伝わる心得111 ☆ 心と声の関係性 ☆

「どうしても自信の無い話し方になるんです。どうしたらいいですか?」

先日、研修後に相談を受けました。

 

どうしたら良いでしょうね?

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

心と声は密接です。

これは「声」というより身体と言った方がいいのかもしれません。

私たちはマイナスのストレスを受けている時は筋肉の反応が弱くなり、

逆に、うれしい時や楽しい時は筋肉の反応が強く出るのです。

 

 

それを声で実験してみましょう。

「◯◯◯◯(あなたの名前)です。よろしくお願いします。」

これを、まずは普通に言ってみて、その感じを覚えておいて下さい。

 

その後に、苦手な人を思い浮かべて同じように言ってみましょう。

苦手な人がいない場合は、あなたにとってイヤな場所や怖いものなどを思い浮かべてみましょう。

 

最後に、大好きな人を思い浮かべて言ってみて下さい。

 

 

さあ、どうでしたか?声に変化はありましたか?

 

そう、声にはあなたの心の中が映し出されます。

自信が無い時は自信の無い声になり、不安な時は不安な声になるのです。

自信をつけるには、何度も練習して「できる」という自信を持つことですが、

そうやって練習できる時ばかりでもありません。

また、急に発言を求められたり、緊張してしまうこともあるでしょう。

そういう時は、「行動に気をつける」のです。

 

 

自信がありそうに見える行動は、動きがゆっくりで、声も大きく、姿勢もいいなどがあります。

そういう動きを意識して話すだけでも声に自信が生まれます。

 

行動療法の1つに、不安な表情を作らせないためにボツリヌス菌を眉間に打ち、

しかめっ面ができないようにするという治療法もあります。

これは表情を変えることで心をプラスに向けるというものです。

 

心持ちをコントロールするのは案外難しいものですが、

行動を変えることは意識しやすいものです。

もし自信が無いと思いながら話をしてしまいがちな人は、

自信のある行動を心がけて臨んでみて下さい

 

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

三島澄恵の伝わる心得トレーニングは

声の出し方に始まり、話の組み立て方・話し方、ツール使いに至るまでトータルでお教えしています。

トレーニングに興味がある方はお気軽にご連絡ください。

これまでの過去の記事をまとめて読みたい方はこちらをご覧下さい。
三島澄恵のブログ→ http://heartvoice.sblo.jp
ホームページ→ http://heartvoice.jp

声表現は面白い!!

先日、栗原はるみさんのお弁当12ヶ月をまとめた

DVDのナレーションを担当させて頂きました(^^)

すでにきょうの料理で放送されたものをまとめているのですが、

私が担当したのは「中国風レンジおこわ弁当」の回です

どれも日々のお弁当はもちろん、食事づくりにとても役立ちます

詳細はこちらからどうぞ☆

http://www.amazon.co.jp/dp/B013QSSWM0/

栗原はるみさんDVD

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

司会や講師の仕事と違い、ナレーションは顔が見えない声だけの世界

もともとFMラジオのパーソナリティを長年務めていたこともあるので、

声の世界は大好きなのです

 

依頼者からの声のリクエストは様々。

・20代くらいの若い女の子っぽく

・冷たく冷静な女性の感じで

・明るく弾けて!

などなど、映像や雰囲気に合わせた表現がとても楽しいです

 

ナレーションの一部をご紹介していますので、ぜひご覧下さい

https://youtu.be/oKqu4EBKlF8

 

 

声に関するご依頼はお気軽にご相談ください

ホームページ→ http://heartvoice.jp

メール info@heartvoice.jp

伝わる心得110 ☆ 話し方はあなたを写す鏡 ☆

講師を目指す人の伝え方の研修も行なっています。

先日、その講師研修の受講生のアフタートレーニングを行ないました。

 

すでに毎週のように講師として活躍しているようで、トレーニングを始めた頃に比べるとその差は歴然!

