだと思います。

 

 

そんな私でしたが、なんとか今を迎えられているのは、

どこかに居場所があったからです。

 

学校に行けば友達に家庭のことを話して共感してくれる。

心配してくれる先生達がいる。

当時の私にとっては学校が心の拠り所になっていたと思います。

 

 

今に至るまでも「消えてなくなりたい」と思うことがありましたが、

その都度、私には心の拠り所がありました。

ある時期は学校の先生。

ある時期は部活動。

ある時期は会社の仲間。

そして最後の最後は、やはり親が私の最大の味方。

(こう言えるまでに随分と長い時間がかかりましたが。。。)

 

先日、鎌倉市の図書館のツイートが取り上げられていましたが、

そういう心の拠り所に気づいて欲しいと心から願います。

 

最初にも書いたように、私は10代の人たちと関る機会が多いです。

話し方を教えているのですが、様々なお子さんや親御さんとの出会いがあります。

そういう中で私にできることは、

親御さんの想い。

お子さんの想い。

それぞれの想いを繋ぐこと。

そして何より「心の拠り所」になるということです。

 

親御さんたちはお子さんが何を考えどういう状況なのか心配で仕方ないのです。

しかし一方でお子さんたちは、自分たちの想いを素直に表現できずにいることが多いのです。

私はその2つを繋げられたらといつも思います。

そうして何か困った時に、話を聞いてくれる人がいると思ってもらえたらいいなと思うのです。

 

心が真っ暗になっていると、周りの声も届きにくいでしょう。

それでも、真っ暗な心の中にも小さな明かりが灯りますように。

心の拠り所という小さな明かりに気づいてくれますように。

そしてその小さな明かりが、月日を経て真っ暗な心を明るく照らしてくれますように。

そう心から強く願ってやみません。

 

 

 

 

伝わる心得108 ☆ 何度練習しても新鮮に ☆

今朝のNHK総合テレビの番組「あさイチ」では

フィギュアスケートの羽生結弦さんがトークゲストとして出演されていました

1時間を越えるトーク番組(しかも生放送)でというのは記憶にないので、

身支度をしながらでしたが楽しませてもらいました

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

 

スポーツ競技の中でも

フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミング、新体操などのように

芸術点を競うものはトレーニングで同じ内容を何度も繰り返し練習しています。

もちろんそれ以外に、表現力を磨くことに関して様々な取り組みがあることでしょうね。

例えばクラシックバレエを習う人もいますものね。

 

 

そして何度も何度も繰り返し練習しても、

本番では新鮮な気持ちで取り組めることで、見ている私たちを感動させてくれます。

 

「何度も何度も同じ練習をしても新鮮に。」

実はこれは人前で伝えることも同じです。

 

何度も何度も練習を重ねていると、

自分では気づかないうちに独特な節回しをつけたり、

自分が話しやすいように話してしまうクセがつきやすいのです。

さらには、何度も練習しているために伝え手自身のなかでは新鮮さが薄れてしまいます。

しかし聞き手は、伝え手の話を初めて聞くのです。

 

伝えるというのは、その先にいる聞き手に「伝わる」ことが目的です。

 

「伝わる」には、何度練習したとしても、

伝え手の新鮮なワクワクドキドキした気持ちが届くことがとても大切なのです。

 

これは人前で「伝える」ことに限らないかもしれません。

例えば接客も、店員さんにとっては何度も言っている「いらっしゃいませ」かもしれませんが、

お客さんにとっては初めての「いらっしゃいませ。」だったりします。

日々の仕事ほどルーティンワークになりがちで新鮮さが失われて行きやすくなり、

「いらっしゃいませ」も心がこもっていない言葉になりがちです。

 

人の心を動かすには、まず自分の気持ちを新鮮に保てることが必要です。

 

 

羽生選手の出演にあたり、なんと7,000通以上の質問やメッセージが届いていました。

羽生選手が老若男女問わずに応援されているのが伝わってきましたが、

それは競技そのものの素晴らしさもあるのでしょうが、

話をする姿を拝見して、羽生選手の人柄そのものが私たちを魅了するのだと改めて感じました。

 

