話者の心得88 ☆ 原稿を上手に話す ☆

スピーチや講師・プレゼンテーションなどのトレーニングをしていて、

誰もがある1つの壁に打ち当たります。

 

それは「原稿を読んでしまう」ということです。

 

結婚式スピーチ

 

 

実はこれ、手元に原稿があるか無いかは関係ありません。

原稿を覚えて話そうとすることで頭の中にある原稿を読んでいる状態になります。

自己紹介を練習する時にでもよくあります。

 

原稿を読んでしまうというのは、

例えば国会答弁で議員の人が原稿を手元にしているとき「読んでいる」と感じませんか?

式典などで挨拶している人が原稿を手元にしているとき「読んでいる」と感じませんか?

 

聞き手が「読んでいる」と感じるというのは、話者が一方的に話しているという印象を与えます。

原稿は読むのではなく「話す」ことが必要なのですが、このスキルを身につけるのはトレーニングが必要です。

これができているのが、アナウンサーやキャスターなど喋るトレーニングを受けている人です。

 

できれば原稿を持たずに話せることが良いのですが、

それでは、話すことを忘れてしまうという不安を持つ人もいるでしょう。

そういう場合は、話す順番を箇条書きで書いたメモを手元に置いておくといいでしょう。

その他、スクリーンでパワーポイントや画像などを使う人は、

キーワードを上手に加えていたりすると話しやすくなります。

 

 

プレゼン

 

 

それでも原稿を読まざるえないという状況もあるでしょう。

原稿を読んでいると感じてしまう要因はいくつかあります。

中でも大きい要因は、不自然なイントネーションや間です。

 

普段の会話では、絶対にそうはならないイントネーションや間になってしまうのです。

 

日本語は話始めの音が最も高く、途中大切な言葉で音を上げて文末は低くなります。

疑問文の時などは例外ですが、基本は出だしが高く文末が低くなります。

 

原稿を読んでしまう人は、出だしの音が低くなりすぎることで、別の所で音を上げてバランスを取ります。

他にも、助詞で無駄に音を低くしてしまい、文章の意味が繋がらなくなってしまったり、

間が少なすぎたり、逆にあけすぎたり、ブレスを取る位置が違ったりなどで意味が違ってくることもあります。

 

こういうことを普段は意識せずにできているのですが、

いざ人前で話さないといけないときには原稿に気持ちが向いてしまい読んでしまうのです。

 

原稿を上手に話せるようになりたい人は、

アナウンサーやキャスターの人を聞きながら、同じように真似することをおすすめします。

私のトレーニングにも、人によってはコーラスリーディングという方法をとることもあります。

最初は同じようには言えないのですが、次第に感覚を掴むことで、上手に話せるようになります。

 

真似をすると個性を失うのでは?

そんな疑問を持つ方もいますが、どんなに真似をしても個性が失われることはありません。

真似をしても滲み出てくるものこそ個性です。

 

原稿を上手に話せるようになれば、どんな場面でも伝えたいことを伝えられるようになりますよ☆

 

 

 

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【アドラー心理学を受講中】

インターネットやPCのおかげで、

今は、どこにいても素晴らしい学びを得られる時代になりましたね(^^)

 

今年から、無料で学べるオンラインの大学講座を受講しています。

最初は茂木健一郎さんの「脳と創造性」を修了し、

現在は「アドラー心理学の入門編」を受講中です。

 

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心理学や脳科学への興味のきっかけは20年ほど前。

私自身の摂食障害と向き合うためにストレスケアプログラムを学んだことが始まりです。

今では研修やセミナーで教える時にプログラム作成に取り入れています。

 

アドラー心理学はここ数年、書籍も数多く出版されていてご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

私も最初は本を読んだことがきっかけでアドラー心理学に興味を持ち、今回の受講に至りました。

5週間、毎週1回更新の授業を受け、テストと課題提出を行なうのですが、

今回の授業では、ライフスタイルについて考えるというものでした。

 

アドラーの言うライフスタイルは、その人の性格や育った環境のことで、

私たちが普段使っているライフスタイルとは意味が違うものです。

 

そのライフスタイルをA〜Dのタイプにわけるチェック項目があり、

自分のライフスタイルについて考えるのですが、

私は今のライフスタイルと10年前は大きく違うライフスタイルであることが分かりました。

 

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ちなみにタイプ別の最優先目標は

A 安楽でいたい(受動的・課題達成優先)

B 好かれたい(受動的・対人関係優先)

C リーダーでいたい(能動的・対人関係優先)

D 優秀でいたい(受動的・課題達成優先)

この他にも、苦手なことや強み・弱みなど細かく診断結果が出ます。

 

私の場合、現在はAが最も得点が高かったのですが、

10年前を思い出しながら受けた結果はDが最も高く、1点差でBというものでした。

 

アドラーは

「人は変えようと思えばいつでも変えられる。それは死ぬ2〜3日前でも可能だ。」と言っています。

 

