スピーチや講師・プレゼンテーションなどのトレーニングをしていて、
誰もがある1つの壁に打ち当たります。
それは「原稿を読んでしまう」ということです。
実はこれ、手元に原稿があるか無いかは関係ありません。
原稿を覚えて話そうとすることで頭の中にある原稿を読んでいる状態になります。
自己紹介を練習する時にでもよくあります。
原稿を読んでしまうというのは、
例えば国会答弁で議員の人が原稿を手元にしているとき「読んでいる」と感じませんか?
式典などで挨拶している人が原稿を手元にしているとき「読んでいる」と感じませんか?
聞き手が「読んでいる」と感じるというのは、話者が一方的に話しているという印象を与えます。
原稿は読むのではなく「話す」ことが必要なのですが、このスキルを身につけるのはトレーニングが必要です。
これができているのが、アナウンサーやキャスターなど喋るトレーニングを受けている人です。
できれば原稿を持たずに話せることが良いのですが、
それでは、話すことを忘れてしまうという不安を持つ人もいるでしょう。
そういう場合は、話す順番を箇条書きで書いたメモを手元に置いておくといいでしょう。
その他、スクリーンでパワーポイントや画像などを使う人は、
キーワードを上手に加えていたりすると話しやすくなります。
それでも原稿を読まざるえないという状況もあるでしょう。
原稿を読んでいると感じてしまう要因はいくつかあります。
中でも大きい要因は、不自然なイントネーションや間です。
普段の会話では、絶対にそうはならないイントネーションや間になってしまうのです。
日本語は話始めの音が最も高く、途中大切な言葉で音を上げて文末は低くなります。
疑問文の時などは例外ですが、基本は出だしが高く文末が低くなります。
原稿を読んでしまう人は、出だしの音が低くなりすぎることで、別の所で音を上げてバランスを取ります。
他にも、助詞で無駄に音を低くしてしまい、文章の意味が繋がらなくなってしまったり、
間が少なすぎたり、逆にあけすぎたり、ブレスを取る位置が違ったりなどで意味が違ってくることもあります。
こういうことを普段は意識せずにできているのですが、
いざ人前で話さないといけないときには原稿に気持ちが向いてしまい読んでしまうのです。
原稿を上手に話せるようになりたい人は、
アナウンサーやキャスターの人を聞きながら、同じように真似することをおすすめします。
私のトレーニングにも、人によってはコーラスリーディングという方法をとることもあります。
最初は同じようには言えないのですが、次第に感覚を掴むことで、上手に話せるようになります。
真似をすると個性を失うのでは?
そんな疑問を持つ方もいますが、どんなに真似をしても個性が失われることはありません。
真似をしても滲み出てくるものこそ個性です。
原稿を上手に話せるようになれば、どんな場面でも伝えたいことを伝えられるようになりますよ☆
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