表現はその人そのもの。

話すという表現は最も身近で、一生使う大切なもの

自分磨きをしつつ、より良い伝え方を磨いて行きたいものです(^^)

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

三島澄恵の伝わる心得トレーニングは

声の出し方に始まり、話の組み立て方・話し方、ツール使いに至るまでトータルでお教えしています。

トレーニングに興味がある方はお気軽にご連絡ください。

これまでの過去の記事をまとめて読みたい方はこちらをご覧下さい。
三島澄恵のブログ→ http://heartvoice.sblo.jp
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「素直に」学ぶ姿勢

私は小学2年生から中学3年生まで剣道を習っていました。

当時、剣道の先生から言われていたのは「バカがつくほど素直」ということ。

褒め言葉でもあり、真っ正直すぎる私へのかわいさや心配もあったと思います

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 三島澄恵です(^^)

 

こんなことを思い出したのは、

先日、神奈川にある高校の放送部の生徒さんと出会ったからです

 

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*写真はイメージです。

 

 

放送部には、野球部で言う甲子園のような大会があります。

NHK杯全国高高放送コンテスト。

今回は、その大会で上位入賞を目指す生徒さんの指導のご縁を頂きました

 

私は高校放送部出身。

(ちなみにNHK杯では全国2位を頂きました。)

福岡で仕事をしているときは、

卒業後も先輩として、コーチとして、顧問として、母校の放送部と関ってきました。

またコンテストの審査員や地区の中学校の指導を務めたり、

長年、中高生の放送に携わってきましたが、東京では少しばかり縁遠くなっていました。

 

 

そんな中久々に会ったコンテストを目指す放送部の生徒さんたち。

私の話を聞く姿、素直に取り組む姿、

一言一句逃さないようにとメモを取る姿などを目の当たりにし

「学ぶ姿勢」というのを、改めて見つめ直すことができました。

 

私もコンテストを目標に高校時代を過ごしましたし、指導しながら生徒の成長を見守ってきました。

そこで強く感じているのは「素直に学ぶ」ことができる人ほど成長が早いということです。

特に学び始めの頃は、この「素直さ」が大きな武器になります。

 

けれど多くの人は「これでいいのだろうか?」「私にはこの方法が良い」や「なんでこれ?」

「こっちの方が良い気がする」など、自分なりの方法を見つけがちです。

しかもそれは、歳を重ねれば重ねるほど顕著に表れます。

 

教わったことを総合的に考えて答えを出して行く力も必要です。

自分なりのやり方を見つけて行く力も大切です。

 

けれどその前に、アドバイスや指導をしてくれる人の言葉を「素直に」受け入れ、

まずは「素直に」やってみること。その上で考えることが成長の力になると痛感しています。

 

高校生と過ごしたのは2時間という短い時間でしたが、

ぐんぐん変わる声・表現・顔つきに私はたくさんのエネルギーをもらいました

そして何より「素直に学ぶ」ことの素晴らしさを、改めて教わりました

 

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伝わる心得106 ☆ 上達に近道無し!基礎トレが力になる ☆

以前ダイエットに必死だった時は「1週間で◯キロ減!」や

「これを食べれば痩せる!」「◯◯だけで痩せる!」なんていう謳い文句に惹かれ試していました。

そして今は、「文法を覚えずに英語は話せる!」や「たった◯個の単語で会話はできる!」

そんなキャッチコピーに心動かされテキストを手に取るものの、

結局、成果を得るには近道は無いんだな〜と地道に重ねようと心を入れ替えているところです

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

楽な方を選んでしまうのは私の悪い所。

いかに楽して手に入れられるか。。。。

けれど現実は、楽して手に入れられることなんて無いんですよね。

毎日コツコツの積み重ね。

さらには基礎ができてこそ上達できるというものです

 

これは「伝える」ということも同じで、私は講師をしながらそのことを実感しています。

特に、人前で話す機会が多い人や、プロを目指す人、コンクールで成果を出したい人など、

何かしらの目標がある人こそ基礎トレーニングに取り組むことを勧めます。

 

基礎トレーニングはしなくても、ある程度までは上手になります。

けれど「ある程度」から上を目指す人は、きっとどこかで「基礎力」の壁が立ちはだかります。

発音・発声の基礎が身に付いていて、

文章が正しく伝わるための息継ぎやイントネーションの決まりがわかっていれば、

自分が考える様々な表現をつけることができます。

 

ここでは力強く!