しかし・・・

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島澄恵です(^^)

 

その受講生は、経験を重ねることが何よりの上達になるのでしょうが、

私が「しかし」と感じたのは、その受講生の話し方に「慣れ」が生まれてしまっていることでした。

 

伝え手は、何度も練習し、かつ何度も同じ話を繰り返します。

そうすると話し方に「自分なりの型」が生まれてしまいます。

それが全て悪い訳ではないのですが、

最初のたったひとことの「こんにちは」さえも型通りに話してしまうために

心ここに在らずというような話し方になり聞き手に伝わってこなくなるのです。

 

 

これはトレーニングを始めて必ず訪れる状態です。

そして、決まっている原稿や決まっているパターンがあればあるほど、この状態は強くなります。

 

それなら自分の思うままに話した方が良いのでは?

そう考える人もいますが、そうではないのです。

決まっている原稿があっても、何度練習しても、何度同じ話をしたとしても、

毎回新鮮な気持ちで、かつ本気で伝えられるようにするトレーニングが必要なのです。

それは、舞台やコンサートなどで同じパフォーマンスを観客に見せていながらも

毎回、感動を与えてくれるそれに似ています。

 

「話すことは、伝え手自身を表す鏡」

私は、多くの人を教えることを通して、そう感じています。

 

「慣れ」は誰しも訪れるのですが、

それが強く表れる人と、そうではない人がいます。

強く表れてしまう人は、「これでいい」と思いがちの良く言えば楽天家なのかもしれません。

しかし、それは同時に「聞き手に対する感謝の気持ち」が失せていることでもあります。

 

今回のアフタートレーニングを受けた受講生はトレーニングに加えて、

講師として話す際の心持ちについてのディスカッションも行ないました。

たった数十分のディスカッションですが、その後に受講者の口から出てくる言葉は生き生きとしています。

 

「こんにちは」

とても短いこの言葉さえも命が吹き込まれたかのように、聞き手に伝わって来るのを感じました。

 

 

言葉は伝え手の心持ちが変わるだけで生きてきます。

だからこそ私は、「話し方は伝え手自身を映し出す鏡」だと考えるのです。

あなた自身の考えや想い、さらには人柄までが、伝えることを通して聞き手に伝わっていますよ

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

三島澄恵の伝わる心得トレーニングは

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40歳からの声づくり〜睡眠〜

このところ秋の長雨というのでしょうかぐずついたお天気が続いています。

今日は久々に太陽を期待していたのですが今ひとつスッキリしない空模様です

 

季節の変わり目。

体調を崩しやすい時期ですがみなさんお変わりはありませんか?

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice代表 三島澄恵です(^^)

 

 

40歳からの声づくりと題して不定期に投稿していますが、

年齢を重ねると、若い頃には感じなかった体調の変化を感じるものです(^^;)

今回は「睡眠」についてお話しします

 

私は本番の前日は、できるだけ睡眠を取るように心がけています。

それでも前日はスタッフの人たちとの食事があったり、

ギリギリまで台本の準備をしたり、

もちろんプライベートの時間もあって就寝が遅くなることもあります。

 

ちなみに睡眠不足による体調の変化と声への影響ですが、

・心拍数が上がって呼吸が浅くなる

・わずかに身体の動きがかたくなっていて声が細くなったり、かたくなる。

・身体のむくみがあり声がハスキーな感じになる。

など他にもありますが、これらは周りの人から見るとわからない程度のことで、

数年前まで、私自身あまり感じることの無かったことなのです

 

そのため本番で思うようなパフォーマンスを上げるためにも、

前日はしっかり休めるように心がけていますが、

大切にしているのは身体を休める以上に「脳を休める」ことです

 

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脳は身体に指令を出す最も重要な部分です。

一日中働き続け、特に日中は考えて処理するために活発に働いています。

また現代は、寝る寸前までテレビやスマホ、パソコンなどを見ることで

脳は活性化したままでベッドに向かう人も少なくないはずです

本当は眠る1〜2時間前はそういうものを遠ざけたい所ですが、そうはいかない場合も多いでしょう。

だからこそ脳がクールダウンできる工夫を取り入れることをおススメします

 

とはいえ、本番前は緊張や考え事で脳が活性化していてなかなか眠れない日もあります。

寝付きが悪いと「眠らなきゃ眠らなきゃと」焦ってしまい、さらに眠れない悪循環に陥ることもあります。

 

そんな日に私が行なっている2つの方法です。

1つは、小さめの保冷剤を布に巻いて額に乗せて休む方法

特に額の辺りは脳の前頭葉と言われる部分があります。

この前頭葉は、情報収集し処理するという非常に重要な部分です。

みなさんも考え事をする時、無意識にこの部分に手を当てていることありませんか?

