伝わる心得110 ☆ 話し方はあなたを写す鏡 ☆

講師を目指す人の伝え方の研修も行なっています。

先日、その講師研修の受講生のアフタートレーニングを行ないました。

 

すでに毎週のように講師として活躍しているようで、トレーニングを始めた頃に比べるとその差は歴然!

しかし・・・

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です(^^)

 

その受講生は、経験を重ねることが何よりの上達になるのでしょうが、

私が「しかし」と感じたのは、その受講生の話し方に「慣れ」が生まれてしまっていることでした。

 

伝え手は、何度も練習し、かつ何度も同じ話を繰り返します。

そうすると話し方に「自分なりの型」が生まれてしまいます。

それが全て悪い訳ではないのですが、

最初のたったひとことの「こんにちは」さえも型通りに話してしまうために

心ここに在らずというような話し方になり聞き手に伝わってこなくなるのです。

 

 

これはトレーニングを始めて必ず訪れる状態です。

そして、決まっている原稿や決まっているパターンがあればあるほど、この状態は強くなります。

 

それなら自分の思うままに話した方が良いのでは?

そう考える人もいますが、そうではないのです。

決まっている原稿があっても、何度練習しても、何度同じ話をしたとしても、

毎回新鮮な気持ちで、かつ本気で伝えられるようにするトレーニングが必要なのです。

それは、舞台やコンサートなどで同じパフォーマンスを観客に見せていながらも

毎回、感動を与えてくれるそれに似ています。

 

「話すことは、伝え手自身を表す鏡」

私は、多くの人を教えることを通して、そう感じています。

 

「慣れ」は誰しも訪れるのですが、

それが強く表れる人と、そうではない人がいます。

強く表れてしまう人は、「これでいい」と思いがちの良く言えば楽天家なのかもしれません。

しかし、それは同時に「聞き手に対する感謝の気持ち」が失せていることでもあります。

 

今回のアフタートレーニングを受けた受講生はトレーニングに加えて、

講師として話す際の心持ちについてのディスカッションも行ないました。

たった数十分のディスカッションですが、その後に受講者の口から出てくる言葉は生き生きとしています。

 

「こんにちは」

とても短いこの言葉さえも命が吹き込まれたかのように、聞き手に伝わって来るのを感じました。

 

 

言葉は伝え手の心持ちが変わるだけで生きてきます。

だからこそ私は、「話し方は伝え手自身を映し出す鏡」だと考えるのです。

あなた自身の考えや想い、さらには人柄までが、伝えることを通して聞き手に伝わっていますよ

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

三島澄恵の伝わる心得トレーニングは

声の出し方に始まり、話の組み立て方・話し方、ツール使いに至るまでトータルでお教えしています。

トレーニングに興味がある方はお気軽にご連絡ください。

これまでの過去の記事をまとめて読みたい方はこちらをご覧下さい。
三島澄恵のブログ→ http://heartvoice.sblo.jp
ホームページ→ http://heartvoice.jp