ここでは優しく。

ここではゆったりと大きく!

緩急をつけて。

メリハリをつけて。

緊張したとしても声の震えを感じさせず、苦手な言葉に詰まることもありません。

手元に原稿があっても、話しているように読むことができるようになります。

 

基礎ができれば、どんな応用も効くのです

 

英語でも上達した人ほど、文法をちゃんと勉強することを勧めています。

暗記することも、感覚で覚えることも大切なのでしょうが、

その基礎となることがわかれば、どんな時でも使えるようになるんですよね(^^)

 

目標を持って、上手になりたい人ほど、近道を探さずに「基礎」を磨いてみて下さい。

あたの想いを伝える手段が増え、より伝わるようになりますよ

 

 

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40歳からの声づくり〜呼吸〜

前回、40歳からの声づくりのタイトルで投稿したこところ、

これまでより多くの方がご覧になって下さっていたようです。

ありがとうございます

 

もしかしたら、悩みを持つ方が多いのかもしれないなと感じ、

私自身の経験を元に、時折テーマ別に投稿して行こうと考えています

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

スピーチやプレゼンなどのトレーニングで最初に行なうのは「呼吸」を感じてもらうことです。

最近では、よく耳にするようになったので、みなさんも「腹式呼吸」をよくご存知だと思います。

 

普通は起きている間は、ほとんどの人が胸式呼吸です。

(ちなみに、寝ている時は腹式呼吸になっています

これは胸を使って呼吸しているので胸の辺りが膨らみますが、

腹式呼吸は、肺の下にある横隔膜が下がることでお腹のあたりまで息が入ったように感じになります。

 

私たちは普段、呼吸を意識することはありません。

「いま、息を吸った!」「吐いた!」そんなことを考えながら呼吸している人はいませんよね?

そのため、疲れがたまったり、ストレスや緊張が続いて呼吸が浅くなっていても、

私たちは気づくことはありません

 

特に年齢を重ねると、筋肉が硬くなりがちで徐々に肺の膨らみが小さくなっていたり、

上手く使えていない状況になっています。

 

 

私が司会やナレーションをするときに呼吸が浅くなっていると、

普段より声が高くなって硬くなりがちです。

さらには、息継ぎが上手く行かずに一息が短くなることで、

読んでいるときにつまずく原因にもなっています。

 

また呼吸が浅くなっていると、必要な酸素や栄養素が身体や脳に行き渡らないため、

頭が真っ白になることにも繋がります。

実際私は、極度の緊張状態でステージに立って

読めるはずの漢字が読めなくなるという事態に陥ったことがあります

 

 

私たちの身体はとても正直で、疲れている時には深いため息をつくことがありますが、

それはしっかりと息を吐き出すことで、呼吸を深めようとしていると考えられます。

けれどそのような無意識ではなく、意識して深い呼吸をする時間を設けてみてください。

自分の心や身体の状態を知ることができ、さらには声も自然に出せるようになります。

 

 

今回は呼吸を長くし、気持ちも落着く簡単な方法をお教えします。

私の研修でも行なっている方法ですのでお試しください

 

朝イチ発声

 

①足は肩幅もしくは、それよりも少しだけ広く開いて立ちます。

両手は下ろした状態です。

 

②まず鼻から息を吸います。

その際、写真のように両手を上に上げながら心の中で4カウント数えて下さい。

4カウント目で両手が一番上に来るようにします。(①の矢印)

 

③息を吸ったら、一度、おへその下あたり(丹田)を意識して息を落とします。

 