 

そしてもう1つは、仕事やプライベートに全く関係ないことを考える方法

何それ?と思いますよね(^^;)

眠れない時に羊を数えてみたこともありますが全く眠れず、

あり得ないほどの夢物語を想像(妄想とも言うかもしれませんが)すると不思議と眠れているんです

ポイントは現実味が無い物語です

 

2つめの方法はさておき、

頭寒足熱と医学的にも言われるように、1つめの方法は効果が得られやすいですよ

 

週末はゆっくりできる人も、そうでない人も、

心地よい眠りを手に入れる方法を試してみて下さい。

それが良い声の基礎になりますし、何より明日への活力に繋がりますよ

 

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

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伝わる心得109 ☆ バイアスにご注意を! ☆

私が話す仕事の基本を身につけたのはNHK福岡で8年間テレビやラジオを担当してた時。

それは、言葉遣いはもちろん、映像の作り方、

なにより、その情報そのものがどのような意味を持ち、視聴者にどのような影響を与えるのか?

「伝えるということは怖い」と感じるほど、その責任を学びました

 

あなたの想いをカタチにするお手伝いを。

Heart Voice 代表 三島 澄恵です(^^)

 

 

最近知ったのですが、

民間の第三者機関として、報道の正確性・信頼性の向上を促進するために活動をしている

非営利の一般社団法人があるんですね。

日本報道検証機構 http://gohoo.org/author/wanj/

 

テレビや新聞の報道は信用の高い情報だと感じていますが、

それでも人が作るものですから時には間違いもあります。

それを第三者が検証し教えてくれるというのは、情報を正しく理解する手助けになります

 

 

私が放送の仕事を始めた頃は、今のようにインターネットの情報は豊富ではありませんでした。

上司や先輩からは、

取材対象者には必ず会って話を聞くこと。

裏を取ること。

自分の足で稼ぎ、自分で確かめること。

そういうことを何度も何度も注意を受けながら番組に携わっていました。

 

時には図書館にこもって一日中調べものをして過ごしたり、

休みの日に取材に行ったりということもありました。

 

とはいえ、仕事を始めたばかりの頃は仕事量と私自身の能力が追いつかず、

取材時間を思うように取れずに失敗したこともあります。

だからこそ、「自分で確かめる。」ということの大切さを強く感じています。

 

 

当時はインターネットが普及する少し手前。

メールではなくFAXか電話。

情報はインターネットではなく図書館か新聞。

今よりも人とのやり取りや情報収集に手間や時間がかかっていました。

 

今はメールで瞬時のやり取りができ

インターネット上で様々な情報を得ることができます。

本当にありがたいなと感じています。

けれどネット上の情報は全てが正しいわけではありません。

本当らしき情報がまことしやかに広がっていることも少なくありません。

簡単に手に入り情報が多いからこそ、どの情報が正しいかをきちんと見分ける力が必要です。

そう言う意味では、以前よりも情報収集能力や選別能力がより強く求められていると感じています。

 

 

そして「バイアス」に注意が必要です。

バイアスとは偏りやゆがみという意味があり、偏見や先入観を意味します。

特に私たち人間は、自分は正しいというバイアスを持ちがちです。

間違っている情報があったとしても、自分が正しいと思う情報を選びがちです。

 

これは何も、今の時代だから注意が必要という訳ではないのですが、

これほど情報が溢れる時代で、

しかも、インターネットの仕組み上、

興味のある情報だけを気づかないうちに選んでいることが多々あります。

 

正しいと思えることが本当に正しいのか?

もし正しいとするなら、なぜ正しいのか?

自分が正しいと思ったことでも、

一度違う視点から考える力が伝え手には欠かせない力です

 

 

本気で伝えたい人こそ!本気で変わりたい人こそ!

三島澄恵の伝わる心得トレーニングは

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