今と10年前。これほどライフスタイルが違ったのは、

環境の変化で変わらざるえない状況であったことも大きいのですが、

自分がどう生きて行くかを考えた時に、「無理をしすぎずにいたい」という想いが強くなった結果なのかもしれません。

 

今回の受講は反復学習と言って、オンライン学習後に対面学習まで受講します。

 

どのタイプにも強みと弱みがあります。

強みはさらなる強みに、弱みは強みに変えることもできるのではないかと感じています。

より理解を深め、今後の研修やセミナーのプログラムに生かして行きます☆

 

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「美貌格差になんて負けない!美声・美滑舌・美表情で見た目アップ!」

最近、「美貌格差」という経済学の本が話題になっています。

 

美しさというのは収入や売上げを左右するというもので、

これは何も組織に属して働く人だけでなく、

経営者やリーダーの美貌も関係すると書かれています。

 

見た目で生涯年収の差は2700万。

しかも、美容整形や着るもの化粧が及ぼす影響は

コストや苦痛から考えるとそれほど大きな効果は望めないとまで書かれています。

 

ではどうすれば「見た目」良く、

良い印象を与えて仕事で成果を出せるのでしょうか?

 

 

ここで少しだけ私のお話をします。

 

私は20代前半まで、いまで言うぽっちゃりさんでした。

背は168センチほどなので、かわいいぽっちゃりさんというより、迫力ぽっちゃりさんでした。

その頃はすでに話す仕事をしたいと考えていたので、イベントの司会などを大学に通いながらしていましたが、

ある時イベント事務所の社長に「人前に出るなら見た目も重要。痩せなさい。」と言われました。

 

それまでも私の容姿コンプレックスは大きく、きれいな人の前や男性の前で話すことが苦手でした。

今でもモデルさんのようにきれいな人の前やそういう人が一緒にいると引け目を感じてしまいますが(^^;)

 

そして、20代前半にダイエットスタート☆

3ヶ月で約15キロほどの減量に成功し、今もなんとか保っているところです。

 

 

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*写真はイメージです。

 

こんな経験をしたからこそわかりますが、見た目はとても重要です。

痩せてからは、周囲の対応も変わりました。

オーディションにも合格し、恋愛は上手く行き、何より自信が持てるようになりました。

そしてこの自信が人に与える印象にも繋がっているのだと、今はよくわかります。

 

かわいかったり、きれいだったり、かっこいい方が、やはり得をするのだと身を持って体験してきました。

しかしだからといって、生まれ持ってきれいな人には太刀打ちできません(^^;)

 

そこで「見た目良く」「印象度アップ」のために私が心がけているの「表情」です。

表情は声さえも変えます!

さらには滑舌も良くなり、声から生まれる爽やかな印象も作ってくれます。

一石二鳥どころではありません☆

 

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表情の中で意識するのは「頬から目」にかけてですが、

研修でお教えするとこの筋肉が上手く動かない人が多くいます。

とてもとても、もったいないです!

声のメリハリも、この表情1つで大きく変わります☆

 

わたしはこれまで長年にわたって話す仕事を続けてきました。

さらには発声トレーニングを始めてからは、もうかれこれ25年。

これまでに培った知識と経験を元に、

誰もが自分の想いを声と言葉ができるように、より効果のある方法をお教えしています。

 

普段は、企業単位でのご依頼のみの研修ですが、今回、一般募集のセミナーを開催します。

5名という少人数で、実践重視!のセミナーです☆

声・滑舌・表情を一度にトレーニング。

さらにはあなたの話し方をチェックして、伝わるコツもお教えします!

見た目格差に負けずに、「めざせ!美声・美滑舌・美表情」

 

お申し込み・お問合せは下記をクリック、

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セミナー詳細(Facebookページ)https://www.facebook.com/events/987808707925253/

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【ビジネスに役立つ!実践セミナー開催】

あなたの想いをカタチにし、ビジネスで生かせるエッセンスを様々なテーマでお教えします!

第一弾は5名という少人数で開催。
実践重視と一人一人に合ったアドバイスを行ないます。
【テーマ】
「ビジネスで信頼を高める3つのヒミツ〜声・滑舌・表情〜」
【概要】
視覚情報である「表情」
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ビジネスで欠かせないこの3つを、同時にスキルアップするセミナーです。

あなたは、声や滑舌・表情が、相手から信頼を得るためにどれほど重要だと考えていますか?
最近では「容姿」の差によって収入や売上げに差がが生まれるという経済学の研究も話題になっていますが、実際、人間は、視覚で得る情報が最も多く、次に聴覚の情報を得て物事を判断しています。


ビジネスで最も重要なことの1つは、相手との「信頼関係作り」です。

信頼を得ているからこそ、説得力も生まれます。

プレゼンテーションや営業・接客などで相手に説明することも重要ですが、

その説明に説得力と信頼を持たせるには

あなたが信頼できる人なのかどうかなのかを相手に伝える必要があるのです。


このセミナーでは、声・滑舌・表情の3つを、まとめて一度にトレーニングする方法を紹介!
また、言葉を生かす「声と表情」について実践を交えながらレクチャーします。

 

【セミナー内容】
①普段のあなたはどう見えている?
・あなたが相手に与えている印象は?