④口からゆっくり吐き出します。

その際、口はストローを使う時のようにすぼめ、8カウントで吐き出します。

両手もそのカウントと同じタイミングで下ろして行きます。(②の矢印)

 

⑤その後、 5カウントで吸って、10カウントで吐く。

6カウントで吸って、12カウントで吐く。という具合に徐々に長くして行きます。

吸ったカウントの倍の長さで吐くように行なって下さい。

 

吸う時は、肺にも一杯に息が入り、横隔膜がぐっと下がっていることを意識して下さい。

そして吐き出す時は、たまった息を全て吐き出すことを意識して下さい。

 

 

手を付けて行なうことが難しい場所であれば、

呼吸をするときにカウントを心で数えながら行なうだけでも大丈夫です。

まずは1日に1回からでも試してみて下さい

 

 

三島澄恵の伝わる心得トレーニングは

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40歳からの声づくり

先日、影アナを担当させて頂いた「おかあさんといっしょスペシャルステージ」

2日間で、計3回。

毎回毎回、同じクオリティのパフォーマンスを繰り出す出演者のみなさんを見ながら、

いつも感心と感動を覚えます。

 

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あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です(^^)

 

毎回、同じクオリティとパフォーマンスでいるというのは、

実はとてもとても難しいことなのだと、40歳少し前の頃に強く感じるようになりました。

 

私は声帯が強いこともあるのか、長い時間大きな声で話しても喉がつぶれることはありません。

前日に夜更かしをしたり、カラオケを楽しんでも喉が枯れたり、かすれたりということは無いのですが、

最近は体調によって声にも影響が出ていることを実感しています。

 

それを強く感じ始めたのは、全国8カ所。1ヶ月に11本の本番を経験してからです。

1ヶ月に11本というと、3日に1回の本番。

移動日や打合せ日を含めると、ほぼ1ヶ月間、リラックスできる時間はありません。

疲れや睡眠不足がたまって行くと、それが声や目の動きに如実に表れることがありました。

 

その大きな原因の1つは、

緊張や疲れから身体が硬くなり筋肉がスムーズに動かないことです。

例えば目。

目の筋肉はとても細くストレスを非常に受けやすいのですが、

緊張の上に疲れが輪をかけ、

上下左右の動きがスムーズに行かなくなり台本を読み間違うことが続きました。

 

声は前日の寝不足や疲れから、影アナウンスの時に喉に痰のようなものが絡むことがありました。

 

どれも30代半ばくらいまでには感じたことが無く、

年齢とともに身体への変化が起きているというのを実感した出来事です。

 

いつでも、どんなときでも、自分のパフォーマンスを一定に保つにはどうすればいいか?

睡眠にも気を配るようにしていますが、

様々な仕事やおつきあいもあるので思うように行かないことの方が多いので、

本番前に気をつけていることがあります。

それは身体・顔・目のストレッチをできるだけ細かく行なうことです。

 

足の裏から足全体・背中・腰・肩・口回りや顔全体、そして眼球に至るまで、

身体がほぐれると、心の緊張もほぐれて行くのがわかります。

 

 

若い時はその若さのエネルギーで乗り切っていたことが、

歳を重ねるうちに、少しずつエネルギーの使い方が変わっていきます。

 

もしあなたが、年齢とともに疲れを感じてプレゼンやスピーチをしているなら、

ちょっとしたコツでぐっと声の伸びが出てくるストレッチはいかがでしょうか?

経験を通して積み重ねた方法をお教えします

お気軽に下記のメールにお問い合わせください。

info@heartvoice.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

人生のバイブル

高校生の頃、新潮文庫の100冊がまとめられた小冊子を元に、

全てを読み終えた事があります

 

本を買うお金はお小遣いから捻出していたので、

できるだけ安く手に入れたくて古本屋さんに行って探していたのを覚えています

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

実は私は、高校2年生くらいまでは本を読むのがあまり好きではありませんでした。

好きな本と言えば、マンガ!そんな思春期を送っていました。

 

本を読むと国語力がつくという国語の先生からのアドバイスや、

放送部で朗読を学んでからは本を読む事が楽しくなったのです

それでも最初のうちは、文章を読むのが苦痛に感じられた事もありましたけど(^^;)

 

そうして出会った一冊が、

三浦綾子さんの「道ありき(青春編)」

 

三浦綾子さんの本の中で最初に読んだのは「塩狩峠」

放送部の大会で朗読部門の課題になった本です。

その時も感動し、多くの事を考えさせられましたが、

「道ありき」はさらに私の心の奥深くに入ってきて、何度も読み返す一冊になっています。

私の人生のバイブルと言っても過言ではありません(^^)

 

私は一度読んだ本や、観た映画を見返すことはほとんどありませんが、

この本だけは、擦り切れるほどに何度も何度も読んでいます。

それは作者の三浦綾子さんが、

人としての不完全さや誰もが持つであろう人間の心の汚い部分を

隠さずにしたためてくれているからです。

 

この本は三浦綾子さん自身のお話が書かれています。

戦前から教員だった三浦さんが、戦時中そして戦後の教育に疑問を持ち教職を辞し、

その後の虚無感から、二重婚約、さらには肺結核を患うに至る中で、

支えてくれる人、愛する人たちとの出会い、キリスト教との出会いでの心の変遷が描かれています。

 

私はこの本を読んで教えることについても、とても大きな学びを得ています。

教えている時やその後も

私を頼ってくれるというのはとてもうれしいと感じています。

しかし、本当の意味で、教え、育て、愛するというのは、

私がいなくても、

その人が自分の力で歩いて行くことができるようにするということなのだろうと教わったのです。

 

 

本にはこんな一節があります。

 

親が子を愛することも、男が女を愛することも、

相手を精神的に自立せしめるということが、ほんとうの愛なのかもしれない。

「あなたなしでは生きることができない」などと言ううちは、

まだ真の愛のきびしさを知らないということになるのだろうか。

(三浦綾子著「道ありき(青春編) 新潮文庫より抜粋)

 

私は企業研修や個人レッスンにも行きますが、

最終的には私がいなくても、その企業や個人が自らの力を発揮できるようにと願いながら、

いつも研修やレッスンに取り組んでいます。

 

子育てを始め、企業の人材育成などで育てる立場にいる方も多いでしょう。

 

「私がいなければ」から「私がいなくても」にも変わると、

教え方や相手とのつき合い方にも変化が生まれます。

 

人との付き合いでどうしていいか迷っている人

人一倍責任感が強い人

教えることに迷っている人

この本の中には、きっと様々なヒントが隠されていると思いますよ

 

 

おかあさんといっしょスペシャルステージ in さいたまスーパーアリーナ公演

夏休みに久々に親戚の人たちと顔を合わせた人も多いでしょうね

私も大好きな甥っ子に会いに行きたいのですが、残念ながら今年の夏は会えそうにありません

 

けれど会った時はいつも甥っ子の笑顔に元気をもらっています。

子どもの笑顔は見ているだけで幸せな気持ちになりますね

 

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

 

昨日、一昨日と2日間、

「おかあさんといっしょスペシャルステージ in さいたまスーパーアリーナ」の

影アナウンスを担当しました。

 

影アナウンス(影アナ)は、イベントスタート前や後に注意事項のお願いや会場案内をする人です。

有り難い事に、ここ4年ほど、毎年お声かけ頂いています。

 

影アナは声だけのお仕事で、しかもイベント前や後のお客様がざわざわしている時に流れます。

みなさんも何かの催しを訪れた時に耳にしているでしょうが、

耳をそばだてて聞くというより、なんとなく聞こえているという感じだと思います。

 

しかも小さな子どもを対象にした今回のようなイベントだと、

保護者の人たちもじっくりアナウンスを聞くなんて難しいものです。

 

だからこそ

「耳を傾けなくても、大切な事が伝わるように」ということに気を配りながらアナウンスをしています。

 