②表情を味方につける
・脳は表情によって判断している
・表情を真似する脳
・表情と声の密接な関係
・メリハリを付けて話すなら表情を生かす

③表情・声・滑舌を一度にトレーニング
・こもる声と聞き取りにくい発音を改善
・表情筋を鍛えながらのボイストレーニング

スピーチ、プレゼンテーション、営業・接客や販売・電話応対まで、
聞き手の心を掴み信頼を得るためのヒミツが詰まったセミナーです。

あなたの想いをカタチにし、あなた自身の可能性を広げましょう!

 

 


【詳細】

日時:6月23日 18:30〜20:30(18:00受付スタート)

会場:エッサム神田ホール 804会議室

〒101-0045 東京都 千代田区神田鍛冶町3-2-2

料金:10,000円(税込)
(当日、受付にてお支払いください。)
*料金に含まれるもの
・資料
・ミネラルウオーター1本(500ml)
・受講中の撮影動画と受講後のフィードバック
(メールにてお送りします。)

人数:5名

申込について
・Facebookのイベントページからお申し込みください。

お問合せはFacebookページまたは、このブログからメッセージをお送りください。

Facebookイベントページセミナー詳細

・お申し込み後に、当方からお申し込みシートをお送りします。

・その他の詳細は、お申込頂いた方にお送り致します。

 

 

【講師:三島澄恵プロフィール】

ブログWP

元NHK-FMパーソナリティ。
NHK福岡でテレビ・ラジオに8年間レギュラーを担当。
また、高校・大学などで教育関連に従事。
現在は、東京でフリーのMC・ナレーター・パーソナリティ・講師として活動。
現役の話し手として20年以上の実績を持ち、
クライアントのリピート率はほぼ100%を誇る信頼と安心を得ている。

*主な研修実績(敬称略)
◆株式会社ファミリーマートオーナーセミナー
◆保険コンサルタントコミュニケーション研修
◆社会保険労務士事務所 講師研修
◆飲食店幹部研修・新人研修
◆経営者スピーチトレーニング 他多数

詳しいプロフィールはこちらをご覧下さい。
ホームページ http://heartvoice.jp/

話者の心得87 ☆ 退屈な話を卒業しよう ☆

みなさんは講演会やセミナー・研修などで

講師の話が退屈だなと感じることはありませんか?

私が退屈だなと感じるのは、

講師の話し方が単調にもかかわらず一方的に聞く必要がある時です。

 

あくび女性

 

 

人が本当に話を集中して聞けるのは10分程度。

話をする場にもよりますが、講演会や研修だと1時間〜1時間半程度が多いでしょう。

集中して聞ける時間を考えるとかなり長い時間です。

このように話す時間が長く設定されている場合は、

5分〜10分程度で話題を変えたり、話し手を変えたり、映像を入れたりなど工夫が必要です。

私が講演や研修で心がけているのは、

これまでの投稿でも紹介していますが「参加型」です。

受講者の方に、その場で直接質問したり、感想を尋ねたり、

さらには人数にかかわらず全員でできるトレーニングを行ないます。

 

FM関西第二オーナー集会3

*ステージ上だけでなく、客席におりて行く場合もあります。

 

「研修やセミナーはトレーニングを入れてもいいけれど、講演は講師の話をする場だから・・・」

そう考える人も多いでしょう。

しかし、話者にとって最終的な目的は「話す」ことではなく「伝わる」ことです。

 

話者の想いが伝わるためには、様々な工夫があって良いと私は考えています。

 

先日、安倍首相のアメリカ議会の演説は約45分。

演説の原稿には、拍手を促す場面が作られていました。

これは話者と聞き手の参加を促しコミュニケーションを図っていることでもあります。

 

話者は単に話す人ではありません。

聞き手と繋がってこそ、話者の想いは伝わるのです。

聞き手が退屈だと思ってしまう、そんな話し方から卒業しましょう!

 

【ビジネスで信頼を高める3つのヒミツセミナー開催!】

詳しいことはこちらをご覧下さい☆

https://www.facebook.com/events/987808707925253/

 

Facebookページ

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ホームページのお問合せから欄

http://heartvoice.jp/irai.html

 

*「大切な想いを伝えるために」

三島澄恵の話者の心得トレーニングは
声の出し方に始まり、話の組み立て方・話し方、ツール使いに至るまでトータルでお教えしています。
トレーニングに興味がある方はお気軽にご連絡ください。
これまでの過去の記事をまとめて読みたい方はこちらをご覧下さい。
三島澄恵のブログ→ http://heartvoice.sblo.jp
ホームページ→ http://heartvoice.jp