今回は就学前の小さな子ども対象のイベント。

大人向けのイベントよりも、ほんの少しだけ明るく・楽しいトーンのアナウンスにしました。

「案内する」というのが基本なのでやり過ぎは禁物ですが、

イベントスタート前のワクワクドキドキした感じを影アナでも共有できたらなと思っています

 

2日間、計6回公演。

各回1万2千人を越えるお客様が来場下さっていました。

子ども達はもちろん、

おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚のみなさん、

全ての人たちのキラキラした、た〜くさんの笑顔溢れる2日で、

私もたくさんの元気をもらえました

 

 

今日を迎えられた感謝を☆

昨日は終戦の日。

そして終戦から70年という節目の日でしたね。

私は2日ほど前に靖国神社に参拝に行ってきました。

多くの人が平和を願った一日ではないでしょうか。

 

靖国

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です。

 

不思議なことにこの時期はお盆ということもあり

お墓参りをしたり、自宅の仏壇をお迎え用に整えたりして、

ご先祖様と共に時を過ごした人も多いでしょうね。

 

随分以前のことですが、

大先輩のアナウンサーの方から

「手を合わせる時はお願いじゃなく、感謝を伝えるんだよ。」と教えて頂きました。

 

私は毎朝、仏様に手を合わせ、神棚にお参りをしています。

その話を聞くまでは「今日も一日見守って下さい。」でしたが、

今は「いつも見守ってくれてありがとうございます。」に変わりました。

 

いま、ここにいられることに感謝して。

新しい朝を迎えらた、今日に感謝して。

見えないけれど見守ってくれているご先祖様に、心から感謝して。

 

 

ナレーション収録の今・昔☆

 

今日はMAスタジオでナレーション収録

私が仕事を始めた20代の頃は5分・10分ほどの番組は一発録りでしたが、

デジタル処理が一般的に普及してからはブロックごとに分けて収録できるので、

一発録りのときのものすご〜い緊張とプレッシャーを感じずにすんでいます

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

一発録りって何?

そう思った方も多いですよね

 

私が仕事を始めた20年ほど前は、まだデジタル設備が整っていなかったため、

ナレーションの収録方法も今とは大きく違いました。

 

今は、BGMもナレーションも別々に処理できますし、

ナレーションを途中で間違えたとしても間違えた箇所から録り直しができます。

 

けれど一発録りはそうはいきません。

途中で間違えれば最初から録り直し。最後の最後で間違えても最初から

最初から最後まで、絶対に間違いが許されないのです

 

それは私だけでなく、音楽や効果音を出す音響効果さんはもちろん、

テロップを出したり、キュー出しをするディレクターさんも同じ。

そうです!

収録に関っているスタッフ全員、失敗が許されないのです

 

「たった5分、10分なんだから、失敗せずにできるでしょう。」

そう思う方もいるかもしれませんが、

許されない失敗という極度の緊張の中、

映像に合わせてナレーションを入れる5分・10分というのは思うように行かないことも多々あるんです。

 

例えば、ある映像から映像の間に入るナレーションが、

ほんの少し、それはわずか0.5秒ほど話し始めが遅れただけで

映像の中に入らずにやり直しなんてこともあります。

 

ディレクターのキューランプがついたのを見て話し出すというタイミングを

新人の頃は上手く掴めずにいましたしね。。。(この話はまた次回)

 

時には失敗の連鎖が起きて、いつも以上に時間がかかる事もありました

 

けれど私よりもっと前の大先輩方は、これが普通だったんですよね。

1時間だろうと、2時間だろうと、最初から最後まで止めることなく一回で収録。

その集中力たるや頭が下がります。

 

今では生放送の番組など以外では、こういう事は経験できませんから、

短い時間ながらも、私も経験できて良かったと思っています(^^)

 

 

さて、今回のナレーション収録。

このあと、オンデマンドDVDとして発売されます。

お弁当作りの内容ですので、日々の生活に役立ちますよ!

発売の日程などは、改めてお知らせしますのでご参考下さい

 

 

ナレーション・司会・パーソナリティなど、話す事に関するご依頼は随時お受けしております。

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